Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

音楽活動@札幌

下の画像はこの前食べた冷やしたぬき蕎麦。尚、今日のエントリとは一切関係がない。冷やしたぬき蕎麦に生玉子って、おかしいと俺は思う。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170601004735j:plain

では本題。

札幌に来てから、ピアノを習い始めたと以前書いた。勿論、今も続けている。
「LET IT BE」は、だいたい弾けるようになったので(間奏とエンディングは怪しいんだけどさ)、次の課題曲の「IN MY LIFE」(やっぱりビートルズ)をやっている。
前にも書いたけれども、俺はピアノを譜面通りに弾けるようになりたい訳じゃない。簡単なコード譜とかを元に自分のアレンジで弾けるようになるのがゴール。そしてその前段階として、まずはピアノでコードを弾けるようにするのが第一段階。
で、「LET IT BE」でやれるコードは覚えたので、今度は別のコードを覚える為に「IN MY LIFE」をやっている。「IN MY LIFE」では、今までやっていないセブンスコードが大量に出てきて、四苦八苦中だ。

それでも当然楽しい。楽しいに決まっているのだ。だって好きな事やってんだから。

そして、5月から、サックス教室も通い始めた。もともと、東京にいた頃からサックスはやっていたのだ。ただ、札幌の雪に圧倒されて「この雪の中、テナーサックス担いで教室行く勇気はねえな」という事で、春になるまで待っていたのだ。
やっと時が来た。
去年の9月に転職、引越の関係でサックスを吹くのを休憩していた。だから、8カ月のブランクがあった。久しぶりに吹いたら、すっと身体が覚えていた部分もあれば、「あれ? どうやって吹くんだっけ…」となった部分もあった。
仕方ない。10代の頃にサックスを初めていれば、身体が覚えているものだろう。だが、俺がサックスを始めたのは40になる直前だ。だから若い人よりもそういった吸収力が弱いのである。

久しぶりにサックスを吹いた結果はどうだったか。
当然楽しい。楽しいに決まっているのだ。だって好きな事やってんだから。

平日のレッスンは自分のサックスを家から持っていく訳にはいかないので(仕事があるから当然)、レンタルサックスを使う。正直これがあまり気持ちよくない。借り物のサックスじゃね、やっぱり。
土日とかのレッスンだと自分のサックスを家から持っていけるので、これが最高だ。やはり自分のサックスを吹くのが一番だ。
サックスの先生も「やはり自分のサックスのほうが、いい音で吹けてますよー」と言う。これはさすがにお世辞じゃなくて事実だ。自分でも借り物よりも自分自身のサックスのほうがいい音がするのは判る。

サックスはピアノと違って課題曲を設定していない。サックスはひたすらジャズのエチュード集をやっている。要するにジャズっぽい吹き方が身体に身に着くようにするのが目的だから、ひたすら同じようなフレーズばかり吹くレッスン曲をやるのだ。
これが飽きないのかと問われると、全く飽きない。面白いのだ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170601004953p:plain

何しろ、今の俺はサックスでスケール(ようは、ドレミファソラシドだ)を吹いているだけでも楽しくて仕方ない。

正直言うと、ピアノにしろサックスにしろ、これは『現実逃避』だ。
仕事の事や将来の事、考え出すと色々あり過ぎて気が狂いそうになる。だが、考えても答えは出ないし、素直にこの北の地で生きていく選択肢しか俺にはない。
相方と「札幌で一から生きてみよう」と決めたのだ。
だとしたら、今考えても仕方のない事に時間や心を使うのは得策じゃない。

そして、ピアノ、サックスと手を付け始めたので次にやりたくなるのはバンドだ。バンドでドラムを叩きたい。バンドでの就職活動を始めた。バンドメンバー募集サイトで、条件の合いそうな人にコンタクトを取り始めた。ただ、このバンド就職活動の最大の弱点は、俺がオッサンなのに、ドラムがとてつもなく下手だという事だ。泣けるぜ。

f:id:somewereborntosingtheblues:20170601005117j:plain


東京事変やsuperflyのカバーをやっているバンドがドラマーの転勤に伴い、ドラム担当を募集していた。これは良い、と応募したら「会って話をしましょう。土曜と日曜どちらの都合が良いですか」というメールが来た。お、好感触じゃねと思い「日曜でお願いします」と返信したら、夜返事が来た。
「ドラム脱退に伴い、バンド解散となりました。すみません」
舐めてんのか? まあ、しょうがない。とほほ。

一発目は不発だった。仕方ないので二発目、三発目を発射した。今、メールでやり取りしている最中だ。正直上手くバンドが組めるようになるかは判らない。バンドは何しろ、相手がある事だからね。こちらの思惑通りに進むとは限らない。向うも同じ事思ってると思うけど。ジャンル的には「大きな範疇でロックであれば、OK」のスタンスで行くつもり。あんまり間口を狭めるのは得策じゃない(そもそも、偉そうに選択出来るだけのドラムの腕が俺には無い)。

東京にいた頃だって、思わぬところから、ブラスバンドカルテットを組む事が出来た。ブルースバンドに参加して、そこから友人が出来た。それが札幌で出来ない訳はないだろ? 無論、東京のほうが札幌よりも音楽人口が圧倒的に多い。そういった点では札幌のほうが不利だ。だが、そんなネガティブ・ポイントはあげだしたらキリがない

とりあえず、やりたいようにやってみるよ。そうすりゃ、答えが何か出てくるだろう。