Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

スペイン旅行12 2016/10/15 旅行9日目(最終日) さようなら、スペイン

旅行9日目。そして、ついに最終日だ。旅行なんて始まってしまうとあっという間なんだよなあ。スペインに一生いたいかと問われれば、ちょっと考えてしまうが、一ヶ月くらいなら、是非滞在したいものだ。残念ながら、そんな余裕は絶対にないのだけれども。

ホテルの部屋は12時にチェックアウト。マドリッド行の電車は13時半。ここから駅までは車で10分もあれば着く。となると、チェックアウト後が結構暇なのだよなあ。
とりあえず、部屋からトレドの街並みを撮る。やっぱり、いい街だよなあ、ここ。

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そして、部屋の雰囲気も併せて載せておこう。部屋がプールサイドだったのはちょっと残念だったが、雰囲気は悪くなかった。

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チェックアウトまでやる事が特にある訳じゃないので、ゆっくりと8時過ぎに朝食に行く。こういった典型的な食事とも今日でお別れだ。スペインの朝食では、やたらと玉子とハムを喰った。
ホール係の人が、たっぷりの量のコーヒーポットとミルクポットを各テーブルに置いてくれる。

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このホテルの売りは高台にある事により、トレドの景色が一望出来る事だ。ホテル内のカフェに景色を眺めながらお茶する為だけに訪れる客も多いのだと言う。

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俺達は食事を終えると、オープンカフェエリアに行き、写真を撮りまくった。で、後で見返すと同じような写真ばっかり撮ってるんだよなあ。デジカメだと、写真撮り放題的なところがあるからね。今回の旅行で俺はトータルで1,600枚程撮った。阿保じゃなかろうか。

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そして部屋に戻り、荷物のパッキング。全てを詰め終えた後はやる事がないので、残ったウィスキーをストレートで呑み、空にする。残したら勿体ないからね。酒飲みはいやしいのである。
12時にチェックアウト。相方が「急いで駅行っても何もやることないから、ここで景色見ていようよ。1時ちょっと前に下山すればいいんじゃない?」と提案。まあ、そうだな。
そこで、最後にホテルの写真なども再度撮る。
マイカーで来ている人も多い。という事は地元の人達なのかな。それともレンタカーだろうか。

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オープンカフェエリアからトレドの街を写真に収める人多し。そりゃそうだよな。

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ここから駅まで行くにはタクシーを使わなくてはいけない。丁度ホテルに人を運んできたタクシーと遭遇出来ればいいのだが、そうでないと、フロントに呼んでもらわなくてはいけない。
そろそろタクシー来ないとまずいんじゃない、という時間になった。相方が「タクシー呼んで貰おうよ」と俺に言う。それは何を意味するかというと、"スペイン語でタクシー呼んで下さいと言えないから、貴方が(英語で)言ってきて"という意味だ。相方はスペインに来て以来、英語を話す事を極力排していた。とにかくスペイン語で行こうという積りだったらしい(そもそも相方の英語はかなり怪しいのだけれどもね)。
フロントにタクシーを呼んで貰う。12時55分くらいにタクシー到着。俺は結構ヤキモキしていたのだが、相方はどこ吹く風。俺はこういった行動の時は30分くらい前にその場所に到着しないと不安なタイプなんだけど、相方は完璧に「間に合えば5分前でいいじゃん」という発想だ。呑気で羨ましい。
そしてトレドの駅に到着。相変わらず、この駅は美しいなあ。

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そして、電車に乗り込む。この駅でも荷物をエックス線でチェックしていた。その様をデジカメで撮っていたら、係員に「お前、こっち来い」と人差し指で呼ばれた。行くと「写真消せ」と。くそ。失敗した。

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1時間程で(あれ40分くらいだったかな?)でマドリッドのなんとか駅(名前忘れた)に到着。さすがに大都会の駅だけあって広いのだが、それ以上に驚くのが、物凄いでかさの熱帯植物がある事だ。ここ、駅かよ?といった感じ。

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なんで、駅にこんなでかい植物置こうと思ったんだろうね。発想が桁違いだな。
駅の外に出る。

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相方が「黄色いバスが空港行なんだって」と黄色バスを探す。すぐに見つかった。あれだな。

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実は微妙に時間が余っていて、「1時間くらいなら、マドリッド観光出来るよ」とは相方の弁。だが問題はこっちはでかいスーツケースを2個持っている。それを預ける場所が見つからないと仕方ないし、1時間で何が見れるというのか。結局、コインロッカー的なものを見つけられず(後でガイドブック見たら、駅にあったようだ)、それに特に観たいものもなかったので、空港に行く事にした。
下はバス停から目についたので、撮ったホテルの景色。ホテルも洒落てんな、相変わらず。

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そして空港到着。相方は免税店で買い損ねたお土産を購入。俺も職場で煙草を吸う人用のお土産煙草を買う。実はこの時点で、ほぼ持ち金が無くなった。今回の旅行、俺は12万円、相方は3万円をユーロに両替していた。俺は煙草を買った時点で、残金が10ユーロ(1ユーロ≒120円)、相方は9ユーロ程度。今回は途中で両替をしなくて済んだ。無論、計算した訳じゃない。普通に買いたい物を買って、喰いたい物を喰った結果、こうなった。
ちなみに下は空港内の売店で売っていたパックの寿司。なんとこれ、22ユーロもする! まじか?

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たまに見かける、変な日本語。直訳し過ぎだ。

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相方がお手洗いに行っている間、俺がベンチでぼぉーっとしていると、金髪のショートヘアの美人さんから「イギリス行く?」と訊かれたので「NO」と答えると、金髪美人は残念そうな顔をして去っていった。相方にその話をしたら、「麻薬かなんか運んで貰おうと思ったんじゃない」との答え。そうなのかな。真実は判らないが、謎だ。
4時間程のフライト。
そして、トランジットのトルコのアタテュルク空港に到着。ここでまた結構な時間待たねばならぬ。だが、深夜だしあまりやっている店も多くない。というかそもそも金もない。ここまで来てクレジットカード使う気にはならないしなあ。俺は基本、海外ではキャッシュ派だ。
相方はコーヒーを買いに行く。そして俺はバーを見つけた。いわゆる小ジョッキ、中ジョッキ、大ジョッキが空でカウンターに置かれている。俺はバーテンダーに中ジョッキを指さして、「それいくら?」と訊く。「10ユーロ」の答え。「税は?」「込です」お、やった! そう俺は最後の10ユーロはビールを呑もうと思っていたのだ。

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飛行機を待つ間、このビールを呑んで搭乗前、最後のアルコールを楽しんだ。
そして、俺達はまた日本行の飛行機に乗り込み、12時間程度の地獄のフライトで日本に帰ってきた。本当に帰りのフライトはもう楽しみも何もなくて、詰まらんのだよなあ。仕方ないので、X-MENシリーズを次から次へと見て、ワインを呑んで時間を潰した。
海外旅行の唯一の嫌いな物が帰りのロングフライトだよなあ。

日本に帰って最初の食事は回転寿司に入った。最初に二人とも注文したのが味噌汁。美味かったなあ。こういうのを喰ってほっとする時、やっぱり俺達日本人なんだなあとしみじみ思う。
そして下が俺に残されたユーロ。0.8ユーロくらいかな。よくまあ、こんな綺麗に12万円を過不足なく使い切ったよなあ。

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それにしても、スペインは楽しかったな。期待以上、想像以上だった。また行きたいか?と問われれば、また行きたいと答えるだろう。

これにて、スペイン旅行記はお終い。長々とお付き合いくださった方、ありがとうございました。