Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

引越をした人、引越をする人

 

前回、一年半弱の単身赴任生活が終わったと書いた。実はこれはちょっと嘘である。
まだ、俺は単身赴任中だ。相方とは離れて暮らしている。

先週の土曜日、俺は神奈川県の某ビジネスホテルにいた。昼過ぎに不動産屋に行き、新居の鍵を貰って来た。そしてそのまま神奈川県某所のビジネスホテルにチェックインしたのであった。
夜の9時過ぎに相方が札幌からやって来る。相方は土曜日に荷物の搬出を終え、長かった札幌生活に終止符を打った。そして日曜は二人で新居に必要な買い物をし、月曜(つまり今日)、新居に荷物の搬入をする。

で、俺が新居に引っ越すのは、今週末の土曜日だ。タイムラグが一週間ある。何故そんなふうにずらしたかと言えば、二人が同日或いは近い日に新居に荷物を搬入したら、収拾が付かないと判断したからに他ならない。
俺と相方の荷物は、当然の事ながら、相方のほうが勿論多い。何しろ札幌には二人の共同の持ち物であるテレビ、ダイニングテーブル、CDコンポ、座椅子、ローテーブル(その他もろもろ)などがあったのだ。

そして、共同の持ち物以外を比べても相方のほうが断然荷物は多い。今の引越業者(0123で有名な引越屋さんだ)は服や靴は専用のハンガーケース、入れ物を準備している。ところが、相方の服や靴が多かったせいで、作業員が「おい、追加でハンガーケース持ってこい」と連絡していたらしいのだ(俺はこの話を相方から聴いた)。

日曜日、二人で新居用に照明機器、エアコン、IH用の鍋、フライパンを買い込んだ。あっという間に10万以上がすっ飛んだ。再来月のカードの引き落とし明細を見たくない。

今日の昼、相方に電話をしてみると、無事に引越は終わったようだった。しかし部屋の片づけは済んでおらず、部屋は地獄の有様らしい。ま、当日に全部片付く筈がない。

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相方は「テレビの配線が判らなくて、テレビが見れないよー」と嘆いていた。相方は典型的な「電気配線、PC関係が弱い女性」である。ある意味、興味がないからだろう。そういったものは、男がやるものだというのを若い頃から実践していたからだな、間違いなく。

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俺も今週末の引越に向けて準備をした。そもそも、荷物が少ないから、俺の場合はあまり準備に費やす必要がない。
せいぜい段ボールに仕舞ったのは、CD、DVDくらいだ。押入れの奥に引っ越した時から入れていた革のブーツは黴が生えていた! 仕方ないので捨てた。なんだかなー。
段ボールを積み上げているけれども、この中身はCD、DVDだ。他に入れるもんないのかよ? と言われると「ないのだなー」と答えるより他ない。
俺の場合は、楽器とCDさえ無事に運搬して貰えれれば、後はどうでもいいのだ。服なんか殆どないし。

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引越は何度もやってきたけれど、いつも面倒くさいなあと思う。でも、この引越が終わればやっと二人の暮らしが再開されるのだ。それを思えば、今までの引越準備よりも、だいぶに気分は良いような気がする。

日曜の夜、相方と二人でしゃぶしゃぶの食べ放題を夕食にした。二人して思ったよりも食べられずに「若い頃に比べて喰えなくなったなぁ…」と言い合った。相方が笑った。
「暫く一人暮らしで、まともな物食べてなかったでしょ。だから、当分料理は手抜きしても、判らないでしょ、違う?」
俺は頷いた。手抜き料理だって構わないさ。相方が作る料理に、俺が一度でも文句を言った事があったかい?