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Some Were Born To Sing The Blues

酒好き、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。50歳目前で札幌に引越し、ピアノを始めました。

スペイン旅行10 2016/10/13 旅行7日目 コルドバのパティオ(中庭)とフラメンコを楽しむ

コルドバ四日目にしてコルドバ最終日。今日はメスキータ(モスク=礼拝堂)を見なくてはならぬ。一つの街に長く滞在すると、街自体を理解出来るし、見逃したところも再度見られる。そういった点が良いところだ。ただ、可能な限り色々な街を観たい、という人には向かないパターンなんだけどね。

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メスキータに行く前に「シナゴガ」へ行こうとなった。シナゴガとは、ユダヤ教徒の礼拝堂。シナゴガはスペインに三つしか現存していないのだとか。そのうちの一つがここ、コルドバにあるのだ。

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シナゴガはほぼ正方形の広いホールが一つあるのみ。俺と相方は「あれ、思ったよりも小さいね。もっと色々あるかと思ったけど…」とちょっと拍子抜けした。もっとも、こういった建物は見学用の建築物じゃないから、当たり前なんだけど。

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そうそう。やっとこの日になってホテルの外見を撮る事が出来た。下の画像が俺達が滞在したホテル。

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ホテルから歩いて1分のところに土産物屋さんがある。ここではよくミネラル・ウォーターを買った。1.5リットルで1.3ユーロ。この街の外まで出てスーパーで買えばもっと安いけど、そこまで行くのが面倒だからね。

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そして、メスキータへ行く。やはり歴史的建造物は見ているだけで、「綺麗だなー」と感心する。

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元々はイスラム教の寺院として作られたのだが、カソリック教徒が権力を握ったら、今度はキリスト礼拝堂が作られて、イスラム、キリストの二つの宗教が混在する建築物になったのだとか。
俺は無宗教論者だから、イスラムとキリストもどちらも興味はない。だが物凄く単純な話として、今までイスラム教の為に存在していた建築物をキリスト教徒の為に転用する事に違和感はなかったのだろうか? 俺がカソリックの権力者だったら、イスラム用の建築物は流用したくない気がするのだけれども。その辺りは「あんまり気にしない」って事なのかな、それとも「異教徒の物とはいえ、壊す事は神の意志に反する」という事なんだろうか。

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入場料はいくらだったか忘れた。確か5ユーロだったか、8ユーロだったか。ここも日本語のオーディオガイドはなかった。下が入り口だ。

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いつものように、俺は歴史的背景なんか一切判らないから、単純に「すげー、綺麗だなー」って感嘆するばかり。相方が「地球の歩き方」を開いて観光ポイントを読み上げてくれる。へーって頷きながら、中を歩く。

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確かに、イスラム的な建造とキリスト教の建築が混在している。なんか不思議な感じではある。

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中にいたのは30分程度。かなり広い。色々観るべきものはあるんだけど、やっぱりどうしても、段々と「お腹いっぱい」感になってきたのは否めない。スペイン来てから、似たようなもんばっかり沢山見てるからなあ。
と、外に出て中庭に出る。下は沐浴用のお風呂である。

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メスキータも観てしまったので、本丸も陥落といった感じ。あとはもう特に観ようと思っているものはない。どうしようかと相方と相談する。ガイドブックを見ながら、「まだ見てない奴、行けるようだったら行って観てみよう」となった。まずはホテルから徒歩1分のところにある「お風呂博物館」。

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ここは入場料が安くて、一人1.5ユーロくらいだったかな。ここで小銭を消費出来て助かった。説明がスペイン語と英語で書かれている。当然、相方のスペイン語能力じゃ、そんなの読み取れない。俺も頑張って英語の説明読むんだけど、6割くらいしか理解出来なかった。相方が「ねえ、なんて書いてある?」と訊かれるのには参った。暴君な王様が入浴中に奴隷に殺害された、なんて書かれていてなかなか興味深かった。

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そして地球の歩き方に中庭の素晴らしい「ヴィアナ宮殿」があると書かれている。中庭が12もあって綺麗なのだとか。地図を観ると、ちょっと距離があるけど、歩けない距離じゃない。相方に時間もあるし、行ってみようと誘う。歩いて20分くらい。結構歩いたけど、まだ時間も早いしね。
途中で遭遇した猫たち。

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いわゆる街のメインから外れているので、人の数も少なく静かな感じ。夜歩くとどうなんだろう、怖い感じになるのかな?

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教会が見えたので、近寄って行って撮った写真。赤い花が綺麗である。左側に写っている人達は地元の若者達。延々とお喋りしていた。若者がたむろってお喋りする姿は世界共通だな。

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さらに進むと、謎の建物。よく見ると映画館だった。既に潰れているようだ。スペインて普通にハリウッド映画とかも上映してんのかな。

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下はガイドブックに載っていたので寄ってみた広場。ガイドブックは夜のライトアップされていた写真が載っていたので、滅茶苦茶神秘的だったのだが、うちらが行ったのは午後の日が高い時間。ちょっと残念な感じだった。

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そして、本来の目的である「ヴィアナ宮殿」を探す。ちょっと迷った。うーむ、そろそろある筈なんだけどなーと相方と休憩していたら、目の前が「ヴィアナ宮殿」だった。

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ここは、中庭だけ観ると5ユーロで、博物館も込で観ると8ユーロだったかな。博物館は退屈だろうから、中庭だけにしようと決めた。全部で12の中庭がある。結構見ごたえがあるやもしれぬ。ということで、受付で貰った地図通りに散策スタート。
まずは一つ目。ここで写真を撮っていたら、30歳前後の白人女性に「写真撮って」とお願いされた。たまに一人で観光してて、写真撮ってくれと頼む人がいる。例外なく女性なんだけど。一人旅なのかな。

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無論、ここは宮殿だから生活のスペースもある訳だ。洗濯板なんかもおいてあったりして、「洗濯板って世界共通なんだねー」と感心する。

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そして、次の中庭。もう少し早い季節に来ていたら、もっと花も沢山咲いていて良かったかもしれない。まあ、仕方ない。逆に早い季節だったら混んでいた可能性もあるし。

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水と緑があると、なんだかんだで良い気分になれる。それはどこの国に行っても共通だ。砂漠を見て癒されるという人はあまりいないはず。やはり生物の基本なんだよな、水と緑は。

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ここはガイドブックにも載っていた場所なんだけど、そんなに混んでいなかった。というか、殆ど観光客はいなかった。中心地から外れているせいかもしれない。でも、30分弱歩いて5ユーロ払う価値はあると俺は感じた。

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これで、ここにオープンカフェが増設されていて、ビールでも飲めたら最高なんだけどなあ。さすがにそうは都合よくはいかないのだ。

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中庭巡りも堪能したので、また街の中心に戻ろうとなった。観るべきものはもうほぼ観たし、予定もない。のんべんだらりと散歩するのだ。

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たまに馬車が走っている。観光客を乗せているのだ。「乗らないか?」みたいに誘われるけど、こっちはそれよりも自分の足でゆっくり歩きたいからなあ。

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スペインは(ヨーロッパは、というべきなのか)、滅茶苦茶狭い道を平気で車が走っている。で、先頭の車が駐車場に入ろうとすると、途端に渋滞発生だ。でもみんなそれが日常茶飯事なのか、特に混乱するという事もない。

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空が綺麗なので、写真を撮る。

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歩いていると、とにかくなんか写真撮りたくなるような景色や建造物に遭遇するので、阿保みたいに写真を撮りまくってしまう。今回程、「あー、ちゃんと写真の撮り方、勉強しておけば良かったなあ」と思った事はない。ピンボケや「なんだこの構図?」って写真が多過ぎだ、俺が撮った奴は。

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小腹が空いたので、軽いランチを摂りたいね、という事になった。相方が「ボカディージョ」食べたいと言う。「ボカディージョ」はスペイン版サンドイッチ。一番判りやすいのはチープなサブウェイだと思えば間違いない。

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色々種類も選べるし、オプションで足したりする事も可能。俺はツナ&トマトだったかな。忘れた。一つ4ユーロ前後。

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せっかくだから、ホテルの中庭で食べようとなった。相方はフレッシュオレンジジュース、アップルパイを別の店で購入。

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俺は、サンドイッチ食べるなら、当然ビールでしょ、って事で途中でワイン屋さんに寄って瓶ビール購入。スペインで呑んだ唯一の瓶ビールがこれ。3.5ユーロくらいした。高いのだ(世界遺産区域外のスーパーとか行けば、ビールなんか、0.5ユーロくらいで買える)。

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ホテルの中庭にも水路があるのだ。いいなあ。こういったエリアがあると軽食持ち帰って中庭でのんびりランチが出来る。これも悪くない選択だった。中庭は俺達しかいなくて貸し切り状態。夜はワイン呑んでお喋りしてる西洋人グループとかもいたけど。

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食事も終えて(時間的には午後2時過ぎくらい)、さてどうしようかとなった。相方が「もう一回、フラメンコ観たいなあ」と言う。探してみれば、見つかるんじゃないかな、よし探索だ! と街を歩く。
二軒レストランが並んでいて、そのどちらも「無料でフラメンコショーが見られます」とあった。右と左、どっちにしようかとなったが、無論判らないので、感で左側にした。特に意味はない。

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相方と「21時からショーが始まるなら、早めに来ないといい席取れないかもねー」と相談。そこで20時に来ようとなった。ちなみにレストラン(ディナータイム)が始まるのは20時からだ。日本人からすると「なんでレストランの開始がそんな遅いの?」と思われるかもしれない。だが、スペインは日本より全てが2時間遅れていると思って貰えばいい。日の出も朝の8時。ランチタイムが混むのも14時から。だから当然レストランのディナータイムも20時スタートが珍しくない。モロッコ行った時も、「20時にならないと、料理出せない(キッチンが準備中だから)」って言われたし。

これで夜の予定は立った。そこで土産物屋さんを巡って、友人への土産を買ったり。正直言うと、旅行の土産って困りませんか? 消え物(お菓子とかチョコレートとか)ならいんだけど、そうじゃないものってなかなか難しい。あんまり変なもの買っても、貰ったほうも困るしね。それに正直コルドバの土産物屋さんはあまりいいものが売ってなくて苦戦した。相方は「あー、ミハスでオリーブで出来てるリップスティックもっと買っておけば良かった」と後悔しまくっていた(笑)

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20時になったので、先程目をつけたレストランへ。先客は誰もいなかった。どうやらそんなに慌てて来る必要はなかったようだ。
でも、お蔭で一番前の席を取る事が出来た。問題はこの店、ステージの端に柱があるんだよなー。

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とりあえず、ビール注文。そこからメニューを考える事にする。ショーが始まるまで1時間あるのだ。慌てても仕方ないのだ。

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特にもう「これを食べたい」というのがなかったので、相方の希望に任せる事にした。ミートボール、アスパラガスとエビと玉子の炒め物を注文。

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当然、ビールなんかすぐに飲み終わってしまうので、ボトルワイン(白)を注文。相方は「ワイン呑むと眠くなるからなあ」と炭酸水を注文していた。

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そして、21時になってフラメンコダンサー達が登場。今回は総勢3人(椅子が3脚だからね)。ということは、ダンサー、歌い手、ギター弾きのトリオという事になる。

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ショーの大まかな構成は一昨日観たものとそう変わらない。まあ基本は一緒だものね。スパニッシュギターは変わらず恰好良かった。まだこのギタリストは若かったな、20代前半だろうか。売り出し中の若手かな。

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ダンサーは黒い衣装でなかなかエキゾチック。ダンスに関しては一昨日のほうが激しかったな。そこは流派とかスタイルとかが色々あるんだろうね。

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残念ながら、柱が邪魔して全景が見えないのが勿体なかった。まあ仕方ないね、こればっかりは。

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この夜のショーも1時間程度で終わり。ちょっと短いなあと思うけど、よく考えたらこんだけハードなダンスを1時間以上やったら、ダンサーの体力が持たないんだよな(これは帰国後に思い至った)。

とまたもや満足してホテルに戻り、俺はスコッチウィスキーを飲んで寝た。それにしても旅行って後半になればなるほど加速度的に時間があっという間に過ぎる。明日はトレドに移動。そして明後日にはもう帰国だ。
楽しい時間が過ぎるのは早い。

俺が実際に観たフラメンコショーの動画を収めたので、興味のある方は下のリンクをどうぞ

www.youtube.com