Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

シンガポール旅行(7)最終日 大観覧車に乗って、シンガポールを後にする 2022/09/08(木)

シンガポール旅行5日目。つまり最終日だ。楽しい時間はあっという間に過ぎる。小学生の頃、夏休みは1ヶ月あったが、すぐに過ぎ去った。大人になっても同じだ。土曜と日曜は平日の半日くらいの体感時間。それと同じこと。
旅行も始まって、すぐに最終日を迎える。子供であろうが、大人であろうが楽しい時は短く感じるのだ。

マリーナベイ・サンズのチェックアウト時間は11時。そしてこのホテルは朝食が付かない。オプションで付加可能だが、1食45シンガポールドル(S$)掛かる。朝食に4,500円は高過ぎる。相方は言う「朝食はつけなくて良いよね。どこか外で食べれば良いもんね。昨日のおじさんのラーメンでも良いなー」
相方はすっかり、昨日のフードコートのラーメン屋に魅了されたようである。この旅行記を書いている今日も「あのおじさんのラーメン、また食べたいなぁ」と言っていた。今も忘れられない模様。

「最後にもう一度、インフィニティプールに行こう」と相方の提案で、俺達はプールに行く。昨日、充分堪能したし、今更何かする訳でもない。プールとシンガポールの街を眺めてのんびりするだけだ。

ちなみに、インフィニティプールは、大人専用エリアと家族用エリアに分かれている。家族用エリアだと子供達も入れるのだ。ちょっとそちらのエリアは色々な意味でうるさいかもしれないな。

と、またもや俺が写真を撮っていると、何やら写りこんだ気もしなくもない。ええと、一つ言っておきます。下の画像の右隅に何か見える人は、心が汚れている人です。心が綺麗な天使の優しさを持った人にはプールとシンガポールの街以外何も目に入らない筈です。

プールの中には昨日入ったので、俺も相方もデッキチェアに座って、ぼんやりしているだけ。下は予約席とプレートが置いてあるのだが、図々しく相方は座っていた。ま、これも記念にという奴だ。

さて、1泊だけしか出来なかったが、マリーナベイ・サンズともこれでお別れだ。オンラインチェックアウトが出来るので部屋でチェックアウトを済ませる。今は便利な時代であるなや。
下の写真は俺達の旅のお供、クマジロー君とクマエちゃん。抱き枕である。相方の愛用品なのだ。せっかくなので、絶景をバックに記念撮影。

チェックアウトしたが、飛行機の時間は夜の7時。それまでまだ間がある。ホテルスタッフにお願いして、スーツケースを預かってもらう。このチェックインカウンターの壁のデザイン、なんか見たことあるなあと俺が考えていると、相方が言う。

「なんか、ターミネーター2、こういう敵がいなかった?」
ああ、液状型ターミネーターがやられた時の弾痕だ。

相方と館内を歩く。相方がトワイニングのショップに入る。可愛いお茶缶が多数ある。これ、可愛いけど、嵩張るし持って帰るのは無理だなあ。もっと小さければ、買うのだけれども。相方は友人への土産にトワイニングの紅茶の詰め合わせを買おうか考えていた。「空港だと免税でもっと安く買えるんじゃないかなー」とその作戦は失敗した。空港のほうが値段は高かった。策士、策に溺れるの巻きである。

トワイニングのティールームがある。相方が「せっかくだから、ここで朝ご飯にしようか」と言う。朝ご飯というか、時間的にはブランチかな。
入り口に貼ってあるメニューを眺め、お約束の衝撃「朝ご飯、42S$だぜ」。朝飯が4,200円かよ。さすがにトワイニング、舐めてたわ。ちなみに1人前の値段ね。

「止める? フードコートにする?」相方が俺に尋ねる。金を払うのは俺だから、俺に選択権を委ねているのだ。だが、相方から「記念にトワイニングのカフェで朝食摂りたいなー」オーラが出ているのをひしひしと感じる。
「いいよ。せっかくだから記念にここで朝ご飯食べよう」
店に入り、ブレックファストを注文。まずは紅茶が運ばれてくる。でかいポットに入っていて、3杯ほど紅茶を楽しめる。

プレーンオムレツと、キノコ、ソーセージ、プチトマトのソテー。それに小さいパンが付く。これで4,200円かあ。ま、場所代と名前代だな。味は正直全然大したことない。旅の記念に、という代物である。

食事を終え、俺達は「シンガポール・フライヤー(大観覧車)」に向かうことにした。遠くにマーライオンが見える。これで、マーライオンともいよいよお別れだな。人生で2回もマーライオンのご尊顔を眺めた。もう充分だろう(笑)

ホテルから徒歩で10分も掛からずに、シンガポール・フライヤーに到着。それにしても人がいない。営業してんのかな?と訝しむほど。オープン時は、なんでも世界で一番高い観覧車だったらしいのだが、今は抜かれたらしい。どうも、流行っている観光スポットの雰囲気じゃない。

確か営業が13時半スタートだったかな。チケット売り場が開いても、行列はこの程度。かつては世界ナンバーワン観覧車の名を欲しいままにしたのだろうけれども、今はこの体たらく。15分程度並んだだけでチケットは買えた。代金は1人22S$だったかな。26S$かもしれない。良い値段取るなあ。

観覧車に乗るまでの通路は飽きさせないように近未来のデザインや、ポップなアートで客を迎えてくれる。尤も、全然混んでいなかったから、特に退屈はしなかったけれどもね。このデザインのTシャツとか売っていれば買うのに。

観覧車に乗りこむ。観覧車は最大30人弱乗れるらしいのだが、コロナ対策なのか、一つの箱に10人程度しか乗せない。のんびり乗れて良い感じである。

マリーナ・ベイ・サンズの横顔を見ることが出来る。この観覧車に乗らないとこの景色は見ることが出来なかったから、シンガポール・フライヤーに乗った意味はあったかもしれない。

昨日、少しだけ楽しんだガーデン バイ ザ ベイもよく見える。一周30分程度。短か過ぎず長過ぎず、丁度良い感じだ。

さて、もう俺達がここでやれることは全てやった。あとは空港に行って、土産を買って日本に帰るだけだ。

マリーナベイ・サンズに戻り、スーツケースをピックアップして、地下鉄で空港へ向かう。最後の最後にこの立派なホテルの空気を楽しみながらホテルを後にする。

空港に着き、免税店で土産を物色。俺はピアノとSaxの先生にそれぞれマーライオンの形をしたチョコを買ったり。相方も友人への土産をいくつか買っていた。俺はここで、一枚Tシャツを購入。海外に行くと、俺は必ずTシャツとマグネットを自分自身への土産に購入しているのだ。

「最後に何か食べていこう」
相方はチキンライス、俺は謎のヌードル。味は見た目通り。どちらも約7S$(700円くらい)。空港での食事と考えれば、それほど高くない。

俺が「このラーメン、インスタントラーメンみたいな味だなあ」と呟くと、相方が「やっぱりあのおじさんのラーメンが良かったなあ」と言っている。どれだけあのラーメンに惚れたんだよ。
下はフライト待ちの相方。

帰りの機内食。味は見た目通り。もう帰りは旅行も終わりでモチベーションもすっかり下がっているので、特に書くような事もなし。

最後に、俺が自身への土産に買ったTシャツとマグネットを載せておこう。黒地に文字がぐちゃぐちゃ書いてあるほうは、ユニバーサルスタジオ・シンガポールで買ったもの。灰色地のほうは、空港の免税店で購入。どちらも4,000円弱だ。あと、ユニバーサルスタジオで買ったミニオンズのマグネット。オッサンの俺が言うのもなんだが、ミニオンズのマグネット「可愛いよね」

こうして、3年振りの海外旅行は無事に終わった。今考えると、奮発してマリーナベイ・サンズに2泊しても良かったかもしれない。だが1泊しかしなかったから、逆に貴重だったのだとポジティブに思うことにしよう。

2019年にスペイン-モロッコに行って以来の海外旅行、充分に俺達は楽しんだ。これにて2022年シンガポール旅行記はお終い。
お付き合い下さった方には感謝しかない。