Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

支笏湖へドライブしてきた

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支笏湖に行って来た。最近の話じゃない。行ったのは11月。

なんで今頃そんな話を書くかというと、丁度支笏湖に行った時期とスペイン旅行の備忘録を書いていて時期が被ったから。それだけである。

支笏湖に行ったのは11月が初めてじゃない。9月にも行った事がある。
相方が「せっかく北海道に来たのだから、満天の星空を見たい」と言う。ネットで調べてみると、支笏湖が星の観測に適した場所なのだとか。
そこで、9月の中旬の夜に支笏湖に行ってみた。星を見るのだから、夜に出掛けるのが道理。家を出たのは21時半くらいだろうか。支笏湖に着いたのが23時くらい。
事前に何も調べておかなかったので、星を見るのに適した場所とかが一切判らなかった。昼から出掛けておけば「ここ、星見るのに都合いいよね」とかが判る。だが、出掛けたのが夜だから事前のロケハンも何も出来ない。
仕方ないので、ネットで見つけた「支笏湖観光センター」をゴールに決めて出掛けた。
着いてみると色々想定外の事があった。一つが、この夜はフルムーンだったという事だ。満月の夜は星を見るのに適していない。
そして、「支笏湖観光センター(通称ポロピナイ)」には自動販売機が何台か常設してあり、煌々と明かりが点っていた。
ポロピナイの駐車場に車を止めて星空を眺めたのだが、どうも自動販売機の光が邪魔をする。相方が忌々しそうに「あれ、邪魔だなー」と呟いていた。
仕方ないので、支笏湖の周りを走ってみると、暗い駐車場(実際は冬季のチェーン着脱所だったようだ)を発見した。そこで夜空を眺めた。星はそこそこ見えたのだが、やはり満月のせいで満天の星空という訳にはいかなかった。
「次来る時は、早めに来て(星を見るのに適した)場所探しをしないとねえ。あと月の状況も確認しておかないと」

そして11月の話となる。「そろそろ冬が来るねえ。雪が降ると、(車で)出掛けられなくなるなぁ」と相方が言う。さすがに家の近場のスーパーくらいは車で行かないと話にならないが、遠出は雪道の関係で難しい。
「雪で行けなくなる前に支笏湖にまた行っておこうか」となった。出掛けたのが11月07日。まだ札幌はぎりぎり雪の季節前だった。今回は星空は関係なく、雪の前に昼の支笏湖を見ておこうというつもりだった。9月の時は夜だったからね。

札幌から支笏湖はひたすら一本道を走るだけなので、迷ったりする事もない(カーナビもあるし)。ただ山道を走るのでそれが大変と言えば大変。我が家の軽自動車ハスラーだと山道の登りが辛い。
まだ雪もなかった時期だったので運転はなかなか気分が良かった。が、山道を登ってみると、そこはちょっとした別世界だった。

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既に雪が降っていた。さすがに札幌ではまだ雪はなかった。「やっぱり山頂付近は全然違うね。雪が既に降ってるんだねー」相方が驚いていた。車だから外の寒さは判らないし、車の中から見る分には悪くない景色だ。

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「こんな景色、初めてみた!」相方はスキーとか過去に行っているから、雪が初めてという訳じゃない。それでも雪に彩られた自然の中で見る壮大な北海道の景色は別格のようだった。

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そして、山道を下り始める。支笏湖へ行くまではアップダウンが激しいのだ。

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驚く事に、山道を殆ど下ると、さっきまであった雪が綺麗さっぱり消えているのに驚く。ほんの10分走った程度で景色が一変するのだ。

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そして、無事に支笏湖に到着。前回9月に来た時は夜中だったからなあ。湖の雰囲気が全然掴めなかったのだろう。相方が「へえ。支笏湖ってこんな感じなのかー」と感心していた。

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丁度、来たタイミングがほぼ晩秋というか初冬といった感じだったので、秋を感じられる景色となっていて、それも悪くなかった。

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9月に来た時と同じように「支笏湖観光センター(通称ポロピナイ)」の駐車場に車を停めて湖を見る。

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水辺の近くは気温が低くなるのが道理だけれども、ここ支笏湖も当然例外じゃない。湖近くは非常に気温が低く、寒いくらいだった。それでも結構ここに車がやってくるんだよな。俺達みたいな物好きが一定数いるって事だ。

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下の写真が「支笏湖観光センター(通称ポロピナイ)」だ。この自動販売機が9月はピカピカしていたのであった(笑)

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冬直前の支笏湖に昼間来ても何もやる事はない。俺達のようにせいぜいぼんやりと湖の周りを散歩するくらい(そして、この季節は寒くて散歩には向かない)。真冬とかだとワカサギ釣りとか出来るのかな?
相方は湖の水の冷たさを確認していた。

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適当に歩いていると、恐ろしい看板に遭遇。これぞ正しく「北海道あるある」だ。今まで鹿と狐には遭遇した事あるけど、運良く熊に遭遇した事はないからなあ。まあ、遭遇したら無事じゃ済まないだろうけど。

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この季節の白樺はなかなか秋を感じさせる。もう少しすると全てが雪で埋まってしまうんだけれども。

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実際、この支笏湖にドライブしてから今日でほぼ一ヶ月が過ぎたのだけれども、札幌はもう完全に雪一色だ。となると、支笏湖も相当の雪に埋もれている事だろう。残念ながら、雪の支笏湖を確認する術が俺達にはないのだけれども。
(雪の中、車を運転して支笏湖まで行く勇気はない)

支笏湖の星空の観点スポットを探し出す前に冬が来てしまった。支笏湖で星を見るのは来年の春先までお預けだ。