Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。そして2019年6月に東京で一人暮らしを開始。2020年10月に神奈川に移り住む。生々流転の日々。

14歳でギターを弾き始めた、52歳で今もギターを弾いている

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新しい街で暮らし始めると、やらなければいけない事がいくつかある。
例えば、お気に入りの美容院の発掘、近所のスーパーの探索などなど。

俺の場合は、まず内科医を探す事だった。こういう事は爺臭いので書きたくないが、俺は持病があるので掛かり付けの内科を探す必要がある。今はネットで検索出来るので、その辺りが楽だ。
土曜の午前に予約した内科へ自転車で出掛け、薬を貰って来た。持病と言っても、尿酸値が高いって程度の話なんだけど。これから歳食うと、さらに持病が増え、定期的に呑む薬も増えるのだろうな。仕方ない事とはいえ、憂鬱になるわな。

土曜の午後はやる事もなかったので、ギターの弦を張り替える事にした。今年残り二か月、ギターはEaglesの「Hotel California」のソロを弾けるようにするのだ。普通のギターの腕前があれば、二、三日もあれば弾けるようになる。だが、俺のギターの腕前は最下層だし、それにギター以外にもピアノ、Saxとやる事があるので、年内を目途にしたのであった。

今はネットでギター譜とかも無料で手に入るし、YouTubeでは弾き方を指南した動画もいくらでもある。良い時代である。
早速ネットで調べると、ギターソロは譜面にして約40小節である事が判った。単純計算で、一日一小節覚えていけば、年内には弾けるようになる。無論、フレーズには難易度の差もあるし、フレーズの固まりとして、小節で区切れないものもある。
だから、単純に一日一小節というのは、ただの皮算用に過ぎないのだけれども、一応の目安にはなる。

また、俺は「Hotel California」をアコースティックギター(以下、アコギ)で演奏しようと思っていた。理由は単純で、札幌で買ったアコギを全然弾いていないから、弾いてやらないと可哀そうだからだ。
エレキギターは二本持っているが、どちらも札幌時代にライブで演奏した。だがアコギは全くお披露目の場がない。となると、アコギだけが仲間外れ。こいつの活躍の場を作ってやらねばという気分である。

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ギターは、俺が人生で初めて自分から演奏したいと思った楽器だ。中学二年生の時だった。大昔である。もう38年くらい前になるのか。
最初は安いアコギを買って、中島みゆきの曲のコード進行を覚えて、それを弾いていた。
中学三年になった頃に、ロックを聴き始めて、そこからエレキギターに興味を持った。

エレキギターを初めて買ったのは16歳、高校一年の時。ラーメン屋の皿洗いのバイトで貯めた金で買ったんだよなあ。ただ、物凄く残念な事に、俺は楽器演奏の才能がからっきしなかった。
ギターは全然上手くならなかった。弾けるようになりたい曲はいくつもあったが、弾けるものは、それらのうちの十分の一くらいしかなかった。

大学では演劇部に所属していたのだが、何故か演劇部の仲間と学際にバンドで出る事になり、そこでギターを弾く事になった。その学際バンドのメンバーを中心にして、ローリングストーンズのカバーバンドをやった。それに関しては運が良いと言っていいだろう。
尤も、途中でベースが抜けたので、担当がギターからベースに替わったのではあるけれども。

俺のギター歴は、14歳からだ。そして、それなりに真面目にギターを弾いていたのは、高校時代の二年間、ローリングストーンズのカバーバンドでギターを弾いていた20代前半の四年、合計しても六年ちょっとだ。
20代後半からは、殆ど弾いていない。それに30代に関しては、ギターはおろか楽器すらも触っていなかった。酷い話である。
38歳でSaxを始めるまでは、俺の楽器歴は暗黒期に突入していた。Saxを始めた事で立て直せた。40代はSaxとドラムの二本柱だった。ギターはやはり放置されていた。
49歳で、ここにピアノが新参者として加わった。古参のギターの立場はどんどん弱くなる。

ただ、中学生のあの時、ギターを弾きたいと思っていなかったら、今ピアノやドラムに手を出していないだろう。Saxはやっていたかな、怪しい気がする。
少なくとも、ローリングストーンズのカバーバンドでリードギターを下手ながらも担当していた経験があったから、札幌でギター担当でバンドに加入する事も出来た。
そう考えると、全ては14歳の頃に戻っていくのかもしれない。

14歳の時、Fのコードが鳴るようになっただけで嬉しかった。ギターを演奏出来る喜びは随分と長い間放置されていたが、決して忘れた訳じゃない。
そして今、52歳になってもまだ俺はギターを弾いている。お気に入りのフレーズが弾けるようになる喜びは、14歳も52歳も変わらない。