Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越す。2017年春にピアノを始めた。そして2019年6月に東京で一人暮らしを開始。2020年10月に神奈川に移り住む。生々流転の日々。

ピアノを弾くと辛くなるので、ピアノを弾いて楽しい気分になる

本日のタイトルを見て「こいつ、ついに日本語もまともに書けないようになったか」とため息をついた方もいると思われる。
安心して下さい、穿いてますよ、じゃない。安心して下さい、自分でも何を書いているかは判っている。

仕事が相変わらずクソッタレで、タスク(作業)を3つ同時進行だ。普通、仕事は納期の関係で優先順位が付く。納期が1番早いものが優先順位も当然1番高い。たまに「そっちは遅らせてもいいから、こっちを先に片付けてくれ」というのもある。その場合は優先順位が逆転する。だが、今いる現場はキチガイの巣窟なので、仕事3つ同時進行で、納期も同時。優先順位も同位。
どうやって片付けるのよ? どの仕事から手付けたらいいの? マルチタスクで動けるほど俺は優秀じゃない。3つ同時なんて天才かキチガイにしかやれない所業だ。
ある作業をやっていると、別件の作業担当者から「***の件、お昼までに資料確認頼む」と社内チャットが来る。今11時半なんだけど。
とまあ、仕事は平常運転で地獄モードといったところ。仕事の話はあまり書きたくないので、この辺りでやめる。

川崎に引っ越したのが去年の11月。12月から新しいピアノ教室に通っている。俺にとって3代目のピアノの先生。若い(それはどうでもいい)。美人である(そこはちょっと大事かも)。痩せてはいない、むしろぽっちゃりさんだ(最高じゃねーか!)。俺が「譜面通りに弾けるような事は望んでいません。コード譜見て、ピアノが弾けるようになりたい。最終ゴールはブルース・ピアニストです」と言った与太話をちゃんと聞いてくれた(これは凄く大切)。

ということで、今レッスンでやっているのが枯葉。今更この曲かよという気がしなくもないが、先生が「コードを覚える為の練習曲です」と言う。ではやるしかあるまい。
実際にレッスンに使っているのが下の譜面。アホみたいに簡単である。これはコードを覚える為なので簡単バージョンだ。譜面の1段目の最初に「Cm7」「F7」という文字が見えると思う。これがコードである。「ドミ♭ソシ♭」と押さえるとCm7のコードになる。「ファラドミ♭」と弾けばF7だ。さすがにこの程度ならなんとかなる。と、コードの展開の話を書こうとしたら、物凄く長くなって、自分でも読み返したら気が狂いそうになったので、削除した。
要するに、コードの展開(コードの前後の繋がりを考慮して押さえ方を替える方法。ジャズピアノでは当たり前の話)が難しくて、苦しんでいるという状況だ。

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ピアノを弾くというのは俺にとって最高級に楽しい時間なのだが、このコードの展開がまだまだ出来ておらず、自宅で練習しているとかなり辛くなってくる。だが、これが出来るようになれば、その後が楽しくなるのは判っている。頭では判っているのだ。これは楽園に辿り着く前の苦行なのだということが。だが、やっぱり頭と指が追い付かないし、「うーん、ムズイぜー」と唸っている。

コードの展開に苦しんでいたが、ピアノをちょっと休憩し、鏡の前で髪を乾かしている相方のところへ行く。
「なあ、お前ピアノで展開ってやったことあるだろ?」
「展開???」(相方は前にジャズピアニストにピアノを習っていた時期があるのだ)
「ドミソって弾くのをミソドって弾いたり、ソドミって弾いたりするやつ」
「ああ、やったことある」
「今それやってんだけどさ、全然スムーズにいかん」
「ああ、それがやれるのってさ、音楽の才能のある天才だけだと思うよ」
それは嘘だと思う。アマチュアミュージシャンだって、普通に展開してコード弾いてるぞ。
「だから私は展開は理解出来なかったから、曲が300曲あったら、300曲全部丸暗記する方法でやってた。そのほうが簡単だよ」
「それ、絶対に違うと思う(笑)」
駄目だ。相方に訊いた俺が馬鹿だった。

ピアノの前に座り、また枯葉のコード進行を練習。うーん、難しい。出来ない。と、ここで気分転換にピアノを弾く事にする。何言ってんだお前?
枯葉を弾くのは辛くなってきたので、別の曲をやるのだ。それが下の譜面。これはピアノのレッスンとは関係ない。俺が自分で弾けるようになりたいと思っているもの。この譜面は上下二段になっているが、下段は弾かない(弾けない)。下段の代わりにコードを弾く。そして上段のソロの部分を弾けるようになろうと練習する。こっちもまだ弾けない。でも練習していると楽しいのだ。
この譜面はビートルズの「In My Life」の間奏部分。以前やった時はここを省略していたのだ。でも今は弾けるようになりたいなと思い練習中。
このソロフレーズを練習していると、非常に楽しくなってくる。何度か反復練習。
「うむ、楽しいな」

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そしてまた、枯葉に戻ってコードの展開の練習。「うーん、訳が判らなくなってきたー。ええと、このコードの展開形はなんだっけ???」頭がおかしくなってきそうだ。でも、一回は通そう。うう、辛い。なんでピアノ弾いていて辛い気分にならなきゃいけないの?
よし、やめた。こういう時は、「In My Life」の間奏の練習だ。ええーと、16分の頭が休符だから、ンタタタ、タタタタ、ターターターターだな! お、良い感じ。よし楽しかった。じゃ枯葉に戻って…(この段落の頭に戻る)

お判り頂けただろうか。俺はピアノの練習をして苦しくなって、それを解消する為にピアノを弾くという訳の判らん事をやっているのだ。でも、結局トータルで楽しいから何の問題もないのだけれどもね。

そうそう、去年弾けるようになろうと思ったEaglesの「Hotel California」のギターソロも中断してる、こっちもやらないといかん。Saxも練習は再開しているし、曲も練習中だ。

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と、仕事のマルチタスクでは悲鳴をあげている俺なのだが、音楽(楽器)のマルチタスクに関しては全然辛くないのだ。むしろ、もっと色々やりたいくらいなのである。