Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

ギターデュオのライブをしたのだ

先週の土曜日の事。阿佐ヶ谷のオイルシティというブルースバーで、俺が組んでいるギターデュオでライブをしてきた。

以前一緒にバンドを組んでいたMTさんから、「12/27にライブやるんだけど、お前のデュオ出ない?」と誘いを受けたのだ。

コンビを組んでちょうど一年になる。厳密にはもっと前から俺と旧友Tで色々やっていたのだが、なかなか形にならなかった。二人してエレキギターを演奏してみたり、彼がアコギで俺がエレキとかで合わせてみたが、どうもしっくりこなかった。二人でやるのだったら、やはりアコギ2本が一番良いのだろうなあとぼんやり思っていた。が、問題は俺がアコギを持っていなかった。アコースティックギターを買うとなると、それなりの散財だ。形になるのが保証されていればいいが、失敗した場合、その投資が無駄になる。

覚悟を決めて、御茶ノ水の楽器屋に行き、一番安いアコースティックギターを買った。3万のアイバニーズのギター。そして、旧友Tとアコギ2本で合わせてみたところ、思いのほかしっくりいった。よし、これで行こう。そう二人で意気投合したのが去年の12月。それから月イチで練習を重ねて一年が経った。ライブをやるには良い頃合いだ。

当然の事ながら、曲はローリングストーンズ。俺達が大昔、27年前に部室でギターをかき鳴らしたのも、ローリングストーンズだった。これ以外にやる曲は見当たらない。いずれは違うバンドの曲もやるかもしれないが、今はこれしかない。

俺達は親父バンドにカテゴライズされる年代だ。普通の親父バンドは、良い楽器を金に物を言わせて使い、上手い演奏をする。が、俺達は違う。安い楽器で、下手くそな演奏をするのだ。ギターを始めて3か月の高校生にも負ける程度の演奏しか出来ない。人前で演奏するのはどうなの?というレベルだ。だが、仕方ない。今更気取ったところでしょうがないのだ。

そして俺達が楽しいのであれば、それですべて良しなのだ。

当日は、主催者のMTさん率いるブルースバンドがオープニング。そして知り合いであるNさん(ブルースハープが滅茶苦茶上手いのだ)と戦友Sさんのピアノのデュオが続く。次が俺達の出番。

旧友Tが本番に弱いのは20年前と変わらずで、2曲目で早くも曲が走り出す。だが、俺だって、彼の事をとやかく言えるレベルじゃない。同じように色々とちる。

ミスを数えだしたら、キリがない。ある意味、全てがミスのオンパレードとも言える。だが、それが俺達なのだ。飾ったところで仕方ない。オープニングのStreet Fighting ManからラストのSatisfactionまで、徹頭徹尾、酷い演奏だった。が、それが俺達の実力だ。

実力以上の事は出来ない。でも楽しかった。だから、それでいいのだと思う。そして今後も俺達は下手くそな演奏を続けていくだろう。でもいいじゃないか、それで。

楽しんだ者が勝ちだ。

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