Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

シンガポール旅行(5)3日目 マーライオンとマリーナベイ・サンズ 2022/09/06(火)

インド人街、アラブストリートの散策を終え、俺達は本日メインの目的であるマーライオンに向かう。世界三大がっかり観光名所と言われるマーライオンであるが、これは実際に見ると「その通りだな」と思わざるを得ない。
12年前、初めてシンガポールに来てマーライオンを見た時「噂通りのがっかり観光名所だな」と思ったものだった。それは12年経ってもやはり変わらない。
札幌に約3年住んだ俺だけれども、札幌時計台もやはり「がっかり観光名所」である。世の中にはもしかすると「がっかり観光名所」が至るところにあるのかもしれない。

地下鉄で移動。シンガポールの主要観光場所は地下鉄で移動出来るので、非常に楽だ。深夜の時間帯でない限りは、タクシーを使う必要性がない。
地下鉄の乗換駅で花屋さんに遭遇。相方が「お花、買いたいなー」と言う。相方は海外で花屋を見つけると必ず言う。口癖みたいなものである。

駅を降りる。川が雄大だなあ。感動していると、中国人ぽい観光客に「ここに行きたいんだけど」と尋ねられる。なんで俺達観光客に場所を尋ねるかな、どう見ても俺達は地元民には見えないだろうと思うのだが。彼が行きたがっていた場所はなんと、俺達が滞在しているホテルのすぐ近くのリバーサイド(俺達が初日、2日目に酒食したところ)。
「地下鉄に乗ってClarke Quay駅で降りろ」と教えてやる。同じ川沿いの場所だから間違えたんだろう、きっと。

スターバックスがあったので、相方が何か飲みたいと言う。50シンガポールドル(S$)札を渡して、好きな物買いなよと。俺は川のすぐ近くに灰皿があったので、そこで一服。
スタバに行くと相方が「50S$だとお釣りがないって断られた…」と言う。天下のスタバが50S$程度のお釣りがない筈ないと思うのだが、仕方ない。海外にいくと「細かいのはないのか?」と問われるのは日常茶飯事だ。一番酷かったのは、メキシコに行った時に、ペプシを買って20ペソ札で払った。(ペプシの値段は10ペソ)。そうしたら、10ペソのお釣りがなくて、店員がアタフタしていたのである。海外にいくと、日本にいる時以上に小銭をキープしようとする癖がつく。

相方は苺のよく判らんジュースを注文。俺はメニューに緑茶があるのを発見。午前中にバーガーキングで甘い緑茶を買って失敗したからな。確認する。
「緑茶は砂糖入ってる?」
「入ってないよー」
OK、俺は無糖の緑茶(という代物も日本人には違和感のある言葉だな)を注文。だんだんと日が落ちてくる。俺達はマーライオンを見た後に、マリーナベイ・サンズのライトアップショーを見るつもりなのだ。それは20時から。まだ時間は18時前後だ。だいぶに時間が余る。

スタバでダラダラとお喋りしたり、スマホをいじったりして時間を潰す。夕陽のマーライオンを見ようということで、スタバを後にする。

近所にクラシックな趣のホテルがある。相方が「マリーナベイ・サンズとあんまり宿泊料金変わらないみたい」と言う。調べたのかよ。となると、ここも8万から10万くらいするのかな。

世界遺産のマークを見つけたので、記念写真を撮ってやる。相方は世界遺産マニアなのである。彼女が海外に行く時の第一条件は世界遺産があることだ。

夕陽を浴びるマリーナベイ・サンズ。明日は泊まりに行くからな、と俺達はマリーナベイ・サンズに向かって言う。言ってどうすんだ?という話ではあるが。

そして、12年振りにマーライオンに再会。やっぱりしょぼい(笑)大きさもあまり大したことない。あと口から水を噴射しているのだけれども、その噴射口が丸見えなのだ。それも非常にチープっぽさを感じずにはいられない。

マリーナベイ・サンズのライトショーが始まるまで、適当に座って待つ。やはりなんだかんだ言っても観光名所なので、人も多い。俺達のすぐ近くに中国人親子(お父さん、お母さん、20歳前後の息子)がいて記念写真を撮りまくっていた。それは全然良いのだが、お母さんがひたすらお父さんの写真を撮っている。普通はある程度撮ったら、お父さんが「今度は母さんを撮ってやろう」となると思うのだが、被写体はひたすらお父さん。息子君もお父さんの写真は撮りまくっていたが、お母さんは一切撮らず。この家族だけがイレギュラーなのか、それが中国の一般的な文化なのかは不明。

20時になって、ショーが始まる。俺の古いデジカメだと良い写真が撮れない。相方のスマホのほうが断然綺麗に取れる。うーむ、悔しい。性能が違うからしょうがないのだが。

相方がスマホで撮った動画も載せておくので、お時間のある方は動画もご覧ください。

www.youtube.comショーは15分程度で終わり。ガイドブックには、「ガーデンズ バイ ザ ベイ」でやはりライトアップショーがあると書いてある。よし、今度はそれを観に行こうと歩く。徒歩約15分程度だ。

到着まで時間が掛かり、ショーは5分程度しか見ることが出来なかったが、俺達は充分に満足した。

せっかくなので、マリーナベイ・サンズの中に入る。どうせ明日来るのだから、今日寄る必要もないのだが、館内を歩いてみる。

この日は、午後にインド人街で食べたランチで腹が膨れていたので晩御飯は無し。歩き回って汗だくになって疲弊しまくったので、ホテルに戻ってかなり早い時間に寝てしまった。
年々、旅行に行って寝る時間が早くなる気がする。歳食ったせいだな。やれやれ。

***

上の写真は動画を除いて、俺がデジカメで撮影したものだ。下は相方がスマホで撮影したもの。明らかに出来が違うんだよな。マシンの差ということにしておこう。