うちのベランダが14階立てのマンションの13階だ。
なので、景色だけはそこそこ良い。というか、この住居、他に誉める場所が見つからない(笑)
夜、ベランダから外の景色を見ていると色々な建物の灯りが見える。商業ビルの灯りもあれば、一戸建ての灯もあり、自分と同じように賃貸物件の照明も見える。
果たしてどれだけの人々の生活がそこにあるのだろうか。そんなことをぼんやり考えていると、島田荘司の『異邦の騎士』を思い出す。
まだ若かった20代の頃に読んだ小説だ。ジャンル的には推理小説なんだけど、俺の中でこれは最上級の青春小説であり、恋愛小説となっている。
この小説を読んだ事がきっかけで俺は、チック・コリアを聴くようになった。
深海魚よ、聴け。