Some Were Born To Sing The Blues

酒好き、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

スィングしなけりゃ意味がない@札幌

先週末は、楽しみにしていた「札幌ジャズ・フェスティバル」があったのだ。「ジャズ・フェス」という響きがいいよね。それだけでなんかワクワクしてくる感じ。
そういえば、東京にいた頃も「墨田区ジャズフェス」とかに出掛けたっけか。音楽は東京だろうが、北海道だろうが共通という事だ。
当然有名プロミュージシャンも来るのだが、今回「おっ」と思ったのがチック・コリアくらいしかいなかった。今更チックのピアノ聴いてもなあといった感じ(何様だよ、お前)。これがReturn To Forever(チック・コリアが昔組んでいたジャズロック系のバンド)なら、一万でも二万でも払うけど。

ということで、札幌市内の色々な場所でアマチュアミュージシャンがストリートライブを繰り広げる(といっても、きちんとステージは設定されている)ので、それらをハシゴする事にした。
ライブは土曜、日曜とある。それに日曜の夕方は某所で、俺のピアノの先生が所属しているバンドがライブをやるので、それは見なくてはならぬ。
(先生のライブを観るのは、生徒としての義務的な部分もあるけど、普段先生がバンドをやっている話は聴いていたので、どんな音楽をやるのか楽しみであったのも事実である)

土曜日。天候は晴れ。外の気温は日中は34度まで上がった。ここは本当に札幌か? 東京と変わらぬではないか! と憤慨したり驚愕しても仕方ないので出掛ける。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719223623j:plain

が、その前に腹ごしらえ。
相方が「まぜそば」を食べたいというので、某有名中華屋さんへ。確かこの店は系列店が東京にもあったんじゃないかなあ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222331j:plain

当然、相方はまぜそばを注文。俺はラーメン・半チャーハンセットがあったので、それにする。しかし、ラーメンとチャーハンのセットって永遠の男の食い物だよなーって気がする。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222355j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222410j:plain

サイドメニューで水餃子も頼む。相方は焼き餃子よりも水餃子のほうが好きなので、俺達が餃子を頼む場合は必然的に水餃子となる。俺は焼き餃子のほうが好きなんだけどね。水餃子と焼き餃子を両方頼む程、俺達は食が太くないので、俺はいつも我慢である。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222439j:plain

腹も膨れたので、ピアノの先生に貰ったガイドブック(どこで何時からどんなバンドが演奏するか書いてある)を見ながら適当に散策。どんなバンドと言っても、バンド名が書いてあるだけなので、実際どんな音楽をやるかの参考にはならない。
基本的には札幌駅前で演奏するバンドはそれなりの腕だろうから聴けるだろうと見越して、札幌駅前に向かう。

地下道でも演奏している事が書かれていたので、地下道を経由。人が集まっているのが判る。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222522j:plain

おっと、ギター二人組。中学生くらいの女の子と中年男性のコンビ。親子かなー。ジャンル的にはジャズにびた一文かすってませんでした。どんなジャンルだったかな、忘れてしまった。それにしても、俺も自分の娘とバンドをやるのが夢だったのに、なんでこうなってしまったのか?…(泣けてくるわ)

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222555j:plain

札幌駅前へと。ここは俺の所属している会社の支社がある関係で何度か来ているのだ。私用で来るのはあまりないな。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222617j:plain

駅前広場で演奏している人達がいる。が、この人達が演奏していたのは沖縄民謡。こちらもジャズ一切関係無し。いや、沖縄音楽も嫌いじゃない、嫌いじゃないよ。でも、今日は「ジャズ・フェズ」だよねえ?

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222643j:plain

そして次は駅前にあるビヤガーデンに併設されたステージを観に行く。ちなみに客席がガラガラなのは演者のせいじゃない。暑さで皆、日陰に逃げてしまったせいだ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222709j:plain

このバンドは俺の大好きな女性サックス奏者がいたから、記憶に残っていていい筈なのに、演奏内容をまるで覚えていない。暑さでやられていたせいかもしれない。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222737j:plain

翌日にピアノの先生が演奏する場所の下見をしておこうと某会場へ。そこでは男性ピアニストが一人で演奏していた。こちらは「おっ、ビル・エバンス辺りでもやってくれんのかな」と期待していたら、AKB48とか山下達郎とかジャズどころか洋楽とも一切無縁なレパートリーだった。
相方が「タイトル、札幌ジャズフェスじゃなくて、札幌音楽フェスに変えたほうがいいね」と呟いていた。全く同感である。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222817j:plain

暫くぶらついた後、また札幌駅前に戻る。今度はフュージョン系のバンド。やっとジャズに近い感じになってきた。ただ、俺フュージョンてあんまり好きじゃないんだよね。なんでか判らんけど。ロックもジャズも好きなんだけど、その融合(フュージョン)は好きになれないのは何故なんだろう(ちなみに、ジャズロックと呼ばれるようなバンドや音楽は好きなんだけど。何が違うのか自分でも判らん)。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222848j:plain

またまたビヤガーデンに戻ると、またまたサックスありのロック系バンド。個人的に好きなタイプの音楽なんだけど、何しろ炎天下(34度くらいあったのだ)なので、最後まで聴いていたら、死にそうになった。野外フェスは天気との闘いである。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719222915j:plain

暑さで耐えきれなくなったので、地下道を通って帰宅した。地下道でも2バンド程演奏していたが、やはりジャズには程遠い。

翌日は大雨となり、午前中は出掛けるのを諦めた。ピアノの先生の演奏が15:40くらいから。それだけは雨が降っていても行かねばならぬ。ということで、家で時間を潰していると雨も小降りになってきたので、これ幸いと出掛ける。
先生の演奏開始まで10分程あったので、近場のコンビニで缶チューハイを2本空ける。こんな事ばかりやってる気がする。

先生の演奏する曲は全て、先生の自作曲。ジャンル的には分類が難しい。クラシックな要素もあれば、タンゴみたいなのもあったし。ロック的テイストもあった。ジャンルに捉われないといった感じか。
お世辞抜きに先生のバンドが今回の一番の収穫だった(そもそも、ピアノの先生はこのBlogの存在を知らないので、お世辞を言っても意味ないのだ。だからこれは俺の本音)

f:id:somewereborntosingtheblues:20170719223029j:plain

色々なミュージシャンの様々な音楽を聴くのは悪くない体験だ。今回も充分に楽しめた。ただ、こういった色々な種類の音楽を聴くと、やっぱり王道のこれぞジャズってのを聴きたくなるんだよなあ。
エリック・アレキサンダー(テナーサックス奏者。俺のジャズ・アイドルだ)を聴くには東京に行くしかねえし。

金がないと好きな音楽を好きなだけ聴けないってのも、世知辛いもんだ。

ラベンダー畑でつかまえて

言う必要もないが、本日のタイトルは某有名小説のパクリ。

札幌(北海道)に来る事が決まった時に相方と決めていた事があった。
「ラベンダーの季節になったら、富良野に行こう」
札幌と富良野の距離関係も何も判っていなかったが、それは決めていた。札幌に来てから、「札幌から富良野は大体車で3時間(高速使わずに下で行った場合)程度」という情報は得ていた。
一人、1時間半ずつ運転すればいい。その程度なら楽勝である。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211224j:plain

ということで、先週の日曜日(7/9)に富良野へ行って来た。我らがマイカー、ハスラー君大活躍である。しかし、冗談抜きで3時間のドライブを軽自動車で行くのは、ちょっと辛い。あと峠道でパワーの無さに泣けた。

とりあえず、行きのスタートは俺が運転。BGMはジャミロ・クワイ。無論、俺の大好きなジャズもロックも流す事は許されない(笑)
家を9時半過ぎに出発。到着予定は12時半くらいだ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211350j:plain

カーナビを「ファーム・トミタ(富良野のラベンダーが有名な処)」にセットしてひたすら運転である。札幌(北海道)は、道にも沢山花が咲いているのだよなあ。これも東京とだいぶに違う。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211422j:plain

暫く走っていると左側に大き目の河がある。相方が「なんの川だろー」と首を傾げる。カーナビで確認したら、石狩川だった。まさか、人生において、石狩川を生で観る事があろうとはね。長生きはするもんである。ただ、思ったよりも石狩川は小さかった。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211447j:plain

ドライブ開始して1時間程度過ぎると、だいぶに田舎道になってくる。相方は「これは気分いいなー。ラベンダー見なくても、この景色見てるだけでも充分に楽しいなー」と。それは良かった。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211523j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211545j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211603j:plain

そうして約3時間で富良野に到着。結局、ずっと俺が運転した。まあ、途中コンビニとかに寄ったりして休憩したしね。3時間なら一人でもギリギリ運転可能な時間だ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211633j:plain

売店があったので、早速ラムネとソフトクリームを購入。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211703j:plain

店のスタッフのユニフォームがラベンダー色に統一されている。ここの売店のお姉さんが滅茶苦茶美人で、写真を撮りたかったのだが、そんな事すると相方に金属バットで頭を数十回ぶん殴られる事必至なので諦めた。
ソフトはラベンダーが入っていて紫色だ。色が綺麗だ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211747j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211807j:plain

ソフトクリームは相方、ラムネは俺。当然、本当はラムネなんか飲みたくない。飲みたいのはビールだ。3時間の運転、そして阿保みたいに良い天気、暑い日差し。ビール以外なんか間違っても飲みたくない。でも、移動や帰りの運転を考慮するとまだビールは飲めない。辛い(笑)
売店もあって、ラベンダーの香水とかポプリとか色々売っている。女性が好む物が多いかな、といった感じ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211839j:plain

売店で、マップを貰って歩き出す。となんとスタッフ用の原付自動車もラベンダー色。徹底してるなーと感心する。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211933j:plain

ラベンダー畑は全部で12あるらしい。まずはトラディショナルと書かれた王道ラベンダーを見る事にする。ラベンダーは早咲きと遅咲きがあって、早い奴は7月上旬に咲き、遅いほうは7月下旬がメインなのだとか。なので7月に入れば、基本ラベンダーが楽しめるようだ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711211959j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212013j:plain

ラベンダーそのものの景色も良いのだが、このファーム富田から見る街の景色もまた絶景。こちらも素敵である。北海道の景色だなーって感じがしないかい?

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212047j:plain

ということで、ラベンダーをバックに相方の写真を撮っていると、「ジジイも撮ってあげるよ」と言われて、俺の写真も記念に。それにしても、ラベンダーとオッサンの俺とは似つかわしくない景色である。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212111j:plain

さすがにシーズンでもある為、観光客多し。それでも、歩く隙間すらない、という程混んでもいない。もしかすると、7月後半になると、夏休みシーズンに入って家族連れが増えてさらに混むのかも。
天気も良かったし、先週末に行ったのは正解だった。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212154j:plain

とにかく、ラベンダー一色なのかと思いきやそんな事はなく、色々な花が咲いていた。「花を愛でる」という行為と一切無縁の人生を送って来た俺ですら、「花が綺麗だなー」と思えるのだから、やはり花はいいね。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212225j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212250j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212309j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212329j:plain

途中で、相方がカットメロンを食べたいとの事で売店でメロンを食べる。美味かった。カットメロン、250円なり。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212410j:plain


時間は2時半過ぎ。もうラベンダー畑は一通り見て堪能したし、腹も減ってきたので、ランチに行く事にした。ガイドブックに載っていたスープカレー屋さんに行く。
途中の景色がもう、「これぞ北海道」って感じで良いのである。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212458j:plain

行った店は「あぜ道 より道」という店。なんでもお母さん5人でやっているのだとか。その日取れた野菜を使って料理するので、季節ごとどころか、毎日材料が変わるのだとか。凄いね。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212556j:plain

相方は人気メニューのスープカレー。俺は冷製スパゲッティ。どちらも970円。美味かった。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212616j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212634j:plain

店に着いたのが3時だったのだけれども(ラストオーダー3時半)、俺達の前に4組くらい待ってた。それでも待ち時間は10分もなかった。良かった、良かった。

ラベンダーも見たし、食事も満足。さあ、残るは「北の国から」で使われたセットを観に行くのだ! 相方は「北の国から」のレギュラー放送を全部見てたので、是非ロケセットを見たいとのこと。俺は「北の国から」はスペシャルを1本だけ見た。ジュン君と内田有紀(役名忘れた)が結婚する話。なんてタイトルだったかな?

なんでも、ゴローさんが住んでた家のセットが3カ所程あるらしいのだ。ガイドブックの住所情報をナビに登録して早速行く。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212712j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212735j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212821j:plain

俺は、そもそも「北の国から」をまともに見た事ないから、セットの家とか見ても「へー、面白い家だなー」程度である。有難味があまりない。相方はさぞや感動しているかと思いきや「あれー、こんな家住んでたっけかなー?」と首を傾げていた。
忘れてんじゃん、駄目じゃん。

それにしても、バスと家が合体している家って面白いなー。こんな家に住んでみたいなー(北海道じゃなく、伊豆とかで。北海道でこの設備じゃ寒すぎる)

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212853j:plain

この角度から見ると普通の家。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212932j:plain

ここから見るとバスハウスである。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711212954j:plain

こっちの家は窓の部分に「ゴンドラ」を再利用しているのが判ると思う。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711213017j:plain

ゴローさんの家は全部で3カ所あって、通し券だと1,200円。一つずつだと500円。俺達は行った時間が遅くて全部回れそうもなかったので、一つずつ払った。実際、最後の3つめは到着した時点で入園時間を過ぎていた。もっと早く行くべきだったが、時間的に無理だよなあ、こればっかりは。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711213051j:plain

そして次の写真は2つ目の家の場所。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711213145j:plain

なんか、こういったロフト的な家って子供の頃、憧れなかった? ハイジの藁葺ベッドみたいなもんでさ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711213208j:plain

すっかりゴローさんの家も堪能したので、富良野駅前で野菜を買って帰宅する事にした。
北海道は8時近くまで日が落ちないのだ。ということで、帰りも俺が運転。が、さすがに途中で体力の限界を感じたので、残り50キロ程度になったところで相方に代わって貰った。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170711213324j:plain

車の運転は疲れたし、翌日まで微妙に疲労感が残ったけど、富良野は行って良かった。相方がしみじみと言っていた。
「北海道って冬は寒さと雪で大変だろうけど、こういった素敵な場所や景色があるから、きっと生きていけるんだなー」

jazzは眠い、rockはうるさい

人間、長く生きていると色々な事が起きるものである。
先週の土曜日、我が家に車がやってきた。マイカーという奴だ。偉そうな事を言っているが、ただの軽である。全然大したことない。が、50年生きてきて(ってゆーか、俺もう50歳かあ。吃驚である)、人生初のマイカー。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704212408j:plain

過去に車に関しては、レンタカーを借りて運転、恋人の車を借りて運転くらいしか関わり合いがない。自慢じゃないが、30代の10年間は一切車を運転しなかったのだから、推して知るべしだ。

今も東京で暮らしていたら、当然車なんか購入していない。札幌(北海道)という車がないと身動きが取れない場所で暮らし始めたから、購入に踏み切ったに過ぎない。それに去年の12月から今年の6月までの約半年間、車無しで生活してこれたのだから、車がなくても生活は出来ると言えば出来る。
だが、車はとにかくやってきた。黒の軽。ハスラー。相方が買い物をするのに、車があると便利だしね。それに俺達の週末の行動範囲が広がるのは間違いのないところだ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704212459j:plain


土曜の夕方5時に車屋さんに行く。俺達の担当をしてくれたYさんから色々説明を聴き、取りあえず家に帰る。何しろ、冬用タイヤが後部座席に鎮座しているので、それを一旦マンション内の簡易ロッカーに仕舞わないといけない。その作業が終わると相方が早速ドライブに出掛けたそうな空気を出してくる。
相方は車が来る一週間前に自分の好みのドライブ用BGMのCDを選別して、それらをバッグに詰めていた。これを車内に常駐させて、いつでも自分好みの音楽をバックに運転しようという腹積もりなのだ。

相方が選択したCDは、ソウル、ファンク中心。マイケル・ジャクソンやドリカムもある。これらは全部相方の好みの音楽。
「なあ、俺の好きなCDも入れてくれよ」
「どんなの?」
「エリック・アレキサンダー
「それ、なに?」
「ジャズサックスだよ。前にコットンクラブ(東京のお高いジャズバー)でライブ見たじゃん」
「ジャズは駄目。運転中に聴くと眠くなるから」
「じゃ、ストーンズ
「ロックは駄目。うるさいから」

おかしくないか? 別に金を出したから偉いという訳ではない。だが、この車に掛かる費用の百何十万円、払ったのは俺だぞ。そしてその車を選んだのは相方。俺の意見は一切無し。車の運転をするのはほぼ相方。だから相方の好みの車を選ぶのはいい。その点に文句はない。そして経済的に俺が全額支払うのもいい。当たり前の話だ。

だが、だ。なんでジャズは駄目なのだ。ロックを聴くのが許されないのは何故だ。
世の中はいつでも理不尽な事ばかりである。

諦めて助手席に乗る。相方が車到着初日に行こうとしているのは、【N43】だ。ドリカムファンならご存じだろう。札幌の高台にある景色の良いバー(カフェ)である。
相方は車を購入する前から「車来たら、ドリカムの歌のタイトルになっているカフェに行きたい」と言っていたのだ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704212546j:plain

ナビの目的地にカフェを設定してドライブ開始。当然BGMはドリカムのベスト。時間は夜の7時過ぎ。陽も落ちていい感じだ。カーナビの指示通りに走ると無事にカフェに到着。
それにしても、周りに何もないし、とてもドリカムの歌に出てくるような(厳密には歌詞に出てくるんじゃなくて、タイトルだと言う事を後で知った)雰囲気じゃない。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704212622j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704212638j:plain


ぱっと見には、廃墟マンションに見えなくもない。これは知らない人はとてもやってこれない場所だな。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704212700j:plain

店内に入ると、暗くて良い雰囲気だ。そして広い全窓。ここから札幌の街が一望出来る。なるほどね。これがこのバーの売りなんだなあ。バーというのはそもそも暗いものだけれど、ここはさらに暗い。街の夜景を見る為だ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704212730j:plain

メニューを見ると、東京のバーと値段が同じくらいな感じである。そしてテーブルチャージが750円ほど。相方が「チャージが一杯の値段と一緒だー(高いねー)」と驚く。
相方に帰りの運転もお願いする意味で「お酒呑んでもいい?」と確認して、ワイルドターキーをロックで注文(千円ちょっとだったかな)。相方はパイナップルジュース。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704212751j:plain

残念ながら、この夜はガスっていて札幌の夜景はイマイチだった。ただ、店のスタッフに訊くと、天気が良ければこの辺りは星も綺麗なのだそうだ。
何年か前に、長野の阿智村に星を観に行って、曇りで見られなかった事を思い出した。もう長野に行くのは事実上不可能だから、札幌で星空のリベンジをしようと相方と話す。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704212845j:plain

少しずつお客さんが入ってきて、一時間もしないうちに窓際のカウンター席はいっぱいになった。おまけに隣のカップルの女性が煙草を吸い出して、臭いが辛くなってきたので退散する事にした。
次は天気が良い夜に星の観察も兼ねてまた来よう。

そして翌日は、相方が「温泉に行きたい!」との事で、車で30分程度の距離にある健康ランドへ(温泉である)。
今まで、地下鉄と自転車で行けるところが行動範囲だったのだが、車が来たら、一気に範囲が広がった。今まで見た事ない場所を走っているから、気分は旅行に来た感じである。
非常に楽しい。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704212924j:plain

健康ランド岩盤浴込の入館料が1,150円。東京と比べたら、断然安い。岩盤浴を楽しみ、温泉に入り、サウナと水風呂を3セット。
そしてのぼせ上がったところで、食事処に行ってビールを呑む。
いやあ、最高だな。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704212953j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170704213007j:plain

車は明らかに俺の経済状態からしたら贅沢品だ。だが、車を得た事で、行動範囲が今までの倍以上になった。週末もやる事が沢山出来た。そう考えるとこの出費は決して悪いものじゃない。

次は、富良野まで車で出掛けて、ラベンダーを見なくてはね。

ありふれた週末@札幌

札幌という街(或いは北海道という場所)は、旅行客にしてみれば、非日常の場所だ。だが、そこに住む人間にとっては、冬になると雪がやたらに降って寒さが厳しいだけのただの地方という名の「日常」に過ぎない。

俺自身、札幌市民になって半年が経った。札幌の街は既に俺にとって「日常」となっている。だが、まだまだ知らぬ物が多数あり、「完全に見慣れた場所」となっているとは言い難い。
東京で暮らし始めてから、何年くらいで俺にとって東京が「日常」となったのだっけか。あまりにも昔話すぎて忘れてしまった。

感慨に耽っても仕方ない。こういったものは時間がかかるのが常だ。なので、新米ジモティとしてやるべき事は、素直に札幌でやりたい事を一つ一つやる事だ。
ということで、ジンギスカンを食べてきた。先週の金曜の事。実は相方と「金曜は外食しよう」と決めたのだ。で、相方に「食べたい物決めておいて」と言うと「ジンギスカンが良い」と答えが返って来た。どこにすると尋ねると、サッポロファクトリーで良いと言う。

サッポロファクトリーは旅行客が観光をして、ジンギスカンを食すのに有名な場所(の筈)。というのも、20数年前、当時所属していた会社の社員旅行で俺は函館、札幌、小樽観光をして、このサッポロファクトリーに来た記憶があるのだ。
かといって、当時の社員達とは既に交流はないし、これといった感慨もないんだけどね。

相方と6時半過ぎくらいにサッポロファクトリーに行く。外でもジンギスカンが楽しめるようになっている

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231022j:plain

だが、ここでは風情がないなあ。とりあえず、中庭に入る。相方はこのレンガを見たいと言っていたのだ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614230944j:plain


そうそう、20数年前もこの煙突あったなあ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231048j:plain

当時、この中庭でミスさくらんぼという綺麗どころの人が何かのキャンペーンをやってた。ミスさくらんぼさんと一緒に写真を撮って貰ったので、その辺りはよく覚えている。後で会社の同僚や先輩から「お前、何ちゃっかり美人と写真撮ってるんだよ」と茶化されたが。

お目当てのジンギスカンの店が下だ。ここサッポロファクトリーは中のレストランが「ジンギスカン用エリア」と「通常レストランエリア(居酒屋的メニュー中心)に分かれている。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231207j:plain

中に入ると、ホール担当の人が「レストランでしょうか、ジンギスカンでしょうか」と尋ねてくる。当然、ジンギスカンだ。

メニューを見ると、ジンギスカン食べ放題(90分)が2,800円程度。正直俺はもう「食べ放題」を選択するほど喰える年齢じゃない。普通に単品メニューでいいんじゃないかなと思うが、相方が「どうせなら、食べ放題のほうが考えなくていいんじゃないかな」と言う。ジンギスカンの単品(野菜付)が1,500円程度。つまり一人一回お代わりすれば、食べ放題と値段が変わらなくなる計算だ。
それにどうせ飲み放題(1,400円。これも90分)もつけるから、面倒がなくていいのにしようと、食べ放題、飲み放題に決定。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231232j:plain

店内が煉瓦造りでなかなか趣がある。先ほどの野外ジンギスカンだとやっぱり雰囲気が足りないよね。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231252j:plain

そしてビールが運ばれてくる。やぱりサッポロ・クラシックという東京にはないビールを注文。これが美味いのだ。まあ、基本的に発泡酒じゃない、正規のビールならちゃんと冷えていて、丁寧に注いであればどのブランドでも美味いのだけれどもね。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231321j:plain

ジンギスカンセット(肉と野菜)が来たので、ジンギスカン鍋に肉と野菜を乗せる。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231359j:plain

この写真にはまだ載せていないけれども、もやしもある。もやしはすぐに火が通るから最後にさっと炒める予定。
そうやって、二人で食べ始めた。肉や野菜は結構すぐに火が通る。ジンギスカンは過去に何度か食べた事あるけど、うん、美味い。
サッポロファクトリーのレストランなんて、観光客向けだから、なんて斜に構えるのは馬鹿馬鹿しい。素直に「美味いね」と相方と頷きあって、肉と野菜を口に運ぶ。俺は飲み放題だから、ビールもガンガン頼む。ビールの問題点は腹が膨れる事なんだが、やっぱり肉に一番合う酒はビールだからなあ。ラムの脂をビールで流す、最高の組み合わせだ。

肉なんて、そう何時間も喰い続けられるもんじゃないからね。それでも、二回お代わりした。肉は一回につき二皿来たから、一人トータルで三人前食べた計算かな。年寄二人にしちゃよく食べた。
もうお腹いっぱいだねと相方と頷きあった頃にラストオーダーが。もう食い物は要らないので、最後にお酒を頼んで〆た。二人で9,000円弱(一人:肉2,800+酒1,400と税)だったかな。
札幌市内でジンギスカンが喰える場所には事欠かない。また新しい場所を探して、ジンギスカンを食べに行こう。

そして週末は札幌市内はよさこい祭りが行われているのであった。大通り公園で行われているとの事なので、昼飯を喰いに行くついでによさこいも見ようという作戦。
土曜は天候が今一つだったので、日曜に観に行く事にした。ランチは大通り公園近くのデパートのレストラン街で、タイ料理。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231454j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231510j:plain

大通り公園には特設ステージが設置してあり、そのステージで踊るグループもあれば、その横の道路で移動しながら踊るグループもある(道路は通行止めになっている)。このステージで踊る団体と道路で演じる団体の差異がよく判らなかった。
知り合いとかが出てる訳じゃないから、「へー、よさこいってこんな感じかあ」と雰囲気を味わえればいいかな、程度。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231537j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231550j:plain

何組かの踊りを見て、満足して帰宅。相方が「札幌(北海道)は冬が長いから、雪が溶けると、一気にいろいろな事(祭りやイベント)やるんじゃないかなー」と言っていた。それが果たして合っているのかどうかは判らない。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231616j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231633j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170614231736j:plain

でも、その考え方は悪くないと俺は思った。耐えるばかりの人生じゃ詰まらないものね。楽しむ事は良い事だ。

Drive My Car(車を買ったのだ)

f:id:somewereborntosingtheblues:20170607000848j:plain

先週の土曜の事。
車を買った。ハスラーという軽自動車。
人生で初のマイカーだ。この歳になって車を持つ事になるとは思わなかった(ちなみに納車はまだ)。

去年の秋(厳密には9月)、札幌の会社に採用が決まった。札幌で正社員になる為に東京を離れる不安と、これからも東京でフリーランサーでやっていく不安、両方を天秤にかけて札幌に来る事を決めた。
相方には勤めていた会社を2017年3月で辞めてもらい、4月に札幌に来てもらった。

東京にいる頃から二人で「札幌に引っ越したら、車要るよね」という話はしていた。
東京は日本で一番交通の便がいい。マイカーなんかなくても生活に不自由はしない。電車、地下鉄、バス、公共の乗り物には困らない。それに雪も殆ど降らない。
去年の10月に部屋探しをした時も、手伝ってくれた不動産屋の店長が「北海道は車社会ですからね。車がないと不自由ですよ」と俺達を充分に脅してくれた(笑)

実際に去年の12月から今年の4月まで札幌の雪を経験して思った、確かに冬は車がないと身動きが取れない。逆に車があっても、年中スリップしてたりして怖いのだが、やはり車は必要だ。俺が一人でいた時は、自分の分の食料だけを駅前スーパーで買って徒歩で運んでいた。
だが、相方はそういう訳にはいかない。やはり食事は相方の担当だし、買い出しも相方が行かねばならない。今の季節なら、俺も相方と一緒に自転車に乗って買い出しに付き合えるが、冬の自転車は無理。車で行くしかないだろう。
そう考えたら、車は買わなくてはいけない。

車を買おう、そう決めたがそれ以外で決まっていた事は二つだけ。
1)二人きりの生活なのだから、軽自動車で充分。
2)冬は豪雪の中を走らなくてはいけないから、4WD(四輪駆動)。

当然、払うのは俺の役目。相方から「予算はどのくらい?」と訊かれたが、訊かれても困るのだ。何しろ車を買った事ないのだから。これがギターやサックスを買うってのなら、予算の目途が立つんだけど、車だと全然判らない。
昔、よく中古車屋さんの前を通った時に、100万くらいで売っていたのを思い出して「100(万)くらいかなー」と答えた。

相方が4月に札幌に来た。当初、やる事もなく暇だった相方は中古車屋巡りをしたようだった。そこで、候補の店を何軒が廻ったらしい。そして、軽専門に取り扱っている店がうちのマンションから自転車で10分程度の距離のところにあるのを探してきた。

先々週の日曜日、生まれて初めてカーショップに行った(相方は昔車を買った事がある)。その店は所謂「新古車」のみ扱う店だったらしく、結構値段が高い。どうやら、100では無理そうだった。
車本体の値段に次回車検代、冬用タイヤのおまけなど色々なオプションや手続きの料金等が掛かり(この辺りも一切判らなかった)、130以上は考えないといけないようだった。

元々は、中古車を考えていたのだ。新古車とはようは展示してあったが、まだ誰も普通に運転していないという状態の車らしい。なので、値段が結構高いのだと言う。そういわれても、俺にはその値段が安いのか高いのか判断出来ないのだけれども。

その日は、「これだ!」というのがなかったので、ディーラーさんから名刺を貰って帰った。だがまあ車は買わなくてはいけない。俺と相方の中では、最初は「全部こみこみで100で収めよう」という予定だったが、それが無理な事が判った。
相方が「中古車とか買うと初期費用安くても、結局色々やると高くつくから、新古車のほうがいいかもよ」と言い出した。俺は一万でも安くあげたい、という気持ちでもなかったので、相方の希望を尊重する事にした。

相方が出来れば新古車(つまり、まだオーナーが発生していない車)を購入したいという空気も伝わってきたので。そりゃ誰だって中古よりも新車(新古車だが)のほうが良いもんね。

そして先週の土曜日にまたその店に行った。ネット情報で目玉商品の車が掲載されていたからだ。行ってみると、確かに俺達が想定していた値段よりも15くらい安い。見て理由が判った。マニュアル車だった。うーむ。
さすがに、この季節ならマニュアル車でも全然構わないんだが、冬の事を考えると、マニュアルよりオートマ車のほうがいいよなあ。ここで、10万、15万を惜しんで冬にマニュアル車で事故起こしても…

前回説明してくれたディーラーさんが「これなんかどうです」と勧めてくれたのが「ワゴンR」。悪くない、ただ色が白しかなかった。相方は軽でボディカラーが白だと社用車みたいで嫌だとずっと言っていた。
それとディーラーさんも「冬の雪の中、白は同化しちゃうんで、白じゃないほうが事故率は下がりますねー」とも。
ディーラーさんが次に勧めてきたのが、黒のハスラー。ワゴンRよりも車高が高い。そして色が黒だ。なんとなく、俺と相方の中でハスラーでいいんじゃない? という流れになってきた。
「決めようか」「これにしよう」という事で、ハスラーを購入する事に決定。ハスラーを見てから10分くらいで決まった。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170607001140j:plain



後で相方に「なんか、あっさり決まっちゃたねー」と言うと「買う時はそんなもんだよ」と。そういうもんなのかね。

カーナビをつけたりして、トータルで150弱の出費。人生でこんな高い買い物は初めてだ(笑) 俺は家も持ってないしな。

だが、まあ仕方ない。札幌で暮らす為に、相方には色々なものを東京に置いてきて貰った。
仕事、昔からの友人、趣味…
そして相方は車の運転が好きなのだ。俺と一緒になる時に「まさか、車に興味ない人と一緒になるとは夢にも思わなかった」と自分で驚いていたし。

無論、車は俺達にとっては「必需品」だ。「贅沢品」じゃない。だが、車がある事で相方は色々と行動範囲も広がるだろうし、純粋に趣味だったドライブも出来るようになる。相方は以前(俺と一緒になるずっと前の話だ)、夜よくドライブに出掛けたと言っていた。
札幌で新しく暮らし始めた相方にとって、車はやはり「必需品」なのだ。
相方は「車来たら、富良野に行ってラベンダー観たいなあ」と言っている。富良野のラベンダーは俺も楽しみだ。

随分と高くついたが、このくらいは男としてやらなくちゃ駄目だろう、きっと。
今後の駐車場代とガソリン代の事を考えると頭が痛いけれども(笑)

音楽活動@札幌

下の画像はこの前食べた冷やしたぬき蕎麦。尚、今日のエントリとは一切関係がない。冷やしたぬき蕎麦に生玉子って、おかしいと俺は思う。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170601004735j:plain

では本題。

札幌に来てから、ピアノを習い始めたと以前書いた。勿論、今も続けている。
「LET IT BE」は、だいたい弾けるようになったので(間奏とエンディングは怪しいんだけどさ)、次の課題曲の「IN MY LIFE」(やっぱりビートルズ)をやっている。
前にも書いたけれども、俺はピアノを譜面通りに弾けるようになりたい訳じゃない。簡単なコード譜とかを元に自分のアレンジで弾けるようになるのがゴール。そしてその前段階として、まずはピアノでコードを弾けるようにするのが第一段階。
で、「LET IT BE」でやれるコードは覚えたので、今度は別のコードを覚える為に「IN MY LIFE」をやっている。「IN MY LIFE」では、今までやっていないセブンスコードが大量に出てきて、四苦八苦中だ。

それでも当然楽しい。楽しいに決まっているのだ。だって好きな事やってんだから。

そして、5月から、サックス教室も通い始めた。もともと、東京にいた頃からサックスはやっていたのだ。ただ、札幌の雪に圧倒されて「この雪の中、テナーサックス担いで教室行く勇気はねえな」という事で、春になるまで待っていたのだ。
やっと時が来た。
去年の9月に転職、引越の関係でサックスを吹くのを休憩していた。だから、8カ月のブランクがあった。久しぶりに吹いたら、すっと身体が覚えていた部分もあれば、「あれ? どうやって吹くんだっけ…」となった部分もあった。
仕方ない。10代の頃にサックスを初めていれば、身体が覚えているものだろう。だが、俺がサックスを始めたのは40になる直前だ。だから若い人よりもそういった吸収力が弱いのである。

久しぶりにサックスを吹いた結果はどうだったか。
当然楽しい。楽しいに決まっているのだ。だって好きな事やってんだから。

平日のレッスンは自分のサックスを家から持っていく訳にはいかないので(仕事があるから当然)、レンタルサックスを使う。正直これがあまり気持ちよくない。借り物のサックスじゃね、やっぱり。
土日とかのレッスンだと自分のサックスを家から持っていけるので、これが最高だ。やはり自分のサックスを吹くのが一番だ。
サックスの先生も「やはり自分のサックスのほうが、いい音で吹けてますよー」と言う。これはさすがにお世辞じゃなくて事実だ。自分でも借り物よりも自分自身のサックスのほうがいい音がするのは判る。

サックスはピアノと違って課題曲を設定していない。サックスはひたすらジャズのエチュード集をやっている。要するにジャズっぽい吹き方が身体に身に着くようにするのが目的だから、ひたすら同じようなフレーズばかり吹くレッスン曲をやるのだ。
これが飽きないのかと問われると、全く飽きない。面白いのだ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170601004953p:plain

何しろ、今の俺はサックスでスケール(ようは、ドレミファソラシドだ)を吹いているだけでも楽しくて仕方ない。

正直言うと、ピアノにしろサックスにしろ、これは『現実逃避』だ。
仕事の事や将来の事、考え出すと色々あり過ぎて気が狂いそうになる。だが、考えても答えは出ないし、素直にこの北の地で生きていく選択肢しか俺にはない。
相方と「札幌で一から生きてみよう」と決めたのだ。
だとしたら、今考えても仕方のない事に時間や心を使うのは得策じゃない。

そして、ピアノ、サックスと手を付け始めたので次にやりたくなるのはバンドだ。バンドでドラムを叩きたい。バンドでの就職活動を始めた。バンドメンバー募集サイトで、条件の合いそうな人にコンタクトを取り始めた。ただ、このバンド就職活動の最大の弱点は、俺がオッサンなのに、ドラムがとてつもなく下手だという事だ。泣けるぜ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170601005117j:plain


東京事変やsuperflyのカバーをやっているバンドがドラマーの転勤に伴い、ドラム担当を募集していた。これは良い、と応募したら「会って話をしましょう。土曜と日曜どちらの都合が良いですか」というメールが来た。お、好感触じゃねと思い「日曜でお願いします」と返信したら、夜返事が来た。
「ドラム脱退に伴い、バンド解散となりました。すみません」
舐めてんのか? まあ、しょうがない。とほほ。

一発目は不発だった。仕方ないので二発目、三発目を発射した。今、メールでやり取りしている最中だ。正直上手くバンドが組めるようになるかは判らない。バンドは何しろ、相手がある事だからね。こちらの思惑通りに進むとは限らない。向うも同じ事思ってると思うけど。ジャンル的には「大きな範疇でロックであれば、OK」のスタンスで行くつもり。あんまり間口を狭めるのは得策じゃない(そもそも、偉そうに選択出来るだけのドラムの腕が俺には無い)。

東京にいた頃だって、思わぬところから、ブラスバンドカルテットを組む事が出来た。ブルースバンドに参加して、そこから友人が出来た。それが札幌で出来ない訳はないだろ? 無論、東京のほうが札幌よりも音楽人口が圧倒的に多い。そういった点では札幌のほうが不利だ。だが、そんなネガティブ・ポイントはあげだしたらキリがない

とりあえず、やりたいようにやってみるよ。そうすりゃ、答えが何か出てくるだろう。

札幌ライラック祭りに行って来た

昨日、5/21の事だ。札幌大通り公園(札幌雪祭りの会場になっている所として有名)へ出掛けた。
「今週、大通りでライラック祭りやってるんだって。観に行きたい」とは相方の弁。何かしらイベントがあるとそれに参加したがるのが、相方である。ある意味ポジティヴ、別の意味では面倒くさい奴である。

ライラック祭りって何やってんの」と尋ねると「色んな屋台出てるから、そこで食事したい」まあ、そんなとこか。それに相方も家で食事ばかり作らされているのも閉塞感が溜まるだろう。たまには出掛けないとね(結構頻繁に出掛けてる気がするけれども)。

それにしても、ライラックが花だというのはさすがに判るけれども、実際にどの花がライラックか俺は判らない。だが、別にいいのだ。花より団子より酒。俺は酒さえ呑めれば、どうでもいい。

家の近くの空き地にタンポポが咲いているのが見える。相方が「タンポポなんて東京にいる頃は見た記憶ないなぁ」と。俺もタンポポなんて見るのは物凄く久しぶりじゃないだろうか。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220049j:plain

うちのマンションから最寄り駅までは徒歩で8分程度。天気も良いので気分がなかなか良い。こうやってみると、結構色んな花が咲いているのだよなあ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220239j:plain

この下の奴は芝桜かな? 違うか…?

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220218j:plain


札幌の人が花好きなのか、近隣の人達が花好きなのかは判らない。だが、花を見て気分が悪くなる人はいないだろう。そういう意味では花を見られるというのは非常に良い事だ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220303j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220316j:plain


大通り公園に到着。緑が初夏を思わせる(とか言いつつ、夕方になると涼しくなるんだよなあ。未だに札幌の気候が掴めないのだ)

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220336j:plain

そして、お目当てのライラックに遭遇。下の写真がライラックの筈(間違っていたら、失礼)。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220352j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220405j:plain

大通り公園では、ライラック祭りと同時にラーメン祭りも開催されていた。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220426j:plain

今回、相方が狙っている食事は海外屋台。なので、ラーメンはパス。それにラーメンブースは滅茶苦茶混んでいて、空いている店舗ですら30分待ち。一番凄い店は90分待ちだった。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522221840j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220455j:plain


そうそうとラーメンエリアを抜けて、ライラック祭りエリアへ。とは言っても、ライラックの何かが特にあるという訳でもなく、食事の屋台が大量に並んでいるだけなんだけどね。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220521j:plain

ワイン祭りとあるが、俺はワインはあまり興味がないので他の飲み物を物色。と、イタリアンバル(バル=居酒屋)の屋台発見。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220535j:plain

相方がそこのモヒートを飲みたいというので、俺は考えて、サングリアにする。せっかく珍しい屋台があるのだから、普段呑まないものを注文しないとね。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220601j:plain

バルの女性バーテンダーさんはエキゾチックな感じのハーフかな?…と、せっかくなのでちょっと雑談するとどうやらチリの血が入っているらしい。また、別の場所で店もやっているので、良かったら来てくださいとチラシを貰う。後で場所を確認したら駅から徒歩20分とかバスを使わないといけない場所なので、諦める。うーむ、惜しいなあ。こんな素敵な女性がいる店なら、是非とも遊びに行きたかったのになあ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220624j:plain

俺が頼んだサングリアと相方の頼んだモヒート。さっぱりしていて、この季節にはぴったりの飲み物だ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220643j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220655j:plain

芝生は立ち入り禁止の筈なんだけど、結構無視して入っている人多数。まあ、仕方ないか。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220714j:plain

そして、相方の所望していた国際フードコートエリア。ここで、色々な種類の海外フードが楽しめる。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220800j:plain

相方と色々見て回っていると、相方が台湾料理のブースの「はし巻き」という料理に惹かれた模様。よって、それを購入。一本、400円。肉巻きっぽいのだけれども、実際に食べてみると、どうもお好み焼きっぽい感じ。どこが台湾料理なんだろう?

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220912j:plain

屋台の裏側に休憩するエリアを探して、そこで食事を摂る事に。チューリップが綺麗である(さすがの俺もチューリップは判る)

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522220935j:plain

ステージのほうからは、アース、ウインド&ファイヤーの音楽が。アマチュアビッグバンドの演奏である。楽しそうでいいなあ。俺もああいったバンドに参加したいなあ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522221033j:plain

さすがにはし巻きだけでは、足りないので、さらにローストビーフ丼(800円)とフライドポテト(400円)も別の店で買う。まあ今回は食事を摂るのがメイン目的なので、これでいいのだ。当然俺は生ビール2杯、ハイボール1杯を既に飲み干している。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522221055j:plain

食事も終えて、ライラック祭りは俺達の中ではこれでお終い。そのまま適当に辺りを散歩する。かの有名な札幌テレビ塔が見える(これも俺は毎日見ているので、少々飽きてきているのだが)

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522221119j:plain

またまた綺麗な花壇に遭遇したので、載せておこう。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522221156j:plain

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522221212j:plain

そして、相方が「白い恋人パークに行って、お菓子を買いたい」と言うので一旦帰宅し、白い恋人パークまで自転車で出掛ける。忙しい、一日だな、それにしても。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522221233j:plain


白い恋人パークは家から自転車で10分足らずのところにあるのだ。コンサドーレ札幌の練習場もあるし、良いところだ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522221254j:plain

建物も、ちょっと海外チックに作ってあって、なかなか楽しい。色々観る場所がある訳じゃないので、すぐに飽きちゃうけどね、残念ながら。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522221313j:plain

ここも綺麗な花壇があったので、載せておく事にしよう。俺みたいな美しいものに興味のないオッサンですら「いいなぁ」と思えるのだから、やはり花の美しさは素晴らしい。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170522221335j:plain