"Tears In Heaven"を吹いてみた

先週の日曜日の話。
スタジオに行ってSaxを吹いてきた。演奏したのは"Tears In Heaven"。説明する必要も感じないが、エリック・クラプトンの名曲である。

去年の10月に川崎に引っ越してきた。2019年の6月から去年の9月までは東京中野で1人暮らし。その1年半弱の間、Saxは殆ど吹けなかった。2019年の夏にチェッカーズのセッションに参加した時に、集中して練習したくらい。
去年はコロナのせいで在宅ワークになったせいもあり、Saxは押入れに仕舞い込んだまま。川崎に引っ越して、やっと精神的余裕が生まれて、Saxを恒常的に練習する機会を持てるようになった。

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Saxを再開した時に、まず何を吹こうかなぁと考えた。一番最後に吹いた曲はチェッカーズだが、あれはセッションに参加する為に練習したもので、自分の吹きたい曲じゃなかった。自分で望んで吹いた最後の曲は、札幌時代の"Isn't She Lovely?"だ。2018年の夏か。
自分の吹きたい曲はなんだろうと思った時に、メキシコ・シティに旅行した時のことを思い出した。ストリートでアルトSaxプレイヤーが"Tears In Heaven"を吹いていた。それを思い出した。

よし、"Tears In Heaven"を吹こう。そう決めた。決めたのは良かったが、そこから色々試行錯誤して、なかなか上手くいかない。上手くいかないのは、俺の技量が足りないからなので、ひたすら研鑽すればいい。答えは簡単だ。だが、1曲をずっとやっていると辛くなるのも事実。
最初は、メロディはそのままなぞって、そこに自分の考えたフレーズを足していくやり方にしようと思った。だが、アドリブ能力が低いせいもあり、全く自分の納得いくような曲にならなかった。
そこで、そのやり方は途中で諦めた。YouTubeを漁って格好良い演奏をしている人を見つけて、それをパクろう。方向転換だ。ジョシュア・レッドマンという黒人プレイヤーがえらく渋い演奏をしていた。お、これだ。模範演奏が見つかった。
ただ、ジョシュアのバージョンはちょっと問題があって、原曲のDパート(転調するところ)を吹いていなかった。

色々やっているうちに、前半はなんとなくジョシュアの演奏をカバーしたような形で(とは言いつつ、カバー内容はかなり酷い)、後半は俺の適当なアドリブプレイの合体した演奏となった。後半が俺のアドリブになった最大の理由は「ジョシュアの演奏をカバーしきれなくなって、もうめんどくせーから、アドリブで誤魔化そう」としたからだ。俺のいい加減な性格が曲の方向性をも捻じ曲げるのであった(笑)

演奏を自分で聴き直したら、とても人様に聴かせるレベルの代物じゃない。だが、いけしゃあしゃあとアップする。なんでかというと、俺は厚顔無恥で、身の程知らずの傍迷惑なオッサンだからだ。
俺が今35歳くらいだったら、この演奏は恥ずかしくてとてもアップ出来ない。53歳となって、棺桶に片足突っ込んでる男なので出来るのだ。歳喰って「羞恥心」がなくなったのかもしれないな。あまり自慢出来ることではない。

www.youtube.comなお、次は"Careless Whisper"をやる。次の曲は、これよりはマシに吹けるようにしたいものだなぁ。