Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

ホームシックになったのだ


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どうやらホームシックになったらしい。

俺がじゃないよ。なったのは相方だ。
相方が札幌に来たのは今年の4月。春~夏~秋と体験したが冬は未体験。つまり、今相方は札幌の厳しい冬と雪を初めて知ろうとしている最中。
まだ雪が降る前は良かった。7月に車も購入した事で、北海道の色々な良い場所に遊びに行く事も出来た。ジンギスカンや寿司など美味い物を喰って、雄大な景色を堪能し、雪の季節の前の「素敵な北海道」を満喫している間は良かった。
また年に一度の俺達の大イベントである海外旅行でスペインを楽しんだのも非常に大きかった。

が、俺が去年経験したように札幌にも厳しい冬と雪の季節がやってきた。そうなると、週末と言えども簡単に出掛ける事が出来なくなってしまった。今までだったら、「車で何処か行こうよ!」となったのだが、雪道(氷道と評するほうが正解な気がする)で遠出をするのはほぼ不可能だ。
そうなると、せいぜい地下鉄で札幌駅近辺や大通り公園辺り(ここは札幌雪祭りをやるので有名な場所)を行くくらいしかなくなってしまう。
家でじっとしているのが大嫌いで、お出掛け大好きな相方からしたら、これはストレスが溜まる。俺みたいに家でだらだらとケーブルTVで映画を観たり、ピアノを弾いていればそれで満足出来るインドア派とは真逆なのだ。

そして、相方はここ札幌に来るまでずっと東京暮らし。東京で生まれ、東京で育った。相方は東京以外の場所で暮らした事がない。俺みたいに群馬の赤城山の麓で生まれ、高校卒業後は埼玉、山梨、サイパン、東京、オハイオ(アメリカ)、神奈川、そして札幌と移り住んだ人間とは違う(一応、俺が一ヶ月以上住んだ場所を列記してみた)。
俺は根無し草だから、何処で暮らそうが一緒だという感じだけれども、東京しか知らない相方からすれば札幌は異邦の地だ。
相方は俺と一緒になる前は練馬(東京の東のエリア)に住んでいたのだが、俺と一緒になるのに江戸川区(東京の西エリア。千葉が近い)に移ってきて、充分にカルチャーショックを受けていた。

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そして東京を離れて札幌に来るという事は、それまでの友人関係を全て放り出してくるという事になる。無論、離れたからと言って友情が消える訳でもあるまい。だが、やはり物理的な距離というのは友好関係を維持していくのを難しくする。
相方はずっと東京だったから、幼馴染、学生時代の友人、社会人になってからの友人等が結構多かった。だから、そういった人達との交流が札幌に来る事によって絶たれてしまった事も精神的にきっと辛いのだろう。
友人が多いとは言えない俺だって、東京時代の友人たちと簡単に交流出来ない今の状態は淋しいものがあるからなあ。

相方が「あーあ。こっちには友達がいないから、つまんないなー」と呟くのを聴いて、東京が恋しいのだろうと思った。こちらに来て、仲良くしてくれる友人が出来て、結構遊びに行っているようだが、やはり東京時代に比べると圧倒的にそういった機会が減っているのは否めない。

また、札幌に来て二週目に見つけたパートの仕事も、仕事が減った関係でパート仲間の人達がどんどん切られ、それも寂しい原因の一つなのだとか。
相方がパートをしているのは勿論金を稼ぐのが第一の目的だが、それと同等程度の狙いとして、札幌で友人知人を作るというのがあった。
今はなんでも社長の事務補佐みたいな感じで一人で作業をしているので、それもきっと詰まらない理由の一つなんだろう。

4月に東京に一週間くらい遊びに行きたいと相方が言う。相方は母一人娘一人なので、母親の様子を見に行きたいとも。勿論、俺はもろ手を挙げてOKと伝えた。交通費と多少の小遣いくらいは渡してやらなくてはいかんね。
相方が4月を待ち遠しく思っているのは明らかだ。きっと相方にとって良い時間が過ごせる事だろう。

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だが、4月はまだまだ先の話。そしてこれから札幌は本格的な冬がやってくる。12月も充分に雪と寒さが凄いが、年明け辺りからはもっとそれも凄くなる。
去年、俺は「今日は暖かいなぁ」と感じて温度計を見たら、マイナス2度だった事があった(冗談じゃなく、本当の話)。
冬が深くなれば、相方の東京恋しさはさらに強くなるだろう。となると、ここ札幌の地で相方が楽しめるような冬の何かを見つけてやらなくてはいけない。
手っ取り早いのはスキーと温泉…なのだが、今俺の左足が怪我の真っ最中なのだ(雪道で滑って怪我したのだ。全治一ヶ月程度)。治療院の先生からも「お風呂はなるべく左足入れないでね」と言われている。つまり、俺の健康状態が全くスキーにも温泉にも適していない(全く弱ったもんだぜ)。

取りあえず、早く足を治して相方をスキーにでも連れて行ってやらなくては。
人間、健康じゃないと何にも出来ないのだな、当たり前の話だけれど。