Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。そして2019年6月に東京暮らしを再開。生々流転の日々です。

横浜ベイブルース

さて、明日から四連休。実は来週の水曜日は有給を取っているので、五連休だ。遅い夏休みといったところだろうか。
月曜日に相方が東京にやってくる。当初の予定だと、月曜、火曜を使って部屋探しをするつもりだった。
だが、相方が予めネットを使って部屋探しをしてくれたおかげで、無事に部屋を見つける事が出来た。来週の火曜日は不動産屋に行って契約をしてくる。

つまり、本来の目的である「部屋探し」の用事は無くなった。相方は最初は部屋探しの為に東京に来る想定だったから「レンタル布団、用意しておいて」と俺に言っていた。俺が今住んでいる六畳一間のボロアパートに泊まる腹積もりだったのだ。
だが、俺はこの狭いボロアパートにうんざりしていたし、久しぶりに相方と過ごすのだから、もっとまともな場所で寝たいなと思っていた。それに俺達が次に住むつもりだったのは神奈川県。当初の予定だった部屋探しも神奈川でする。そこで俺は相方に「せっかくだから、レンタル布団はやめて、神奈川の適当なホテルに泊まろうよ。今年は海外旅行もないから、そのくらいの贅沢はしよう」と伝えた。

相方が「予算はどのくらい?」と訊いてくる。あまりに無駄遣いは出来ないけれども、狭いビジネスホテルもなんか違うなと思う。相方と一緒になってから毎年行っていた海外も今年は無し。となると、ちょっとくらいは贅沢しても罰は当たらないだろう。
予算を伝えると相方が横浜のホテルニューグランドに泊まりたいと言って来た。なんか聴いた事ある名前だなと思っていると、「矢沢永吉の歌に出て来るホテルだよ」と。ああ、確か山下公園の目の前じゃなかったか?

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「今はコロナの影響とGO TOのお蔭でかなり安くなってるんだってー」
相方が嬉しそうに言う。ま、こんな機会でもなければ、横浜のホテルニューグランドなんか泊まれない。俺はOKを出して、さらに言った。
「部屋探しをしなくて済んだから、代りに横浜観光でもしよう。何か探しておいて」

横浜中華街は、相方と何度か遊びに行った。二人で腹が破裂するんじゃないかというくらい、中華料理を食べた事もある。俺が鹿島アントラーズのサポーターだから、横浜Fマリノスとの試合を観に行った事も一度や二度じゃない。

横浜は別に異邦の土地ではないのだ。というか、古い話をすれば、昔、恋人に別れを告げられて、気が狂いそうになった場所でもある。もう20年くらい前の話だけれども。今書きながら思い出した(笑)
「Thanks God It's Friday」というアメリカンレストランで別れたのだ。恋人にさよならを言われ、俺は正気を保てなくなって、昼間からビールを飲み、ウィスキーのストレートを飲み干した。
別れ話があまりに衝撃的だったので、その時持っていたギターを途中で投げ捨てて帰って来たくらいだ。ギターを捨てるなよ。当時の俺って、キチガイだな。今もキチガイだろ、という突っ込みは俺が一番理解しているので、しなくて結構です。

この一年数ヶ月、相方と離れて暮らしていたし、コロナ禍の影響で半年近くまともに人とコミュニケーションも取っていない。だとしたら、たまには横浜で羽を伸ばしても許されるのじゃないだろうか。
山下公園でベンチに座って、ゆっくり相方とお喋りをするのも悪くないと思う。きっと相方は、遊びのスポットを調べまくっているに違いないだろうけれども。