Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

シンガポール旅行(2)2日目 ユニバーサル・スタジオ・シンガポールで遊ぶ 2022/09/05(月)

シンガポール旅行2日目。とは言え、先日はシンガポールに着いてビールを飲んだだけだから、今日が実質の初日のようなものだ。
ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(以下、USS)の開園は11時。慌てる必要はどこにもない。ということで、まずはホテルの朝食を摂りに行く。
ホテルの朝食はどこの国でもあまり変わり映えがしない。大抵、皆が想像するようなメニューしかない。一つ良かったのが、オムレツをその場で作ってくれるサービスがあったことだ。料理担当の女性が具材を見せながら「何入れる?」と訊いてくるので「全部!」とお願いする。このオムレツはこのホテルの朝食では毎朝頼んだ。

シンガポールのマスク事情についても書いておこう。ホテルの宿泊客は殆どがノーマスク。従業員は全員マスク着用。マスクをしている宿泊客はアジア人が多かった。白人ほどマスクをしない傾向にある。それが良いのか悪いのかは、俺には何とも判断のしようがないけれど。
ガイドブックを見て、作戦を練る相方。と言っても、単に地下鉄の乗り方を確認しているだけなんだけれども。ホテルから徒歩1分のところに地下鉄の入り口がある。今回相方は「最初のホテルは利便性で選んだからね」と自慢げに何度も言っていた。ホント、この人は自分の手柄を声高にして言う悪い癖がある。

USSまでは地下鉄、モノレールを乗り継いでも1時間掛からない。10時過ぎになったので、ゆっくりと出掛ける。昨日は夜だったから気付かなかったが、こんな凄いビルが近くにあったんだな。さすが南国ビルディング。

地下鉄に入る。地下道を歩いていると、違和感に気付く。日本と違って、地下道の壁に宣伝のポスターとかが貼っていない。何故なんだろうか。景観を守るため? よく判らないけれども。

地下道に入った辺りで、俺達もマスク着用。電車内のマスク着用率はほぼ100%。シンガポールの地下鉄は、目的地までの切符を買うというシステムはない。日本でいうところのSuica(交通系カード)を購入して、チャージして使うのだ。
ここで、日本との違いに驚くのが、とにかく「お釣り」が出ない仕組みである。カードは窓口で購入出来たのだが、保証金5シンガポールドル(S$)、チャージ5S$で初期費用として10S$(約1,000円)必要となる。が、手元に例えば20S$しかないと、それが全額チャージされてしまう。カードは最終日に窓口で「返金してくれ」と頼めばチャージした金は返ってくるので、損をする訳ではないが、ちょっと不自由だなと思う。

USSがあるのはセントーサ島で、ここには途中でモノレールに乗り換えて行くことになる。モノレールがなかなか可愛い。

セントーサ島に着くと、ミニオンズがお出迎え。ミニオンズ大好きな相方は喜んで写真に撮っていた。何しろ、うちにはミニオンズのDVDが全部揃っているのだ。それは全部俺のカードで支払われたものだが…相方は俺のクレジットカードの№を知っているので、勝手に買われる事は日常茶飯事である。とほほ。

そして、世界どこでも、ユニバーサルスタジオと言えば、この球体だろう。やはり観光客が次から次へと写真を撮っていた。

時間は10時40分くらい。11時開演だが既に行列が出来ている。俺達も最後尾に並ぶ。とにかく暑くて、待っている間が辛い。

シンガポールは、典型的な南国なので気温と湿気が凄い。イメージとしては東京の湿度と良い勝負だ。そう考えると、東京も既に東南アジアと呼んでも差し支えない気がする。
11時となり、開園。皆、自分の乗りたいアトラクションを目指す。俺と相方は「まず、トランスフォーマーに乗ろう」と決めていた。開園直後なら、それほど混まずに乗れるだろうという算段である。

ミニオンズのポッポコーンが売っている。そしてミニオンズのお土産屋さん。ミニオンズ大人気だな。

セサミストリートのキャラ達もいる。このアトラクションは後で乗ったのだが、のんびり出来て非常に良いライドだった。俺は高所恐怖症だから、高い乗り物は苦手なのだ。ジェットコースターなんかもっての外である。

実は、USSは明日から「ハロウィン祭り」が開催される予定になっていた。だが、俺達はスケジュール的にこの日しかUSSには行けなかった。それにそういった期間限定イベントがあると混むのは必至。だからこの日に遊びに来ることにして良かったのだと思うことにした。

写真が各種ピンボケなのは歩きながら撮っているせいだ。あと、俺の腕が根本的に悪いというのもある。
トランスフォーマーのライドに到着。まだ時間が早いせいかそれほど混んでいない。トランスフォーマーは、USJのスパイダーマンに似た感じのアトラクションらしく、3Dとジェットコースターを合わせたかのようなもの。高さとスピードには若干恐怖したが、3Dは充分堪能出来た。

前回USSに来た時は動いていなかったジェットコースター。それにしても、高さがとてつもない。おまけに足元が宙に浮いているという俺の一番苦手な乗り物である。相方が「ジェットコースターは乗らなくてもいいや」と言ってくれたので、安心する。仮に彼女が乗りたいと言ったら「俺は下で見てるから、1人で乗ってこいよ」と言ったのは間違いのないところだ。

トランスフォーマーの着ぐるみと写真を撮る人達多数。

相方が次は「マミー」に乗りたいと言う。マミーというのは日本だと「ハムナプトラ」というタイトルで映画になった奴だな。俺は一つも見ていないので、よく知らないのだけれど。

マミーも空いていて、殆ど待たずに乗れた。ここまでは割と順調にアトラクションに乗れている。次は「ジュラシックパーク」である。これはそれほどスピードはないのだろうけれども、高さがある。俺の苦手な乗り物だ。というか、大抵のテーマパークの乗り物は高いところにある。高所恐怖症の俺には苦手な乗り物ばかりだ。

「高いところは苦手なんだよ」
「あんな小さい子だって乗ってるんだよ。大丈夫だよー」
馬鹿となんとかは高いところが好きと言うが、全くもってそれだ。相方は高いところが大好きなのだ。と、ここであと10分も待てば乗れるなあというところで、雷が。あ、もしかすると、これ乗れないんじゃ…と思う間もなく「天候により、このエリアのアトラクションは乗ることが出来ません」というアナウンスが。

そうしているうちに雨が降って来た。うーん。せっかくのUSSなのに雨に降られるとは。

とりあえず、でかい傘が常設してあるテーブルが空いていたので、そこに避難。売店で合羽や傘を買っている観光客もいるが、何しろこの暑さの中で合羽を着るのはなあ。

室内のアトラクションなら大丈夫だろうということで、シュレックを観に行く。これは4Dのミニ映画だ。座っている椅子が揺れたり、風を感じたりと楽しむことが出来る。こういった高さを感じないイベントなら俺も歓迎だ。

雨のせいで、屋外アトラクションが軒並み運休状態になっているので、室内アトラクションが滅茶苦茶混み始めた。空いていそうな列に並ぶ。次は、ミニジェットコースターだ。このレベルの乗り物でも俺には充分に恐怖である。相方は楽しんでいたみたいだけれど。

メリーゴーラウンドがあったので相方に「乗る?」と尋ねると、さすがに首を横に振っていた。乗ればいいのに(笑)大人も普通に乗っていたぞ。

実に12年振りにUSSに来て驚いたのが、フードコートが全て閉まっていたことだ。開いていたのは、ハンバーガーショップとフライドチキン屋さんくらい。そのせいで、店はかなり混んでいた。
思うに、コロナのせいでフードコートの従業員を解雇せざるを得なかったんじゃないかなぁと。ハンバーガーショップでコーラを買う。コーラは1杯、5S$と割と良心的な値段だった。

雨も小降りになったので、また園内を歩く。こういったアメリカンなテイストの風景が俺は好きなんだよなあ。スペインも良いけど、やっぱりアメリカも良いなあ。

先程、直前で運休になったジュラシックワールドに再度並ぶ。今度は乗れた。俺は高さで恐怖しかなかったが、相方は楽しんでいた模様。本当に馬鹿と何とかは高いところが…

と、ここで「Water world」のアトラクションに遭遇するも、どう見てもやっている感じじゃない。中に入ってみると「Water worldはクローズしました」の案内がある。これも、コロナの影響なんだろうなあ。乗り物系のアトラクションは、機械が整備さえ出来れば再開出来る。だが、「Water world」は役者が出演して物語を演じるショーなのだ。コロナで休園状態が続けば、運営組織としても役者を雇っていられなくなる。そして一度役者を解雇してしまえば、そう簡単に再開は出来ない。役者の稽古する時間やコスト、そういったものを天秤に掛けてクローズするしかなかったのだろう。

園内では時々、行列が出来ているので何かと思うと、キャラクターと記念写真を撮ることが出来るようなのだ。このキャラなに? セサミストリートのキャラかな。

俺達はセサミストリートのアトラクションに乗る。これもあまり待たずに乗ることが出来た。ディズニーランドの「It's a small world」のような、ゆったりとした乗り物で、これは俺も楽しむことが出来た。こういった乗り物は冷や汗をかかなくて済むので有難いね。

そして次にあまり混んでなさそうな(待ち時間15分とあった)アトラクションに進む。これはUSJの「バックドラフト」の元ネタになったようなものらしい。映画の特殊効果を見せる代物だ。正直、舞台装置がしょぼくて、「うーん」となってしまった。

この辺りで時間は夕方の16時半くらい。乗りたい物も乗れたし、閉園時間になると混むからその前に帰ろうかと相方と相談する。ミニオンズの人形と写真を撮って満足そうな相方である。ミニオンズショップの前でも、なんか頑張って写真を撮っていた。どんだけミニオンズ好きなんだよ。

色々なキャラクターと記念撮影をする子供たち。無論、子供たちはこういったキャラが大好きだろう。だが、俺や相方のような年寄りだって、こういったテーマパークに来れば、童心に帰って無邪気に楽しむことが出来る。それがディズニーランドやユニバーサルスタジオの良いところだ。

立て看板に、「17時から、ミニオンズと遭遇出来るよ!」(記念撮影出来ます)という文字を見つける。あと15分くらいだ。
「ミニオンズ待とうか」俺が言うと、相方も頷く。というか、相方は絶対にミニオンズと記念撮影をしようと思っていたに違いない。待っていると、出て来たのは怪盗グルーだけだった。相方が脱力するのが目に見えて判った。
「なんだよー、グルーだけなのー。ちぇっ。もう帰ろうよー」相方は物凄く判り易く落胆していた。

園を出たところで、例の球体の前で記念撮影。

さらにベンチに座ったミニオンズを発見したので、ツーショット写真を撮ってやる。この写真を撮った時の相方の顔が童心に返っていて、こういうのも悪くねえなと思う。

と、USSの話をダラダラと長く書き過ぎた。この後チャイナタウンに寄ることになるのだが、それは次回に。下は、USSの土産物屋で買ったマグネット。