Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。そして2019年6月に東京暮らしを再開。生々流転の日々です。

サンフランシスコ旅行(1) 1日目 サンフランシスコ到着 2009/09/20(日)

2009年9月の話である。もう11年も前の事になるのか。自分で書いていて驚いてしまった。
相方とサンフランシスコに出掛けた。世界遺産にしか興味のない相方が何故サンフランシスコを旅行地に選んだのだろうか。謎だ。アルカトラズ、ゴールデンゲートブリッジは世界遺産じゃねえしな。
その時の旅行記が現存していたので、ちょっとそれをサルベージ(救出)する事にする。旅行記が書かれたのが2009年なので、為替レートや俺の年齢等が2009年時点のものである事を前提の上、お読み頂きたい。

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サンフランシスコ国際空港に到着し、まず最初にやったのは、バスチケットを買う事。「地球の歩き方」に、サンフランシスコ(以下SF)にはケーブルカー、市内バス、路面電車(途中から地下鉄になる)共通で乗れるパスがあると書かれていた。一日、三日、七日券とあったので、七日券を購入。一人24$だったかな。これでSFにいる間は、乗り放題だ。

空港のインフォメーションブースで、パスを購入。3$の地図も要るかと訊かれたのでyesと答え、トータルで24×2+3で51$。100$札を出すと、釣りがないと言われる。アメリカでは本当に100$が使い物にならなくて困る。こんな流通に不便な札は発行するなと言いたい。
おまけに3$も出して買った地図は去年のバージョンで古くて、鉄道情報がまったく当てにならなくて初日でゴミ箱行きとなった。空港が既にボッタクリ仕様である。

今回の旅行は前回のラスヴェガスと同様に、ホテルと飛行機のみ決めて、あとは全て自由行動。日本にいる時に決めていたのは、三日目にアルカトラズ島観光の予約をネットからしておいた事くらい。全てはSFに行ってから決めるという、フリー&ルーズだ。
今回旅行の申し込みをした某旅行会社は「空港からホテルまでの送迎はありません。お客様ご自身でホテルまでお願いします」というものだった。

相方は「送迎がないなんて、初めてだ!」と憤慨していた。が、SF国際空港到着が朝の9時なのだ。チェックインは15時だろう。ということは時間に余裕がある。鉄道やバスを使えばよいではないか。最悪、タクシーがあるが、タクシーを使うなんてつまらん。SFはバスやケーブルカーを上手く使えば、行けない処はないのだ(というのは旅行の最後のほうになって気づいた。最初は結構無駄に歩いていた)。

今回の宿は、フィッシャーマンズ・ワーフ(海の近く)のシェラトンである。ガイドブックによるとSF国際空港から車で約1時間とのこと。また、BARTという地下鉄で、Powell Stまで行き、そこからタクシーも便利とある。
まずはじゃあ地下鉄だ、ということで地下鉄に乗る。しかし、先程インフォメーションブースで買った地図を開いてPowell Stまでを確認するが、さっぱり判らない。
「まあ、時間もあるし、最悪間違ったのに乗っても戻れるよ」
と呑気に話していると、アジア人女性に日本語で声を掛けられる。ガイドブックに「日本語で話しかけてきて、油断させるスリがいるので注意」とあったので、「すわ、スリか」と用心するが、そんなことはなく、単純に親切な中国人女性でした。
Powell Stに行きたいというと、「この電車に乗ればOK」と言われたので、一緒に乗る。暫く雑談。なんでも、何年か日本にいたらしく、日本語が話せる。やや、ブロークンだが、俺の話す英語に比べれば、はるかにマシだ(笑)
これは、地下鉄の中に貼ってあった路線図。これと、さっき3$で買った地図がまったく合致していなくて参った。

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地下鉄は、車内アナウンスもなく(あったかもしれないが、全然聞こえない)、各駅も日本みたいにでかい駅名プレートがあるわけじゃない(あるにはある。が日本の駅の看板になれた日本人からすると見えにくい)ので、今自分がどこなのかを把握するのが、ちょっと大変だった。慣れれば、たいしたことはない。
で、Powell Stに到着。ここはSFのいわゆるダウンタウンで中心地だ。駅を降りる。

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改札を抜けると、いきなりアメリカって感じである。この写真の中央に写っているのは、屋台のサンドイッチ屋さん。洒落てるね。

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駅を降りてすぐの広場で、物乞いしている車椅子の人や、なんか大道芸をやりそうなカップルらもいる。ガイドブックについている地図を見ると、ここからフィッシャーマンズ・ワーフまでケーブルカーが走っているそうな。ということで、まずは地上に出て、ケーブルカー乗り場を探そうということになった。
このエスカレーターに乗って、地上に出るのであった。

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で、地上に出たら、目の前に凄い行列が……なんだろ? と思ったら、なんとケーブルカーの発着所。地下鉄出てすぐにケーブルカー乗り場があるのだな。

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凄い行列だった。冗談抜きで200人近く並んでいた。相方と「今日は日曜の昼だからなあ……だから混むんじゃね?」と会話したが、このケーブルカーは毎日混んでいた。よく考えれば、我々のような観光客が土日関係なくSFを訪れるのだから、混んで当然である。
ということで行列に並ぶ。行列の大半は観光客のようで我々のように、デジカメでパチリとやっていた。ケーブルカースタッフが手動でカーの向きを変える。大変な作業であるなや。まあ、毎日のことだから、慣れっこなんだろうけど。

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で、このケーブルカーの発着所は終点であり始発なので、列がケーブルカーの周りにUの字に並ぶ。凄い混雑ではあるが、結構本数が多いのと、気候が良いので待つのは気にならない。
相方が「ねえ、スーツケース抱えているの、うちらだけだよ。乗せてくれんのかな?」とビビる。駄目だと言われたら、文句を言うだけだ。「チケット買ってんだから、乗せろ」と。
16年前もフロリダでレンタカー借りる時に、クレジットカードがなかったから駄目と言われた時も「じゃあ、このチケット代返せ」と文句言ったら、貸してくれたからな。アメリカはごねたもん勝ちだ。
ということで、行列の姿。

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スーツケースを持っていた関係で、一番後ろのデッキに立つ事が出来た(無事乗れた)。SFのケーブルカーというと、皆さんもデッキに立ったまま乗っている客の姿をイメージするだろう。実際にやっている人もいた。こちらは初ケーブルカーだし、荷物もあるので、そんな余裕はなかったが、後日デッキ立ちは体験させて貰った。大変面白かった、スリルがあって。右側デッキに立つとたいしたことないんだが、左側だと対向車や対向ケーブルカーとぶつかりそうになる。冗談抜きで、本当に体と対向ケーブルカーの隙間が30センチくらいしかない。下手な遊園地のアトラクションよりも楽しめる。俺は都合2回デッキ乗りを楽しんだ。

後方デッキから撮ったSFの街並みの写真を何枚か。

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SFは坂が多い、とは有名だけど、ホント「Seeing Is Believing」だね。坂がハンパじゃない。SFのダウンタウンについて、わずか30分足らずでそれを実感した。

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ケーブルカーが途中途中、停留所で止まるんだが、こっちは合点がよく判らない。相方と「まあ、終点まで行けばいいんだろ」と呑気に構えていると、運転手が「LAST STOP!」とでかい声を出してくれたので、「お、終点だ」と降りる。
そして、ちょっと迷ったが、シェラトンに到着。昼間のホテルは撮り損ねたので夜の写真を載せておく。

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時間はお昼の午後1時。が、体感時間としては夜中の3時くらいなので、結構キツイ。今日はダウンタウンの探索はやめて、フィッシャーマンズ・ワーフ辺りの探索にしようと決める。