Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

トルコ旅行(12) 5日目 イスタンブールのレストランで夕食 2010/09/21(火)

2010年9月に行ったトルコ旅行の記録をリライトした。レート、年齢等は2010年9月時点のものである。
こうやって10年前に書いた旅行記を読み直し、修正したりすると旅行当時の思い出が甦ってくる。過去を振り返るのは年寄りの特徴だ。
だが、いいじゃないか。楽しい思い出を反芻するのは悪い事じゃない。
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グランド・バザールも行った事だし、次は夕食だ。ということで、街のレストランで食事を摂る事にする。ブルー・モスク近辺の旧市街の中心地は、多数のレストランが並んでいる。ちょっと小洒落た感じのヨーロッパテイストのレストランもあれば、トルコの安い定食屋っぽい店もある。
各自、自分の好みや予算に合わせて、店を選べる辺りが良い感じだ。
「いかにもトルコの定食屋みたいな店に行こう」となった。下町のラーメンも出せば、生姜焼き定食、焼き魚定食を出す食堂がある。そんな雰囲気のレストランに行ってみたくなったのだ。まあある意味、トルコのB級レストランチェックみたいなものだ。
メイン通りを歩いていると、「うちの店に入りなよー」と客引きが多い。客引きといっても、キャバクラの客引きじゃないので、強引じゃなくて、飽くまでも声を掛けてくるだけ。ただ、ちょっとでも立ち止まると、すぐに店に案内される雰囲気になるから、簡単に立ち止まるのは難しい。
適当なB級レストランを見つけ、店に入る。もちろん、最初に頼むのはEFESビール。もう、トルコのアルコールは本当にこればっかりだ。

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店内のチープ臭に笑ってしまうほどだ。店は3階まであるのだが、客はスカスカ。やはり安っぽい店は客もいないのか、と思うほど。少なくとも、日本人観光客が好んでやってくるような店ではない。

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従業員も、私語を延々とやっている。真面目に働くとは程遠い。だが、それが世界スタンダードなんだと思う。日本みたいに、真面目真面目にやれば良いというもんでもない。
我々は3階のテーブルに座ったが、我々の食事が終るまでに、他の客が来る事はなかった。地元民すら来ないから、この店は外れだったのかもしれない(笑)

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俺は、茄子と肉の料理。ワンプレートなのは別に良いのだが、ライスが盛られている上にナンてのは、一体どういったジョークなのか? 米とパンがワンセットなのは既に慣れていたが、それでもやはり違和感を覚えずにはいられない。

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相方は、ケバブ料理を注文。それにしても、肉が大量なのに、それに加えてピザのようなパン生地もついてくる。

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当然の事ながら、平均的な胃袋の日本人(つまり俺達)にはボリューム多すぎ、といった感じである。そして何故かパンもついてくる。パンというかナンですな。味は大したことなかった。パンはカッパドキアのほうが断然美味かった。

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ここでの料理も、50TL程度(2,800円くらい)で済んだ。やはり安い。
食事も済ませ、まだ時間は早いので、旧市街を歩く。ここは観光エリアであるせいか、人も多く店も遅くまでやっている。治安的に不安な感じはしない。だからといって、女性観光客が1人で歩くのなんてのは感心しない。充分な注意は必要だ。

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この下の画像は、日本人には馴染みのケバブ料理だ。残念ながら店がもう閉まっていたので、なんかしょぼい画像になったけれど。

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さらに街を散策。外国の街は歩いているだけで楽しい。下の写真は、昔のアニメくらいでした見たことのない、ペロペロ・キャンディ。こんなもんが売ってるんだなあ、トルコでは。

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次は街中にあるベリー・ダンス・ショーの案内。やっぱり観光客には、ベリー・ダンスは観光の目玉なんだろう。

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さらに撮った写真は、いわゆる「スィーツ」。街の甘味屋さんですな。しかし、見てるだけで甘そうだ。こういった海外のケーキ見てると、あまりの色彩にびっくりするけどね。

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そして、さらに街のケーキ屋さん。見た目はあんまり甘そうに見えないけど、実際に食した訳じゃないので、味に関しては不明。海外のケーキって、なんか毒々しい。

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メインストリート辺りは、下の写真みたいな感じである。ここに写っている店は、トルコの土産物屋兼CD屋。聞いたことないようなCDが多数売っていた。話のネタに買って帰ろうかと思ったけど、誰も聴きそうにないので、買うのはやめておいた。

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さらにひたすら歩いていると、今度は寺院というか、墓地の入口みたいなところに辿り着く。入り口がどう見ても寺院にしか見えない。だが、もう時刻は夜の9時過ぎ。どうして寺院が開いているのか?

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入ってみたら、ただのカフェ(レストラン)であることが判明し、脱力した。そうそうに脱出する。
そして、さらに歩いていると、グランド・バザールの近くまで歩いていた事に気づく。本日のガイドのペキンさんに言われた塔が見える。この塔の正体がなんだったかは忘れてしまった。塔というか、煙突?

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トルコの夜はそれほど遅くまでやっていない雰囲気だ。アメリカとかだと深夜零時過ぎまで街が活気づいている感じだが、トルコは10時過ぎると大人しくなる。あくまでもイメージだけれど。我々が歩いているここは旧市街だ。世界遺産がメインだから、夜遊びはあんまり関係ない街なのである。
イスタンブール初日に我々をピックアップしてくれた旅行会社のスタッフも、夜の遊びは新市街に行けって言ってたしな。
ということで、街の写真を載せて、この夜の報告はお終い。ホテルの前にある店でビールと水を買い、軽く飲んで寝た。過去に海外旅行で、零時前に寝てしまったのは、このトルコが初めてだ。まあ、夜早くに寝てしまった原因に、朝の5時にお祈りが街全体にスピーカーで放送されていて、寝不足だったってのもあるんだけど。
下の写真は、日本でいうところのキオスクみたいなものだ。ソフトドリンクやガム、煙草(は売ってたかな?)、あと土産のキーホルダーとか。トルコに行った頃はちょうど禁煙してた時期だったから、煙草買わなかったんだよな。今思うとトルコの煙草に挑戦しておけば良かった。

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グランドバザールは一体夜何時までやってるのかな。あまり遅くまでやっている感じはしないけれども。相方は既に欲しい物は購入済だし、俺も特に欲しいものはないから、夜のグランドバザールに行く事はなかった。

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トルコ(イスタンブール)は先程も書いたけれども、危険な香りはしない。観光客も多かったり、外灯も明るいので安心な感じはする。もっとも、俺達は夜はわりとメインストリート的な場所を歩いているからなんだけれど。
調子に乗って、裏路地なんかを歩くのは危険である、どこの国でも。LAに行って、夜の9時過ぎにダウンタウンを歩いた時、相方が「あの時は怖くて生きた気がしなかった」と述懐していた。俺も同感だった。

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なんで下の写真を撮ったのかは覚えていない。スポーツカーという訳でも、トルコのクラシックカーって事でもない。単に駐車してあるだけ。あ、なんか思い出したような。やけに綺麗に整然と駐車してあるから感心して撮ったんだっけかな。

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最後はホテルの部屋で見たトルコのTV。字幕がついてます。当然、ビタ一文、読めませんが(笑)
このTVを見ながら、ワイルド・ターキーをストレートでやり、気付くと寝ていた。海外旅行の夜の〆はいつでも、ワイルド・ターキーだ。

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