Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

スペイン旅行5 2017/10/12 2日目昼 コロンブスの塔と地中海のビーチ

バルセロナ旅行二日目。

目覚ましも掛けずに寝たのだが、7時過ぎには起床。なんといっても酒を呑んでないから、朝の目覚めが早いのだ。二日酔いとも無縁だし、そういった点では断酒の意味があったのかもしれない。
朝食はホテルのビュッフェ。レストランに行って、珈琲を淹れてもらう。ここの珈琲が美味くて必ず4、5杯は飲んでいた(そのせいで、トイレも近くなったけど)。
パン、ハム、チーズを大量に取って、これで毎日サンドイッチを作って食べた。非常に美味かった。いや、味はただのハムサンドだよ。「スペインで摂る朝食」という点で味が5割増しだと思って貰えばいい。

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サラダも大量に取ってくる。なんといってもトマトが取り放題(当然他の野菜も取り放題だが)なのが嬉しい。トマトは高いからね(庶民のささやかな喜びである)。残念ながら、このホテルはドレッシングがなかった。塩、胡椒、オリーブオイルをドレッシング代り。スペインやモロッコに旅行したお蔭で、オリーブオイルの美味さを知る事が出来たのは、この歳にして有難い事である。

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当然、スパニッシュオムレツやウィンナーも頂く。オムレツの中にはポテトが入っていた。どれも美味い。客観的にみた場合、味はどれも至って普通。特筆するようなものじゃない。
でも、海外で食べる朝食という特別な感じが良いのだ。温泉旅行にいくと朝食がやけに美味かったりするだろう、理屈はそれと一緒だ。

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あと、メロンや西瓜、オレンジ等もあった。メロンが甘くて美味いと相方は喜んでいた(フルーツは写真撮り忘れた)。

今日の予定は、コロンブスの塔を見た後、ショッピングモールに行き、その後に海を見に行く。
俺達の旅行で、出発前に確定していた事は「三日目にサグラダファミリアを観る(チケットを予約してあるから)、四日目、五日目にバルセロナから電車で一時間半ほどの距離にあるジローナという田舎町に泊まる」この二つだけだ。
それ以外は全くのノープラン。
ただ、相方の中では、三日目にサグラダファミリアを観るから、初日にガウディ建築を見ておきたい、二日目(10/12)は祝日でホテル近くのお店が休みだろうから、ショッピングモールまで出掛けたい(モールなら営業している筈だから)という事が決まっていた程度だ。
ショッピングモールの近くには、コロンブスの塔があるらしいのでそれをせっかくだから見る、そしてモールは海の近くなので地中海のビーチへ遊びに行こう、その程度の緩いスケジュールだ。

朝食を終えてホテルを出る。コロンブスの塔にどうやって行くのかと尋ねると地下鉄を使うのだと言う。実は、コロンブスの塔までは地下鉄を使わなくても、ホテルから歩いても30分掛からない。が、それを知ったのは後になってからだ。一つの街に長くいて、何度も歩き回った事によって知ったのだ。
「馬鹿じゃねえの。ネットとかでちゃんと調べれば判ることじゃん」
そういう意見もあるかもしれない。だが、街を色々見て、自分の足で歩いて「あ、なんだ。ここにはこうやってくればいいんだ」とか、「え? ここから、@@@に行けたのか、知らなかったなー」と発見するのも旅の楽しさじゃないか?

ホテルを出て、地下鉄の入り口に向かう。昨日、街をある程度歩いたお蔭で地下鉄の入り口は把握してある。前方からカタルーニャの旗を背負った人達に遭遇。相方と「あの人達、今からデモやるのかなー」と話す。人数がやけに少ないなと思うと、相方が「きっとツイッターとかFACEBOOKとかで同士を集うんじゃないかな。で、小グループがいくつも合流して大きな集団になるのかも」と言う。
確かに今の時代のデモにはそういったネットツールが活躍しているのかもしれない。

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地下鉄の入り口は非常に判り易い。またバルセロナは地下鉄が何本も走っている。そういう意味では東京に近い感じかな。大都市の地下鉄はどこも整備されていて、乗換とかも非常に楽なのだな。
逆に地下鉄が整備されているところは大都市と言ってよいのかもしれない。

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地下鉄に乗るのには回数券を購入する事にした。10回使えて、尚且つ地下鉄、路線バスどちらにも使える。また、5回使うと元が取れるという、非常に有難いもの。
券売機があるが、当然読めないので、相方にお願いする。相方が頑張って解読して、なんとか回数券購入にたどり着く。

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回数券は9.95ユーロ(≒1,380円)だ。薄っぺらい紙のカードが出て来た。磁気があってそれで残回数とかを記録しておくらしい。
下が地下鉄の入り口。日本の地下鉄のそれに良く似ている。が、物凄く大きな違いが一点ある。それは何かというとバルセロナの地下鉄は入場する時はさっき買った回数券を通す必要があるのだが、出る時はフリーパス状態。日本の地下鉄のように出る時も回数券のチェックをする事がない。

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まず一人が回数券を使って入場する。その後、改札口の隙間から回数券をまだ入場していないもう一人に渡す。そして二人目も回数券を使って入る。出る時はノーチェックだから問題ない。
だから、俺達も回数券は一枚しか買っていない。俺達は常に二人で行動しているから、都合五回は地下鉄やバスが使える訳という計算。
今回、俺達はL3(つまり、3号線だな)を使って出掛ける。停車駅の案内図とかがほぼ日本のと同じスタイルだな。というか、地下鉄の案内図なんて使用言語が違うだけで絵柄に変えようがない訳だが。
そういう意味では地下鉄は本数も多いし、判り易いしで、使い勝手は非常に良い。

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地下鉄のホームも日本のと変わらないね。俺達が地下鉄を使ったのは日中だけなので、正直夜になるとどんな雰囲気になるのか判らないけれども(もっとも、ホームは地下だから昼でも夜でも変わらない訳だが)。
また、バルセロナは掏摸が多く、地下鉄の中で標的を定めるらしいと相方情報があったので、肩掛けバッグをお腹のほうに回して掏摸に注意していた。と言っても、俺のバッグに入っているのはガイドブックとペットボトルの水くらいなんだけどね。
取られて困るようなものはないのだ。財布はキーチェーンでジーンズと繋がっているし、デジカメは右手にいつも持ってるしな。

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地下鉄は数駅で降りたので、駅名は失念した。地上に降りてちょっと歩くと、パントマイムをしている人に遭遇。こういったのはスペインだとお約束だよなあ。
正直、チップをあげるほど感銘は受けなかったので、遠目に撮影した。

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すぐにコロンブスの塔は判った。いやあ、凄い高さだなあ。無論、コロンブスが何をやった人か知らない人はいないだろう。だが、ここに何故塔が立っているのか、それは謎だ。事前調査とか何もしてないからなあ、呑気だなあ、俺は。

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廻りにも観光客が多数いる。この辺りは海も近いし、若者が集う場所なんだろうな、きっと。で、正面からも撮ってみた。去年もアンダルシア地方に行った時にグラナダに女王様に謁見するコロンブスの像があったしな。やはり、コロンブスはスペインにおける偉人なんだよな、当たり前だけど。

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ガイドブックに地図が載っているので、それを見ながら「モール行って、海に行こう!」と歩き出す。人生初の地中海に遭遇だ。ま、日本海や太平洋と何が違うのかと言えば、大して変わりはしないのだけれどもね。

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この辺りはマリーナといった感じでボートが大量に停泊している。いやあ、いいなあ、金持ちが多いのかな。昔、「マイアミ・バイス」という刑事ドラマがアメリカで流行った。主人公のドン・ジョンソンはボートで暮らす刑事という設定。それを思い出した。また、もう15年以上も前の話だけれども、友人の友人がボートを持っていて、一晩泊めて貰った事を思い出した。が、ボートというのは全然優雅じゃなく、滅茶苦茶寒かった(冬だったからな)。その知人とウイスキーのボトルを回し飲みしながら暖を取ったな、そういや。

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(ショッピング)モールに到着。今日はバルセロナは祝日。祝日はお店が殆どやっていない。が、モールならやっていると相方が予想した通り、オープンしていた。また何か適当なお土産が見つけられたら良いなというのが、ここに来た狙いだ。

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モールの入り口に展示してあるスーパーカー。いやあ、恰好良いな。車に興味のない俺ですら、さすがにランボルギーニはクールだと思う。もっとも、俺が何かの間違いで億万長者になってもランボルギーニには乗らんけどね(腕がないので、分不相応なのだ)。車好きの相方には良い目の保養になったようだ。

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モール内はブランドショップのテナントが大量に入っていて、俺達が求めるようなお土産は見つからなかった。お手洗いだけ使って、早々に出て来た。相方はTシャツが足りないという事でH&Mで6ユーロくらいの安いTシャツを買っていた。
モールで思った程の期待を得る事が出来なかったので、ビーチに向かう事にした。地中海のビーチにレッツラゴーである。と、モールの横にはオープンカフェがあり、くつろぐ人多数。今日は祝日だしな。
それにしても、海を見ながらオープンカフェで午前中からビール飲んでる奴が多い。冗談抜きで羨ましくて仕方なかった。ああ、まだまだ煩悩が消えないなあ。ビール飲みたい。

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地図を頼りにビーチへ向かう。空をやたらとヘリコプターが舞っている。そして警察官の数も多い。相方が「あのヘリ、テレビとか新聞とかのじゃない? デモを空撮してんじゃないかなー」と言っていた。そうかもしれない。或いはこの辺りをヘリが舞うのはごくごく一般的なのかもしれない。どちらが正解かは判らない。

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途中でお巡りさんにビーチへの行き方を確認したりする。本当は警察官の写真撮りたかったんだけど、頼めば撮らせて貰えたのかなあ? うーむ。
公道では、道の端に物を売る露天商多し。その殆どが黒人だ。売っているものは、扇子、マグネット、シューズ、パーカー、ジーンズ、偽ブランドバッグ、ショール、ラグなど多数。だが、ちょっと歩くと、さっきも似たようなもん売ってる人いたなあ…と。
当然値段なんか書いてないので(安いマグネットは1ユーロとか書いた紙が置いてある)、買うときは値段交渉しなくちゃいけない。当然そんな高等なスペイン語は話せないので、スルーするのみ。

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モールから徒歩10分程度でビーチに到着。おお、これが地中海か! って、全然地中海かどうか判らんじゃないか。まあ、ビーチというものは大抵そういうものである。
海に入っている人も何人かはいる。旅行中、天気が良くて気温も高くて殆どTシャツ一枚で過ごせたけど、さすがに海に入るにはちょっと厳しいという気温。白人は基礎体温が俺達アジアンよりも高いからなあ。
あと、ビーチに一人、トップレスの女性がいたので、なるべくそちらを見ないようにしていた。うーむ、逆の意味で目の毒だな。

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相方が「あー、しまった。間違えてストッキング穿いてきちゃった。海に入れないー」とショックを受けていた。今日海に行こうと言ったのは君ではないか。なんでそういうミスをするかね。
ちなみに、ここで小石を4つ程拾って持ち帰った。何の変哲もない石だが、地中海の石だからね。何年か前にギリシャのサモス島に行った時に拾った石の横に並べておいてある。
うちには、地中海の石とエーゲ海の石が並んでおいてあるのだ。どうでもよい自慢である。

さて、ここで当初の目的をほぼ果たしてしまった。ノープランな俺達。時間はまだ12時回ったくらいである。どうするか。相方が「ガイドブックに一日観光プランみたいなの書いてなかったっけ?」と俺に問う。この場で見る場所を決めるというアバウトな俺達。ガイドブックを読む。
「なんか、ロープウエイ使って、モンジュイック城に行けって書いてあるぞ」
「じゃ、その通りに行ってみようか」
もの凄い出たとこ勝負な二人である。しかし、一つ問題が。俺は高所恐怖症なのだ。ロープウエイなんて地獄じゃないか。さっき、モール行く時にロープウエイが見えたから、嫌な予感してたんだよなあ。
ちなみに高所恐怖症は遺伝すると思う。俺の親父もそうだからだ。

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仕方がない。腹を括ってロープウエイに乗るか。全く、何とかと煙は高いところが好きというが、うちの相方の高所好きには困ったものである。

と、長くなったので続きは次回に(というか、二日目は一つのエントリで纏めようと思ったのに、全然短く纏まらないのは何故なんだ?)