Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

ローリング・ストーンズな夜

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先週の土曜日の事だ。「ローリング・ストーンズ」のセッションに参加して来た。俺に参加を呼び掛けてくれたのは音楽仲間の友人であるY君。彼は俺が札幌に行く前に一緒にバンドをやろうという話をしていた仲だ。俺が札幌に行った事で、バンド話は頓挫してしまったが…

「ボーカルかギター、ドラムで参加してよ」
Y君の誘い、そしてやるのはローリング・ストーンズ。これは断る理由がどこにもない。一も二もなく了承した。Y君は今回のセッションの主催者。セットリストが続々と更新され、「この曲でギターやらない?」とかY君に言われて「うーん、その曲難しいから俺には無理だなー」とか色々ネゴしたり。

個人的にはギターで2曲、ドラムで3曲くらい参加出来れば良いかなと思っていた。あんまり参加曲を増やしても、自分が苦しくなるし、ちゃんと出来ないと、他の参加者に迷惑を掛ける事になる。
でも、あくまでもセッションだ。やる皆が楽しくやれれば、それでオールオッケーなのだ。

結局、俺が演奏する曲は以下のようになった(ストーンズ知らないと何が何やらだと思うが、自分への備忘録として)。

ギターで参加した曲
Gimmie Shelter
Sympathy For The Devil
Sweet Virgnia

ドラムで参加した曲
It's All Over Now
Love In Vain
Time Is On My Side
Midnight Rambler
Under My Thumb
Street Fighting Man

トータルで、9曲に参加出来た。丁度良い案配だ。あまり参加曲が少ないと「もっとやりたいなあ」となるし、あまり多いと自分への負荷が大きい。

今回の場所は阿佐ヶ谷のOIL CITY。札幌へ行く前はよくブルースセッションに参加した店だ。また、この店で旧友とのアコースティックギターデュオのライブを2回もやらせて貰った場所。想い出深い。
去年、東京へ戻ってきてから、早くこの店には来店したかったのだが、仕事の忙しさとかあり、今回まで来られなかった。忸怩たる思い。

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店に入ると、まだスタート前だが、メンバーがかなり集まっている。顔見知りの人との再会もあり、楽しい時間がやってくる。古い馴染であるHさんがカウンターにいる。
「やー、久しぶりー。何、札幌から戻って来たの?」
「うん、去年ね。Hさんは、福島なの?」
「そうだよ。福島から車でやってきたのさー」
などと、邂逅したり。こういったのが、良いのだよなあ。

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そして開演時間になり、セットリストに従って、演奏が始まる。基本的にやる曲、各パートは既に決まっているので、進行表を見ながら、各自準備するのだ。俺は最初は、ギターで出番。「Gimmie Shelter」だ。ギターアンプの使い方が判らないので、素直にホスト(主催者)のNさんに使い方を訊いたりと。こういった時に、変に知ったかぶりをすると、機材を壊す可能性があるので、そこは「判りません」と訊くのが一番良い。
一曲終えたところで「なんか、ギターの音小さかったねー」と言われ、調整をお願いする。というか、俺も自分で弾いているギターの音が聴こえなかった(笑)

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次は、「Sympathy For The Devil」というストーンズの代表曲。俺は図々しくもまたギター。もう一人のギターのSさんから「これ、僕がイントロ弾くんで、それに乗って貰って。で、三番まで歌詞行ったら、ソロお願いします。で、僕がソロやって終わりって感じで」
「了解。ゲットヤー(ライブのタイトル)の感じですね」
すると、ボーカルのAさんが「いや、四番まで歌ってから…」
各自、イメージしている元演奏が違ったりするのが面白い。そこを刷り合わせて、演奏スタート。無事に終了。主催者で馴染のY君から「ギター良かったすよー」とお褒めの言葉を貰う。勿論、お世辞的な部分があるのは否定出来ないのだけれども、俺も久しぶりにギターを弾いたなあという感じで気分が良くなる。

あとは、人の演奏を聴いて楽しんだり、ドラム演奏をやったり。

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17時スタートで、終演が21時半。良い感じで楽しめた。自分が演奏した曲は楽しかったし、人が演奏するストーンズの楽曲も楽しかった。これだから、好きなバンドのセッションは最高なんだよなあ。

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やっぱり、好きな音楽で、好きな楽器を演奏する。少なくとも、俺にとってこれ以上の喜びってのは見つからない気がするな。