Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

さよならだけが人生だ

先週の金曜日に中堅若手君と呑んできた。彼と呑むのはこれが三度目。そして最後の機会となる。
なんと彼は来月から東京勤務になるのだ。なんてことだ。せっかく出来た札幌友人一号なのに。たったの三ヶ月でお別れとなってしまった。
(転勤には彼の仕事の希望とか色々な事情があるから、とやかく言える代物じゃない)

彼と前に呑んだ時にも「自分の将来考えると、このままでいいのかなーって思うんですよねー」と悩んでいる様子だった。俺なんか、社会人としてあとせいぜい10年働いて、運が良ければ嘱託でさらに5年程度しか残っていない。彼はまだ35歳である。あと25年、仕事をしていくのだ。そうなると自分のやりたい事や諸々を考えるのは当然の事だ。

「じゃあ、送別会やろう」となった。彼が前から行ってみたい店がすすきのにあるという事で予約を取る。食べログを見ると、どうやら船盛が有名な店らしい。予約を取ろうと電話すると「船盛は人数分でよろしいですか?」と問われる。船盛注文がデフォルトの店なんだな。

この店はお通しが800円、船盛が一人前が1,600円ちょっと。つまり予約した時点で一人2,400円が確定。当然これに酒代が加わる。だが、お通しと船盛だけで充分で、他の肴は一切注文しなかった。というか出来る訳ない。
船盛だって、喰いきれずに残した(ちなみに残した刺身は炒めてお土産でと頼む事が出来る)。下がお通しの蟹、海老、と塩辛。塩辛苦手な俺には辛いお通しだ。ちなみに海老はもっと量があった。食べちゃってから写真撮ったので。

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まあ若手君の送別会なんで船盛の店に行ったけど、正直、生ものが苦手な俺にはしんどい店だった。あと思ったけど、刺身ってさ、大量に喰うもんじゃないね。やっぱり、三切れ、四切れ程度を喰うのが丁度いいと思う。下が船盛の写真。写真下手糞だな、見切れてんじゃん。これで二人前だ。

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この店は予約した時から二時間でお願いしますと言われていたので、9時過ぎには追い出される。俺と若手君は同じ地下鉄の沿線なんで、一緒に帰る。彼と呑むのも最後だしなーと思い「もう一軒いかない?」と誘う。
二軒目はごくごく普通の居酒屋へ。腹は船盛で膨れているので、厚焼き玉子と御新香の盛り合わせを頼み、あとは日本酒を冷でゆっくりとやる。(下の写真は一軒目で呑んでた日本酒だ)

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何を話したっけかなあ。零時近くまで呑んでたので、結構話したと思うのだけれども、忘れてしまった。まあ、酒の席での野郎二人の話なんて、酒の席で流してしまってもいいような事だ。

そういえば、彼と話してたら、自分が昔輸入代理店で働いてた事を思い出して、その話を彼にした。彼はえらく驚いていた。俺はずっとシステムエンジニア一筋だったと思っていたらしい。まあ、確かに、SEやプログラマーという仕事をしている人間が途中で輸入代理店で働いていたってのは、珍しいかも。あ、もう一つ思い出した。
その会社では、名刺にアメリカンネームをつけるのが社内ルールになっていた。
山田(仮名)さんて先輩の名刺には「Alex Yamada」と印刷されてた。社長のニックネームはGregだったな。ちなみに俺のニックネームJodieだ。当時、ジョディ・フォスターが好きだったんだよな。


せっかく出来た友人もあっさりと去ってしまう。これでまた札幌で友人がいなくなってしまった。ピアノ教室で友人を探そう。そもそもピアノ教室に通おうと思ったのも、ピアノ習得がメインだけど、そこで友人を作るというのも狙いの一つだったし。
そして春になって雪が溶けたら、サックス教室にも通おう。そうすれば教室経由でアンサンブルが組めるかもしれない。あと、ブルースバーに行って、セッションにも参加して来よう。

この歳になって、新しく友人を作るのは大変だ。だが、自分から動かなかったら、何も上積みされないからね。
なんかのドラマで主人公が言ってたんだよなあ「愛されたかったら、まず自分から愛せ」だったかな。なんのドラマか忘れたし、台詞も正確じゃないと思うけど、なかなかいい言葉だ。