Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

人生、三度目の禁煙

最近の若者は酒、煙草をやらないと言う。これは俺は本当だと思う。
札幌にいた頃、職場のチームに若手(20代)が何人かいたのだが、殆ど煙草を吸わず、酒を飲む人もあまりいなかった。
20代メンバーはチームに5人いた。煙草を吸うのが一人、酒を飲むのは二人だけだった。

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俺が20代の頃は酒、煙草は当たり前の時代。酒、煙草をやらないというのは、当時においては「変人」のアイコンだった。なんで今の若者は酒、煙草をやらないのだろう。不思議である。ネットとかで調べれば、それなりの理由付けが見つかるかもしれないが、まあ良い。探求しても意味がない。

俺は50歳をとっくに過ぎた今でも、酒と煙草をやる。blogのヘッダー部分に「2017年に断酒を宣言」と書いているのだが、書いているだけで、実践していない。
今、東京で一人暮らしなので、ほぼ毎日酒を飲んでいる。だが、札幌時代に相方と「酒は止めます」と約束をしたので、相方が東京に戻ってきたら、酒はやらない。
俺と相方の間で、「緑の紙 発令問題」が起きた事が何度かあるのだが、それは全て俺の飲酒が起因である。いつまで経っても改善されないので、相方が「酒を飲みたかったら、飲んでもいいけど、その日は家に帰って来ないで!」と二人の間における最大の譲歩案を出してくれた。
要するに、酔っ払った俺を見たくない、というのが相方のリクエストなのである。自分で言うのもなんだが、酔っ払った俺は本当に酷い。

酒に関しては協定が出来上がった。それで良い。さて、問題は煙草だ。煙草に関しても、やはり相方は「身体に悪いから止めたら」と言ってくる。俺自身も止められるものなら、止めたい。
煙草を恒常的に吸うようになったのは、19歳の頃だ。大学入学と同時期だな。さすがに地元にいる時は親がうるさかったので、控えていた。
それから、25歳くらいまでずっと吸っていた。25歳の時に社内で賭けトランプをやった。賭けたのは「負けたほうが三ヶ月禁煙」だ。そして見事に負けた。三ヶ月間禁煙していたら、同僚の女性社員に「なんか、太りましたね。顔丸くなってません?」と言われて愕然とした。
それ以来、禁煙なんかするもんじゃねえと決心した。

39歳の時に、ふと思いついて「物は試しで禁煙してみるか」と禁煙を始めた。この禁煙はきっかけも何もない。ドクターストップが掛った訳でも、体調不良を自覚したのでもない。本当に「禁煙出来たら、ラッキー」くらいの感覚。
この何となく始めた禁煙が良かったのか、この禁煙は49歳まで続いた。ほぼ10年、煙草を止められた。10年も止めたら、そのまま一生煙草と無縁でいられる。普通はそう思うだろう。俺もそう思う。

ところがだ。49歳の時に何があったか。そう、札幌へ引っ越したのだ。札幌の最初の四カ月は、一人暮らしだった。今と真逆の状態。俺が札幌で一人で暮らし、相方は東京で仕事の最終整理をしていた。
一人で見知らぬ札幌の地で暮らしていたものだから、色々と間が持たなくなっていた。それと知らず知らずのうちにストレスが溜まっていたんだろうな。気づくと、10年も止めていた煙草を吸うようになっていた。
また、場所が悪かった。札幌というのは東京に比べて、はるかに喫煙に対しての許容が大きい。札幌は東京に比べて、圧倒的に「喫煙スペース」が多いのである。

それから去年の6月に東京に戻っても、変わらず煙草は吸い続けていた。
コロナの影響で仕事が自宅ワークになった。仕事の合間合間に休憩で煙草を吸う。夏になり、八月に入った頃、ふと思った。
「煙草止めようかな」
これといった何かがあった訳じゃない。軽い気持ちで人生三回目の禁煙。正直、失敗してまた吸うようになってもいいや程度の感覚。
今日この文章を書いている時点では禁煙続行中。約三週間禁煙成功。
だが、この文章をネットにアップする頃は、吸っているかもしれない。そんなお気軽禁煙。

とりあえず、どこまでいけるか判らんが、いってみよう。
禁煙失敗したら、その時はblogで報告します。