Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

すすきのでライブをしてきた!

札幌で暮らして、バンド活動をしているのなら、一度は言ってみたかった台詞がある。
「この前、すすきのでライブやったんだ(今度、すすきのでライブやるんだ)」

10代の男の子じゃあるまいに、棺桶に片足突っ込んだオッサンが何言ってんだという話ではある。

ということで、先週の土曜日の話。すすきのでライブをやってきた。先々週は、ニセコまで出掛けて野外ライブに参加してきた。二週続けてのライブだ。正直、これだけ長く生きてきて、二週連続のライブは初である。
そして更に言うなら、先週の土曜日は昼間にサックスでジャズを演奏し、夜はドラムでハードロックを叩いてきた。ライブのダブル・ヘッダー。これも人生初。

顛末を時系列で書いていこう。
元々、通っていたセッション教室で、ライブをやるという話は随分前から聴いていた。このセッション教室は散歩していて偶々見つけた。ジャズのセッションが経験出来るというのは非常に有難い。東京とかだと安い参加料でセッションに参加出来る場はいくらでもある。札幌でも探せばきっといくつもあるだろう。
だが、「初心者でもOK」という場は実は少ない。
「初心者歓迎」を謳っているジャズ系の店は結構ある。しかし、実は常連が幅を効かせていて、初心者や初参加者が肩身の狭い思いをする場合が割と多い。これジャズ系に限らず、ブルース系のセッションをやる店でも同様だ。

ホスト(セッションのリーダー的役割をする人)が常連とばかりお喋りをして、初参加者をないがしろにしたり、初心者のレベルを考慮せずに演奏させたり、とかね。
正直言うと、こういった閉鎖的な身内の悪い意味での馴れ合いばかりしていると、ジャズやブルース系のセッションバーは廃れていくのではないか。
猛省を促したい。

話がそれた。セッション教室(その場その場で初めての人と一緒に演奏するのがセッションの基本)なのに、曲を決めてアンサンブル演奏をする(そのための練習もする)というのは、セッションの真逆じゃないか。
それに俺がやりたかったのは、アンサンブルじゃなくて、セッション場に参加する為の基礎知識や慣れとかを習得する事だ。通い始めた頃と目的がだいぶにずれているのは否めないが、目くじら立てても仕方ない。

曲は、「WATERMELON MAN」、「ラストダンスを私に」、「黒いオルフェ」とジャズのド定番を三つ。
集合が12時半。そこからリハを30分やって(そんなに要らん)、1時半が本番スタート。
ピアノ奏者のYさん(多分主婦?)が「緊張しませんか? あ、経験あるからしないですよねー」と俺に尋ねてくる。さすがに、この日の楽器がピアノだったら、緊張したかもしれないが、サックスだったら場数だけは無駄に踏んでいる。
それにこの日は普段練習している教室での演奏だ(勿論、お客さんはいるけど)。普段、練習をやっている場所で本番じゃ、緊張の仕様がない。

本番は無難にこなした。サックスのアドリブに関してはリハのほうが出来が良かった。これは未だに自分でも納得がいかない。本番で一番良い演奏が出来ると良いのだけれども、なかなか理想通りにはいかない。
この日は三部構成で、一部が俺達の出番。二部はプロのジャズメンのライブ演奏。久しぶりにプロのテナーサックスを聴いて、「やっぱプロは音色が違うなぁ」と感心する。
三部がセッションコーナーだ。俺も「何かやりませんか?」と声を掛けられたのだが、実は数日前から腱鞘炎が微妙に悪化していたので、セッションは見学のみとした。というのも夜のドラム演奏に備えて少しでも左手首を休めておきたかったから。

サックス演奏の本番を終えて、サックスを担いで一旦帰宅。そしてサックスを置いて、代りにドラムスティックを持って、すすきのへ出掛ける。俺はスネアドラムは持っているので、本当はそれを持っていくべきなんだろうけど、実はあんまりこだわりがないのだ。
だから、ドラムが上達しないのかな?

すすきのでバンドメンバーと待ち合わせ。このバンドは「デフ・レパード」というブリティッシュハードロックのカバーをやる。SNSでメンバー募集していたのに応募して参加したのだ。SNSでバンドメンバーが見つかるというのも、現代の在り方だなあと思う。メンバーはギター&ボーカルのFさん、ベースのSさん、そしてドラムの俺。トリオだ。当初はリードギターも加えて4人で活動する予定だったのだが、リードギター不在のまま初ライブを迎えてしまった。

すすきのにあるライブバーが俺達のデビューライブという事になる。お店はこじんまりした良い趣きを持っていた。ボックス席が二つにカウンター、そして、二人用のミニテーブルが二つ。
本番まで時間があったのでマスターとお喋りすると、どうやら昔は(今もか?)音楽で飯を喰っていたらしい。やっぱりこういった店をやる人ってのは、音楽好きじゃなきゃ、やらないよなあ。

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19時15分にライブスタート。実はこの店のドラムセットは、向かって左側のシンバルがなかった。普段、左側のシンバルを使ってブレイクとかの決めを叩いていたので、ないとどうなるか想像がつかなかった。
無論、ちゃんとした経験値を持つドラマーなら、そういった普段と違うセッティングにも対応出来る。だが、俺はそういったドラマーじゃない。
本番で二度ばかり、左シンバルがないせいで、決めが崩れたところがあった。ま、これは仕方ないな。不可抗力としておこう。
一応、セットリストを記載しておく(デフ・レパード知らないと意味ないけど)。
・ROCK ROCK
・ANIMAL
ROCK OF AGES
・HYSTERIA
・PHOTOGRAPH

問題は、俺のコーラスだった。この日は相方に観に来て貰っていた。で、演奏を録画して貰ったのを帰宅してから聴いたのだが、いやあ俺のコーラスが想像を絶する酷さで驚いた。
俺は実は「コーラスは問題ねえな。問題あるとしたら、俺のドラムのリズムだよなあ」と懸念していたのだ。いや、確かにドラムのリズムは甘かった。よれていた。
だが、俺のピッチの狂ったダミ声のコーラスに比べれば可愛いものだ。

勿論、俺はドラマーだから、バンドではまず何はなくともリズムキープ。バンドの土台固めに心血を注ぐのが一番だ。だが、それと同等或いはそれ以上にコーラスをちゃんとやらなきゃいかんと猛省した。
このバンドにおける俺自身の最重要テーマが決まった。

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とりあえず、これで年内予定していたライブは全て終わった。暫くは、だいぶにさぼっていたピアノに集中しよう。

と思ったら、来週セッションで三曲サックスを吹くのだった。今度はロック中心のセッションだ。
どうすんだ、これ?