Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

ベトナム旅行(5) 2023/09/21 旅行3日目 プールサイドで金持ち気分、そして夜の旧市街を散策

旅行3日目。昨日、ホイアンの旧市街は歩き回った。土産もある程度買えた。明日はフエへ移動である。今日一日はもう、のんびり過ごそうと相方と決めた。
起きて、まずは朝食。食事は昨日となんら変わらないのではあるが、玉子料理を頼めることが判ったので、スクランブルエッグを調理して貰う。フォーも作って貰ったのだが、サービスでかぼちゃを入れてくれた。正直要らなかったのではあるが、好意を無碍にしてはいけない。

食事を終えて、せっかくなのでホテルのプールサイドで金持ち気分を味わおうということになった。ラスベガスに行った時(15年以上前の話だが)、ホテルのプールサイドで寝そべって小説を読んで過ごしている白人の金持ち達を見て以来、いつか自分もやってみたかったのである。

相方は水着を持って来ていたが「陽に焼けるのが嫌だ」と着替えぬまま。俺は水着になって、時々プールで泳いだり。とか言っているが、俺はカナヅチなのである。下の写真に写っている汚い足は俺の足だ。見苦しい物を見せて申し訳ない。これは俺がデッキチェアに寝転がって撮った写真である。つまり、これが寝ていて見える景色ということになる。正しく南国だなぁである。

空が青い。

下はレセプション横の客の待合場所である。ここも南国風味満載で、見ていて気分が良い。

12時過ぎくらいまで、プールサイドでダラダラしていたのだが、さすがに暑さに耐えきれなくなってきた。アンブレラがあるので、直射日光は防げるが、とにかく湿気と暑さの二重攻撃が半端ない。
昼過ぎには部屋に戻った。後はベッドの上でダラダラするのみ。ダラダラし過ぎである。だが、今回の旅行はあくまでも「観光」でなく「休暇」という目的で来たのだ。だからある意味これは正しい時間の過ごし方とも言える。

夕方の4時を回ったので、そろそろ良いだろうと出掛けることにした。俺は3時間くらい昼寝をしていたようである。
下はナイトマーケットの準備を始める人達。屋台を作って、小物などを売って生計を立てていけるのだろうかと、素朴な疑問を持つ。日本人の感覚からすると、「これじゃ食っていけないんじゃない?」と思うのだが、実情は判らない。

相方がお腹が空いたと言うので、旧市街の川沿いにあるレストランを物色。どの店も入り口にメニューが置いてあるので(値段も判る)、選びやすい。ただ、メニューを見ていると、必ず店員に声を掛けられるのが鬱陶しいが。
相方が「ちょっとベトナム料理も飽きてきたから、洋食が食べられる店が良いね」とチョイス。こういった店選びは、日本だろうが海外だろうが、相方に選択権がある。俺にはない。世の夫の90%はそうだと思うが。違うのかな?川沿いの景色が見られる席に案内される。

「お茶が飲みたいよねー」と言い合う。さすがにコーヒーとミネラルウォーターばかりなので、お茶が恋しい。いや、本音を言うとビールとテキーラが恋しいのだが、それは口外法度なのである。酒止めるなんて言わなきゃ良かった。俺は死ぬまで自分のこの失言を後悔し続けることだろう。
ジャスミンティーがメニューにあった。俺はホット、相方はアイスを注文。俺がホットにしたのは、氷が怖いからだ。ジャスミンティーが運ばれる。

「なんか、俺達の知ってるジャスミンティーと違くね?」相方と囁き合う。見た目、ウーロン茶みたいだ。味も微妙に俺達の知っているものと違う。尤も何が正解なのかも判らないのではあるが。
リバービューのテーブルを用意してもらったので、川沿いを歩く観光客の人達が目に入る。


相方の所望したピザが来る。一口食べて相方が「冷凍じゃん! マルエツのと同じ味だよー」とショックを受ける。マルエツというのはうちの近所のスーパーだ。ピザにケチャップが添えられている。ベトナム人はピザにケチャップを着けて食べるのだろうか。

次いで生春巻き。相方が「これもマルエツの総菜コーナーの春巻きと同じ味だよー。やっぱり調べないで入ると、失敗するなー」と残念がっていた。この店のレベルが低いのか、それともマルエツの品物はベトナムに匹敵するのか、どちらであろうか。

俺の注文したパストラミビーフバーガー。これはなかなか美味かった。ま、俺は馬鹿舌なので、大抵のものは美味い美味いと喰うのであるが。

相方がベトナムに来たら食べたいと言っていたバインセオ。これはさすがの俺でも「大したことねえな」と判る味だった。

今回の旅行で唯一のハズレがこの店だったかな。トータルで約60万ベトナムドン(VND)。約3,600円。相方と「一番不味かった店が一番高かったね」と苦笑しあう。
でも、その代わりに景色が良いから、行って来いである。陽が落ちて街の雰囲気が変わり始める。

海外旅行恒例の、俺が街の風景を納めようとすると、スタイルの良い観光客が【勝手】に写り込むという事象がまた発生した。君達、俺の写真の邪魔をするのは止めてくれないか(しらじらしい)。

食事を終えて、夜の旧市街を散歩することにした。夜はランタンが灯って非常に幻想的な良い雰囲気だ。若いカップルでここを歩けば、非常に良い空気になることは必至であろう。

ランタン屋の前で記念撮影を撮っている人達多数。無料でやれる訳ないだろうから、お金取ってるんだろうけど、いくらくらいなんだろうか。あと、多分中国の人だと思うけど、お父さん、お母さん、子供全員で同じファッションに身を包んでいる人が多かった。あれは観光に来る時の中国スタイルなのだろうか。恋人同士でも同じ服装(昔の言葉でいうところのペアルックだ)をしている人達が何人かいた。

相方はここでランタンを購入。1つ2万VND。たったの120円だ。安い。相方は3つ購入した。帰国後はリビングに飾ってある。

下は相方が購入したランタンである。ベトナムぽくて良い。リビングの雰囲気は全然ベトナムじゃねえけどな。

時間もまだ早いのでお茶でもしようとなった。昨日、生バンドの演奏があった店に入る。相方はレモネード。相方から「ビール一杯なら飲んでもいいよ」とお許しが出たのでビールを物色。SMALL、PINT、PITCHERとある。さすがにPITCHERを頼んだら殺されるであろう。我慢してPINTにする。日本でいう「生大」ですな。

ここで、太腿の見えるセクシーなドレスを纏った女性シンガーが登場して"Every Breath You Take”を歌う。眼福、眼福。俺のデジカメの性能と俺の腕だと夜の景色は大抵ピントが狂う。残念なことである。

2曲歌って、男性シンガーと交代。歌はこちらの男性のほうが上手かった。昨日も聴いた"Fly Me To The Moon"を聴く。ベトナムの夜にJazz。悪くない組み合わせだ。


ホテルに帰ると、ランタンがお出迎え。これも良い景色だ。

今日は格別何かをした訳じゃない。プールサイドでのんびりして、旧市街のレストランで食事、夜の旧市街を散策、そしてビールを飲みながら、Jazzを聴く。
やった事はそれだけだ。でも、それだけで充分じゃないか。俺は思う。