Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

俺の運命の人だったのかも

俺は通勤に京葉線という強風になるとすぐ止まる線を使っている。そして乗換駅は東京駅だ。とにかく人が多くてうんざりする。

相変わらず、これだけの人が多数歩いている中でスマホを見ながら歩く馬鹿の数は一向に減らない。が、それは今日書きたいテーマではないので、詳細は省く。とりあえず、歩きスマホは止めろ。

でだ。混雑する乗換通路をひたすら歩いて、京葉線のホームにたどり着く。このホームの良いところは、売店があってそこで酒が買える事だ。俺は平日は酒を呑まないのだが、金曜は解禁なので、売店で酒を買って呑む事がある。典型的な中年リーマンの姿だ。今更若者ぶっても仕方ない。そこは素直に中年のあるべき姿になる。それに、この京葉線では酒を呑んでいるオッサンの数が圧倒的に多い。

先日のこと。このホームでアサヒスーパードライを呑んでいる女性がいた。立ったまま、背筋を延ばして、ぐぐっと缶ビールを呑んでいた。年齢は50代前半くらいか。このホームや京葉線車内で酒を呑んでいる男性は何度も見かけるが、女性が酒を呑んでいるのを見たのは初めてだった。

ちょっと俺は衝撃を受けた。旅行用の特急列車のボックス席や新幹線じゃない。ましてや駅のホームで立ち呑みである。

俺はこの女性と友達になれる自信がある。いや、色んなタイミングが重なれば恋人になれるのではないかとすら思った。無論、ただ単にこの女性が酒呑みだからという一点のみが理由なのだが。

当然、この女性に声を掛けて、やあ一緒に呑みませんか?なんていう勇気は俺にはない。

また仮にこの女性と俺が付き合ったりしたら、間違いなく二人して酒で回復不可能な失敗をやらかすだろう。それも容易に想像がつく。

ということは、やはり俺とこの人は下手に交わらないほうが互いの為なんだと思い直した。

人はこうやって運命の人とニアミスして、そのまま別れていくのだろう。

ってゆーか、これ何の話だ?

ちなみにこの文章はシラフで書いています。

f:id:somewereborntosingtheblues:20150915231945j:plain