Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

スペイン旅行11 2017/10/15 5日目 ジローナのカフェでのんびりし、夜はうどんを食す

スペイン旅行五日目。そして、ジローナ滞在二日目。
酒を呑まないせいか、朝自然と目が覚める(これは非常に良い事である)。7時半くらいに起きて、ホテルの外へ出る。煙草を吸う為だ。このジローナのホテルも部屋に灰皿はない。館内は禁煙だ。
相方のメイクが終わるまで、時間が余って暇なのである。
ホテル内にあるレストランで朝食。勿論、ビュッフェスタイルだ。レストランに入ると、ホール担当のおばちゃんがオレンジジュースを手渡してくれる。
ここのホテルはバルセロナのホテルに比べて、残念ながら朝食メニューにサラダがない。また、珈琲も沸かし立てを注いでくれるのではなく、コーヒーメーカーにポーションを入れるタイプの奴。ま、ホテルの規模が違うからな、これは仕方ない。

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朝食を終えて、相方とジローナ旧市街の散歩に出掛ける。昨日、ほぼ廻ってしまったが、もしかして見逃した場所もあるかもしれない。というか、他に行くところがないのだから、選択肢はないのだ。
朝のジローナの様子。

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そして下は橋から撮った逆側の様子。こちら側はあまりガイドブックとかに乗っていない風景なので、若干珍しいかも。

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カテドラル(大聖堂)は昨日行ったから、あえてカテドラルへ通じる道じゃない別の道を進んでみる。階段が多い。階段がここまで多い旧市街は初めてかもしれない。

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坂道をのんびり進んで行くと、光が見える。お、広い場所へ出るのかな。このジローナの旧市街は狭いから、地図とかも正直要らない。スペインの旧市街はどこも小さいから、あまり迷うという事とは無縁な気がする。

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さらに進むとまた階段。まだ動き出したばかりだから、元気なので好都合。これが夕方とかだと、いい加減疲れてきて、しんどかったかもしれない。

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こういった細い道もあるんだよなあ。石壁に挟まれて歩いていると、何やら女性の叫び声が聞こえてきた。相方と顔を見合わせ、「何か事件かな?」と首を傾げる。

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道を進むと、女性の金切り声はさらに大きくなる。そして男性の叫び返すような声。勿論、スペイン語だから、何を言っているかは判らない。だが、こういったのって、ニュアンスとか雰囲気で判るよね。
そう、夫婦喧嘩だ。
細い路地を抜けると、アパートらしき建物の前に出た。夫婦喧嘩の声はこのアパートからだった。物凄く大きい。普通にアパートの外にいる俺達に筒抜けである。
「スペイン人てさ、こんな人に聴こえるような大声で夫婦喧嘩するんだね」俺と相方は驚いた。俺自身、過去に女性と大声で喧嘩をした事などないから(少なくとも、建物の外に聴こえるようなヴォリュームで)、非常に稀有な経験だった。

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このアパートの2階にチェックの服(パジャマかな?)を着ている女性の姿が見えるだろう。この女性は、夫婦喧嘩の声を聴いて、ベランダから出て来たのであった。さすがにスペインでも外に聴こえるような夫婦喧嘩(痴話喧嘩)は珍しかったのか。
さらに道を進む。相方と適当に「右行く? 左にする?」みたいな感じで。

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道が二股に分かれているところで、石像らしきものに遭遇。なかなか良く出来ている。街にこんな石像が設置してある辺りが旧市街だなあ、と。雰囲気が良いのだよな。

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そしてまた坂だ。坂が多いなあ。やはり坂の景色は他の観光客にも受けるのか、写真を撮っている人が結構いる。

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実際の坂を正面から撮ったのが、こちら。

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この街に住んでいたら、結構良い運動になるかもね。ちなみに相方はこういった坂の上にある旧市街のホテルに泊まろうとしたのだが、旅行会社の人に「スーツケースを運ぶ事を考えたらお薦めしません」と否定されたのだとか。旅行会社、グッジョブである。こんな坂をスーツケース持って運ぶのは自殺行為だ(笑)
この旧市街は本当に「坂の街」と呼びたいくらいだ。

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相方がガイドブックを確認しながら「ユダヤ博物館があるらしいよ」と言ってくる。地図を頼りに博物館を探す。後で知ったが、俺達は無意識のうちに「ユダヤ人街」を歩いていたようだ。
ユダヤ博物館」に到着。このトンネルの向うに人がいるが、あの人達はツアーガイドに連れられている団体客だ。

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正直、ユダヤ文化に特に興味がある訳ではないが、他に見る物もないので「せっかくだから、寄っていくか」程度の気分である。

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入場料は確か8ユーロくらいだったかなあ。ネットで調べれば判る事だが、このBlogはそもそもそういった情報発信のつもりじゃないので、このまま進める。
入るとよく出来た塑像が。

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当然、ユダヤ博物館には音声ガイドもないし、日本語のパンフレットとかの便利なものはない。あるのは大量に羅列されたスペイン語と英語の説明資料のみだ。
下の画像は石板?に掘られた文字を復刻させたものらしい(らしいというのは、あくまでも俺の勘だからだ。ま、間違ってはいないだろう)。問題は復刻されたスペイン語がびた一文理解出来ないという事だが。

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相方は頑張ってスペイン語を読んでいる。そもそも、ユダヤ文化/歴史に関しての基礎知識が俺達は皆無だ。だが、ここのスペイン語解読作業は相方にとって、結構楽しい作業だったようだ。
「うーんと、この単語の意味は***だな。ってことは、『この建物は19**年に???の為に建造され…』???って単語が判らないなあ」相方の知らないスペイン語の単語が出てくる。そこで俺が答えを言ってやる。???は@@@という意味だよ、と。
勿論俺はスペイン語は判らないが、スペイン語の横に英語で同じ内容が書かれている。結果としてこの博物館は相方のスペイン語の勉強に利用したようなものだ。相方の英語力は中学生英語レベル未満なので、彼女の中ではスペイン語>英語なのだ。多分、英語の説明を読むより、スペイン語のそれを読むほうが楽なのかもしれない。
また、せっかくスペイン語を習っているのだから、そこで英語に逃げるのが悔しいという部分もきっとあるだろう。

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博物館を順路通りに進むと、中庭に出た。おっと、こんなところで憩いの場所に遭遇。良いねえ。

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なんかよく判らないオブジェもある。時計かなと思ったが特に確認はせず。この辺りもかなり適当な俺達である。

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ユダヤ博物館を出ると、昨日の大聖堂に続く細い道(しかし、これがジローナ旧市街のメインストリート)へ。相方が土産物屋さんに寄りたがったからだ。
友人や自分自身へのお土産を物色したかったらしい。

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俺と相方は小皿とか見ながら、「これ、トルコの絵皿じゃない?」と思ったが、果たしてスペインでトルコの皿が売っているのかどうか。それに俺達はスペインの小皿の事、知ってる訳じゃない。もしかすると、ヨーロッパで流通している皿とかには共通的なデザインがあるのかも?

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相方は、グエル公園で見たトカゲの小物や塩/胡椒入、爪楊枝入れを買っていた。それぞれ7~8ユーロ前後だったろうか。
日本で塩、胡椒入れがテーブルに常駐している家庭というのはあまりないだろう。うちにはテーブルに、塩/胡椒入れ、爪楊枝入れが置かれている。塩、胡椒は中身は空だ。テーブルの上に置物があるようなものだな。

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この塩と胡椒の入れ物は、抱き合う事が可能(笑) キスしてるみたいだな。

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相方はこれをいたく気に入って、札幌で出来た新しい友人にも同じものを土産としてプレゼントしていた。
ジローナで買えるもの、買うべきものも買い終わったので、土産物屋を出る。俺はジローナとバルセロナのマグネットを二つ購入した。

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道には短いトンネルがあり、そこには洒落た絵が描かれている。こういったものは気付かずに通り過ぎる事もあるのだろうな。

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歩いていると、時々、これは何だろうなと思うものに遭遇する。下のオブジェがそう。何かちゃんとした理由があるのだろうけど、そういったものを一切調べないので、謎は謎のままである。ま、知ったところで人生変わるようなものではないので、特に良いのだ。

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適当に歩いていると、カフェの前に出た。カフェの上に「Si」という文字が見えるだろう。[Si」とは英語のイエスの意味。これは「カタルーニャ、独立イエス」つまり、「独立賛成」の意を表している。

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旧市街からホテルまでが近いので、土産物を置きに一旦ホテルに戻る。相方とどうするか相談する。もう旧市街は行くべきところは行ってしまった。
「じゃ、ものは試しにジローナの駅のほうに行ってみようか」
ホテルのフロントに駅までの道を教えて貰い、ジローナ駅を目指して歩き出す。徒歩で10分程度と言われたので、安心する。ただし、日差しは滅茶苦茶強くて、日本だと夏くらいの感じだろう。

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またまた、駅へ行く途中でスペインのオッサンに煙草をねだられた。相方が「なんで貴方はそんなに煙草ねだられるんだろうね」と不思議がる。やっぱりアジア人は貰い易いと思われてんのかな?
10分も歩くと、駅に到着。荷物さえなければ楽勝の距離だ。ただ、スーツケースがある場合は、やっぱりしんどいよね。

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駅の周りを歩き回ったが、何もない。日本の経験則で駅前は栄えている、というイメージがあったが、それはあくまでも日本での話だ。そしてスペインでもジローナという田舎の市の駅近辺なんてまったくゴーストタウン並だ。殆ど店がない。
「当てが外れたねー」「何にもないねー」
相方と愚痴りながら、駅近辺を歩く。すると、レストランを発見!(と言っても俺達は腹減ってないんだけどね)

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お、日本食レストランではないか。こんな田舎の駅に日本食レストランが。驚きである。

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近寄ってみると、入り口の窓ガラスのところにメニューが貼ってある。どれどれ、俺達は内容を確認。

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これだけの内容で10ユーロだったら、結構安いんではなかろうか。atunとはマグロの意だ。しかし、makiとかsurimiってスペイン人に通じるのかな?
さらに歩いてみると、別の日本食レストラン。凄いなあ。半径300メートル内に二軒もある。バルセロナですら、日本食レストランは見かけなかったのに。

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やっぱり、日本=東京のイメージかね、しかし。

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さらに駅の先へ歩いてみると、林が見える。写真中央にある銀色のオブジェの正体は不明。

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「あの木が沢山あるとこ、公園とかじゃないかな。行ってみよう」
行ってみると、雰囲気の良さげなオープンカフェ発見。相方がお手洗いに行きたいとの事で、ここでカフェタイム。

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正直、ジローナ駅周辺に何もない事は判明したし、特にやる事もない。電車に乗って何処かへ遊びに行く手もあるが、下調べも何もしていない。そして俺達も特に何かしようという意識もなかった。
これは、ここでゆっくり休憩だな。特に相方と確認した訳じゃないけど二人の考えが一致したようだった。

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俺達は気持ちの良い風に吹かれながら、たわいもないお喋りに興じた。話した事は、相方の東京時代の仕事のことなど。何もスペインでわざわざ話すような題材でもない。でも、それがいいのだ。変にあくせく慌てるでもなく、のんびりとゆっくりと珈琲を飲みながら、スペインの片田舎のカフェで時間を過ごす。
ある意味、観光名所を巡るのに優るとも劣らない贅沢な時間だと思う。

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このカフェで俺達は一時間ほど、時間を費やした。旅行前半、バルセロナ観光で色々動いたからな。こういった休憩タイムも必要だ。
そして、またホテルへ戻る。それにしても、ああいった建物に絵を描くとは凄いな。どうやって描いたのだろう。

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ジローナの旧市街まで戻って来たので記念撮影。それにしても、隣に写っているおじさん、ずっと街を眺めていたなあ。

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夜、ホテルで飲む水を求めてスーパーに行く。このスーパーにはアルコールも沢山売っていて、「ああ、ビールだなあ」とビール横目に炭酸水を買う。まだまだ、煩悩は抜けない。

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ホテルに戻って来たのが、夕方の6時くらい。相方と晩御飯の相談。相方は昨日行ったメキシカン・レストラン以外に、パエリアが美味い店も調べていた。だが、さすがに疲れやその他から、もっとあっさりしたものを食べたくなったらしい。
「うどん屋さんあったよね。そこ行きたいな」
ホテルから徒歩3分のところに「UDON」というレストランがある事は昨日のうちに判明していた。この店はバルセロナでも見たので、チェーン店なのだろう。
俺もうどんを喰う事に異論はない。20時になるまで待って(夜の部の開店が20時なのだ)、店に行く。それまで、ホテルでベッドに寝っ転がって、Wi-Fiでネットをして時間を潰す。本当は俺は海外でネットはしたくないのだ。せっかくの海外に来てるのに日本の情報とかあまり見たくないから。だからいつもは文庫本を持参するのだけれども、今回は持ってくるのを忘れてしまったので仕方ない。

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「UDON」はヌードル・バーとある。酒飲みながらうどん喰うのだな。

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メニューを見ると、結構美味そうな雰囲気。それに店名はUDONだが、蕎麦もラーメンもサイドメニューもある。しかし、UDONよりRAMENのほうが海外では有名なのじゃないのかな。スペインでは違うのだろうか。
スペインで見かけた数少ない日本語(笑)

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餃子がメニューにあったので、それも注文する。

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海苔巻き。これ、上に載ってるのはチキンだったかな。天むす的な雰囲気な料理だったかな。

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そして、相方が注文した「鍋焼きうどん」。え? これが鍋焼きうどん? 一瞬びっくりしたが、すぐに俺達はそれを受け入れた。

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次は、俺の注文した「味噌ラーメン」。え? これが味噌ラーメン? 謎だ。だが、俺達はすぐにそれを受け入れた。

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ラーメン、うどん共に13ユーロくらい。1,800円だ、それぞれ。高級料理だな。
ちなみに味は、日本の立ち食い蕎麦屋さんのうどんやラーメンを3割くらい不味くした感じ(笑) うどんの汁は、スーパーで売っている汁の素と水の割合を間違えて濃くした感じ。味噌ラーメンは味噌の味が殆どしなかった。
はっきり言って、高いし不味い。だが、ここはスペイン。日本の味や値段の常識が通用しない。それが海外だ。
「日本の蕎麦やうどんをスペインでやったら流行るんじゃないかなー」と相方。
「いや、そういった本物が受けるとは限らないぞ。アメリカでカリフォルニア・ロールが流行ったり、日本でナポリタンが市民権を得たりしてるんだ。スペインではこういった麺がスタンダードなのかも」
真相は判らないけどね。あと、この店のホール担当の金髪白人の女性が恐ろしく可愛かったので、この店に来て良かった。ただ残念ながら写真は撮っていない。相方の目の前で綺麗で若い女性の写真を撮る事なぞ、言うまでもなく不可能である。

食事を終え、夜の街を歩いていると、「24H MARKET」という表示があったので行ってみると、自動販売機だった。それにしても、なんでこんなに落書きするのだろうか?

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時間がまだ早いので(夜の10時くらい)、夜の旧市街を散歩する事にした。明日はバルセロナに戻るのだから。

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カテドラル(大聖堂)の前に行ってみると、人はまばら。思ったよりも人が少なかった。それでも若者達がたむろっていたり、恋人同士が愛の語らいをしていたり。そこは日本もスペインも同じだ。こんな場所で夜の大聖堂を眺めながら、テキーラのボトルでもラッパ飲み出来たら最高なんだけど。贅沢は言わないようにしよう。

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せっかくなので、旧市街をぐるりと囲んでいる石壁を見に行こうとなった。先日の夕方散歩した場所をまた歩きたいと思ったのだ。

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ジローナの旧市街は夜になると滅法暗い。スペインの旧市街だとコロラドなんかは夜でも煌々と灯りがついているけど、ジローナは灯りが数少ないのだ。

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石壁近くに行くと、そこにいたおじさんに「こっちは閉まってるよ!」と言われる。言葉は判らなかったが、何故か意味は理解出来た。
仕方ないので、ホテルへ戻る事にする。「夜の迷宮」という言葉がこの旧市街にはぴったりだな。

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適当に歩いていたら、カテドラルの裏側に着いた。表の顔と裏の顔が違うんだよな。裏は裏で悪くないのだ。ここでも恋人が暗がりの中で二人の時間と場所を創造していた。

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ここまで来ると、あとはもうホテルまでは近い。何度も渡った新市街と旧市街を繋ぐ赤い橋を渡り、夜の散歩は終了だ。

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相方は「バルセロナは人が多くて疲れるなー。ずっとジローナにいたいなー」と出来もしない事を言っていた。外に出掛けるのが大好きな相方が、こんな田舎の何もないところにいたら、三日で「ここ詰まんない。バルセロナで買い物したいー」と言い出すのは目に見えている。
都会にいれば田舎の静謐さが欲しくなり、田舎にいれば都会の喧騒が懐かしくなる。人間とは矛盾した生き物である。
さあ、明日はまたバルセロナだ。