Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

良い感じで日々が過ごせている(かもしれない)

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※上の写真は、2/17に撮影。下は3/15に撮影。同じ道だ。雪の積もり具合が全然違う事がよく判る景色である。

早いもので、札幌暮らしも一年三ヶ月が過ぎた。今年になってからやっと「なんとなく生活が落ち着いてきたなあ」と感じるようになった。
これは、言葉で説明するのが難しいのだけれども、ようは「東京時代の生活サイクルに似た感じで日々を過ごせるようになった」と言えば、意味が判るだろうか。
東京にいた頃は、日々仕事をこなして、プライベートでは好きなサックスを演奏したり、旧友とギターデュオをやったりしていた。今はギターは弾いていないけれども、代りにピアノも弾いているし、新規でロックバンドでドラムを叩く機会も得ている。
また、サックス教室仲間のHさんに紹介されて、新規のセッション場に参加したりもした。そういった俺の望む日々に近いものが、やっと札幌でも出来てきたかなぁと言う事だ。

仕事が慣れて来たというのも大きい。(あまり仕事のことは書きたくないけれども)これは説明が必要だ。俺はシステム屋だが、ある分野の経験が15年程度ある。それが採用の決め手でもあった。その分野の人間が札幌の事業所には不足していたので。ところが、わずか半年で会社がその分野から撤退する事が決まった。
「え? たった半年で撤退するくらいなら、なんで採用したんだよ!」というのが偽らざる本音だった。が、会社としても一度採用した人間を簡単にクビにする訳にはいかないので、全く畑違いの別分野のチームに俺を異動させた。
そっちの経験は俺はほぼほぼない。が、一応大きな括りの中では同業種な訳で全く知らない世界でもない。去年の7月から新しい分野(チーム)で仕事を始めた。勿論、まだまだ判らない事だらけなのだが、やっと最近そちらにも多少は慣れたかな、という感じなのだ。
※料理の世界に例えると、和食レストランを新規立ち上げて、和食の板前(俺)を採用したら、半年後に和食レストランが潰れたようなもの。そしてその板前(俺)を、今度はフレンチレストランに異動させた、と思って貰えば、俺の微妙な立ち位置がイメージ出来るかと思う(和食とフレンチじゃ全然違うだろ、でも大きな括りでは同じ料理だしね、みたいな。乱暴な喩えだが)。

プライベートが充実するには、やはり仕事が安定していないと、色々落ち着かない。そういう意味では仕事は多少は落ち着いてきた。そしてそれに比例するかのようにプライベートも段々と上手く回るようになってきた。
せっかくなので、昨日参加したセッションについても触れておこう。
今年の二月に、サックス教室の発表会でソロとアンサンブルでテナーサックスを吹いた。その時、アンサンブルで一緒に演奏したのがHさんだ。メンバーはサックスの先生が決めたので、Hさんと同じアンサンブルになったのは全くの偶然。そして、こういった偶然というものは馬鹿に出来ない。ま、一言で言えば縁という奴だ。
Hさんもやはりジャズが好きで、歳も同じ。なかなかの良い偶然が重なった。Hさんは札幌市内でバーを経営している。「うちの店で時々セッションやったり、知り合いのとこでもセッションやったりするんですけど、今度参加しません?」
誘われた。嬉しい誘いである。当然、参加を表明する。Hさんには、ドラムを叩く事も伝えてある。
「ドラムとサックス、どっちで参加しますか?」と問われたので、ドラムでお願いした。誘われた時は、今活動中のロックバンドの話は持ち上がっていなかったから、「久しぶりにセッションとかでドラム叩きたいなあ」と思っていたのだ。

そして昨日、Hさんの中学時代の同級生が経営しているというライブバーでのセッション。セットリストを見ると、RCサクセションや、東京事変、ピンクレディ、長渕剛など、良い意味でのごった煮状態。
俺は「Let It Be」と「あずさ2号(!)」でドラムを叩かせて貰う事になった。「Let It Be」は、曲も有名だし、アレンジもある意味決まってるようなもんだから、これは楽だった。
問題は「あずさ2号」だ。これ、どうしようかなと思いつつ、俺の前に立っていた長身スリムなイケメンのベースの人に「これ、原曲イメージ通りにやればいいんですかね」と訊いてみると「それでいいんじゃないっすかねー」との答えが。
この辺りがセッションのいい加減なところであり、良いところだ。
やってみると、なかなかグダグダ(笑)で、お世辞にも良い出来とは言えなかった。おまけに俺がYouTubeで聴いたバージョンは2番のサビをやったら終わりだったのだが(だから、そのつもりで叩いていた)、皆が聴いていたバージョンはサビを2回繰り返すパターンだった。
だから、俺が曲を終わらせようとしていたら、ベースの人が振り向いて「サビもう一回ですー」と。え? もう終わっちゃったし、ここからサビには戻れんわーみたいな状態。見事にグダグダに終わった。こういった本番ぶっつけのセッションだとエンディングが揃わないということはよくある(と、言い訳)。
ブルースみたいに終わりが決まっている音楽だと、そこはセッションでもずれる事は少ないのだけれども。

自分の出番が終わったので、後は他の人の演奏を楽しんだ。クリスタルキングの大都会をやる人もいて、吃驚した。これ、俺が生まれて初めて買ったレコード(CDじゃないよ)である。何十年前の曲だよ。
他にも前述のようにピンクレディをやったり、長渕をやったりする人達もいる。ロックあり、フォークあり、歌謡曲あり。なんでもありだ。俺はこういったある意味節操のないセッションは大好きだ。
そしてこのセッションに俺を誘ってくれたHさんは「テキーラ」や「チキン」といったサックスでやるにはぴったりの曲をベース、ドラム、ギターをバックに楽しんでいた。
Hさんは知り合いの別のテナーサックス奏者の人や、トロンボーンをやる人とトリオでやっていた。見ていて非常に楽しかった。また、失敗したなあとしみじみ思った。ドラムだけじゃなく、サックスでも参加するよと言っておけば、この場で俺もチキンとか吹けたのになあ、もったいない事した。
(でも、5月に俺もこのメンバーと一緒に別の店でのライブに出る事になったので、結果オーライだ)

音楽は楽しい。そして、音楽を通じて人と知り合っていくとさらに楽しい。この歳にして、新しい発見や出会いはいくらでもある。悪くない。