Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。そして2019年6月に東京で一人暮らしを開始。2020年10月に神奈川に移り住む。生々流転の日々。

柔らかな想い出は心に仕舞って

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日曜日の話。やることもなく暇だったので、YouTubeを見ていた。俺が見るのは、麻雀か、鹿島アントラーズ関係か、好きなミュージシャンのライブ。あとは、ゲーム動画、大食いの人のチャンネルとか(なんで、一人でラーメン十玉とか喰えるの?)

で、この日は鹿島アントラーズの選手の出ているトーク番組みたいな奴を見ていた。ああ、早くサッカー(Jリーグ再開しないかな)観たい。そんな気分で観ていたら、突然パソコンの電源が落ちた。
え?
慌ててスイッチを入れるも、電源が入らない。何しろ俺の使っているノートパソコンはかなりの年季物だ。いつ壊れてもおかしくない。10分程放置してから、再度試すもやはりスイッチは入らない。

まじかー。

俺は絶望した。これはパソコンが壊れたことを経験したことのある人なら、100%判って貰えると思う。パソコンでなくても、スマホでも同じ、かと。
「ハードディスクに保存してある、大事な写真が…」である。
恥ずかしげもなく、旅行記をblogに書いているような人間である。数は多くないが、国内外、気に入った場所に出掛けた。そして現地では写真を大量に撮り、それらをパソコンのハードディスクに記録してある。

勿論、パソコンに保存している写真群のバックアップはDVDに焼いているのだが、多分それは昔のものだけだ。ここ数年分は焼いていないはずだ。
「そのうちやろう、そのうちやろう」と思っていたが、結構面倒くさいのだよな。
そして、そうやって大事なものを後回しにすると、こういった結末になる。
人間、本当に大事なものやことは後回しにしては絶対にいけないという証明である。

俺は悲しい気分で相方にLINEを送った「パソコン、壊れたよー」
すると、相方から「給付金出るから、それで買えばいいじゃん」と返事が。いや、パソコンそのものはどうでもいいのだ。安物のノートだから。
「パソコン買うのは全然構わないんだけどさ。ハードディスクにある旅行の写真が…」
「そっかー」

金で解決する問題は、実質問題じゃないと言う。そりゃ、俺が使っているような安物のパソコンなんか、壊れようがどうなろうが構わない(何しろ、今時のスマホよりも安いんだから)。だから、確かに金で解決出来るような事なんて、大した話じゃないのだ。
若かった頃、付き合ってた女性に年収の半分くらいの金を持ち逃げされたのも、大した話じゃないのだ。え?

だが、世の中には金では買えないものが確実にある。旅行の写真なんて、その最たるものだ。どうも俺は最近、すっかりおじいさん稼業が板についてきて、過去のことばかり言っている。
でも、そうだろ。昔の大事な思い出の詰まった写真が紛失したら悲しいよ。旅行そのものは忘れることはない。でも詳細はどうしても記憶の片隅から零れ落ちていく。人間の記憶には限界があるから。

翌日、パソコンは復旧した。単にバッテリーが切れていただけだった(お前は阿保か?)。
旅行の写真も普通に見られることが確認出来て安堵した。
今度の週末はDVDに焼く作業をしよう。外付けのハードディスクも買いに行こうかな。

あの絶望の夜を俺は心に刻まなくてはいけない。「大切なことは後回しにするな」だ。

旅行の写真をランダムに見ていたら、色々懐かしい写真が大量にあったので、何枚かせっかくだから、載せておこう。
11年前にサンフランシスコに行って、アルカトラズ見学に行ったのだった。下の写真はアルカトラズ島からサンフランシスコを眺める相方の図。

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そして、下は独房に入った俺。似合ってるとか言うんじゃないよ。ろくでなしの俺だが、刑務所に入った事はないのだよ。本当だよ。

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