Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

東京への里帰り

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(この景色は東京時代に住んでいたマンションのベランダから撮ったもの)

相方が今日から東京へ里帰りした。
前からの予定通りに、実母のところへ二日程泊り、その後はアクセスの良いビジネスホテルに数泊して、友人達との旧交を温めてくるのだとか。
トータルで一週間強の東京旅行である。
相方は母一人娘一人なので、「四月に東京へ行って母の顔を見てきたい」と随分前に言われた時も「そりゃ当然だな」と思い、すぐに賛成した。
実際は実母の顔を見て安心する(安心させる)目的が半分で、残り半分はどうみても旧友らと遊ぶことっぽいけど。ま、深くは詮索すまい。

俺の場合は実家が群馬の前橋なので、札幌から行くのは容易ではない。去年の夏に必要があって実家に帰ったけれども、冗談抜きで到着するまでトータルで8時間くらい掛かった。下手な東南アジアに行くよりも大変なのである。
(あと、俺が群馬にあまり行きたくない理由に、ほぼ半分勘当状態ってのもあるので、余程の事がない限り、俺達が群馬に行く事はない。)

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(この写真は、やはり東京時代に住んでいたマンションから撮った荒川。ここの夕焼けの風景を眺めるのが、俺は好きだった)

相方が今日から東京へ戻る事を決めたのは、実は去年は今頃がちょうど桜の季節だったのだ。それを見越してこの週に帰京スケジュールを組んだのだが、どうやら当てが外れて、既に東京の桜は散っている状態らしい。
相方は天気予報を見る度に「くそー、失敗したー」と悔しがっていた。相方は桜が大好きなのだ。
チャンスがあったら、実母と上野動物園に行って、「しゃんしゃん」を見て来たいと言っていたが、どうもふらっと行って観れる状況ではないらしい。なんで日本人てパンダが好きなんですかね。
あと、親友のYちゃん(俺も一度だけお会いした事がある)と会って、東京ディズニーランドで一日遊び倒す計画なんだとか。よくまあ、色々詰め込めるもんだな、と感心する。

相方が「お金が掛かるなー」と愚痴っていたので、昨日、それなりのお小遣いを渡した。相方はお札を数えて「えー、こんなにいいのー? 半分でいいよー」とか言っていたが、実際に返す素振りは全然なかった。
これが「友人に会いに行きたい」というだけなら、「じゃ勝手に行きなさい」と放置しときゃいいんだけど、「母親の顔を見て来たい」と言われたらね、そりゃ旅費の足しになる程度のお小遣いは渡さないと駄目でしょう。
その程度の男の甲斐性は見せておかないとね、一応。
相方が「半分返そうか?」と言った時に「おっ。じゃ半分返してくれ」と思ったが、それをぐっと飲み込んで「いいから持っていきな」とやせ我慢をしたのはここだけの秘密だ。
男とは、やせ我慢をする生き物なのである。

で、相方が東京を満喫する間、俺は何をするかというと、これが懲りもせずに仕事とピアノとサックスとドラムという、いつも通りの生活なのであった。
びっくりするくらいに他に何もない。だが、別にいいのだ。俺はその生活に満足しているのだから。仕事が終わって、解放されたら、その後に自分の大好きな趣味に時間を費やす(費やす事が出来る)というのは、とても貴重な事だと思う。

まだ飲酒習慣が続いていた頃なら、平日の夜からしらばっくれて酒を飲んでいただろうが、酒を止めた今となっては、夜は晩御飯が済んだら、風呂→ピアノなのである。

あとは、一週間後に相方が札幌に無事に帰ってくる事を祈るばかりである。何しろ東京生まれの東京育ち、東京以外で暮らした地は、ここ札幌での一年のみだからね、相方は。
「やっぱ、東京離れたくない。札幌は貴方一人で頑張って下さい」と言われたら、ま、そんときゃ、しょうがねえと諦めるさ。
それもまた人生。