Some Were Born To Sing The Blues

酒好き、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

お命、ご用心

帰宅して、テレビを点けると、ボクシングをやっていた。井岡選手の防衛戦だ。俺はボクシング自体は好きでも嫌いでもない。だが、やはり日本人チャンピオンが防衛戦をやるとなれば、当然日本人を応援する。これは自然な感情だ。
井岡選手は序盤こそ挑戦者に手こずったようだが、見事11ラウンドにノックアウト勝ち。お見事、としか言いようがない。
それにしても、である。ちょっとこれは言葉が良くないかもしれないが、「ボクサーというのは親不孝な商売だなあ」としみじみ思った。仮に自分の息子が世界チャンピオンになったとしても、やはり親は心安寧とはしていられないのではないか。まず、チャンピオンになったら、なったで陥落する(つまり負ける)心配をしなくてはいけない。そして、それ以上に辛いであろう事は、自分の愛する息子がスポーツとは言え、殴り合いをしているのである。一歩間違えば、大けがをしたり命を落としたりする危険性があるのだ。
俺が井岡選手の父親だったら、心配で仕方ないだろうなと思うのだ。無論、世界チャンピオンは誇るべき事だ。素晴らしいと思う。だが、それと引き換える事が多すぎるなあ、と。これは飽くまでも親目線なんだけどね。
娘に「女子プロレスラーにはなってくれるな!」と懇願する親の気持ちも同様であろう。

話変わって。
大昔、俺がまだガキだった頃、母親から二つの事を懇願された。
一つは、「ヤクザにだけはなるな」
もう一つは「連帯保証人の判は押すな」
である。俺はこの二つを守って、ヤクザにもなっていないし(ヤクザな生き方はしているけどさ)、連帯保証人の判も押していない。そして、ボクシングのような命のやり取りをするような商売もしていない。
それでも、親とは色々あって上手くいかず、今は殆ど断絶状態だ。

親の言う通りに生きていても上手くいかないし、親の言う事を無視しても上手くいかない。全く世の中は難しい。
って、今日は何の話しようと思ってたんだっけかな。
まあ、いいや。
身体あっての物種だ。
お命、ご用心。

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