Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。そして2019年6月に東京暮らしを再開。生々流転の日々です。

スペイン~モロッコ旅行6 タンジェの街を歩く

ロッコ(タンジェ)の初日が終わった。今日から二日間、このタンジェに滞在する。俺と相方は全くのノープラン。リヤド(民宿)のマダムからは観光の情報は得ていたが、特に何かするつもりはなかった。最初は「青い街」で有名なシャウエンに行こうかとも思ったが、車で片道約3時間。あまり食指が動かなかった。
とりあえず、今日はタンジェの街を歩き回ろう、その程度の緩い計画。下の写真は俺達の泊まった部屋の扉。

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朝食はテラス(最上階)だ。リヤドはいわゆる民宿だから、観光地のホテルみたいにビュッフェ形式じゃない。泊り客もホテルに比べて圧倒的に少ないから、ビュッフェ形式だとコスト的に無駄が多いのだと思う。
テーブルに着くと、黒人スタッフ(男性、女性)がサーブしてくれる。オレンジジュースが美味いのである。そして、チーズとプルーン。これは俺も相方も好きじゃなくて、残した。

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菓子パンみたいなものが二種類。違いはよく判らない。そしてフルーツ。やはり海外に来ると野菜とフルーツが不足するので、これは有難い。パンも当然出る。モロッコはフランス支配下時代があったせいか、パンはよくフランスパンが出て来た。レストランのメニューとかもフランス語で書かれている事が多い(これは観光客向けなんだろうけど)。

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玉子は何が良い?(調理方法)と訊かれたので、相方は目玉焼き。俺はオムレツをお願いした。なんか、形が崩れていて、手作り感満載なのが楽しい。

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デザートにワッフルみたいなのが出て来たので、これに蜂蜜をたっぷりかけて食べる。俺達は食が細いからこの程度の朝食で夕方までお腹が持つのである。若い人なら「少ないな」となるかもしれない。

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テラスから見えるタンジェの街の景色。

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準備を整えて、さあ出発。今日は特に何も考えずに街を歩くのだ。ここタンジェの街も、外壁が結構青く塗ってある。相方が「シャウエンにも負けてないんじゃない」と感想を。

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このタンジェの旧市街(タンジェに限らない、モロッコは旧市街は全てそうなんだけれども)は正しく迷宮と呼ぶにふさわしく、少し歩くと、自分が何処にいるのか判らなくなる。建物が似たような感じだし、道は細く入り組んでいる。ランドマークとなるものがない。だからこの街を夜歩くのは非常に危険なのだ。治安的な意味じゃなくて、迷子になるという意味で。

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暫く適当に歩いていたら(本当に適当に歩いていた)、大きな通りに出た。街の中心地である広場だ。カフェやレストランも多数ある。栄えているなあって感じ。映画館もある。

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アルガンオイルを売っている店を見つけたので、相方は早速入る。今回のモロッコ旅行、相方は「アルガンオイルは買って帰りたいなー」と言っていたのである。当然、俺は興味がないので店の外で待つ。

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相方が店員さんに「純正アルガン?」とか訊いている。俺は内心「そんな事聞いたって本当のことは言わねえだろう」と思ったが、まあいいや。確かここで、30mlのボトルを三本買っていた。一本、35ディルハム。トータルで105ディルハムだから、店員のお姉さんに「100ディルハムにして」と微妙に値引き交渉。このくらいなら向うも二つ返事で値引いてくれる。
そしてこの後はさらに適当に歩き回る。相方のスマホソフトバンク製で、なんでも自分の位置情報を教えてくれるアプリが入っているのだとか。なので、リヤドの位置を登録しておいて、このスマホで場所を確認しながら歩いていた。正直言うと、このアプリが無かったら、リヤドに帰れる自信がなかった。

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ジモティで溢れる街を歩きながら、相方と「イスラム圏って女性は暮らしづらいだろうねえ」とお喋り。カフェがあったので、ちょっと休憩。エスプレッソ頼んだら、滅茶苦茶苦くて、久しぶりにコーヒーに砂糖を入れて飲んだ。

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一旦リヤドに戻ろうかとなって、歩き出すと、海が見えた。看板に日本語がある。てことは、日本人観光客も結構来るのかな。でも、俺達がタンジェの街を歩いている間、アジア人には一切遭遇しなかったけれど。

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海の前のオープンカフェが連なるエリア。コーヒーはさっき飲んじゃったしな。それに何杯もコーヒー飲むとトイレが近くなるのだ。海外旅行において、トイレは重要問題なので、尿意が近くなるような作業は避けねばならない。

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一旦リヤドに戻り(これは相方のスマホのアプリのお蔭だ)、アルガンオイルを部屋に置く。テラスで休憩。ここはWi-Fiが使えるので情報収取したり、ネットを観たり。俺達の旅行はこういった感じで非常にルーズで緩やかなのだ。ノープランとも言うけど。

昨日のディナーで「モロッコ料理はもういいや」となっていたので、「今日は普通に洋食食べたいね」となった。時間は午後の三時過ぎくらいだったかな。まだちょっと晩御飯には早いけど、微妙にお腹も空いてきた。店を探しているうちに、お腹の空き具合も丁度良くなるだろう。
リヤドの近くに景色の良さそうなカフェ/レストランがある。が、相方が「あそこ、絶対モロッコ料理出すんじゃない?」と。近くに行ってメニューを確かめると、タジン鍋ばかりだった。ということで、ここはパス。

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カフェやレストランを探して歩き出すが、そもそも店自体が殆どない。いわゆる民家ばかりである。何にもないねーって感じである。

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おまけに道が結構急こう配だったりするので、相方の足の怪我の問題もあるから、歩くのがスローになる。

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こういったアラビア語の文字を見ると「モロッコにいるんだなぁ」という気分になる。ちなみに「Musee」は博物館ね。Kasbahは地名。カスバ博物館ということだ。俺達は興味なかったし、そもそもフランス語で書かれた説明なんか読めない。ジモティが「博物館はこっちだよー」と言って来たが、それは無視した。

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結構歩き回り、やっといわゆるハンバーガーやピザを食べられそうな店を発見。相方はラザニア、俺はハンバーガーを注文。トータルで80ディルハムくらい(多分、千円弱程度)。こういったファストフードは安上がりで良いのである。

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やけに早い晩御飯(五時前だ)なので、夜お腹が空くかも、ということで相方は途中でケーキを購入。基本的に俺は甘いものは好きじゃないんだけど、この旅行中は酒絶ちをしているから、俺も一口貰う。なんで酒飲みって、酒飲まなくなると甘い物に行くのかな?(俺だけ?)

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ハンバーガーを喰った店からリヤドに戻る間に、段々と陽が落ちてきて良い感じになってきた。こういった時にちゃんと写真を撮れないのが勿体ないのだが、仕方ない。

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このモロッコにいる間に吸っていた煙草はマルボロ。どうやって購入したかと言うと、リヤドの裏通りに普通に煙草の屋台があるのだ。屋台というか、おっちゃんが椅子に腰かけて煙草売ってるだけなんだけれどもね。
マルボロ、1ケース」と言うと、でかい袋からマルボロを一箱出してくれるのだ。値段は40ディルハム。480円くらいかな。日本とあまり変わらない。露天商だから高いのかもしれないけれど。あと、モロッコは凄いのが、煙草のバラ売りもしている。一本から買える(笑)

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夕焼けが綺麗だ。リヤドの近くに雑貨屋みたいな店があるのは判っていたので、ミネラルウォーター、炭酸水、ポテトチップスなんかを買う。無論、値札なんかついてないから、店員に"How Much?"と訊くと、電卓を叩いて数字を見せてくれた。英語は話せないのかもしれないな。

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相方が「こういった街で生まれたら、お父さんがなめし革職人やってればそれを引き継ぐだろうし、店やってる人は店の跡取りになる。だから、この街を出る事を知らずに生きていくのかも…」と言う。そうかもしれないな、と思う。
日本のように、「高校卒業したら、東京に行くんだ」みたいな人生の展望を持てる国で生まれ育つ人のほうが、世界基準でみれば圧倒的に少ないのかもしれない。