Some Were Born To Sing The Blues

酒好き、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

またスキーに行って来たのだ

先週末の事だ。二日連続で温泉に入ってきた。いや、これは正解じゃない。先週の日曜の事だ。一ヶ月振りにスキーに行って来た。
札幌に来るまでの長い人生49年の中でスキー経験は3回のみ。単純割り算すると、16年に1回スキーをした経験になる。意味ないな、この平均値は。
そして、札幌に来て三ヶ月半。その短い期間で2回のスキー経験。いかに環境によって人の経験や状況が変わるかという証明だな、これは。

土曜日の夕方。ピアノ教室を終えた俺は、とある温泉場にいた。温泉とは言っているけど、厳密には健康ランド未満、銭湯以上といった感じの湯場。でも、ちゃんと温泉なので文句はない。料金もたったの440円だ。銭湯価格だな。

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札幌に来た時から「日帰り温泉とか、健康ランドとか行きたいなー」と思っていたのだ。だが、真冬にそういったところに行くと、帰りの電車や寒い雪の帰り道で風邪を引く可能性がある。で、冬の厳しさが過ぎるまでずっと待っていたのだ。

やっと冬も終わりを感じるような気候になったので、喜び勇んで温泉に出掛けた。丁度その温泉がピアノ教室から家に帰る途中駅にあったのも都合が良かった。

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販売機でチケットを買って早速脱衣所に。土曜の夕方5時近く。風呂に入るには非常に良い時間だ。入ってみると想像以上に混んでいて驚いた。洗い場はかなり数があるのだけれども、浴槽が思ったよりも小さい。なんというか、ちょっと立派な銭湯といった規模か。それでもサウナも2種類あるし、露天風呂もある。なんといっても、家の風呂と違って浴槽が大きいのが気分が良い。それに温泉だしね。家みたいにバスクリン入れて誤魔化してるのとは訳が違う。

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いつものようにサウナと水風呂を繰り返してフラフラになって気分よく風呂をあがる。トータルで1時間半くらいいたかな。ここはお食事処があるのだ。無論、それが目当てでもあった。風呂上りのビール、これが温泉における最上の喜びと言っても過言ではない。

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生ビールと味付けキャベツを注文。生ビールが500円、キャベツが200円だ。安いねー。
風呂上りのビールをぐぐっと。堪らん。歳喰っていい事なんか何もないけど、唯一歳喰って良かったと思えるのが、温泉の楽しさを知った事だな。

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そしてビールを飲み干したので、天丼とざるのセット、そしてハイボール。やっぱり温泉と言えば、天麩羅と蕎麦だよねー。本当は天ざるを頼みたかったのだが、メニューになかった。残念。
そうやってハイボール呑みながら蕎麦を啜っていると、ラインにメッセージが。

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「明日、なんちゃってスキー&そり、温泉に行くんですが、参加しませんか?」と。おっと会社のチームのリーダーからだ。リーダーが最近チームに参加したFさん、Tさんとスキーに行く話をしていたのは知っていた。だが俺に声は掛からなかったから、まあ新メンバーだけで行くんだろうと思っていた。まさか誘われるとはね。

ちょっと考えた。スキーは前回30年振りにやった。悪くはなかったが、さりとて、自分からまたやりたいかと問われると非常に微妙な感じだった。だが、今回はスキー以外に「温泉」がある。これは悪くないな。それに「そり」もあるそうだから、スキーやる気にならなかったら、そり遊びして、温泉までの時間を潰せばいいだろう。そう結論づけ、リーダーに参加すると伝えた。それにしても「なんちゃってスキー」とはなんだろうか?

翌日、約束の場所に行くとリーダーがでかいワゴン車を運転している。リーダーに「なんちゃってスキー」の意味を訊くと、なんでも初心者専門のゲレンデのようで、ちびっ子用にスキー教室をやっているような場所なのだと言う。俺みたいな超ど素人には都合の良い場所なのではないだろうか。

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現地に行くと、レンタルスキーセットが2,600円。そして4時間利用可能なリフト券が1,000円。これなら、悪くない。ということでスキーをやる事にした。

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前回は30年振りにスキーをやるのに、夜中の3時まで酒を呑んで、二日酔い&寝不足だった。今回は酒も少ししか呑まず、12時には寝た。体調はばっちりだ。

そして、リーダーから「スキーやる前はストレッチですよ」と指導され、ちゃんと足を延ばす。こういったのが大事だよね。それにしても、北海道は空が素敵だなー。

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そして早速滑る。ゲレンデは傾斜も割となめらかで俺みたいな素人にはぴったりだ。調子に乗ってスピード出して止まれなくなると地獄なので、自重してゆっくりと滑り降りる。その俺の横を、小学生低学年の女子が追い抜いていく。道産子の子供たちは皆スキーが達者だ。札幌三ヶ月のおじさん(というよりも、もはやおじいさんか)よりも子供達のほうが遥かにスキーが上手い。当然だよな。

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だが、無事こける事なく、下まで無事に到着。

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そしてリフトに乗る。ところがこれが問題だった。いや、俺は高所恐怖症なんで前回のゲレンデではリフトが怖かった。今回のリフトは低かったから、そういう意味では高さの恐怖はなかった。だが、リフトを降りる時なのだが、上手くバランスが取れず、リフトを降りて滑り出した瞬間にこけて、リフトを止めるという大迷惑な客となってしまった。
その後もゲレンデを滑り降りてはリフトに乗り、リフトを降りる、そして降りた瞬間コケるを繰り返した。三回連続でリフトを降りる時にこけて、さすがにこれはまずいと思い始めた。このままだとリフトを降りる時の恐怖から、リフトに乗れなくなってしまう。

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ゲレンデを滑り降りる時は一回もコケてないのに、リフトを降りる時はこける、これはいったいなんなのだ? こういった時、おっさんは恥も外聞もないから、素直にスタッフに訊ける。チケット確認の雪焼けしたおじさんに「リフト降りる時、毎回コケちゃうんですけど、なんかいい方法ないですかね」と尋ねる。スタッフの人から「子供に言ってるんですけどね、降りる時に前傾姿勢を取るんです。そうすれば上手くいきます」と言われる。
そうか、前傾姿勢か。それを意識したら、今度は3回連続で上手くリフトから降りる事が出来た。

ゲレンデを上手く滑る事よりも、リフトをちゃんと降りられるようになることがこの日の命題となった。なんだそれ。自分の中でコツがつかめた気分になってまたリフトを降りようとしたら、コケた。あれ? 今まで上手くいってたのに。スタッフの人から「重心がよくないですねー。貴方くらいの身長なら、降りるのはもっと待っても大丈夫です」と言われる。
くそー、せっかくリフト失敗の恐怖を乗り越えたと思ったのに、また失敗か。時間は午後1時半過ぎ。滑り始めてから3時間近く経っている。リフトも10回くらい使用したし、前回よりもはるかにスキーを満喫している。個人的にはもう上がってもいいくらいだ。
だが、最後にもう一回、リフト降りを成功させたい(何しにお前はゲレンデに来てんだ?)。という事で最後に下まで滑り、ラストリフト。無事、上手く降りる事が出来た。
満足、満足。ちなみにこの日は一度もスキー自体で転ぶ事はなかった。

そしたら参加してたチームの他のメンバーが「そりやりましょう」と。彼は娘さんを連れていたから、娘さんにそり遊びをさせてやりたいんだな。ちなみにここはそりのレンタルは無料である。太っ腹だ。

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下が無料で借りられるそりだ。ここにお尻を突っ込んで滑るのである。

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そりは結構高さとスピードがあり、プチジェットコースター的な速さを堪能出来る。なかなか、楽しかった。
俺達チームもいい歳した大人達がみな参加して、そりを楽しんだ。

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この後は温泉だ。温泉場に食事処もあるという事で、そこで食事を摂る事にする。温泉場に着いた時は3時半。うーむ、微妙な時間になってしまった。温泉と言えば、やはり天麩羅と蕎麦である(ってゆーか、昨日もお前はそれ喰ったろうが)。が、その温泉場は14時から17時は蕎麦はオーダー中止なのだ。で、その時間帯にオーダー出来るのは「インドカレー」なのである。

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インドカレー? なんでもその温泉場はインドカレーが有名なのだとか。温泉とインドカレー。うーむ、結びつかない。が、それしか喰うものはないので、ラムカレーと生ビールを注文。リーダーが車の運転をしているのに、平気で酒をオーダーする部下(俺)。これは次回の査定が下がるな(笑)

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温泉は鄙びた感じでなかなか趣がある。最近の温泉場のように設備が充実している訳じゃない。シャワーを出していると、隣の人が使用する湯や水の量の影響を受けて、水流や温度がガンガン変わる。昭和のお風呂ってそうだったよなあと。

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風呂上りは無論、ビール。温泉の後のビールよりも美味い飲み物は世の中に存在しないね。

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この温泉は結構芸能人が来ているらしく、色紙が多数飾ってあった。

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前回と違い、今回はちゃんと酒を控え、睡眠をちゃんと取ってスキーに臨んだので、今日も殆ど筋肉痛がない。やっぱりスポーツをやる時はきちんと準備しないとね。

前回のスキーは殆ど「30年振りのスキーだ」というネタに近いものだった。今回のスキーは純粋に「スキーという娯楽」を楽しむ事が出来た。もう季節的に次のスノーシーズンまでスキーはしないだろう。
でも、次にスキーに誘われたら、喜んで参加する自分がいる気がする。

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もうすぐ春が来る

3月になった。さすがの札幌もだいぶ暖かくなってきた。札幌に来てすぐに寒さと雪の洗礼を受けたので、2月は全然辛いとは思わなかった。
日本の何処でも2月が一番寒い季節だろう(違う?)。だから、2月は相当辛いのではないかと思っていた。東京にいた頃も2月が一番辛かった(寒かった)からね。
だが、12月、1月ですっかり寒さに鍛えられたので、2月はむしろ楽だった。ある夜、「今日は暖かいなあ」と思ってとあるビルを見上げたら(そのビルには温度表示があるのだ)、マイナス2度だった事があった。
それを相方に伝えたら「もうすっかり札幌の人だねー」と言われた。何を言う。札幌市民にそんな簡単になれる訳がない。まだ一度しか転んでないしね(笑)

12月からずっと積もっていた雪もかなり溶けて来た。車道はほぼ雪がない。まだ歩道は雪が残っているけど、これが溶けたら、本当の春が来るんだろうなあ。

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札幌で暮らして丸々三ヶ月が過ぎた。まだ、札幌の位置関係がよく判っていない。何しろ冬だったからねえ。動き回る訳にもいかないし。これから暖かくなれば、色々なところへ出掛ける事になるだろう。慌てても仕方ないさ。
それに4月になれば相方が来る。当分無職で暇を持て余す相方は色々なところへ出掛けたがるだろうから、ほっておいても家にいられなくなる。いまのうちは家でゆっくりケーブルTVで映画でものんびり観よう。

ピアノも始めて2ヶ月が経った。イントロ、Aメロ、サビ、間奏と順にレッスンで教えて貰い、今アウトロー(エンディング)を習っている。いかんせん、初めてのピアノだから物凄く簡略化した演奏にして貰っている。
だが、アウトローは結構左手が恰好良いので、これは譜面通りにやりたいと先生に申告した。そうしたら、結構難易度が上がった。簡単なヴァージョンだったら、もう完成間近というところまで来たのだが。自分でハードルを上げたせいで、ゴールが遠くなった。だが、自分の中で「これはまあ、頑張れば出来るレベルだな」というのが判っているから、くじける事なく練習を繰り返している。多分、今月中にはなんとか最後まで(つっかえながらも)弾けるようになるだろう。そうしたら、厚顔無恥なこの中年のおっさんは、きっとyoutube辺りにピアノ演奏をアップするだろうから、奇特な方は聴いてあげて下さい。

仕事は特に言う事はない(それに仕事のことはあまり書きたくないし)。ただ、一つ言えるのは、今の俺が所属しているチームのリーダーが滅茶苦茶良い人なので、その人のお蔭で非常に気持ちよく働けている。仕事でストレスを抱えている人の理由の90%は人間関係だと思う。
俺も過去に行かされた現場で辛かったところが二つあった。一つは、自分のスキル以上のものを求められた時。28歳くらいの頃だったかな。そうだな、例えるとレストランでのオーダーや道を尋ねる程度の英会話しか出来ない人が、商談の通訳を任されたといった感じか。これは辛さが判ると思う。あの時は本当にきつかった。
そしてもう一つが去年の今頃。詳細は一切書きたくないが、50代のお局にパワハラを受けた。たった4ヶ月の現場だったが、本当につらかった(もともとは長期の予定だが、途中で契約打ち切りになったのだ)。
そのお局の席が俺の横なので毎日職場に行くのが苦痛だった。契約打ち切りになったと言われた時、来月からの食い扶持どうしよう(フリーランサーだったから)という心配よりも、もうお局の顔を見なくて済むほうがずっと嬉しかった。
救いだったのは、相方に詳細を伝え、「今の現場辛い」と言った時に、相方が「そんな事言わずに頑張りなよ」とは言わずに「辞めちゃえ、そんな現場。仕事なんていくらでもあるよ」と言ってくれた事だ。あの時、相方が俺を追い詰めずに「好きにしていいよ」という態度を取ってくれた事が物凄く救いになっている。
また、お局にパワハラを受けてた事が「フリーランサーで現場を渡り歩くよりも、ある程度落ち着いた会社に所属したいなあ」という引き金になっている。無論、正社員になった会社で嫌な奴に遭遇する可能性も否定出来ない。それは一種の賭けだったけどね。

あまり書きたくないといいつつ、仕事のことをだらだら書いてしまった。

携帯メールが来たので、何かと思ったら、東京にいた頃のサックス教室仲間からのメールだった。春になったので、合同練習や花見飲み会をやろうと書かれていた。ってゆーか、俺がもう札幌なのは知ってるのに、なんで俺にも寄越すかなあと訝しむ。ふと見ると、東京のメンバーがみな送信相手になっていて、俺のメアドはccに入っていた。
なんとなく、今でも仲間のつもりでいてくれるのかなと思って、ちょっと嬉しくなった。いい歳して何言ってんのかね。
でも、そういったささやかな喜びが、きっと辛い時に人を救ってくれるのだと思う。

あと1ヶ月ちょっとで相方が札幌に来る。まずは、札幌ビール工場に行って、ジンギスカンでも喰うかな。おっと、その前に俺は意地でもピアノで「LET IT BE」を今月中に仕上げねば。これは自分への課題だ。

下は札幌で久しぶりに外で食べたランチ。ご飯、味噌汁お代わり自由で500円(税込)。これって東京と比べるとやっぱり安いのかな?(笑)

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人はパンのみにて生きるにあらず

八時近くまで残業をして、職場を後にした。晩御飯どうすっかなーと考える。昨日、坦々鍋は喰い尽くして、冷蔵庫の中に材料も一切残っていなかったから、今日の晩飯は外食決定。

問題は何を食べるか、だ。
俺は馬鹿舌だ。そして食い物に対する興味も薄い。だから、独りで外食となると、頭に浮かぶのが、ラーメン、蕎麦、スパゲティそのくらいだ。麺ばかりじゃねえか。

たまにはハンバーグライスでも喰おうかなあと考えるが、札幌でそういった店を開拓、探索していないので一切判らない。それに八時回っているから、早く家に帰りたいなあという気分も湧く。
とりあえず最寄り駅まで帰る。この時点でかなり選択肢は狭くなった。俺の住んでいる駅は札幌でも田舎の町なので、食い物屋が滅法少ない。
安心確実なのは、サイゼリアに行く事だ。だがあそこはもう何度も行っているし、味も判っている。蕎麦という気分でもないしねえ。たまにはご飯が食いたいかなという気持ちになってきていた。

そこで駅から徒歩一分のところにある中華屋さんに行く事にした。この町に越してきてすぐに発見していたのだが、駅前だから慌てて行かなくても、機会はいくらでもあると思っていたのだ。
今日みたいに、行くあてもない場合には、ちょうどいい。

店に入る。カウンター席が10席程ある。一番端が空いていたのでそこに座る。隣に20代とおぼしき女性がスマホ片手に野菜炒め定食っぽいものを食べていた。いわゆるラーメン屋さんで定食を一人で食べる女性というのも、なかなかワイルドである。

チャーハン喰いたいなあ、でもラーメンもやっぱり喰いたいな。と考えながらメニューを見たら、「チャーハン、ラーメンセット」というのがあった。900円だ。これは! 半チャーハンとラーメン、チャーハンと半ラーメン、或いは半チャーハンと半ラーメンのどれかだろう。
よし、これにしようと注文。

程なくして、チャーハン、ラーメンセットがやってきた。おっとびっくり。チャーハンもラーメンもレギュラーサイズだ。これは若者や肉体労働に従事してる人用のメニューだなあ。
俺みたいな、小食のデスクワークのおっさんが食う代物じゃない。まあ、いい。

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まずは麺を一口。そしてスープを飲む。次にチャーハンをレンゲですくって一口食べる。

うむ。不味い!

ラーメンも不味いが、チャーハンも不味い。救いがない。

ラーメンのスープは出汁が全く出ておらず化学調味料の味しかしない。麺も茹で過ぎでグダグダだ。叉焼は薄く味が染みておらず、旨味が一切感じられない。
なぜか醤油ラーメンなのに、玉ねぎが入っていた。北海道の醤油ラーメンて玉ねぎ入れるのがデフォルトか?
チャーハンは味付けが全然出来ておらず、中途半端に炒めた焼き飯を喰ってる気分。これで下味がしっかりしてる薄味を狙っているのならともかく、中華屋でそんな味は求められていない。

カウンターに座っていたから、調理人の調理する姿が見えたのだけれど、彼は手を抜いているんじゃなくて、もともとのレシピが良くないのだろう。或は彼の腕が悪いのか。

だが、従業員は全部で3人いたが、無駄話しながら作業している辺りからしても、味は期待しちゃいけない店なんだな。俺はラーメン屋で「なんだ、この味は! 作り直せ!」(海原雄山かよ?)というタイプじゃない。
つまりまあ、あー今日のこの店は失敗だったなと思って、その店には二度と行かないタイプだ。大抵の人がそうだろう。そして俺は貧乏性だから、自分で注文したものを残す事が出来ない。
ラーメンもチャーハンも半分喰ったくらいでもういいやって気分になっていたが、残すのは貧乏人のプライド(なんだ、それ?)が許さない。
後半は一気にペースアップして胃袋にラーメン、チャーハンを収めた。超満腹になった。

良い店だったら、余韻を楽しむところだが、当然ここはそういう店じゃないので、食べ終わったら、速攻で勘定して店を出た。そして家までの約7分間、歩きながら満腹の腹をさすりながら悲しい気分になった。
人間てさ、美味しい物食べると幸せな気分になれるけど、不味い物食べると、凄く悲しい気分になるよね。

まだ、不味い店でも、心置けない人と一緒だったら、その不味さすらも笑い話に昇華出来るけど、独りの晩御飯が不味いと、もうただの不幸話でしかない。

人間が生きていく上で食い物は必須だ。そこに栄養素は必要な要素だが、極論を言えば美味さは関係ない。美味くなくても、必要な栄養さえ摂取出来ていれば、人は生きていける。
いや、必要な栄養のみで生きていけるのは動物だ。人と動物が違う点はそこにある。
やはり、食べる以上、美味しさというポイントは絶対に外せないものなのだ。


これだけ長い間生きてきて、今日俺は初めて、海原雄山山岡士郎の傲慢さが理解出来た。

さよならだけが人生だ

先週の金曜日に中堅若手君と呑んできた。彼と呑むのはこれが三度目。そして最後の機会となる。
なんと彼は来月から東京勤務になるのだ。なんてことだ。せっかく出来た札幌友人一号なのに。たったの三ヶ月でお別れとなってしまった。
(転勤には彼の仕事の希望とか色々な事情があるから、とやかく言える代物じゃない)

彼と前に呑んだ時にも「自分の将来考えると、このままでいいのかなーって思うんですよねー」と悩んでいる様子だった。俺なんか、社会人としてあとせいぜい10年働いて、運が良ければ嘱託でさらに5年程度しか残っていない。彼はまだ35歳である。あと25年、仕事をしていくのだ。そうなると自分のやりたい事や諸々を考えるのは当然の事だ。

「じゃあ、送別会やろう」となった。彼が前から行ってみたい店がすすきのにあるという事で予約を取る。食べログを見ると、どうやら船盛が有名な店らしい。予約を取ろうと電話すると「船盛は人数分でよろしいですか?」と問われる。船盛注文がデフォルトの店なんだな。

この店はお通しが800円、船盛が一人前が1,600円ちょっと。つまり予約した時点で一人2,400円が確定。当然これに酒代が加わる。だが、お通しと船盛だけで充分で、他の肴は一切注文しなかった。というか出来る訳ない。
船盛だって、喰いきれずに残した(ちなみに残した刺身は炒めてお土産でと頼む事が出来る)。下がお通しの蟹、海老、と塩辛。塩辛苦手な俺には辛いお通しだ。ちなみに海老はもっと量があった。食べちゃってから写真撮ったので。

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まあ若手君の送別会なんで船盛の店に行ったけど、正直、生ものが苦手な俺にはしんどい店だった。あと思ったけど、刺身ってさ、大量に喰うもんじゃないね。やっぱり、三切れ、四切れ程度を喰うのが丁度いいと思う。下が船盛の写真。写真下手糞だな、見切れてんじゃん。これで二人前だ。

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この店は予約した時から二時間でお願いしますと言われていたので、9時過ぎには追い出される。俺と若手君は同じ地下鉄の沿線なんで、一緒に帰る。彼と呑むのも最後だしなーと思い「もう一軒いかない?」と誘う。
二軒目はごくごく普通の居酒屋へ。腹は船盛で膨れているので、厚焼き玉子と御新香の盛り合わせを頼み、あとは日本酒を冷でゆっくりとやる。(下の写真は一軒目で呑んでた日本酒だ)

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何を話したっけかなあ。零時近くまで呑んでたので、結構話したと思うのだけれども、忘れてしまった。まあ、酒の席での野郎二人の話なんて、酒の席で流してしまってもいいような事だ。

そういえば、彼と話してたら、自分が昔輸入代理店で働いてた事を思い出して、その話を彼にした。彼はえらく驚いていた。俺はずっとシステムエンジニア一筋だったと思っていたらしい。まあ、確かに、SEやプログラマーという仕事をしている人間が途中で輸入代理店で働いていたってのは、珍しいかも。あ、もう一つ思い出した。
その会社では、名刺にアメリカンネームをつけるのが社内ルールになっていた。
山田(仮名)さんて先輩の名刺には「Alex Yamada」と印刷されてた。社長のニックネームはGregだったな。ちなみに俺のニックネームJodieだ。当時、ジョディ・フォスターが好きだったんだよな。


せっかく出来た友人もあっさりと去ってしまう。これでまた札幌で友人がいなくなってしまった。ピアノ教室で友人を探そう。そもそもピアノ教室に通おうと思ったのも、ピアノ習得がメインだけど、そこで友人を作るというのも狙いの一つだったし。
そして春になって雪が溶けたら、サックス教室にも通おう。そうすれば教室経由でアンサンブルが組めるかもしれない。あと、ブルースバーに行って、セッションにも参加して来よう。

この歳になって、新しく友人を作るのは大変だ。だが、自分から動かなかったら、何も上積みされないからね。
なんかのドラマで主人公が言ってたんだよなあ「愛されたかったら、まず自分から愛せ」だったかな。なんのドラマか忘れたし、台詞も正確じゃないと思うけど、なかなかいい言葉だ。

ヴァレンタインのチョコに関する思い出…最後は脱線しました

去年、フリーランサーだったので、確定申告を自力でやらねばならぬ。だが、そんなもんはやった事がない。運が良い事に相方はその経験がある。よって必要な書類作成は全て相方にお願いした。

2、3日前に相方から「必要な書類出来たから送るね。そっちで申告しないと駄目なんだってさ」とメッセージが来た。そして、今日帰宅して郵便受けを開けてみるとゆうパックが入っていた。部屋に入り、封を開ける。確定申告の書類が入っていた。

そして。おっとびっくり。チョコレートも入っていた。凄いタイミングだなー。図ってたのかなー。

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今更この歳でチョコを貰っても(ましてや相方から)感激したりする訳じゃないけど、まあやっぱり嬉しいもんだよね。俺は典型的な酒飲みなんだけど、甘い物も嫌いじゃないのだ。

そういや、バレンタインのチョコって、俺がガキの頃(中学生くらい)は、女性が好きな男性に告白する為のもの、というのが定説だった。いつの間にか、義理チョコという風習が普通になって、そして友チョコ?になって、自分へ贈るという流れになったんだっけ? 今、バレンタインのチョコの文化ってどうなってんの?

今日仕事が終わってからピアノ教室に行ったのだが、教室の入っているビルの1階にはゴディバがある。普段よりもさすがに混んでいたな。昔ニュースで見たんだけど、バレンタインのチョコの売上だけで年間売上の一割になるんだとか。今はどんなもんなんだろう。昔よりもその割合は落ちている気がする。

相方と一緒になってから、毎年相方はチョコをくれる。ただし、チョコを直接じゃなくて、なんかチョコを溶かしてスポンジケーキみたいな奴(種類はよく判らない)を作ってくれる。さすがに今年はそれを送るのは無理だから、チョコをそのまま送ってくれたんだろう。

そういや、付き合ってる人とかいわゆるパートナー以外からチョコを貰った経験は人生で3回しかない。そのうち2回は中学生の時だ。
一人は、確か互いにチョコ/キャンディ協定を結んで、「3月にお返しするから、2月にチョコくれ」とお願いして貰ったのだ。義理チョコと変わらねーじゃん(笑) もちろん、俺が中学生の頃に「義理チョコ」なんて習慣はなかった。これが人生初のバレンタインチョコだ。

もう一人は、帰りの自転車置場でいきなり「はい、これ」と言ってくれたのだ。あの娘はそれ以外何も言わなかったなあ。その娘が俺に好意を持ってくれているのは、さすがに鈍感な俺でもなんとなく判った。優しい良い子だったんだけど、俺はクラスの別の女の子が好きだったんだよなあ。
人生って、なんで上手くいかないのかね。その子がくれたチョコは大事にとっておいたら、部屋に遊びに来た同級生に喰われた(笑) いよいよもって人生は上手くいかない。

そして多分人生最後のバレンタインチョコは、20代の時に付き合っていた恋人のお姉さんから貰ったのだ(ドラマみたいなエロい関係だったんじゃないよ。健全な関係だ)。当時、恋人の実家によく遊びに行ったのだ。そして、お姉さんの家に泊めて貰う事が多かった。お姉さんが或る日、「はい、バレンタインのチョコあげる」と俺にチョコをくれたのだ。バレンタインのチョコが余ってたのかな。さすがにお姉さんだって妹の恋人にチョコをやろうとは思わないだろう。


当時既にお姉さんは結婚していて子供もいた。旦那さんは地元の土木関係の社長さんだったかな。だから家が滅茶苦茶広くて、俺や恋人が泊まる部屋にも困らなかったという訳だ。地元の名士だな。
当時、お姉さんや旦那さんにも良くして貰った。
ある朝起きてキッチンに行くと、お姉さんがでかい湯呑を俺に寄越した。中には水が入っていた。「はい、呑んで」と言われたのでぐっと呑んだら焼酎のロックだった。朝から俺に焼酎を呑ませてくれた人は後にも先にも彼女だけだ。

俺はお姉さんやその旦那さんをファーストネームで呼んでいた。Kさん(旦那さん)、Mちゃん(お姉さん)て感じで(お姉さんは俺の2つ上だった)。俺は二人からは、Tちゃんとファーストネームで呼ばれていた。
近いうちに、彼らを義兄さん、義姉さんと呼ぶようにしないとなあと思っていた。事実、そのように色々な事が動いていたし。だが、土壇場でそれらは全て白紙に戻った(事情は察してください)。

人生は思ったようには上手くいかない。

バレンタインのチョコの事を思い出すと、連鎖的に朝から焼酎のロックを呑ませてくれた元恋人のお姉さんの事を思い出す(お姉さんに惚れてた訳じゃないよ)。俺に良くしてくれたあの人達全員を思い出し、なんで人生は思った通りに上手くいかないのだろうと苦い思いになるのだ。

だが別に俺だけが特別じゃない。誰だってそういったものを抱えて生きているのだ。だから、人生なんてそんなもんだと思っていればいいのだ。

そして少なくとも、俺にチョコをくれる人間がいるのだから、俺の人生だってそんなに悲惨て事でもないだろう、きっと。

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忘れてはいけない日

特に書くような事がある訳じゃないのだが、今日は書いておく。

朝起きたら8時25分だった。いつも俺は家を8時ちょうどに出るのだ。遅刻じゃんか。どうやら昨日の夜、目覚ましをセットするのを忘れていたらしい。そしてさらにスマホをマナーモードにしていた様子。
目覚ましのセットを忘れていても、スマホが鳴れば相方のモーニングコールで起きる事が出来たのに。タイミングが悪い時は全てが重なるようだ。

慌てて歯を磨き、顔を洗って着替えて家を出た。起きてから出掛けるまでに要した時間は10分程度だ。男だから出来る技ですな、女性には無理だ。
遅刻の連絡どうするかなあと考える。実は普段は8時40分くらいに職場に着いている。だから今日も電車のタイミングとか良ければ10分程度の遅刻で済むなあと。そして10分遅刻なら誤魔化せる(誤魔化すなよ、おい)。

とりあえず電車に乗ってから考えよう。とそこでスマホを確認すると、相方からの不在着信と「今日は休み?」とのラインのメッセージを確認する。で、単に寝坊しただけと返信。

職場に着いたら、9時5分だった。しらばっくれて普通に席に就いた。この程度なら誤差の範疇だ。
仕事は特に書くような事はないし(そもそも、仕事のことなんかblogに書きたくない)、定時過ぎて普通に帰宅。

帰りの電車の中で、ふと更新の途絶えたblogの事を考えた。

俺が去年からずっと読んでいたblogが二つ程あったのだが、どちらも去年の途中で更新がぱったり途絶えた。一つは41歳の男性のblog。アマチュアドラマーで離婚歴があり、恋人募集中(全て彼のblogに書かれていた事だ)。週に2回、定期更新していた。同じような中年男性でドラムを叩く、という共通項があったせいか、よく読んでいた。が、去年の10月の半ばを境に一切更新がなくなった。何があったのだろうか。

もう一つは40歳以上(具体的な年齢は不明)の女性のblog。なんでも30年以上振りにピアノを再開したピアノ練習日記風のblogだった。その女性はクラシックピアノだったので、俺とはジャンルが違うんだけど、同じピアノをやる者同士、なんとなく親近感が湧いていた。ちなみに俺がその女性のblogを読み始めた時は、当然まだピアノは始めていなかった。だが、こっちは「近々ピアノやるからねー。そしたらコメントでも書き込ませて貰おうかなー」と思っていた。

ある日突然に更新がストップし、それ以来更新は途絶えたままだ。その女性のblogは毎日更新されていた。ピアノの練習に関する事中心に書かれていて、もの凄く読むのを楽しみにしていたのだ。

結構、ある日なんの前触れもなく更新が途絶えてしまうblogは多い。「なんか、blog更新するの飽きたなー」という単純な理由で更新を止めるのなら、それは致し方ない。
だが、中には深刻な理由の場合もあるだろう。例えば病気やケガ、最悪当人が亡くなってしまった、とか。
或いは、近しい人や職場の人間に(つまり、知られたくない人間に)blogの存在がばれた、とかね。

そう考えると、ちょっと悲しい気分になってしまう。

その二つのblogが再開される事はないのだろうか。もう三ヶ月以上更新されてないしなあ。うーむ。

帰宅して、昨日作った鍋にもやしを足す。休みの日に鍋を作っておくと楽だね。鶏塩鍋や白湯、味噌、醤油寄席鍋など色々試したが、坦々鍋が一番美味いという事に気づいた。残りの冬は坦々鍋オンリーだな。

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と、晩飯を食い終わった頃に、なんか忘れてるなあと、もやもやする。


あっ! 今日、相方の誕生日だった。

 

あぶねえ、あぶねえ。慌てて「誕生日おめでとう」メッセージを送った。いやあ、気付いて良かったぜ。
そういや、単身赴任してて良かったのは、相方へ誕生日プレゼントを買わなくて済んだ点だな。いや、相方の事だから春に「遅い誕生日プレゼント頂戴」とか言い出しそうだ。

去年の今頃は、熱川温泉に行ってたんだよなあ。一年が過ぎるのは早い。
来年も同じような事言ってそうだけどね。

下の写真は今日の話と一切関係ない、2012年に行ったバリ島のウブドの夕景。またウブド行きたいなあ

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生まれて初めて、「札幌雪祭り」を見た

札幌は今週月曜から雪祭りである。
昔から、テレビのニュースとかで何度も観ていた。まさか、その雪祭りを生で観る機会が起きようとは。まったく驚きである。

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俺の職場は札幌時計台の近くである。札幌雪祭りは「大通り公園」で行われる。時計台から大通り公園は近い。仕事帰りにちょっと覗いてみるか、そんな気分であった。
行ってみると、かなりの人混み。昼間はさすがに混んでいるだろうとは思ったが、夜は多少は空くかなと期待していた。だが、昨今はプロジェクション・マッピングを多用しているせいか、夜も混んでいる。ちなみに下の写真はファイナル・ファンタジー7ね。クラウドがモチーフだ。

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仕方あるまい。去年、部屋の下見に来た時に、車を運転してくれた不動産屋の店長が言っていた。「雪祭りを観に行くのは観光客だけです。地元民は寒いので部屋に籠ってますから」
そういうものなのかもしれない。

店も沢山出ている。土産物を売る店もあれば、食い物を売る店もあり、アルコールやソフトドリンクを提供する店などなど。なるほどなー。まさしく「お祭り」である。

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大通り公園を歩きながら、雪像を写真に収める。ちょっと寒いなあという感じ。ホットワインとか売っている店があったので、「ホットワイン美味そうだなー」と思うが、不思議な事に買って呑む気になれない。
とりあえず雪像を何枚か写真に撮る。

凱旋門は良く出来てるなあ。

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俺の知らない建物の雪像の前ではAKBみたいなアイドルグループがライブをやっていた。ふーむ、今どきはこういったコラボレーションが普通なのかもね。
ただ、そのせいで混んでいたのには閉口したが。

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写真を適当に収めると、俺は地下鉄の駅に向かった。撮った写真はLINEを通じて相方と知り合いに送信した。

思ったよりも面白くなかった。
それは、雪祭りが詰まらないという事じゃない。帰りの電車の中で考えた。なんで初めての「雪祭り」が面白くなかったんだろう。

すぐに答えは出た。簡単な答えだ。独りだからだ。

こういった「お祭り」は気の置けない友人や大切な恋人、夫や妻とかと一緒に来なかったら面白い筈がない。
雪像を見ながら「あれ、すげーなー」と言い合ったり、「なあなあ、これ食べない?」とか言い合ったり。それが「祭り」の醍醐味だし、面白みだろう。

屋台、売店には色々な食い物が売っている。どれを食べるか、それを考えるもの楽しい。当然自分だけの趣味じゃなくて、一緒にいる人の喰いたい物も考えながら店を巡ったり。そういった事が楽しいのだ。

さっき、ホットワインを呑む気になれなかった理由が腑に落ちた。独りでワイン呑んでたこ焼き喰っても面白くもなんともないよね。
世の中には、独りでそういった楽しみを味わえる人もいるのかもしれない。だが、俺はただでさえ食い物に興味のない人間だ。それが独りで雪祭り会場でおでんや天麩羅喰って楽しめる訳がない。
俺にはそこで「これ食べたいー」と我が儘を言ってくる相手が必要なのだ。

LINEで送った雪祭りの景色に、相方が「来年観るのが楽しみだなー」と返信してきた。
俺が雪祭りを本当の意味で楽しめるのは、きっと来年なんだろう、だから楽しみは来年までとっておくさ。

そしてそれは決して悪い事じゃない。