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Some Were Born To Sing The Blues

酒好き、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。50歳目前で札幌に引越し、ピアノを始めました。

最初の晩餐

ついに相方が札幌にやってきた。

金曜日の夕方五時半辺りにLINEのメッセージが届く。「千歳着いた。やっぱり寒いねー」
まあ、そりゃそうだろう。今までずっと東京に住んでいた人間がこの時期に北海道に来れば、第一声は「寒いねー」だ。

新千歳空港から大通り(札幌雪祭りをやるところ。俺の勤務地でもある)まで確か40分くらい掛かる。そこで、おおまかな時間を計算しつつ「地下鉄の東西線に乗って、大通りに着く頃にまた連絡くれ」と返信する。
大通りの地下鉄の駅のホームで電車を待つ。予定通りだと、そろそろ相方が着く頃だ。「着いたよー」とのメッセージ。そこでやってきた電車に乗り込む。最後尾車両から順に前の車両に。相方を探す。
前から二両目に相方はいた。
「やー。久しぶり」「元気だった?」久しぶりの再会。最後は正月の二日に成田空港で別れて以来だから、約三ヶ月半ぶりか。
これが、20代の遠距離恋愛をしている恋人同士なら、もうちょっとロマンチックなものかもしれないが、今更50目前のおっさん、おばさんの二人が再会したからといって、特に何かある訳でもなく。

最寄り駅に到着し、相方のスーツケースをゴロゴロ引きずりながら、街を歩く。俺の住んでいる街は田舎だから夜は殆ど人がいない。時間は7時半過ぎ。駅前はスーパーとかあるから、その近辺は多少は人がいるけど、ちょっと歩き出せばすぐに無人街だ。
「全然人がいないねー」相方は感心しているのか驚いているのか。東京生まれの東京育ちの相方からすれば、この人の少ない街なんてのは驚異なんだろう。群馬の赤城山の麓で生まれ育った俺からすれば、この程度の田舎なんて可愛いもんだけどな。

相方が週末を札幌で過ごして、すぐに東京に戻るのなら、札幌の名物を喰わせなくてはならぬ。だが、相方はこれからは俺と一緒にずっと札幌にいるのだ。慌てる必要もない。
かといって、札幌初日のディナーが吉野家では侘しいだろう。ということで、北海道名物のスープカレーを食べる事にした。
俺が注文したのは、ラム肉のスープカレー。写真は美味そうに見えないが、味は非常に良かった。相方も「スープカレー美味しいなあ。これからも色々な店に行って食べ比べしたいな」と。それは良かった。

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翌日は早速札幌中心地に向かう。マンションには布団があるけど、ベッドがまだないのであった。寝室は布団が二組敷いてある。畳部屋だと布団直敷でもいいんだけどさ、フローリングに布団そのままだとね。なんか見た目が侘しい。なのでベッドを買いに行こうという予定なのであった。
相方がベッドの無い寝室を「なんか、避難所みたいな部屋だ!」と形容していた。

とりあえず大通りにある「時計台」に行く。ここは寄る必要はなかったんだけどさ、やっぱり相方に見せないとね。俺は毎日見てるから、見飽きてるんだけど(笑) もう面倒なので写真も無しだ。

札幌駅前のニトリに行ったのだが、ここは商品が少なくて期待外れだった。東急ハンズに行って小物を仕入れる。時刻は1時半過ぎ。腹が減ったな。相方に何を喰いたいか問うと「ラーメン」との返事。ここはやはり味噌ラーメンだろう。東急ハンズの近くにラーメン屋を発見。「美味しい?」と訊かれるが、こっちだって入った事ない店だ。味の保証なんか出来るかよ。と、ラーメン屋の前にタイ料理屋さんに遭遇。
「タイ料理食べよう!」となって、相方の札幌二日目はタイ料理屋さんになった。

相方の注文したのは、シーフードのなんだっけ。名前忘れた。ご飯のやつ。ガパオライスだっけ? 

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俺はトムヤムクンヌードル。メニューには唐辛子の絵が2つだったので、注文したのだが(唐辛子が多ければ多い程辛い)、2つでも充分辛かった。食べ終わる頃は汗だくになった(笑)

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翌日は、引越屋さんがやってきて、相方の荷物を部屋に運び込む。俺が4ヶ月かけて整理した部屋は30分でまたカオスへ逆戻りだ。仕方ない。

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そして相方は部屋を自分仕様にガンガン変更する。まあ、部屋なんて所詮は男じゃなくて女のもんだからな。ピアノ部屋には相方のお気に入りの赤いラグが敷かれ、リビングはやはり相方お気に入りのグリーンのカーペットが敷かれる。
ニコンポとCDラックはリビングからピアノ部屋へ強制移動されられ、相方の化粧品道具の入ったラックが部屋の隅に置かれる。
また相方が東京から持ってきた観葉植物も置かれる。緑は良いね。

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この週末で、スノコベッドを購入し、ローテーブルを買い、洗濯機の上に置くランドリーラックを買って…あっという間にうん万円がすっ飛んだ。
再来月のカードの引き落としが怖い(笑)

月曜の夜は、家から一番近い(それでも徒歩8分くらい)回転寿司屋で晩御飯。相方はイカを頼んで「今までに食べた事ないくらい美味しい!」と感動していた。
それは良かった。この廻るお寿司屋さんは今後も我が家では訪問回数が増えそうだ。

週末、そして月曜、火曜と鍋を買ったり、調味料を買ったりと生活用品を買いそろえた。何しろ、相方が来るまでこの部屋にあった調味料は塩、胡椒、胡麻油だけだったからな。醤油もサラダ油もお酢も何もなかったのだ。

やっと生活するのに必要な物が揃い、相方の料理で晩御飯を食べた。今夜は餃子三昧。焼き餃子と水餃子をたっぷり。本当はビールが欲しかったところだが、今日は平日。アルコールは我慢。それに気づいた相方が「ビール呑めばいいのに(今日は許すよ)」と言ってくれたが、平日アルコールは禁止なのだ。次回は金曜に餃子を作ってくれとリクエストする。

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誰かと一緒に晩御飯を食べるというのは、非常に良いものだな。

最後の週末

札幌も完全に春がやってきた。もう舗道の雪も殆ど溶けている。それでも、陽の当たらない人の通らない空き地とかには雪が積もっているのだけれども。これらは、5月まで溶けないかな。
家の近所から山々が見える。

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相方にこの写真送ったら、「札幌なのに(都会なのに)、山がこんなに近いの?」と驚いていた。
まだ、山は雪化粧が落ちていない。不思議な景色ではある。

札幌での週末の過ごし方はほぼ一緒だ。土曜の午前中に起きだす。休みだから平日のように7時代に起きない。目覚ましもオフにして、身体が目覚める時間に起きる。大体それが10時半前後。そこから、洗濯を2回する。ワイシャツとそれ以外に分けて洗濯するのだ。
そして洗濯中に部屋の掃除。掃除機を掛けて、クイックルワイパーをする。毎週掃除しているのに、埃や髪が大量にあって、びっくりしてしまう。
そして、お昼過ぎにピアノ教室に出掛ける。大抵の人は土曜の午後なんて用事があるから、ピアノ教室のレッスンは入れないのだろう。俺だって東京にいた頃、土曜の午後にサックスレッスンは滅多に入れなかった。
でも、今の俺は暇だし、独りだし、ピアノのレッスンに行くのだ。そうそう、一昨日の土曜日、音楽教室にサックスを預けて来た。ここはサックスのメンテナンスもしてくれるのだ。
サックスも転職、引越のどさくさから半年以上吹いていない。今はピアノに夢中な俺だが、もともと一番好きな楽器はサックスなのだ。
でも、ピアノはピアノで良さがあるからねえ。それに恋愛と違って、楽器は二股かけても、誰にも非難されないしね。

愛人に浮気していたが、そろそろ本妻に戻らないといかん(笑) というか、本妻と離婚して愛人と再婚した形か、今の俺は…(本妻:サックス。愛人:ピアノ)

日曜は特にやる事がないので、昼からケーブルTVでお気に入りの映画や時代劇ドラマを見ながら酒を呑む。昼から酒が基本だ。アル中かよ?(笑)
ちょうど、季節が冬と被っていたせいもあるんだけど、殆ど出掛ける事をしなかった。雪の中、歩き回るのは大変だし。それに出不精の俺からすると、休みの日に昼から映画と酒なんて、最高の組み合わせだからね。
そして気が向くとピアノの練習。もう、俺のやりたい事オンリーの日曜だ。
洗濯と掃除を除けば、週末はやりたい事ばかりをやっていた。

こういった生活を4ヶ月程続けた。だが、これももう終わりだ。来週からはこういった週末はもうない。
来週末に相方が札幌にやってくるからだ。

そもそも東京にいた頃はずっと相方と一緒だったのだから、元の生活に戻るに過ぎない。そして東京の頃のほうが過ごした時間は断然長い。だが、直近の生活がこの札幌独り暮らしだったから、二人での生活が違和感だらけだ(笑)
どうやって暮らすのだろうという意味不明な疑問が浮かんでくる。

だが、明確なのは平日に酒を呑む事が出来なくなる(相方との約束だから)。
平日の晩御飯のメニューを考えなくて済む。
週末に洗濯、掃除をしなくて済む。

そして、週末は相方を連れて色々なところへ出掛けなくてはならない。ってゆーか、俺は未だに自分の住んでる街と職場近辺以外は、札幌が全然判っていないんだけどさ。
出掛けるのが大好きな相方だから、すぐに俺よりも札幌に詳しくなるだろう。そして、無駄な買い物をたらふくするのだろう(東京にいた頃のように)。
下の画像は先日のピアノ教室の後に、散策してたら遭遇した建物。レストランかなあ。お洒落だな。相方が来たら、連れて行こう。

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札幌に来たけど、まだ俺は寿司屋もジンギスカンも行っていない。どうせ相方が来たら、行く事になる。慌てる必要はどこにもない。
もう、スキーシーズンは終わりだから、相方とスキーに行くのは次の冬が来てからだ。
函館や小樽も行きたいところだな(20年前に当時の会社の社員旅行で、函館と小樽は行った事がある)。

残り、優雅(笑)な独身生活もあと5日。何しようかな(って、特にやる事もないんだけど。平日だし)。最近、もやしナムルにはまっているのだ。
もやしを茹でて、塩、胡椒、生生姜、胡麻油で和えるだけ。簡単であっという間に出来る最高の酒の肴。

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こういった簡単に出来る酒の肴を増やしたいなあ(って、優雅な独身生活の終わりがもやしナムルか?)

映画「ビリギャル」を観たのだ

ケーブルTVで「ビリギャル」をやっていたので観た。有名なので皆内容は知っているだろう。成績が学年ビリの女子高生が高校2年から勉強を必死にやって慶応大学に受かるという話。実話だというから恐れ入る。
最初から大学に受かるというオチが判っているので安心して2時間程度のんびり観られた。

「なんか似たような話、最近観たぞ」と、ちょっと考えた。2月か3月くらいに、ケーブルTVで一挙放送していた「ドラゴン桜」だ。こっちは落ちこぼれの学生数人が東京大学合格を目指す話だった。
落ちこぼれ(不良)が、何かの切っ掛けで勉強やスポーツに燃えて結果を出す、という話は昔から鉄板だな。ちょっと前なら「ルーキーズ」だし、大昔なら「スクール・ウォーズ」だ。

日本人は(日本人に限らず)、駄目というレッテルを貼られた人間が何かに一所懸命になって成功するという話が好きなんだなあとしみじみ思った。まあ俺も嫌いじゃない。事実、ビリギャルで主人公の女の子が塾の先生に「受かったよー」と言って抱き着いた瞬間、俺もちょっとウルウル来たもの(笑)

ところで、俺が学生をやっていたのはもう30年も前の話なんで、今の社会の学歴事情を知らないのだが、今も学歴って有効なのかな。
俺が大学に入ろうとしていた30年前は、まだ「学歴」というものが立派な武器だった時代だと思う。俺が通っていた高校は普通高校だったのだけれど、進学率が90%くらいだった。進学せずに就職するというと、クラスの奴らが「え? なんで進学しないの」と驚くといった感じだった。
ちなみに俺が通っていた高校からは東京大学合格者が歴代ゼロで、東大合格者を出すのが学校の至上命題だった。だが、先生も生徒もそれは100年経っても無理なのは判っていた。だって、東大目指すような奴は、俺が通っていた高校よりも上のランクの高校に入っていたからね(笑)

俺は高校2年くらいで自分の将来像を割とちゃんと描いていた。将来は商社マンになろうと思っていたのだ。だから、大学は外国語学部に入ろうと思っていた、それも英語以外の学科で。商社マンだったら英語以外にも何か外国語を使えるようになっていたほうがいいだろうという考えからだ。

そして実際に外国語学部に入ったので、そこまではライフプランは問題なかった。だが、その後留年したりして、色々狂い始めた。
勉強にさっぱり身が入らず、2留するのがほぼ確実になった。そうなると、大学卒業時に25歳になってしまう。大学を卒業して25歳で就職するよりも、中退して少しでも早く社会に出たほうがいいんじゃないか、そう思うようになった。大学中退となると、もう商社マンは無理だ。いや、探せば無理じゃないかもしれないが、あまり現実的じゃなかった。

大学卒業という肩書を失った俺は考えた。手に職つけるしかねえな、と。実は当時、ガラス職人とかも考えた。だがああいう仕事は10代の頃からやるものだろう。22歳(大学を辞めた時の年齢)では遅い。
さて、どうするか。選択肢はあまりなかった。当時、バブル経済が破綻する寸前だった。プログラマーシステムエンジニアという職種しかなかった。これだな、俺はソフトウエア会社に就職した。

俺が就職した会社は従業員が15人くらいしかいない、小さい会社だった。資格は高卒以上。問題無しだった。大卒の社員は一人しかいなかった。
それから転職して、社員7人の輸入代理店、そしてまたまたソフトウエア会社(社員8人)。これら3社の資格は全て高卒以上。とか言っても、卒業証明書を提出する訳でもない、いい加減な会社ばかりだった。

結局、大学を中退してからの俺は、学歴重視の会社とは無縁に過ごしてきたので、今一つ学歴の重要性が判っていない。また類は友を呼ぶじゃないが、俺の周りに高学歴の人間は殆どいなかった。
俺の無駄に長い人生で、高学歴と呼べる人と遭遇した事は2回しかない。

一人が30代の時に付き合っていた女性で、慶応出身だった。だが、男女の付き合いで学歴は関係ないしね。中にはそういった事が影響する男女もいるかもしれないけど、俺とその女性は関係なかったからなあ。
そしてもう一人が今のチームのリーダー。リーダーは日本で2番目に偏差値の高いと言われる大学の院卒だ。エリートである。俺みたいな大学中退者と京大院卒が同じチームってのも凄い話である。ちなみにリーダーはA社の社員(ここは多分、大卒以上が必要資格だと思う)で、俺はA社の子会社であるB社の社員だ(B社は中途採用の場合、学歴不問である、多分)。

学歴なんて社会に出れば関係ない。これは社会人なら誰でも思う事だろう。事実、そうだ。だが、学歴という括りとは関係ない部分で「頭の良い大学に入れる能力のある奴というのは、間違いなく、どこかしら優れたところがある」というのは歴然とした事実だと思う。
よく受験勉強に優れている人間と、実際の地頭が優秀な人間は違う、とか言う。だが、やはり試験で優秀な結果を残せるというのは一つの才能なのだ。たとえばギターが上手く弾ける、或いはサッカーが上手い、とかいうのと同じでね。

俺が人生で遭遇したこの高学歴の二人は、どこか「やっぱ有能だよなあ」というものを持ち合わせている(いた)。
今更、人生終わりが近い俺が「学歴」の事なんか考えても何の意味もないんだけどさ。
「ビリギャル」という映画を見たせいで、そんな事を考えたのだ。

俺は自分の人生に関しては「まあ、こんなもんだろ」と思っているから、大きな後悔とかは特にない。でも、時々「あ、留年してしまう。やばい、卒業出来ない」っていう夢を年に2回くらい見るんだよね。未だにだよ。あ、ここ数年はさすがに見てないけど。40歳過ぎまで定期的にそういった「留年して苦しむ夢」を見ていた。

だから、俺は大学を辞めた事を心の奥底では凄く後悔しているんだろうなあと思う。商社マンになろうと思っていた10代の俺を裏切ってしまった自分を責めているのだろう。

だが、後悔せずに生きている人間なんている訳がない。だからこれでいいのだ、きっと。人生なんて、そんなもんだ。

ということで、昨日作った野菜たっぷりの麻婆豆腐の写真でも載せておこう。普通は豆腐、挽肉、ネギくらいだろう。だが、野菜を摂る為に、ほうれん草、椎茸、エリンギ、モヤシ、長葱、キャベツを入れた。豆苗も入れれば良かったかな?(話が飛び過ぎである)

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ブルース・セッション@札幌に参加してきたのだ

ここ最近、似非ピアニスト気分になって、日々「LET IT BE」を弾いていた。いや、弾いていたなんて恰好良いもんじゃない。毎日毎日、練習していたに過ぎない。
未だに、間奏とエンディングで引っかかっているのだ。だが、レッスンを受けたら先生から「ゴールが見えて来た感があるのでペダルの練習もしましょう」と言われ、ペダルの練習も始めた。一つミッションをクリアすると、すぐに次のミッションがやってくる感じだ。だが仕事と違って自分の好きな事に関してだから、それは楽しいミッションだ。

そうやってピアノ以外の事をすっかり忘れていたら、ひょんな事からドラムの事を思い出した。理由は単純で、とあるブログを読んでいたら、そのブログ主がドラマーだったので、「あ、そーいや俺も前はドラム叩いてたんだ」と思い出した次第。
ピアノを弾くのは勿論楽しいのだけれども、やはりバンドで他の楽器の人達と一緒に演奏するのも楽しいんだよな。そこで一気にドラム熱が上がってきて「ドラム叩きたいなー」となった。すぐにバンドメンバー募集サイトで「北海道、ドラム」をキーワードで検索する。が、無論そんな都合よく、条件がマッチする募集がある訳がない。

あ、そうだ。ブルースセッションに行けばいいんじゃないか。そう思い至った。前から検索して目星をつけていた店があったのだ。確認すると毎月最終日曜日にブルースセッションをやっている。これはちょうどいい。

と、思い出した。俺は東京から札幌に引っ越す時に、持っていたドラムスティック、全部処分しちゃったんだよなあ。だって、札幌でドラム叩く機会が生まれるとは思ってなかったしさ。勿体ない事したな、取っておけば良かった。とか言いつつ、ちゃんとスネアは札幌に持ってきたんだから、今一つ覚悟が中途半端だね、俺は。

そこで土曜日にピアノレッスン後に楽器屋さんに出掛けた。札幌駅付近にパルコがあり、その中に楽器屋さんがある。スティックを2セット買う。まあ、セッションに参加するだけなら、1セットだけでもいいんだけど、たまにすぐに折れる可能性もあるからね。
店を出たら、路面電車に遭遇。いやあ、札幌だねえ。

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ということで、日曜の夜にお目当ての店に行く。ブルースセッションは19時スタートとホームページに記載してある。東京にいた頃に何度かブルースセッションに参加した事あるけど、あの時はホームだったからなあ。セッションホストは知っている人達だったし、店には顔なじみの人達が何人もいた。店のスタッフとも仲良くなっていたし、行けば「あらー、Tちゃん久しぶりー」と声を掛けて貰えた。

だが、今回は札幌。完全アウェイだ。知ってる人も誰もいないし。だが、ここで尻込みしていたら、いつまで経っても知人も仲間も出来ないしね。最初の一歩が大事だ。

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店に入り、カウンターの中にいたママっぽい人に「今日ブルースセッションやってますよね?」と確認。「初めてですか?」と問われたので頷く。セッション料金が1,000円と飲み物一杯。ビールを注文。楽器を訊かれたので「ドラムです。でも初めてなんで、暫く見させて下さい」とお願いする。

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既にセッションは始まっていた。セッションホストっぽい人がキーとリズムを指定してみなで演奏している。「スリル イズ ゴーン」という王道を演奏していたので、やっぱブルースは東京も札幌も変わんねえかと安堵する。
ビールを呑みながら曲を聴く。やはりブルースセッションなんで、年齢層は高め。セッションホストのボーカルの人以外は、俺よりも年上に見えた。

どうやらこの店は3曲ワンセットで回すらしい。3曲演奏すると、ホストがメンバーを指定して楽器が入れ替わる。2セット目で滅茶苦茶ガタイの良いドラマーが出てきて、ビビる。
そうしていると、セッションホストのボーカルの人が俺のところにやってきて、「次ドラムいいですか?」と訊いてくる。まあホストの人も俺が今日初めてだってのは判ってるから、確認したんだろう(中には「いやあ、今日は見学だけにさせて下さい」って言う人もいるだろうしね)。
せっかく、スティックも買ったし、ドラム叩きたい。ミスったっていいじゃねーか。セッションの恥はかき捨て、だ。ということで、「はい、判りました」と頷く俺。

そして、3セット目は俺の出番だ。ステージに行き、ドラムセットの調整。そーいや、ドラム叩くのなんて、去年の夏以来じゃねえか。東京のOIL CITYってとこでセッションして以来だ。半年以上叩いていない。大丈夫かな。10代の頃からドラムやってた人なら身体が覚えてる、ってのがあるだろう。だが俺は40歳でドラム始めた超初心者のおっさんドラマーだ。身体が覚える程にドラムが身体に染み込んでいない、残念ながら。
ちょっとビビりつつ、ボーカル&ギターの人が「キーはEで、シャッフルで」というのを確認する(まあ、ドラムはキー関係ないんだけどね)。ベースの人のフレーズを聴きながらドラムを叩く。これなら、なんとかいけるかな、って感じで3曲やった。典型的なシャッフルとスローブルースだったかな? 久しぶりのドラムは楽しかった。

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そうして自分の番が過ぎたので、ママにテキーラのロックを注文。テキーラを呑んでいるとママが声を掛けてくれる。俺が初めてだから、気を遣ってくれたのかな。ドラムやサックスのワークショップもあるから、良かったら参加してと言われる。楽しそうだな、問題はワークショップが平日の午後とか、参加無理なんだけど(笑)

そうしてテキーラをお代わりしていたら、キーボードを抱えた若者がやってきた。30歳前後かな? 早速セッションに参加していた。いやあ、ブルースピアノはいいねえ。
彼が演奏を終え、席に着いた。ちょうど俺の隣の隣の席に座った。これはチャンスだ。
「どうも初めまして。自分今日初めて参加なんですよ」
「ボクも今年の1月から参加したばかりで…」
「実は自分もピアノ始めたばかりでして。いやー、ピアノ恰好良いですねえ」
と若干彼を持ち上げつつも(実際恰好良かったのだ。お世辞ではない)、ピアノの話をしたりする。彼はブルースセッションに参加しているのに、一番好きなジャンルはハウスとかクラブミュージックなのだと言う。ちょっとびっくりした。武者修行とかのつもりでブルースセッションに参加してるのだろうか?
その辺りの話をもっとしようとしていたら、次のセッションの番が来てしまった。まあ、仕方あるまい。

俺はセッション2週目。ボーカルの人が「フーチークーチーマン」やりましょうと言う。この曲は以前参加していたバンドで演奏した事もあるのだ。だから、大丈夫だと思っていたが、曲が始まったら、どうやって叩いていたかすっかり忘れていた。やっぱり身体が覚えているレベルまで達してないんだよなあ。三連だという事は勿論判っているから、誤魔化しながら叩いた。ボーカルの人には悪い事した。

そうやってトータル3セットに参加した。つまり3曲×3セットで9曲叩いた訳だ。途中で、明らかに「なんか上手くいかないから、これやめようか」とボーカルの人に言われた曲もあったりした(つまり、俺がちゃんと叩けないので、これは止めたほうがいいよね、という感じ)。申し訳ないと思うけど、セッションは基本「一番下手な奴(=俺)に合わせる」だから、仕方ないと割り切った。だって、いくら格好つけたって叩けないものは叩けないしね。

最後にセッションホストの人が「スィートホーム・シカゴ」の王道でセッションを〆る。俺はそれを聴き終えると(もう23時半くらいだから、結構遅かったのだ)、各メンバーに「今日はどうもありがとうございました」と挨拶をして帰る準備。やっぱり新参者だし、下手くそだから迷惑かけたからね。そこはちゃんと挨拶しとかんとね。

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そしたら、とある人から上から目線の発言を喰らい、ちょっとモヤモヤした。まあ、仕方ない。こういった場で必ず「素人はちゃんと頑張れよ」的な発言をする人はいる。そこで言い返しても何の意味もないので、頷いておいた。

ピアノをやっていた若者とも挨拶をして「来月も都合あえば来るんで、よろしくです」と握手を交わした。他にもギターで声を掛けてくれた人もいたし。慌てても仕方ない。こうやってゆっくり輪を広げていければいいと思う。
そうすれば、東京にいた頃みたいに新しく仲間が出来るかもしれないしね。

恋愛と一緒だ。慌てず、焦らずに、だ。

まだまだ、札幌での初めてはいくらでもある

札幌生活も4カ月近くになった。そして春ももうすぐ。こちらに来て色々新たな経験をしているけれど、それらも一通りこなしたかな、と思っていた。
が、さにあらん。まだまだやっていない事はいくらでもあるのであった。

その一つが散髪である。こちらに来たのが冬の始まりだった。相方からは「入社する前に絶対に髪切ってね! そんなみっともない髪型で入社しちゃ駄目だからね」と釘を刺されていた。だが、そもそも札幌には馴染の床屋などないのだ(当然である)。
それに初体験の札幌の(超寒い)冬を迎えるのに、襟足辺りを短く切って、風邪でも引いたら目も当てられない。よって暖かくなるまで散髪は封印していた。

先週辺りから、段々と札幌も暖かくなってきたし、襟足もかなり伸びてうざくなってきたので、そろそろ散髪だなと思い始めた。マンションから徒歩5分のところに美容室(床屋?)があった。こちらは情報も希望も何もない。普通に髪さえ切って貰えればいいのだ。ということで先週の土曜日15時に予約をして、髪を切って来た。

15時5分前に店に行き、「15時に予約した***です」と告げると、すぐに案内された。美容師さんは40歳前後の小柄な女性。こちらの希望として、全体的に2センチ程切って貰って、厚いところは梳いて欲しい、襟足はがっつり切って下さいとお願いした。
それからシャンプーをして貰い、カットが始まる。美容師さんは余計な事は一切言わずに無言で髪を切る。有難い。こういった時にいきなり話しかけられると気疲れするんだよなー。無言で放置してくれるのが良い。
全体のカットが終わったところで鏡を持ってきて、襟足の長さの確認。思ったよりもまだ長いな。「もう少し切って貰えますか」とリクエスト。

そこから、美容師さんが軽く俺に話しかける「最近、越してこられたんですか?」
予約の時に「初めてです」と伝えていたからね。だからそういった切り口になったのだろう。そこで俺は美容師さんに去年の12月に東京から引っ越してきたこと、冬の間は髪切って風邪引きたくなかったから、暖かくなるまで待っていた事などを伝えた。
美容師さんは俺との会話のキャッチボールをしながら、仕上げに掛かる。また会話が無理矢理突っ込んでくる感じでもなく、こちらも気楽に遣り取りが出来て、非常に良い感じだった。
(美容師さんが、可愛らしい雰囲気だった事は、関係ないからな! ホントだぞ! 八重歯が可愛かったとか一切関係ないぞ!)

また、ポイントが高かった接客態度の一つに、俺に向かってすぐに「***さん(俺の苗字)は、@@@@ですか?」みたいに俺の名前を呼んだ事だ。「お客さんは最近引っ越してきたんですか」みたいに「お客さん」という万能かつ無難な呼びかけでなく、きちんと固有名詞で呼びかける辺りが、接客のプロだなあと感じた。
こういったさり気ない気配りって、サービス業では大事だよね。俺も見習おう。俺、システム屋だけどさ。

2回目のシャンプーが終わり、ドライヤーで髪を乾かして貰う。うむ、いい感じに切って貰えた。俺がこの街に住んでいる間はここでずっと髪を切って貰おう。そう思った。
(美容師さんが、可愛らしい雰囲気だった事は、関係ないからな! ホントだぞ! 八重歯が可愛かったとか一切関係ないぞ!)


髪が短くなったので、洗髪も楽になった。夜、風呂に入り髪を洗った後、シャワーでシャンプーを流そうとすると、なんか髪がキシキシする。上手く指が通らない。なんで? おかしいなあ。さっきシャンプーボトルを詰め替えたけど、前と同じシャンプー使ってるのになあ?

あ! シャンプーボトルに、間違えてボディソープ入れてた。これも札幌来てから初めての事である。ってゆーか、ボディソープで髪洗ったのは人生初めてである。初めてが多過ぎだ。

ということで、本日の画像は、自炊した塩ラーメン。鍋も3ヶ月食べて飽きた。カレー作ったら1週間ずっとカレーだった。そろそろ春に向けて、新しい自炊メニューの開拓が必要だ。

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またスキーに行って来たのだ

先週末の事だ。二日連続で温泉に入ってきた。いや、これは正解じゃない。先週の日曜の事だ。一ヶ月振りにスキーに行って来た。
札幌に来るまでの長い人生49年の中でスキー経験は3回のみ。単純割り算すると、16年に1回スキーをした経験になる。意味ないな、この平均値は。
そして、札幌に来て三ヶ月半。その短い期間で2回のスキー経験。いかに環境によって人の経験や状況が変わるかという証明だな、これは。

土曜日の夕方。ピアノ教室を終えた俺は、とある温泉場にいた。温泉とは言っているけど、厳密には健康ランド未満、銭湯以上といった感じの湯場。でも、ちゃんと温泉なので文句はない。料金もたったの440円だ。銭湯価格だな。

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札幌に来た時から「日帰り温泉とか、健康ランドとか行きたいなー」と思っていたのだ。だが、真冬にそういったところに行くと、帰りの電車や寒い雪の帰り道で風邪を引く可能性がある。で、冬の厳しさが過ぎるまでずっと待っていたのだ。

やっと冬も終わりを感じるような気候になったので、喜び勇んで温泉に出掛けた。丁度その温泉がピアノ教室から家に帰る途中駅にあったのも都合が良かった。

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販売機でチケットを買って早速脱衣所に。土曜の夕方5時近く。風呂に入るには非常に良い時間だ。入ってみると想像以上に混んでいて驚いた。洗い場はかなり数があるのだけれども、浴槽が思ったよりも小さい。なんというか、ちょっと立派な銭湯といった規模か。それでもサウナも2種類あるし、露天風呂もある。なんといっても、家の風呂と違って浴槽が大きいのが気分が良い。それに温泉だしね。家みたいにバスクリン入れて誤魔化してるのとは訳が違う。

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いつものようにサウナと水風呂を繰り返してフラフラになって気分よく風呂をあがる。トータルで1時間半くらいいたかな。ここはお食事処があるのだ。無論、それが目当てでもあった。風呂上りのビール、これが温泉における最上の喜びと言っても過言ではない。

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生ビールと味付けキャベツを注文。生ビールが500円、キャベツが200円だ。安いねー。
風呂上りのビールをぐぐっと。堪らん。歳喰っていい事なんか何もないけど、唯一歳喰って良かったと思えるのが、温泉の楽しさを知った事だな。

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そしてビールを飲み干したので、天丼とざるのセット、そしてハイボール。やっぱり温泉と言えば、天麩羅と蕎麦だよねー。本当は天ざるを頼みたかったのだが、メニューになかった。残念。
そうやってハイボール呑みながら蕎麦を啜っていると、ラインにメッセージが。

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「明日、なんちゃってスキー&そり、温泉に行くんですが、参加しませんか?」と。おっと会社のチームのリーダーからだ。リーダーが最近チームに参加したFさん、Tさんとスキーに行く話をしていたのは知っていた。だが俺に声は掛からなかったから、まあ新メンバーだけで行くんだろうと思っていた。まさか誘われるとはね。

ちょっと考えた。スキーは前回30年振りにやった。悪くはなかったが、さりとて、自分からまたやりたいかと問われると非常に微妙な感じだった。だが、今回はスキー以外に「温泉」がある。これは悪くないな。それに「そり」もあるそうだから、スキーやる気にならなかったら、そり遊びして、温泉までの時間を潰せばいいだろう。そう結論づけ、リーダーに参加すると伝えた。それにしても「なんちゃってスキー」とはなんだろうか?

翌日、約束の場所に行くとリーダーがでかいワゴン車を運転している。リーダーに「なんちゃってスキー」の意味を訊くと、なんでも初心者専門のゲレンデのようで、ちびっ子用にスキー教室をやっているような場所なのだと言う。俺みたいな超ど素人には都合の良い場所なのではないだろうか。

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現地に行くと、レンタルスキーセットが2,600円。そして4時間利用可能なリフト券が1,000円。これなら、悪くない。ということでスキーをやる事にした。

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前回は30年振りにスキーをやるのに、夜中の3時まで酒を呑んで、二日酔い&寝不足だった。今回は酒も少ししか呑まず、12時には寝た。体調はばっちりだ。

そして、リーダーから「スキーやる前はストレッチですよ」と指導され、ちゃんと足を延ばす。こういったのが大事だよね。それにしても、北海道は空が素敵だなー。

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そして早速滑る。ゲレンデは傾斜も割となめらかで俺みたいな素人にはぴったりだ。調子に乗ってスピード出して止まれなくなると地獄なので、自重してゆっくりと滑り降りる。その俺の横を、小学生低学年の女子が追い抜いていく。道産子の子供たちは皆スキーが達者だ。札幌三ヶ月のおじさん(というよりも、もはやおじいさんか)よりも子供達のほうが遥かにスキーが上手い。当然だよな。

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だが、無事こける事なく、下まで無事に到着。

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そしてリフトに乗る。ところがこれが問題だった。いや、俺は高所恐怖症なんで前回のゲレンデではリフトが怖かった。今回のリフトは低かったから、そういう意味では高さの恐怖はなかった。だが、リフトを降りる時なのだが、上手くバランスが取れず、リフトを降りて滑り出した瞬間にこけて、リフトを止めるという大迷惑な客となってしまった。
その後もゲレンデを滑り降りてはリフトに乗り、リフトを降りる、そして降りた瞬間コケるを繰り返した。三回連続でリフトを降りる時にこけて、さすがにこれはまずいと思い始めた。このままだとリフトを降りる時の恐怖から、リフトに乗れなくなってしまう。

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ゲレンデを滑り降りる時は一回もコケてないのに、リフトを降りる時はこける、これはいったいなんなのだ? こういった時、おっさんは恥も外聞もないから、素直にスタッフに訊ける。チケット確認の雪焼けしたおじさんに「リフト降りる時、毎回コケちゃうんですけど、なんかいい方法ないですかね」と尋ねる。スタッフの人から「子供に言ってるんですけどね、降りる時に前傾姿勢を取るんです。そうすれば上手くいきます」と言われる。
そうか、前傾姿勢か。それを意識したら、今度は3回連続で上手くリフトから降りる事が出来た。

ゲレンデを上手く滑る事よりも、リフトをちゃんと降りられるようになることがこの日の命題となった。なんだそれ。自分の中でコツがつかめた気分になってまたリフトを降りようとしたら、コケた。あれ? 今まで上手くいってたのに。スタッフの人から「重心がよくないですねー。貴方くらいの身長なら、降りるのはもっと待っても大丈夫です」と言われる。
くそー、せっかくリフト失敗の恐怖を乗り越えたと思ったのに、また失敗か。時間は午後1時半過ぎ。滑り始めてから3時間近く経っている。リフトも10回くらい使用したし、前回よりもはるかにスキーを満喫している。個人的にはもう上がってもいいくらいだ。
だが、最後にもう一回、リフト降りを成功させたい(何しにお前はゲレンデに来てんだ?)。という事で最後に下まで滑り、ラストリフト。無事、上手く降りる事が出来た。
満足、満足。ちなみにこの日は一度もスキー自体で転ぶ事はなかった。

そしたら参加してたチームの他のメンバーが「そりやりましょう」と。彼は娘さんを連れていたから、娘さんにそり遊びをさせてやりたいんだな。ちなみにここはそりのレンタルは無料である。太っ腹だ。

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下が無料で借りられるそりだ。ここにお尻を突っ込んで滑るのである。

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そりは結構高さとスピードがあり、プチジェットコースター的な速さを堪能出来る。なかなか、楽しかった。
俺達チームもいい歳した大人達がみな参加して、そりを楽しんだ。

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この後は温泉だ。温泉場に食事処もあるという事で、そこで食事を摂る事にする。温泉場に着いた時は3時半。うーむ、微妙な時間になってしまった。温泉と言えば、やはり天麩羅と蕎麦である(ってゆーか、昨日もお前はそれ喰ったろうが)。が、その温泉場は14時から17時は蕎麦はオーダー中止なのだ。で、その時間帯にオーダー出来るのは「インドカレー」なのである。

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インドカレー? なんでもその温泉場はインドカレーが有名なのだとか。温泉とインドカレー。うーむ、結びつかない。が、それしか喰うものはないので、ラムカレーと生ビールを注文。リーダーが車の運転をしているのに、平気で酒をオーダーする部下(俺)。これは次回の査定が下がるな(笑)

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温泉は鄙びた感じでなかなか趣がある。最近の温泉場のように設備が充実している訳じゃない。シャワーを出していると、隣の人が使用する湯や水の量の影響を受けて、水流や温度がガンガン変わる。昭和のお風呂ってそうだったよなあと。

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風呂上りは無論、ビール。温泉の後のビールよりも美味い飲み物は世の中に存在しないね。

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この温泉は結構芸能人が来ているらしく、色紙が多数飾ってあった。

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前回と違い、今回はちゃんと酒を控え、睡眠をちゃんと取ってスキーに臨んだので、今日も殆ど筋肉痛がない。やっぱりスポーツをやる時はきちんと準備しないとね。

前回のスキーは殆ど「30年振りのスキーだ」というネタに近いものだった。今回のスキーは純粋に「スキーという娯楽」を楽しむ事が出来た。もう季節的に次のスノーシーズンまでスキーはしないだろう。
でも、次にスキーに誘われたら、喜んで参加する自分がいる気がする。

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もうすぐ春が来る

3月になった。さすがの札幌もだいぶ暖かくなってきた。札幌に来てすぐに寒さと雪の洗礼を受けたので、2月は全然辛いとは思わなかった。
日本の何処でも2月が一番寒い季節だろう(違う?)。だから、2月は相当辛いのではないかと思っていた。東京にいた頃も2月が一番辛かった(寒かった)からね。
だが、12月、1月ですっかり寒さに鍛えられたので、2月はむしろ楽だった。ある夜、「今日は暖かいなあ」と思ってとあるビルを見上げたら(そのビルには温度表示があるのだ)、マイナス2度だった事があった。
それを相方に伝えたら「もうすっかり札幌の人だねー」と言われた。何を言う。札幌市民にそんな簡単になれる訳がない。まだ一度しか転んでないしね(笑)

12月からずっと積もっていた雪もかなり溶けて来た。車道はほぼ雪がない。まだ歩道は雪が残っているけど、これが溶けたら、本当の春が来るんだろうなあ。

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札幌で暮らして丸々三ヶ月が過ぎた。まだ、札幌の位置関係がよく判っていない。何しろ冬だったからねえ。動き回る訳にもいかないし。これから暖かくなれば、色々なところへ出掛ける事になるだろう。慌てても仕方ないさ。
それに4月になれば相方が来る。当分無職で暇を持て余す相方は色々なところへ出掛けたがるだろうから、ほっておいても家にいられなくなる。いまのうちは家でゆっくりケーブルTVで映画でものんびり観よう。

ピアノも始めて2ヶ月が経った。イントロ、Aメロ、サビ、間奏と順にレッスンで教えて貰い、今アウトロー(エンディング)を習っている。いかんせん、初めてのピアノだから物凄く簡略化した演奏にして貰っている。
だが、アウトローは結構左手が恰好良いので、これは譜面通りにやりたいと先生に申告した。そうしたら、結構難易度が上がった。簡単なヴァージョンだったら、もう完成間近というところまで来たのだが。自分でハードルを上げたせいで、ゴールが遠くなった。だが、自分の中で「これはまあ、頑張れば出来るレベルだな」というのが判っているから、くじける事なく練習を繰り返している。多分、今月中にはなんとか最後まで(つっかえながらも)弾けるようになるだろう。そうしたら、厚顔無恥なこの中年のおっさんは、きっとyoutube辺りにピアノ演奏をアップするだろうから、奇特な方は聴いてあげて下さい。

仕事は特に言う事はない(それに仕事のことはあまり書きたくないし)。ただ、一つ言えるのは、今の俺が所属しているチームのリーダーが滅茶苦茶良い人なので、その人のお蔭で非常に気持ちよく働けている。仕事でストレスを抱えている人の理由の90%は人間関係だと思う。
俺も過去に行かされた現場で辛かったところが二つあった。一つは、自分のスキル以上のものを求められた時。28歳くらいの頃だったかな。そうだな、例えるとレストランでのオーダーや道を尋ねる程度の英会話しか出来ない人が、商談の通訳を任されたといった感じか。これは辛さが判ると思う。あの時は本当にきつかった。
そしてもう一つが去年の今頃。詳細は一切書きたくないが、50代のお局にパワハラを受けた。たった4ヶ月の現場だったが、本当につらかった(もともとは長期の予定だが、途中で契約打ち切りになったのだ)。
そのお局の席が俺の横なので毎日職場に行くのが苦痛だった。契約打ち切りになったと言われた時、来月からの食い扶持どうしよう(フリーランサーだったから)という心配よりも、もうお局の顔を見なくて済むほうがずっと嬉しかった。
救いだったのは、相方に詳細を伝え、「今の現場辛い」と言った時に、相方が「そんな事言わずに頑張りなよ」とは言わずに「辞めちゃえ、そんな現場。仕事なんていくらでもあるよ」と言ってくれた事だ。あの時、相方が俺を追い詰めずに「好きにしていいよ」という態度を取ってくれた事が物凄く救いになっている。
また、お局にパワハラを受けてた事が「フリーランサーで現場を渡り歩くよりも、ある程度落ち着いた会社に所属したいなあ」という引き金になっている。無論、正社員になった会社で嫌な奴に遭遇する可能性も否定出来ない。それは一種の賭けだったけどね。

あまり書きたくないといいつつ、仕事のことをだらだら書いてしまった。

携帯メールが来たので、何かと思ったら、東京にいた頃のサックス教室仲間からのメールだった。春になったので、合同練習や花見飲み会をやろうと書かれていた。ってゆーか、俺がもう札幌なのは知ってるのに、なんで俺にも寄越すかなあと訝しむ。ふと見ると、東京のメンバーがみな送信相手になっていて、俺のメアドはccに入っていた。
なんとなく、今でも仲間のつもりでいてくれるのかなと思って、ちょっと嬉しくなった。いい歳して何言ってんのかね。
でも、そういったささやかな喜びが、きっと辛い時に人を救ってくれるのだと思う。

あと1ヶ月ちょっとで相方が札幌に来る。まずは、札幌ビール工場に行って、ジンギスカンでも喰うかな。おっと、その前に俺は意地でもピアノで「LET IT BE」を今月中に仕上げねば。これは自分への課題だ。

下は札幌で久しぶりに外で食べたランチ。ご飯、味噌汁お代わり自由で500円(税込)。これって東京と比べるとやっぱり安いのかな?(笑)

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