Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

人を傷つけない発明は偉大だ

今日の帰りの電車の中での話。

俺は優先席に座っていた。正直言って、俺はもう優先席に堂々と座って良い年齢のような気もするのだが。
それはさておき。
次の駅で女性が乗り込んで来て、俺の前に立った。なんの気なしに見ると、彼女のバッグにマタニティカード(っていうの、あれ?)がぶら下がっていた。
俺は慌てて彼女に席を譲った。ああいったカードがあると、あ、妊婦さんだ、と無条件に認識出来るから、非常に良いシステムだ。そんな事を考えていたら、大昔にあった似たような出来事を思い出した。
 
もう20年以上前の話になる。やっぱり優先席に座っていた事があった。俺の前にお腹の大きな女性が立った。やはり俺は彼女に席を譲った。が、その女性は遠慮しまくっていた。無論、当時は今のようにマタニティカードなんていうものは存在しない。
電車を降りてから、彼女が妊婦さんでなく、ただの太めな人である可能性に思い当たった。俺は彼女に悪い事をしたなあとしみじみ反省した。ただ、彼女がやはり妊婦さんであった可能性もゼロではない。もはや確かめようもない話ではあるが。
 
そう考えると、互いに気まずい思いをしなくて済む、マタニティカードを考え出した人は偉い。
 
画像は今日の話と一切関係ない、先日食べた明石焼。


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