Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

ホワイト・クリスマスなんか要らない

札幌に来て、二回目のクリスマスを迎えた。と言っても、俺はクリスチャンじゃないし、若者でもないのであまり関係がない。
去年の札幌に来て初めてのクリスマスは何をやっていたのか思い出そうとしたが、さっぱり思い出せない。まだ札幌へ来て一ヶ月で、仕事にも慣れておらず、特に何もしなかったのだろうと想像はつく。
去年は、相方もまだ東京にいたしな。きっと俺は一人で鍋を作って酒を呑んで普通に過ごしていたのだろう。

今年の札幌のクリスマスは、いわゆるホワイト・クリスマスだった。だが、そんなもの、ここ札幌(北海道)に住む人間にとっては少しも有難くない。

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まだ若かった頃、「ホワイト・クリスマスって雰囲気あって良さげだなぁ」とかぼんやり思っていたものだが、実際に体験してみると、全然そんな事はない。
そもそも、ホワイト・クリスマスを経験出来るような場所に暮らしている人間は、雪に見飽きているのだ。だから、クリスマスに雪が降ったところで、嬉しくもなければ感動したりもしない。
あまりにも当たり前の景色過ぎて、それを認識すらしなくなっているのだ。力士が丁髷を結っているのが当たり前のように、ロックスターがドラッグに溺れるのと同じくらい、日常の風景なのだ。

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だが、今年のクリスマスは相方が初めて札幌で経験するものだから、何かしてやろうと思い、プレゼントを買ってやる事にした(普段はクリスマスに贈り物をしたりはしない)。
どうせ年明けには相方の誕生日がやってくるので、贈り物はそっちがメイン。今回は普段あげないような物にしようと思い、スーパーファミコン・ミニという何種類かのゲームが出来る奴を買う事にする。
相方が若かった頃に嵌ったと言う、マリオカートゼルダの伝説がプレイ出来る代物だ。

日曜の昼に札幌駅前にあるビックカメラに行き、目当ての物をゲット。ビックカメラのレジは阿保みたいに行列が出来ていた。その殆どが、子供用の玩具を買うお父さん、お母さんの列だ。そりゃそうだね。
俺達がスーパーファミコン・ミニを買うと、レジの店員さんが「贈答用のラッピングはどうしますか?」と尋ねて来た。そうか、そりゃこういったゲーム機は子供が遊ぶもんだしな。無論、包装は断った(今どきの最新ゲーム機ならともかく、スーパーファミコンを買うのなんて、昔若かった頃に嵌った大人がメイン購買層だと思うけど、違うのだろうか?)。

その後はデパートの地下へ行き、クリスマスケーキを買う。相方は甘い物好きなのだ。俺も酒を断って以来、甘い物を喰うようになった。人間て食生活の習慣変わると、味覚も変わるもんなのね。
酒を継続的に呑んでいた頃は、甘いもんなんて見向きもしなかったのに。
ホールケーキは高い割に小さいので、ショートケーキを何種類か買う事にした。ケーキを6種類(俺が二つ、相方が四つだ)選んだ。全部で2,500円程度。酒を呑む事に比べたら断然安い。
そしてここも長蛇の列。札幌に来て以来、久しく忘れていた「人混みを掻き分ける」という作業に遭遇し、ああ俺はもう都会には暮らせないなあとしみじみ思う。
札幌は日本四番目の大都市の筈だが、東京に比べたら、断然人は少ない。いや、表現が間違っている。東京に人が多すぎるのだ。

無事にスーパーファミコンとケーキをゲットし、一旦家に帰る。帰宅した時は時間は4時近かった。そして当初の予定通り、前から行こうと決めていた回転寿司に行く。
札幌では、人気の回転寿司は昼時に行ってもまずすぐには席が確保出来ない。相当待たなくてはいけない。となると、一番かしこいのは食事時間をずらして行く事だ。
行って驚いたのが、相当数の客が待っていた事だ。札幌の人はクリスマスにはチキンを食べずに寿司を喰うのだなあ(これは俺が勝手にそう思っただけで、実際にチキンを食べている人も結構いる事だろう)。
しかし、どうせチキンを喰うくらいなら、ターキー(七面鳥)のほうが美味いと思うけど、ターキーを喰える店なんてそうそうないしなあ。
店では相方はイカを五皿ほど食べていた。烏賊喰い過ぎである。柚子塩やら真イカやら、やりイカなどイカだけでも種類が豊富なのだ。イカ好きな相方からすると、札幌の寿司屋は最高らしい。
「東京にいた頃はスシ○ーのイカを喜んで食べてたけど、札幌のを食べちゃうと、もうス○ローのは食べられない」とは相方の弁。
が、バンド仲間の先生(仮名。ベース担当)に言わせると「札幌の寿司なんか喰えたもんじゃない」という事らしいんだけど。上を見ればキリがなしである。
二人で回転寿司で(ここはネタによって値段が違う)、5,700円程度。酒を呑まずにこの値段だからな。酒呑んだらかなりいったろう。と思ったが、もし俺が酒を呑んだら、その分寿司を喰わないから、値段はあまり変わらないのかもしれない。

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帰宅して、昼に買ったケーキを食べ(相方は実際に「ケーキは別腹だよ!」と言って二つ食べた。俺も二つ喰ったけど)、その後は二人で呑気にマリオカートに興じた。

今更洒落たイタリアン・レストランで食事を摂るような歳でも間柄でもない。
普通でいいんだよ、普通で。
そして、普通に過ごせるというのが一番大切な事なんだと思う。