Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

新しい街で俺がやる事

神奈川県に移住して二週間が過ぎた。やっと新しい街の景色にも慣れて来た。
これからこの街でどれだけの時間を過ごす事になるのかは判らないけれども、ここが俺の新しいホームタウン。きっと色々な事が起きるのだろう。

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相方と一緒に家で飯を食った回数はまだ二回(外食を除く)。いかんせん、仕事が地獄の一丁目なので仕方ない。来週からは地獄の二丁目に突入の予定。三丁目はないつもりだが、どうなるかはちょっと判らない。ない事を祈るよ。

東京から神奈川に引っ越す事になった時点で、東京のピアノ教室は辞めてしまった。やはり神奈川から東京に通うのは距離、時間的に厳しい。今の住居から三駅のところに新しいピアノ教室がある事を発見した。同じ音楽教室の系列なので、システムや料金は慣れている。
仕事がひと段落したら、体験レッスンを受けてピアノを再開させるつもり。引っ越してから、今練習中の曲を一度だけ弾いてみたら、Bメロのところの右手の動きを忘れていた。まったくこれだから、嫌になるよ。
せっかく覚えた事をすぐに忘れてしまう、何しろ50歳になってから始めたピアノだからな。すぐに後退だ。一歩進んで二歩下がる(それじゃマイナスじゃねーか!)状態がずっと続いている。

札幌を離れて東京に戻り(今は神奈川だけど)、一年半が過ぎた。その間にSaxを吹いた回数は四回程度。愕然とする。
なんてことだよ。Saxは俺の大事な友達じゃなかったのか? といった気分である。俺はこの一年半、何をやっていたのか?(酒を飲んで現実逃避していました)
ピアノも無論大好きな楽器なのだが、Saxが俺にとって一番じゃなかったのか? となると、ドラムとギターのヒエラルキーがよく判らなくなってくるけど。

ドラムは当面、バンド活動が復活するまでは、放置する事に決めた。コロナ騒動前は、J-POPバンドとブルースバンドの二つをやっていたが、今はどちらも休止状態。今の俺だと、楽器四つ(ピアノ、Sax、ドラム、ギター)同時進行は無理。ドラムは暫くお休みだ。
で、ピアノは先程書いた通り、教室に通って、地道に階段を昇って行く。教室ではコードの基礎を覚えるのをやり、自分自身ではビートルズの練習中の曲を完成させる。これを年内の課題と決めた。目標とか書くと、やらなくても許される気分になっちゃうからな、課題とするのだ。

ギターは、今更何かやったところで、上達する訳でもない。もうギターの伸びしろはない。だが、ピアノで行き詰まったりした時に、ギターをやるのはきっと良い気分転換になる筈だ。変な理論だが、そうなのだ。
漫画家の高橋留美子さんは連載中のAという漫画で行き詰まると、別雑誌で連載しているBを描く事によって気分転換をしていたと言う。すげえ方法だ。だが、それと同じだ(天下の高橋留美子と俺を同等に語っちゃうのもどうかと思うけど)。
ギターも何も決めずにやっても、俺は何処にも辿り着けないだろうから、これも課題を決めよう。中学生の時に弾こうと思ったが弾けずに断念した「Hotel California」のソロをマスターしよう。当時は弾けなかったが、今なら練習すれば弾けるようになる気がする。
これも年内の課題にする。37年振りの再チャレンジだ。

そして、メインのSax。今年の三月にJ-POPバンドにSaxで参加して吹く予定だった。だが、コロナでこれも無期限延期となった。だからと言って、こまねいているのは時間の無駄だ。俺に残された時間は余りないのだ。
札幌時代にやりかけて、中断していたことをやるのだ。自分への備忘録としてメモしておく。
・KEY=Fのブルーノートスケールを覚える。
・札幌時代の先生に貰ったフレーズ集をマスターして、自分でフレーズのストックを増やす。

これだけだと、練習の練習といった形になってしまうので、新曲を一曲覚える。曲はクラプトンの有名な「Tears In Heaven」をやる。譜面をゲットしてコピーするのじゃなく、メインの主要メロディ以外は自分でフレーズを足して、半分コピー、半分アドリブみたいな形での完成を目指す。

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よし、これだけあれば、年内残り二か月、プライベートでだらだらしている暇はない。忙しいぞ。仕事で忙しいのなんて、まっぴら御免だが、音楽でやる事が次から次へと来るのなら、それはウエルカムだ。
コロナのせいで、今年はやりたい音楽活動がほぼ出来なかった。だが、コロナを言い訳にして、酒に逃げていたのも否定出来ない。
もう酒に逃げる事も不可能だし、やるだけなのだ。

今日、新しい街の新しい美容院に行って髪を切ってきた。美容師さんが、40歳前後の非常に身体の大きい女性(よく言えばぽっちゃり、悪くいえばXX)、俺の好みのルックスど真ん中だった(ぽっちゃりな女性が好きなんです)。切って貰った髪型も俺のリクエストを満たしていた。
そんなささやかな幸せを今日の夕方に得る事が出来た。何の話だ、これは?

こういった小さな喜びを積み重ねていく事によって、人は辛い日々を乗り切れるのだ、と思う。何を偉そうに俺は言っているのだ? ま、いっか。