Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

メキシコ旅行11 2018/11/06 旅行8日目 電車トラブルで予定が狂う

旅行八日目。
今日は、ソチミルコに行って、「湖のボート下り」をやる予定。
いつものように朝食を摂り、メトロ(地下鉄)に乗る。ソチミルコへは、メトロの2号線で終点まで行き、そこから路面電車で30分程度乗るらしい(これはネットで調べた。便利な世の中だなあ)。

ソカロ駅(うちらのホテルから一番近いメトロの駅)に行ってみると、やけに混んでいる。反対側方面は電車がすぐに来るのに、我々が行く方面の電車がなかなか来ない。
やっと来たので乗り込む。が、途中の駅で電車が停まり、いつまでたっても発車しない。「随分止まるなあ」と思っていると、駅員が乗客に声を掛ける。乗客が降り出す。どうやら「ここで終わり。降りろ」という意味の事を言ったらしい。

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仕方ないので、途中駅で降りて次の電車が来るのを待つ。後発電車が来るが、やはり駅員に「降りろ」的な事を言われて、乗客が全員降りる。

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相方に「車両故障かなあ、人身事故かなあ」と話すが、勿論俺達にはその情報をゲットするだけの手立てがない。降ろされた駅が、地上駅だったので、外を見てみる。タクシー乗り場らしき場所が、人でごった返している。電車を諦めた人達が代替手段でタクシー移動に切り替えたのだろう。

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「これは無理かもねー。下手に終点まで行って、帰りの電車が動かなかったら、怖いもんねえ」相方が言う。それはそうだ。メトロは公共の乗り物だから、安心感があるけど、町の流しのタクシーは怖くてとても乗れない(色々な意味で)。
逆方向(つまり、ソカロ駅に戻る方面)の電車は普通に走っているので、それに乗って戻って来た。
ソカロ広場は、既に「死者の祭り」のイベントは終了して、オブジェ等は撤去されている。祭りの後はどこも寂しいものだな。

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ソチミルコのボート下り」のイベントがキャンセルになってしまったので、やる事がなくなってしまった。仕方ないので、とりあえずスタバに行って珈琲でも飲もうという事になった。

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俺は普段、スタバなんか行かないからメニューがよく判らない。適当に頼んだら、なんか凄く甘そうなのが来た。なんですかね、これ。

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海外旅行に行く度にスタバには寄っているんだけれども(相方が「スタバ比べ」をしたがるからだ)、俺には違いがよく判らない。相方に言わせると「LAのスタバが一番不味かった」そうだ。スタバってアメリカ発祥なのに、アメリカのスタバが一番不味いのか。

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ソチミルコを断念したので、しょうがないから、ショッピングモールに行こうとなった。これもまた、地下鉄を乗り継いで行くのだ。再び、ソカロ駅に行ってみると、これが東京の朝のラッシュ並に混んでいた。札幌ではあり得ない混み具合だ(笑)

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電車が全く来ない。相方と「これは駄目だね。今日はメトロは諦めたほうが良いみたいだ」と駅を出る。メトロ移動が出来ないとなると、あとは我々に残されたのは「徒歩移動」のみだ。仕方ないので、足の向くまま、気の向くまま散歩をする事にした。
ソカロ広場近辺自体が世界遺産である。世界遺産も「おぉー、すげー」ってのもあれば「これが世界遺産?」てあって、レベル差が結構ある。この辺りは、まあそれなりって感じかな。

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とりあえず、適当に歩く。無目的だから、本当に適当に歩くだけ。交差点にぶつかる度に相方に「右? 左? 真っ直ぐ?」と。正解はないのだ。但し、間違いもない。

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公園みたいなところに来ると、相方が「ここ、この前来た」と言う。なんでも俺が腹痛で一日寝込んでいた時に、相方はこの辺りを歩いたらしい。治安に関しては安全とは言い切れないメキシコシティだが、さすがに昼間のこの辺りなら女性一人でも大丈夫だ。

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暫く歩いていると、完全に地元民の暮らす街って感じのエリアになった。だから、観光客向けのカフェとか土産物屋とかは一切ない。街並がいかにもメキシコっぽい。なんというか、スペインからエレガントさを取ったといったら、良いかな。

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時々、歴史を感じさせるような良い雰囲気の建物もあれば、単に老朽化してるだけのものもあったりして、それが面白い。

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暫く歩いていたら、「死体」に遭遇した! というのはさすがに冗談で、道路で寝ているホームレスの人。こっちはメトロ入り口の階段で寝ている人とかもいて、結構びっくりする。

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下の写真は博物館。やる事もないから、博物館でも覗いていく?と相方に訊いたが、あまり興味が湧かない模様。ま、俺も博物館にはあまり興味がないので、入り口だけ覗いて出て来た。

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さらに適当に歩き回っていると、大通りに出た。相方が「あれ? あそこにメトロのマーク見えるよ」と。メトロマップで調べてみると、俺達は二駅分くらい歩いていたようだ。確認してみるとそこの駅からショッピングモールのある駅まで行ける。
「2号線は停まってたけど、こっちの路線が動いてるようなら、モール行けるよ。行ってみようか」という事で、モールに行く事にした。

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無事にショッピングモールに到着。相方は特に買うものはないようだが、俺は買いそびれたものを追加購入しようと店内をチェック。

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俺は海外に行くと、現地のスーパーに行くのが好きなんだよね。そこの国、そこの街で暮らす人達が普段買っている物を見る事が出来る。それが楽しい。

買い物も済んで、一旦ホテルに戻る。晩御飯の時間だ。昨日、非常に美味しいディナーを経験したものだから、二人とも、もうタコスを喰うのが嫌になっていた。
相方が「日本食、食べたいなぁ」と言う。さすがにまた「すき家」まで出掛けるのはかったるい。ホテルから徒歩五分のところにスシレストランがある事を思い出し、そこに行く。味の保証は無しである。

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飲物は、俺はヴィクトリアビール(これは以前飲んだ経験がある)。相方は日本食レストランぽく、日本茶(当然、有料)。

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急須はなかなか日本テイスト溢れていて良い感じだ。

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相方はカリフォルニアロールを注文。なんか、平日(この日は火曜日)だと、2種類選べるらしい。サーモンとマグロ(ツナ)だったかな。味は悪くなかった。スシローのお寿司くらい程度の味ではあった。

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相方が「なんかスープ的なのが欲しい」との事で、味噌汁も注文。今日は歩き回ったから、疲れたのかもしれない。

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この味噌汁、見た目は非常に日本の味噌汁に良く似ていて、味もほぼ日本のものと変わらない。良い意味で想像を裏切られた(味噌汁にサボテン入ってるかと思ってたから)。
俺が頼んだ、焼きそば。これが今日の一番の失敗。焼きそばなんだけど、麺が普通の日本蕎麦の麺。そして味付けが酷い。すき焼きのタレみたいなもので味付けしてあって、甘じょっぱい。はっきり言って、滅茶苦茶不味かった。

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料金は全部でいくらだったかな。忘れた。200ペソ(1,200円)くらいだったかな。もう少ししたかもしれない。焼きそばの味があまりに酷かったので、チップはお釣りの小銭を置いてきた。

こうやって、一切合切フリーの旅行をしていると、予定が思わぬところで狂ったり、食事で外したりする。そして、俺達の旅行の場合、そういった可能性は決して低くない。でも、自分達でそう望んでいるから、それで良いのだ。
さあ、明日は最終日。明日は、ソチミルコに行けると良いな。