Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。そして2019年6月に東京暮らしを再開。生々流転の日々です。

バーベキューの思い出

道民はバーべーキュー(以下、BBQ)好きだと言う。

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俺と相方が札幌で初めて迎えたGW(2017年)、俺達は円山公園に遊びに行った。ここは、エゾザクラが咲いている、そして円山動物園。相方は桜とシロクマが大好きなので好都合なのであった。

円山公園に行ってみると、確かに沢山の人達がBBQをやっている。相方が職場の人から聴いた情報によると、道民は花見でBBQをやるのだと言う。
確かに、道民はBBQに夢中で花見は特にしていない。が、これは東京都民が上野公園で、花見もろくにせずに酒盛りをしているのと同じだ。日本全国、「花より団子」というのは共通なのだ。

なんで、こんな真冬に花見やBBQの話をしたかというと、PCのハードディスクを整理していたら、古い画像ファイルが何枚か出て来たからだ。
タイムスタンプを確認したら、201009だった。古いなあ。9年も前の奴だ。

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当時、俺は某社のシステム部の下請けとして働いていた(東京の頃の話だ。俺の仕事はシステムエンジニア)。
既にそこで4年くらいは働いていたと思う。それだけの年数在籍していると(あくまでも下請けだが)、社員の人達とも信頼関係が出来上がっているので、仕事はやり易かった。
また、俺自身がサブシステムのリーダーを任されていたので、そういった意味でもやり易かった(勿論、それに付随する責任も発生するけど、それはまた別の話だ)。

他のチームには、インド人のグループもいた。リーダーは日本語が堪能で、資料も日本語で作れる程だったが、他のインド人は日本語は一切駄目。だから、仕事の話は必ずインド人リーダーを通して、という形。少々面倒くさい。
俺は、英語が多少喋れたから、その人達と直接コミュニケートしていたけど。

社員のY子さん(某社の正社員。だから、立場上は俺の顧客という事になる。実際は、同僚のように仕事をしていたが)から「みんなでBBQしませんか?」と或る日、提案を受けた。
「インド人の人達って、BBQやった事ないんですって。だから、みんなでやりません」
特に断る理由もない。承諾した。Y子さんは、俺より後に入社してきた。だから、仕事で彼女が判らない事があると、よく俺に質問をしてきたのだ。
正社員と下請け社員の立場の違いはあれど、結構仲良くやれていたと思う。

某社の隣駅に広い公園があり、BBQセットを有料で貸し出しているという。そこで、網やらなんやらを借りて、近くのコンビニで酒やツマミを大量に買い込んでBBQをした。
参加者は、某社の社員のY子さんを筆頭に、勿論インド人チームのメンバー。そして俺と俺以外の下請け会社の人達。トータルで10人くらいだったかな。

BBQなので、肉や野菜を焼いて、後はタレに付けて食べるだけ。買って来た缶ビールを皆で飲んで雑談。どこにもであるBBQの風景だ。勿論焼きそばも作った。
他のBBQと唯一の違いがあるとしたら、焼きそばは、通常の豚肉入りと、野菜オンリーの二種類を作った事。インドの人達は、ベジタリアンだったからだ(宗教上の理由の人もいれば、宗教関係なくベジタリアンの人もいた)。

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下の写真は、インド人メンバーの一人であるシンさんと俺。9年前なので俺の髪が長い。しかしボサボサの髪に無精髭に、黒シャツ。これで職場行ってたのだから、仕事舐め過ぎである。

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シンさんは、英語がかなり訛っていて、物凄く聴き取り辛かった。彼の話は7割くらいしか理解出来なかった。後に彼の家に招待されて、インド料理を御馳走になった(シンさんは既婚者)。奥さんの英語は普通に聴き取り易かったから、やっぱりシンさんが訛っていたのだろう。
彼らの家で聴かされた話で一番驚いたのが、シンさんと奥さんは結婚するまで会った事が一度もなかったのだとか。いわゆる親が決めた結婚だというのだ。
今の時代に、日本の江戸時代みたいに「親が決めた結婚」が存在するのが驚きだった。こういうのも実際に聴かないと判らない話だ。

また、シンさん夫妻は後に俺の家に招待して和食を食べて貰った。良い交流が出来たと思う。

下は、社員のY子さんと俺のツーショット。女性なので、顔は隠しておく。
いくら酒が入っているとはいえ、社員の女性と肩を組んだ写真を撮っても互いに平気な辺りが、当時いかに俺達が良くも悪くも、緩く仕事をしていたか判るというものだ。

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だが、仕事なんてしかめっ面をして、上司が部下を叱り飛ばせば良いと言うもんじゃない。少なくとも、気心知れた状態で仕事をやったほうが、明らかに精神衛生上良い。
そして、そういった安心した形で仕事をしたほうが、上手く行くであろう事は想像に難くない。

俺が人生でやったBBQはこれが最後だ、今のところ。今後もやるチャンスが皆無という事はないだろう。だが、少なくとも、この時の楽しかった思い出があれば、今後BBQをやる事がなかったとしても寂しい気持ちにはならない。

思い出に浸るようになったら、年寄りの証明だ。
だが、浸れる思い出があるってことは素晴らしい事じゃないか。