Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

札幌の嫌いなところ

札幌で暮らし始めて一年が過ぎたので、ちょっと札幌(北海道)について書いてみる事にする。

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今日は「札幌の嫌いなところ」について書く。札幌(北海道)に関しては誉めるべき物や事はいくらでもある。が、今日はネガティヴな「嫌いな部分」だ。
俺が観光や旅行で数日立ち寄っただけなら、こんな事は当然書かない。が、俺もルーキーとは言え、札幌市民だ。札幌に文句を言う権利はある。

まず、札幌(北海道)の一番嫌いなところ。
これは想像がつくと思うけれども、当然ながら「雪の凄さと冬の寒さ」に尽きる。そして、実は寒さはそれ程でもない。氷点下なんて当たり前になり過ぎて、天気予報で「札幌の最高気温はマイナス三度」とか言われても驚かなくなってしまった。
それと、実は札幌ではそんなに寒さを実感する事がない。というのも、北国に在住経験のある方ならお判りになるだろうけど、室内は下手な東京の安マンションなんかよりも札幌のほうが暖かい。
窓も二重サッシになっているし。
当然、外を歩いていると滅茶苦茶寒いのだけれども、これは防寒すれば結構防げる。また東京(というか俺が暮らしていた江戸川区と言ったほうがいいのかな?)の冬と比べて、風があまり強くないので、もしかすると体感的には東京とそれほど変わらないのかもしれない。と書いていて、さすがにこれは嘘だなと反省。
当然の事ながら、札幌のほうが東京よりも断然寒い。ただ、寒さはそれほどのダメージを受けない、という事が言いたかった。

問題は雪だ。いや、雪そのものは大した問題じゃない。問題なのは降り積もった雪が凍って、歩道がスケートリンク並にカチカチになって滑るということ。
前に書いたけれども、その凍った道で足を取られて捻挫した。捻挫したのは11月の後半。捻挫してもうすぐ一ヶ月になるけど、まだ足の痛みはあるし、道を歩く時も引きずっている。これほど重症だとは思わなかった(医者には毎日行って治療を受けている)。
凍った道は、とにかく滑る。実際、毎日二、三回は足元をすくわれそうになる。怪我して以来、とにかく歩幅を小さくしているので、転んだ事はないけれど。
まだ怪我も治っていないうちに、また滑って別の怪我をするのだけは避けなくてはいけない。

さて、この雪と寒さは自然の脅威だから防ぎようがないし、仕方がない。ある意味、これが北国なのであるから。

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では次に嫌いなところ。
これは何といっても、ドライバーの交通マナーが最悪なところだ。俺は北海道でも札幌でしか暮らした事がないから、他の函館や釧路、旭川とかの事情は判らない。
あくまでも、札幌限定の話として読んで貰いたい。

雪が降る季節はスリップするから、さすがにみな慎重に運転をしている。が、その反動なのかは知る由もないが、春から秋にかけての車の運転のひどさは目に余る。
まず、車線変更するのに、ろくにウインカーを出さない奴が多い。冗談抜きで、車線変更時にまともにウインカーを出すのは二割から三割程度。お前ら、教習所で車線変える時はウインカー出せって習わなかったのかよ?

とにかく飛ばす。
東京のような狭くて曲がりくねった道と違い、札幌は直線で長く走れる道があるからなのかもしれないが、まあスピードを出すこと、出すこと。一般道で80キロオーバーなんて日常茶飯事だ。札幌ですらこのスピードなのだから、道内のもっと田舎の広い道に行ったら、みな相当飛ばすのだろうな。
富良野積丹半島とかの多少の遠出した時も、周りの車がガンガン走りまくるので、のろのろ運転が基本の俺は非常に疲れた。まあ、そういう場合は端に寄って先に行かせれば済む話なんだろうけれども。

とにかく待つ事が出来ない。例えば二車線道路で右側を走っていたとしよう。前の車が右折しようとすると、当然対向車の関係でなかなか曲がれない。次の車が直進しようとした場合、どうするか。札幌ドライバーはすぐに左側の車線に移って前へ行こうとするのだ。
東京ではこういった運転をする人間はまずいない。前の車の右折に掛かる時間なんて、精々が二分とかその程度だ。その時間が待てない。で、前述したように碌にウインカーも出さずに車線変更する。
相方が「こっちの人って自転車感覚で車運転するよね」とあきれたように言っていた。俺も同感だ。

信号が赤なのに走り出そうとする。先頭を走っていて赤信号で止まったとする。で、信号が青に変わったら走り出すのが交通ルールなのだが(ちなみに交通ルールでは青は「進め」ではない。「進んでも良い」である)、道民ドライバーは「あと少しで信号が青に変わるな」というタイミングで走り出す。
最初は何のつもりなのかと思った。が慣れると相当数の人がそうやってフライングしている事に気づいた。当然、俺はそんな事はしないけれども。

あと、歩行者への気配りが圧倒的に足りない。歩行者が道を渡っていると、大抵は減速して歩行者を渡らせるものだ。また、まだ渡り始めていなくても、車を停車して「どうぞ」となるのが東京でのコモンセンスだった。
が、札幌では違う。こちらでは「車が王様」だ。

はっきり言って、札幌市民の運転マナーは最悪である。
この感想は俺だけが抱いたものじゃない。俺よりも車の運転経験が圧倒的に多い相方も全く同様の感想を漏らしていた。という事は少なくとも、東京で車の運転をしていた人間からすると、札幌の車の運転は荒い、という事になる。

道が広くて、交通量や人が少ないからそうなったのだと思うが、札幌ドライバーは一週間程度、東京で暮らして車を運転してみたほうがいい。いかに自分が危ない運転をしているか気づく事だと思う。

ということで、俺が札幌に抱く不満は運転マナーが悪い、という事くらいだ。他には特に大きな不満はない。
あ、実は外タレ(外国のミュージシャン)が札幌には滅多に来てくれないという不満もあるけどね。
その話を相方にしたら「そういう時こそ、東京に行けばいいのよ」と言っていた。
そう簡単に行ければ苦労はないけど。

ま、車が絡まず、雪が降らない限りは大きな不満は今のとこないです。
そして、札幌で車と雪は生活からは切り離せませんけどね。

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