Some Were Born To Sing The Blues

酒好き、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

モロッコ旅行6  5日目 エッサウイラを散策

さて、エッサウイラ2日目。本日は旧友Tとの取り決めで別行動である。まあ、彼にしても恋人への土産物の服を買いたいであろうから、相方の買い物に付き合わされては堪らんだろう。こういう時、部屋が別々なので自由行動が取りやすいのが有難い。

だがまあ、当然晩御飯は一緒に食べる約束をして待ち合わせ時間はなんと「日の入りにリヤド(モロッコ版民宿)の最上階のレストランで」というアバウトな約束。モロッコはアバウトだから、待ち合わせ時間も郷に入りては郷に従え、でアバウトなのだ(笑)

とにかくこのリヤドのベストは何といってもレストランだ。オーシャンビューなのだ。

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ここで頂く朝ごはんが最高なのである。提供されるもの自体は大したものじゃない。でもこの景色が、朝ごはんの味を50%アップしてくれるといっても過言ではない。

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食事を済ませ、相方とどうするか相談。エッサウイラの街は小さい。どれだけゆっくり回っても、一日あればすべて回れるだろう(そもそも、昨日駆け足で既に回ってるしね)

ということで、旧友があまりじっくり回りたがらなかったスーク(市場)をまず回ろうと計画。まあ、どんだけ適当にあるいてもこの小さい街なら迷子になる心配もない。

リヤドを出て、適当に歩き出す。メディナ(旧市街)は名前の通り「古い」ので、建物も年季が入っている。そういった建物を見ながら散歩するだけでも楽しいのだ。

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地元民御用達のお店。オリーブがそのままドカンと盛られている。当然の事ながら、周りは蠅がブンブン飛び回っている訳だが…(笑)

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これもまた大量に重ねて売られているパン。正直、見るからに固そうで全然美味そうに見えない。でも、これだけあるってことは地元民には需要があるって事なんだろう。

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地元民御用達の通りを抜けて、ある意味メインストリートとも言えるお土産物屋が並ぶ店を歩く。土産物も見てるだけで楽しいんだよな。

俺は海外に来たらその土地のTシャツを基本的に買う事にしてる。で、結構気に入ったTシャツが売ってたので「いくらだ?」と尋ねると「230DH(約3,000円)」「ふざけんな!(NO WAY!)」と速攻で店を出ようとしたら、相手が「ちょっと待て。いくらなら買う?」と来たので「100DH(1,300円)」「150DH」「120DH」と攻防が続く。俺は群馬生まれの群馬育ちだから、いわゆる値切り合戦とか得意じゃない。ホント嫌いなのだ。でも、値札のない国で買い物をしようとするとこの争いをしなくちゃいけない。本当に疲れる。

そこで俺は「OK 2枚買うから2枚で240DHにしろ」と折衷案を出す。俺にしてみれば大分譲歩した形だ。すると店員が「まてまて130DHだ。代りにこのシールをやるよ」と、俺がまったくほしくないシールを出して来やがった。こっちが2枚買うとまで下手に出てるのに調子に乗りやがって。「もういい。要らん」と一喝して店を出た。店員が「WAIT、WAIT」と言ってるがもう知らん。頭に来た!と冗談抜きで俺はこの後10分くらい怒りまくっていた。

相方が「たったの10DHくらい、目を瞑ればいいのに」と言われて、うーんとうなった。確かになあ、たったの130円で怒りまくる事もなかったか(笑) この日一日、実はTシャツショップに戻って「おい、130DHで買ってやるよ」という誘惑と闘っていた(無益な戦いだな、おい(笑))

相方はそんな好戦的な俺とは対照的に蝋燭の置物を言い値で買っていた。相方は俺よりも海外旅行経験が多いし、タイとかバリとか年中行っているのに、値切り行為を一切しない。

「どうせ買うんだから、そんな値切りするより気持ちよく買いたいじゃない」

なんだ? 俺のTシャツ屋での攻防を全否定する気か?

お土産物屋さんは総じてあまり気合いが入っていない。「売ってやるぞー」という意欲に燃えた店員はあまりいない模様。これは偶然かもしれないけど。まあ、この通りは歩いているだけで楽しいけどね。

また、最初から絶対に買うつもりだったグナワミュージックのCDも購入。これは80DH(1,000円くらい)だった。割と良い買い物だ。

で、荷物を一旦リヤドに置きに帰り、次は郵便局へ行く。というのも、モロッコから絵葉書を出そうと思っていたのだ。郵便局はメディナの外にあるので、ちょっと歩く。と、行ったら閉まっていた。そう日曜日だったのだよ。海外に行くと、曜日感覚がなくなるからなー。で、結局絵葉書はマラケシュに戻ってから出した。残念。エッサウイラから絵葉書出したかったのにな。

ということで、ちょっと歩き疲れたのと暑いとの理由からビーチを散策。ビーチサッカーをやっている人が多数。ビーサンを履いてきて正解だった。モロッコ人は陽気で「ハロージャパニーズ?」と訊いてくる。イエスと答えると「コンニチハー、アリガトウー」と。何人のモロッコ人に「コンニチハー、アリガトウー」と言われたか、数えきれない。

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 ↓はエッサウイラのビーチの様子。10月でもまだ水着になっている人が結構いる。f:id:somewereborntosingtheblues:20141104175535j:plain

水に足を浸したお蔭で結構スッキリする。また、メディナに戻り通りを散策。どこかのカフェにでも入って休憩しようかと適当に歩くのだが、結構休みのカフェが多い。日曜日って飲食店は書きいれ時のイメージあるけど、こっちは結構普通に休むのな。

色合いがとても素敵なタジン鍋の形をした調味料入れとお皿。これ、割れる心配がなかったら、買って帰りたいところなんだけどね。どうしてもこういうのはなー、割れる心配があるんだよねー。

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観光客らしき人達がたむろっている。どうしたのだろう?と近づくと、何やら見慣れた文字が…え?たこ焼き?

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たこ焼き売ってました、モロッコで! 一つ3DH(40円くらい)だ。相方と二つ買って食べる。日本で食べるものとは微妙に味が違うけど、ちゃんと蛸も入ってる。普通に美味い(笑)

 

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三重で修業したとか言ってたけど、本当かな?(笑)

俺のTシャツ購入は失敗に終わったが、アルガンオイル製の石鹸や相方の土産とかも買えたので、まあ収穫はあった。ということで、時間も段々日の入りに近づいてきたので、リヤドの最上階レストランへ向かう。

特等席は既に取られていたので、別の席で日が沈むのを待つ。

カモメが飛んでるなあ。と、写真を撮っていると、そこへ旧友もやってきた。

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互いに今日の戦利品の報告をする。相方が俺の「Tシャツ屋での攻防」を報告する。旧友は大笑いしていた。君、そこは笑うところではないぞ。まあ俺も笑ってたが。

で、晩御飯をどうするか、となったので昼間下見しておいたビーチ近くのレストランを旧友に提案する。そこはアルコールもあるそうなので、酒飲みな旧友は満足するだろう。

ガイドブック(地球の歩き方)にも載っている店でシーフードが美味いのだとか。

店に入るとマダムみたいな人に「ご予約はございますか?」と英語で訊かれたので、あれ?予約なしだとやべーかと思ったが、すぐに案内してくれた。ちぇ、脅かすなよ。

メニューを見せられて3人後悔した。またもやフランス語。おまけに筆記体で書かれているので、さっぱり読めない。まだ活字体ならなんとかなるが、筆記体となると絶望的だ。

 コース料理なら180DHで、これは判りやすい。前菜がサラダかスープで、ツナステーキのメインにデザート(デザートはプリンと何か。甘いものに興味がないので、なんだったか忘れた)。

旧友はメニュー解読を諦めて「俺、コースでいいや」と白旗宣言。うーん、コースなら間違いないのは判ってるが、それも悔しいな。ということで、ウエイターを呼んで「英語メニューない?」と尋ねると「ああ、自分が説明しますよ」とメニューをすべて英語で説明してくれた。これは助かった。が、俺達3人があとでしみじみ言ったのが「英語圏の人間も観光で来るんだから、いちいち説明するくらいなら英語メニュー置いたほうが合理的だと思うんだけどなー」と。それともフランス語圏の人間の「英語メニューなんか絶対置かないぜ」という矜持なんだろうか?

相方はシーフードマカロニ、俺はパエリアだ。というか実は多分人生での初パエリアだと思う。

写真は順に旧友の頼んだコースのメインのツナステーキ、そしてマカロニとパエリア。

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当然シーフード三昧なので、白ワインをボトルで頼んだ。相方はオレンジジュースを頼んで白ワインで割っていた。ホワイトミモザっていうんだっけ、そういうカクテル?(実はよく知らない)

ここの料理はなかなか美味しく、俺達3人はワインと料理を楽しんだ。それに久しぶりに蠅に煩わされる事もなく快適だった。

レストランを出て、まだ時間も早いので昨日行った「エッサウイラ・スナック」に行きビールとワインを飲んで昨日の若者の演奏をまたまた楽しんだ。

下の写真は「エッサウイラ・スナック」の入り口。無論ちゃんとした店名があるのだろうが、我々は確認せず。

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明日はもうマラケシュへ戻る日なので、エッサウイラの夜はこの日が最後。ということで、リヤドへ帰りながら、エッサウイラの夜の景色を楽しむ。歴史のある街の夜の風景もまた、良いね。

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部屋は相変わらず波の音がすごい。でも全然平気で眠れちゃう。まあ、ビールとワインのお蔭でもあるんだけどさ。

本当にエッサウイラは良い街だった。さあ、明日はマラケシュだ。