Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

大阪 USJへの旅 最終日

大阪旅行3日目。そして最終日。
今日は大阪駅まで出て、劇団四季の「オペラ座の怪人」を観劇して神奈川へ帰る。それだけである。元々、最終日は劇団四季を見る予定はなかった。
初日、2日目でUSJを遊び倒したら、最終日は大阪観光でもしようかと相方とは話していた。
「なんか見たいところある?」
「そーだなー。道頓堀に行って、あのグリコの看板見たいかな」
その程度である。絶対に見たいという程のものでもない。なんか観光したいかと問われたから、だったら程度で返した答え。
相方が言う。
「大阪駅から伊丹空港までリムジンバスが出てるからそれで帰ろう。でね、そのリムジンバスが出る場所に、劇団四季の劇場があるんだよね」
「劇団四季というと、オペラ座の怪人か」
「うん。せっかくだから、見てみない?」
正直、劇団四季に対しては何の思い入れもない。オペラ座の怪人も特に見たいというものではない。それでも相方が見たいというのなら、1度くらいは付き合うか、その程度である。

ホテルを10時過ぎにチェックアウト。ここから大阪駅までは電車で15分程度だと言う。大阪の電車に乗るのは十何年振りかな。

大阪駅に着き、まずは劇場まで行く。相方のスーツケースをコインロッカーに入れる為だ。それにしてもいつも思うのが、どうして女性の荷物というものは、こうも多いのか。俺なんか、3日分のTシャツ、トランクス、ハンカチそれくらいである。ま、男と女の荷物の量を比較したところで意味はない。女性はどうしても色々必要だからね。

時間は11時。観劇は13時から。ランチを済ませようと大阪駅の駅ビルのレストラン街に行く。俺達はピザを食べられる店に行こうとしたら、11時の時点で既に10組待ち。
観劇に遅れたら意味がないので、諦めてすぐに入れる店を探す。ラーメン屋とタイレストランが空いていた。
「どっちにする?」
「あのラーメン屋は東京にも支店あるはず。タイ料理にしようか」
となって、タイレストランでランチ。相方から、「この店(タイレストラン)、東京にも支店あるよ」と後で言われて、がっかり。ま、とりあえず腹が膨れれば良いのだ。

食事が終わった後、相方は大阪駅の売店で豚まんを購入。どれだけ気に入ったのかという話である。

劇場に行き、芝居が始まるのを待つ。俺は劇の始まる10分前にネットでオペラ座の怪人を復習。そうそう、顔の醜い男性が美女を好きになる話だよなあ(随分アバウトだな)と思い出す。と、この設定は、井上夢人の「ラバー・ソウル」という作品もそうだ。
いわゆる美女と野獣的な話というのは、作家は作りやすいのかもしれない。

『オペラ座の怪人』が始まる。俺は、怪人と美女とその恋人の三角関係がメインで進むのかと思っていたら、割と劇中作が多く挿入されていて、それがなんというか、話の流れを寸断していて、途中で5、6回程寝落ちした。

これは劇団四季が悪い訳でもなく、オペラ座の怪人が悪いのでもない。ミュージカルを観る属性のない人間(俺のことだ)がそういった種類の芝居を観るから、退屈に感じるのだ。
生魚が苦手な人間が銀座の高級寿司屋に行っても、金と食材を無駄にするだけ、それと同じである。

後で相方に訊いたら、相方も途中で寝落ちしたらしい。相方もミュージカルの属性はないようだ。ただ、一度でもこういった経験をするかどうかというのが肝要なのかなという気がする。
USJで遊んだおまけにオペラ座の怪人を観た、それで良いではないか。劇団四季のファンの方には怒られそうだけど。

夕方の飛行機で羽田空港へ帰り、その後はバスで川崎まで。川崎に着いた頃は8時半を回っていた。さすがに2人とも、ヘロヘロ状態で「ラーメンでも軽く食べて帰ろう」となった。
川崎でチャンポンを食べて、今回の大阪旅行は終了となった。USJで遊びまわったせいで、かなり疲れたけれども、この3日間は悪くなかった。

俺も相方も共に仕事でストレスを抱えた日々を過ごしている。たまには、こういったガス抜きも必要なのだ。うん。