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Some Were Born To Sing The Blues

酒好き、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。50歳目前で札幌に引越し、ピアノを始めました。

仕事なんか、6割くらいの力の入れ具合で丁度良い

日常

随分前に、昔やっていたblogに書いたエントリなんだが、今でもこの気持ちは変わっていないので、あえて再掲したい。
(ちなみに、このエントリを書いた時はまだ会社員だったので、部下がいた。今はフリーランサーなので立場が少し違う。が、思いは一緒だ。) 

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俺は常々思っているし、部下のK君にも年中言っているんだけど、【仕事なんか6割くらいの力でやれば良いんだよ】。これは冗談でも何でもなく本気だ。

例えば、外科の手術を控えている医師や陸送ドライバーの方が二日酔いってのは許されないけど、デスクワークの人が二日酔いだっていいじゃんと思う。営業の外回りの人が、得意先を訪ねた後に、喫茶店でぼんやり煙草吸って雑誌読んでたっていいじゃねえかって思う。

俺は基本的に「人を殺したり傷つけたりしない限り、仕事は可能な限り、手を抜いて構わない」と思っている。世の中には仕事に真面目に真摯に取り組んでいる人がいる。俺はそういった人を否定しない。それは素晴らしいい事だと思う。だが、そういった人がいる一方で、給料分の最低限の仕事、下手すると給料の8割くらいしか仕事をしない人もいる。俺はそれを許容したい。

何故か? 仕事に一生懸命取り組んで、日々必死に働き、それで喜びを得られる人もいるだろう。だが、中には、仕事に追われるうちに、精神的余裕を無くして、心や身体を壊してしまう人が少なくないからだ。

俺が仕事の手を抜け、俺は手を抜く、と日々宣言しているのも、俺は二人ばかり、仕事が原因で死を選んでしまった人を知っているからだ。一人は相方の職場の人間。この人とは実際に会った事はないが、食卓等で何度も話に出てきていたから、全くの他人とは思えなかった。

そしてもう一人は俺の大切な友人。その人とは「将来、縁側でお茶でも飲むような歳になったら、その頃は一緒に暮らそうか」と話した事もある間柄だった。その人から、死ぬ3日前にメールが来た。

「自分に何かあったら、ギター貰ってくれ」と書かれていた。こっちは「そういった縁起でもない事書くな」って返したんだが…。その人のギターは両親にお願いして、形見分けで貰ってきた。今も大事に持っている。また弾いてあげないとな。

俺は思うんだよ。仕事なんかを理由で死んじゃいけないって。仕事なんかに殺されるくらいなら、こっちが仕事を粗末に扱ってやればいいんだ。仕事に人を殺したり、傷つけたりする権利なんかない。また自分の命を賭けるほどのもんでもない。

だから、俺はこれからも、せいぜい自分の力の6割程度しか仕事には注がない。それで後ろ指をさされたって全然構わない。

人はいつか死ぬ。事故か病気か天命か…だが、死ぬ理由が仕事なんてのだけは、御免被る。

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なんで、昔書いたものをまたここに載せたかというと、今日、前の現場で仲の良かったMさん(俺と同い年の技術者)からメールが来たからだ。職場のストレスが原因で身体を壊し、今月いっぱいで今の現場を終了すると書かれていた。
メールのやり取りをし(Mさんは未だにガラケーなのだ)、今週末にでも会う約束をした。
おっさん二人で、たわいない馬鹿話をして、気持ちの良い酒を呑むつもりだ。

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