Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

2019-01-01から1年間の記事一覧

金曜の夜にブルースを

金曜日のことだ。昔のバンド仲間であるリッチー(ニックネームだ。彼は日本人である)と会って来た。彼とはもう何年前になるのだろうか、五年くらい前に一緒にブルースバンドをやっていたのだ。先々週、メッセージが届いて「今度の金曜に飲みにいかない? 演…

咳をしてもひとり

風邪を引いて、週末は寝込んでいた。こういった時、一人暮らしは辛い。札幌生活を始めた最初の四ヶ月も一人だった。だが、運が良い事に風邪は引かなかった。運が良いというのはちょっと違う。札幌の一人暮らしの時は、風邪を引かないように細心の注意を払い…

愛人の日々、ではなく廃人の日々

早いもので、東京に戻って一ヶ月が過ぎた。仕事はクソッタレなので、何も書きたくない。生活に関しては、やっと自分がこの街に住んでいるんだなあといった感じになってきた。要は慣れて来たということだな。駅からアパートまでの道も、どこにどんな店がある…

不思議な人

以下の文章は札幌時代に書いたものだが、何故かBlogにアップするのを忘れていた。せっかくなので今日アップしときます。*** 「不思議な人だね」ファミレスで相方と食事をしていたら、相方にそう言われた。言われたのは、勿論、俺だ。 相方が残業で、晩御飯を…

久しぶりの帰省

この週末を使って、実家のある群馬県前橋市に帰って来た。札幌から東京に戻って、群馬に帰り易くなったというのも大きい。また、オヤジは正直言ってあまり先がないので、元気なうちに顔を見ておこうという腹積もりだ(オヤジももう80歳だから)。 札幌から群…

Crazy Mama

晩飯を買いに行こうと、アパート近くの百均ローソンに向かった。その時のことだ。30代くらいに感じられる女性の甲高い声がした。「ちょっと、何勝手にしてんだよ!」「誰がそんな事していいって言ったんだよ?」怒声だった。 声のほうに目を向けると、年齢不…

高橋一生

通勤電車に乗り、席が空いていたので、座った。と、何気なく正面に目をやると、俺の正面には、俳優の高橋一生さんによく似た人が座っていた。 そして、俺は「むむむむ?」となってしまった。その偽一生が、男性なのか女性なのか判別が付かなかったからだ。年…

無能な人

若い頃、会社の憧れの女性上司に言われたことがある。「君は器用貧乏だよね。なんでも、そこそこにこなせるけど、これといった突き抜けたものがないよね」と。 彼女は仕事のことを言っていたのだと思う。そしてそれ以外の部分も。そこは俺もなんとなく判って…

東京はアウェイの地だ

東京に舞い戻って、二週間弱が過ぎた。過去に東京に25年住んでいたと言っても、それまで東京の東のエリアに住んでいたのだ。今は西のエリア。さすがに電車の乗換とかは覚えているから不都合とかはないけれども、全てが俺にとって、アウェイでしかない。仕事…

明日から東京

明日、東京へ帰る。俺の二年半の札幌生活の終わりだ。今日は最後の晩餐。ということで、相方に「なごやか亭(札幌では有名な回転寿司。回転寿司と馬鹿にすることなかれ。美味いのだ)で晩飯にしようよ」と水を向ける。すると「米よりも肉がいいなー」とのこ…

Liveの記録(2019-05-19)

先日、札幌でやった最後のライブの音源が主催者経由で手に入ったので、ここに記録しておく。 Liveをやったのは、丁度一週間前なんだなあ。そして札幌生活も残り三日。色々なことがあっという間に過ぎていく。聴いて貰えば判るが、俺がバンドの演奏平均点を圧…

LAST GIG@札幌

先週の日曜日に、俺の札幌での最後のライブがあった。やはりバンドはライブをやると楽しいのだ。その楽しい活動も、俺が東京へ戻る事で一旦全て終了となる。残念なことだ。東京に戻れば戻ったで、旧友とまたアコースティックギターデュオも再開出来るだろう…

二泊三日の東京部屋探しの旅

先週末、二泊三日で東京へ行って来た。目的は、東京での部屋探し。それにしても、6月に東京赴任なのに、5月後半に部屋探し。これで引越は間に合うのかという懸念はあるが、考えても仕方ない。まずは住居の確保だ。金曜の朝に新千歳空港へ向かう。空港で朝食…

異邦の地なれど、離れ難く

札幌での残りの生活も二週間程度となった。現時点で、東京で暮らす部屋も決まっていないのだが、大丈夫なのか、俺? 多分、大丈夫じゃない。今週末に二泊三日で東京へ行ってそこで部屋を決めてくるのだ。そして日曜には札幌で最後となるライブもある。日曜の…

Jazzなんて下らない音楽だ

音楽を好きな人間に悪い奴はいない。こんな嘘120%の言葉があるけれども、誰が言い出したんだろう? この「音楽」の部分は何にでも置換えが効く。俺はサッカーの「鹿島アントラーズ」のサポーターだけれども、鹿島サポの中には良い人もいるだろうけれど、極悪…

男の手料理

料理は基本的には嫌いじゃない。ただ、物凄く単純な話として興味がない。これは、根本として俺が食い物に興味がないからだと思う。「食べ物に興味がない人なんているの?」そう驚く方もいるかもしれない。だが、これを「食い物」以外に置き換えれば、物凄く…

さよなら、札幌

(家から徒歩5分で、この景色に遭遇出来る。手稲山。まだ雪が残っている) 札幌に来たのが、2016年12月。札幌で約二年半暮らした計算になる。そして、今年の6月で、札幌を離れる事になった。また、東京に戻る。東京に行ったら、札幌に(仕事で)戻ることはま…

糞映画撲滅委員会設立のお知らせ

人生は短い。命短し、恋せよ乙女と言ったのは誰だっけ?先日、ケーブルTVのオンデマンドで「糞映画」を見た。正直な感想は1時間40分返せ!である。俺の人生の残りは余りないのだ。それなのに、こんな酷い映画で時間を浪費してしまった。なので、他の人が同…

ラーメンを提供して「不味い」と言われ、逆切れするのはみっともない

(2019年4月24日。大通公園より、札幌テレビ塔を撮影)不味いラーメンを喰ったら「このラーメン不味いよな」と意見を言う権利はある。金を払っているのだから。但し、店主に向かって直接言って良いかどうかというのはまた別の問題ではある。貴方がラーメン屋…

お前の言う「普通」は、どこが「普通」なのか?

世の中には、自分のやり方を押し通さないと気が済まない人が一定数いて、それに驚く。これは仕事に限った話じゃなくて、プライベートでもそうだ。そして、そういった「俺流」を頑固に押し通そうとする人は大抵年寄りだ(だいたい俺の世代)。 東京にいた頃の…

恰好良いジジイになりたい

街を歩いていると、自分よりも歳を取った人に遭遇する事がままあるんだけれども、その時に思うのが「みんな、しょぼくれてんなー」である。そりゃ、俺の人生の先輩達だから、年齢も結構いっている。それで若々しくいろというのは無理があるかもしれない。俺…

自由に生きていくのは楽じゃない

(2012年10月撮影。トルコ、クシャダス)自由に生きていく方法は100通りあると歌ったのは、浜田省吾だった。彼本人も後のインタビューで「実際にそんなに自由に生きてはいけないですよね」と語っている。俺がサラリーマンになったばかりの頃は、今みたいにネ…

人は良い事をしながら、悪い事もしている

俺は池波正太郎信者である。書く必要すらも感じないが、池波正太郎は「剣客商売」「鬼平犯科帳」「仕掛人・藤枝梅安」などの時代物小説の大家だ。亡くなって20年以上経つ。彼の小説の主題は「人は良い事をしながら悪い事もする」だ。これは首尾一貫している…

俺の話を聴け!

プロのバンドとアマチュアバンドのライブの一番の差は何か? いきなり偉そうである。テクニック? オリジナルをやるかカバーをやるか? プロでもカバー曲やる人達は結構いる。一番の差は実はMC(曲と曲の合間の客へ向けてのお喋り)だと俺は思っている。アマ…

部屋とYシャツとマイカーとギターと私

東京時代の友人(40代、男性)と暇つぶしにラインで遣り取りをしていたら「今度車買うんで、今貯金中」と彼が返してきた。あれ? 彼は車好きで、結構良い車に乗っているはず。確か、500万円くらいの外車に乗っているんじゃなかったか。「500万くらいするポル…

泣きっ面のニューフェイス

夜の8時。仕事の帰り。地下鉄に乗り込んだ。運良く席が空いていた。座れる。お気に入りのビル・エバンスを聴きながら、ほっと一息ついた。 俺の正面に女性が座っているのが見えた。歳は若い。20代前半だろうか。顔が滅茶苦茶小さい。芸能人の佐々木希さんに…

陽気なギャングは地球を回しているのに、俺達は一体何を回しているのだろう

ニュース番組を見ていたら、小田急線(東京の私鉄。新宿が終点/始発なので、とにかく混む)が止まって大混雑になっている事を報じていた。テレビで見ると駅は人が溢れ、代替輸送の駅前には大行列が出来ていた。それを相方と見ていたのだが、二人して「うわ…

リアルにマジでヤバい

この歳になると、若者言葉を受け入れるのが、なかなか難しくなってくる。というか、若者言葉が何なのかよく判らないってのがまずあるけれど。最近、芸人の出川哲朗さんが「リアルにガチで?」という決め台詞をよく使う(前から?)。なんか聴いた事あるなあ…

人を好きになるということ

「老人ホームで70代後半の男女が痴情のもつれで殺傷事件を起こした」この衝撃的なニュースをテレビで見たのは、まだ俺が10代の頃だった。事件の概要としては、A男、B男さんがC子さん(全員70代後半)を取り合い、A男がB男さん、C子さんを殺傷したとい…

チュニジアの夜

(モロッコ、エッサウイラ。2014年11月撮影) モロッコの夜も素敵だが、チュニジアの夜も悪くない。などといきなり上段ぶった冗談から始めてみた。モロッコは行ったことがあるが、チュニジアは行ったことがない。一度行って、自分の目で「チュニジアの夜」を…