Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

シンガポール旅行(5) 3日目 マーライオンとマリーナベイサンズ 2010/10/17(日)

11年前に行ったシンガポール旅行の記録。今回はその5回目。当時書いたものを、修正してアップしている。
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さて、実質2日目にして最終日である。土日使っての突貫旅行なので致し方ない。昨日はユニバーサル・スタジオ・シンガポールで遊び、本日はマーライオンを観る。日本にいた時に決めていた予定はそれだけである。ホント、何にもないな。シンガポール自体、それほど大きい国でもないので、徹底的に遊ぶにしても、3日もあれば充分じゃないかという気がする。勿論、シンガポールの隅から隅まで遊び倒す、という覚悟の場合はこの限りじゃないだろうが…
ということで、相方の友人Mさんとは11時にフードコートのあるビルの入り口で待ち合わせの約束をしている。まだ時間があるので、コンコルド・ホテル(俺達の滞在したホテル)の近くをぶらぶらと歩く。おっと、スターバックス発見。うーん、本当に日本にある大抵の店がシンガポールにはあるね。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015201j:plain

スタバの本場であるアメリカでは、ラスヴェガスでもサンフランシスコでもスタバは滅茶苦茶不味かった。本当にスタバってアメリカ発祥なの? と言いたくなるほど。シンガポールのスタバの味は日本と同じような感じでOKだった。
そして街で両替所を発見したので換金する。空港やホテルでの両替はレートが大抵悪いから、街で替えたほうがベターだ(多分)。もっとも、我々みたいに3、4万円程度の両替じゃそれほど変わらない気もしなくもないけど。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015223j:plain

ここでいくら両替したっけなあ。あんまりよく覚えてないな。よく考えたら、シンガポールに行ったのは3ヶ月も前だしな。もっと早く旅行記は書いておくべきだな。※この旅行記を最初に書いたのは、シンガポール旅行が終わって3ヶ月過ぎてからである。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015246j:plain

Mさん家族と遭遇。Mさんのご主人は仕事とのことで会えず仕舞いだった。その後、Mさん一家はアメリカへ移住してしまったので、俺はMさんのご主人とは一度も会わないままということになる。いつか会う日は来るのだろうか。下の写真の黒いブラウスが相方、白いショールを纏っているのがMさん。Mさんは女優の満島ひかりに似た美人さんである。相方の友人は美人が多い。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015319j:plain

まだ食事には早いということで、Mさんの提案で魚エステに行く事にする。これは何かというと、水槽の中に素足を突っ込むと、小魚がやってきて足の古くなった角質などを食べてくれるという代物だ。日本でも同じようなサービスがあったかと思う。ドクターフィッシュという名前じゃなかったろうか。
代金は25S$(1,500円程度)だ。30分足を突っ込んで居られる。ということで、まずは足をシャワーで洗う。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015357j:plain

水槽の中には小魚がたんまり泳いでいる。俺のような年寄りの古い皮膚がたんまりついてる足だと、さぞや食いでがあるであろう(笑) ちょっと見づらいが、水槽の中に小魚が大量にいる。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015419j:plain

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足を水槽に突っ込むと、あっという間に魚が足にまとわりついて来る。Mさんの息子君は「くすぐったい、くすぐったい」と悲鳴をあげていた。俺は鈍感なのか、特にそういったものはない。が、なんとなく「あ、食べてるんじゃね?」といった感じで、気分が良い。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015446j:plain

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30分ただ、ぼぉーっとしてるだけであるが、結構面白い。実際はデスクトップのPCなども置いてあるので、ネットサーフィンなどして時間を潰すのだと思う。俺は初体験で面白かったので、ずっと魚を観察していた。
ということで、足もすっきりしたところで食事に向かう。昨日の晩飯に使ったフードコートはちょっと小汚い感じだったが、さすがに今日はもうシンガポール滞在も長いMさんのお勧めの場所なので、比較的小奇麗な感じだ。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015517j:plain

やはり、なんというか中華系の料理が多かった。大抵の料理が5S$(300円)で食べられる。だいぶに安い。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015602j:plain

俺はやはりお約束で、ラーメンっぽい物を選んだ。実にこのシンガポール滞在中、最終日の朝、空港のバーガーキングでハンバーガーを食べたが、それ以外は全て麺類だった。どれだけ麺好きなんだ、という話である。そして、昼からビール。ビールは6.5S$(400円)。ラーメンよりビールのほうが高い(笑)f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015625j:plain

相方は飽きもせず、またもやチキンライス。だが、昨日の朝食に食べた奴よりは断然見た目も美味しそうだ。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015643j:plain

相方は友人Mさんとお喋りに興じているので、こちらは息子君達の相手をしながら、ビールをグビグビと飲む。昼間に飲むビールは美味いんだよなー。ここで、3本程調子づいてビールを飲んで結構良い気持ちになる。
Mさんは息子君達にせがまれて、かき氷を買う。それにしても、すげー色だな。毒々しいぞ。それと日本人にはどうしても承服出来ないのが、かき氷にコーンが乗っている点だ。なんで、コーンなんだ?f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015716j:plain

食事を終えて、まだ時間があるので、Mさんお勧めの植物園に行こうという話になった。フードコートから外へ出ようとすると、なんと吉野家発見! 本当に日本にあるものはなんでもあるんじゃないかって気がして来た。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015735j:plain

巻き寿司も売っている。うーん、シンガポールなんて駐在日本人が多いだろうから、こういった食い物はニーズがあるんだろうね。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015753j:plain

バス停に行くのは良いが、その目当ての植物園に行くにはどのバスに乗っていいのか、とんと判らない。当然、こちらは全てMさんにおんぶに抱っこである。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015815j:plain

15分程走って、目的の植物園に到着。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015833j:plain

緑が青々と茂っている。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015853j:plain

池などもある。無論、東南アジアだから、緑が多いのは良いけど、湿度も日本並というか、日本以上に凄い。延々とむぁーっとした湿気たっぷり状態の空気の中を歩く。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015910j:plain

ちょっとした緑の小径って感じで、気分はなかなか良い。若者達のデートコースには最適ではないかと言う気もする。若者が遊ぶ場所にしては、地味かもしれないけれど。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015928j:plain

道を歩いていると、小さな滝などもあったりして、これもまた気分が良くなる。人間てのはさ、水を身近に見たりすると気持ちが良くなるよね。やっぱり生物は水から生まれたからなのかな?f:id:somewereborntosingtheblues:20210616015953j:plain

植物園の名前が判明した。一応国立公園なのか。なるほどね。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020025j:plain

なんか、いかにも植物園的な風景を何枚か載せておこう。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020046j:plain

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ここでMさんが気を効かして「写真撮ってあげるよ」と言ってくれた。Mさんにしてみればシンガポールはご主人の仕事都合による滞在地でもう見飽きた風景だろうが、俺と相方はこの2日間しかいない旅行先だからね。記念にという奴だ。今回の旅行で写真は全部で150枚くらい撮ったが、俺と相方のツーショットはこの1枚だけである。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020158j:plain

いくら植物園でマイナスイオンたっぷりとは言え、気温も高いし(多分、30度は超えてる)湿度は尋常じゃない。さすがに年寄りなのでばててきた。そこへ天の助け。クールハウス。冷房が効いている建物があるとの案内が!f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020231j:plain

クールハウスの中は名前の通り、冷房が効いていて、とても気持ち良い。この中にいると外に出るのが嫌になる。なんか見た事あるような植物が。これ、食虫植物じゃないか? ウツボカズラだっけか?f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020250j:plain

クールハウスを出て、その緑を満喫しながら(ってゆーか、緑しかないというのが正解だが)、さらに散歩する。ぶっちゃけ植物公園なんて、散歩以外にやることないんだけどね(笑)
この公園の散歩も終わり、カフェみたいなとこでお茶をする。相方とMさんはお喋りに夢中。なんで女性ってお喋りが好きなんだろうね? 男には永遠に理解出来ない事象だな。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020313j:plain

時間も午後の2時半くらいになったので、Mさんは息子君達を昼寝させなきゃいけないということで、シンガポール周遊バスに乗る。ここでバイバイという事になった。シンガポール周遊バスは24S$で、一日有効。Mさんから、マーライオンの場所を教えて貰う。
当然、シンガポールに来た以上は、マーライオンを見なくちゃね、ということで、俺達も周遊バスに乗ってマーライオンを観に行く。
下の写真はシンガポールの中心部になるのかな? 大都会って感じですな。南国の都会って感じがする。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020407j:plain

マーライオンを観るのに一番近いバス停留所で降りて、しばらく歩く。おっと、見えてきました、マーライオン。人が沢山いるな。やっぱり観光客が記念写真を撮ってるんだろうなぁ…f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020436j:plain

で、てくてく歩いていて遭遇したこの景色。正直マーライオンなんかより数倍衝撃を受けた。これ、凄いビルだな。どうやって建築したんだろうね。このビルの上に乗っている船はレストランなのかな? まさか、ただのオブジェって事はないよな。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020456j:plain

これがかの有名なマリーナベイ・サンズだ。ただ、この旅行をした時、俺達はこの建物の名称を知らなかった。俺達が旅行をしてから1年もしないうちに、SMAPがCMでこのマリーナベイ・サンズでロケをして一気に知名度が上がったと記憶している。正直、インパクトという点では、マーラインの10倍以上であるのは間違いないところだ。

マーライオンを目指して歩いていると観光バスが停まっては、観光客がガイドに先導されて、大量に降りてくる。やっぱり、みんなマーライオンを目指すのか。
ちなみに、本家のマーライオンの手前には、ミニマーライオンがある。このミニの前で写真撮ってる人も沢山いた。あんまり有難味はないけどな。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020533j:plain

やっとついに世界三大がっかり観光名所の一つ、マーライオンのご尊顔を拝む。うーむ。ま、それほどガッカリはしないけど、「おー、これかー。すげーなー」ってのは、全然ないね(笑)f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020612j:plain

さすがにこの旅行の1ヶ月前にトルコに行ってきたから、海外の景色に対する感激度が薄まっているのは否定出来ない。トルコとシンガポールじゃ、横綱と十両くらいの差があるからなあ、もっとあるかもしれん。あくまでも俺と相方の中での番付ではあるが。これが初の海外旅行とかだったら、違うのかもしれないが。さすがに仕方あるまい。
勿論「トルコよりもシンガポールのほうが断然素敵じゃねーか!」という方がいても、俺は否定する気も論争する気もない。コーヒーのキリマンジャロとモカの美味さを競うようなもので、それは意味がないからだ。主観によるものを争っても無意味だ。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020651j:plain

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マーライオンは5分程で、すぐに退却。だってずっと観てても全然面白くないので。バス停に戻ったら、バスの時間が中途半端だったので、ちょっと散歩。この時、時間にして既に夕方の5時くらい。実は3時くらいにあまりに汗をかいたので、Tシャツを着替えていたのだ。が、2時間ちょっとで、着替えたTシャツも汗だくになった。恐るべし、シンガポールの気温と湿度。
下の写真の建物はなんか由緒あるものっぽいが、実際は博物館。散歩途中で遭遇したもの。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020802j:plain

これは謎の高層ビル。特に意味はないが、記念に(何の記念だ?)撮っておいた。f:id:somewereborntosingtheblues:20210616020844j:plain

シャワーを浴びにホテルに一旦戻ろうということになった。相方の希望で、夜はラッフルズ・ホテルのバーに行く。そこはあの有名な「シンガポール・スリング」発祥の地である。
実際に行って「名物に美味い物なし」を実感する事になるのだが、それはまた次回へと続く。