Some Were Born To Sing The Blues

酒好き、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

熱川温泉に行って来たのだ

そうだ、温泉に行こう! ということで、13、14日の週末を使って熱川温泉に行って来た。行った理由は単純明快。今の仕事場のストレスが半端ないから、その発散の為。

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温泉に行こうと思い立ったのが、2月4日。そこから13、14に泊まろうというのだから、だいぶに無理がある。だが、探せばゼロという事はあるまい。
相方に「温泉に行こう」と誘いを掛けると「予算は?」と訊かれたので「予算は気にするな。その代り条件は電車で行けるとこ」と返答した。なんとかインターから車で50分とか、××駅からバスで30分とかのアクセスの悪い場所は駄目だ。今回の温泉旅行は俺のストレス発散が主目的なのだから、レンタカーとかで運転が発生するのはよろしくない(車の運転があると、酒呑めないからね。電車に乗って景色を楽しみながら酒を呑むのが最高なのだ)。
相方は「ちょっと高いけど、熱川温泉はどうかな?」と提案してきた。聴いた事ない温泉だが、別に構わない。俺が求めているのは日常生活から離れた非日常の景色だ。だから極端な事言えば、伊東でも熱海でも鴨川でも何処でも良いのだ。
熱川温泉にある熱川プリンスホテルを宿に決めた。理由は風呂が充実していたから。大浴場は露天風呂が2種類に内風呂が4種類だとか。そんなにあっても仕方ない気もするが、まあ、いいだろう。とにかく、普段の家の狭いバスタブから解放されて、広々とした風呂(それも温泉だ)に入れる。それだけでも最高だ。
東京駅から特急踊り子号で二時間半程度で熱川に着く。3時チェックインだから、そこから逆算して2時頃に熱川に着く踊り子号を予約。

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電車は当然指定席。東京駅を電車が走り出すと、ああ旅行が始まるなあと気分が高揚する。無論、駅弁も既に購入済。
電車が走り出して暫くすると、相方は購入した「蟹、鮭、帆立の弁当」を食べだす。まだ都内だぜ。海も見えてない。俺はキオスクで買った缶ビールを飲み始める。弁当はまだいいや。取りあえず、ビールでしょ。

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電車が横浜を過ぎた辺りで腹が減ってきたので、俺も弁当を食べ始める。缶ビールは既に1本空になった。特急に乗る前に、500mlの缶ビール2本、缶チューハイ2本を購入しておいた。本当はもっと買いたかったのだが、相方に文句を言われる可能性があるので自粛しておいた。
弁当は「神戸牛のカツレツ弁当」。やっぱり、俺はどっちかっていうと、魚より肉派なんだよなあ。これもまた酒が進む。美味いなー。

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やがて、弁当を食べ終わり、だらだらと酒を呑んでいると海が見えて来た。うーむ。やっぱり海はいいねー。と、電車は熱海を超え、伊東を超える(それにしても、ハトやって泊まって楽しいのかなあ?)

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やがて、2時ちょっと前に熱川温泉の駅に到着。

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チェックインが3時だから、時間に余裕はある。実は相方と「駅前に土産物屋通りみたいなのあるだろうから、そこを冷やかそうぜ」と言っていたのだ。が、びっくり。駅前に店は1軒しかなかった。ただ、街の至るところから、湯煙が見えたのが、さすが温泉の街、面目躍如と言ったところか。

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下の写真がその1軒しかない店。

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それと足湯場。すげー。他には何もない。いやー、見事に寂れてるなー。多少歩けば繁華街的な場所もあるのかもしれないけれど、駅前に見事に何もない。
取りあえず、足湯に記念に入る。相方はストッキング着用なので、足湯は見学のみ。

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仕方ないので、まだ時間は早いがホテルに行こうと、熱川プリンスホテルに向かう。駅から徒歩10分とあったが、5分程度で到着。思ったよりも近かった。

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ホテルのすぐ前にコンビニがある。これで夜の部屋での酒には困らないなあと思ったが、逆にコンビニが全国至るところにあるのもどうなのかな、と思う事もある。昔は温泉旅館の周りなんて何にもなかったから、部屋で酒を呑もうと思ったら、旅館やホテル内の売店で地酒的なものを買うしかなかった。要するに「土産を買おう」という体で自分の夜用の酒を買っていた訳だ。今はコンビニがあるから、東京で普段呑んでいるのとまったく同じ酒が手に入る。ある意味それも風情がない。まあ、それが時代だ。仕方あるまい。
チェックインまでまだ時間があったので、相方はロビーでスマホをいじり始める。俺はコンビにに行って、夜用の焼酎とバドワイザーを購入。バドワイザーはその場で飲んだ。アル中かよ?

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チェックインして、まずは部屋へ。全室オーシャンビューとの事だが、正直景色はあんまり大した事ない。まあ、海が見えるなあ程度。だが、今回の旅行は別にそれで良いのだ。普段見た事のない景色を見る事で、旅行にきたなーという気分に浸れる。そこが大事なのだ。だから、山間のホテルとかでも全然良かった。

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夕食は6時半から。なので3時間程度時間がある。ゆっくりと景色を眺めたりした後は、浴衣に着替えて温泉へレッツラゴーだ。このホテルは一部屋につき、鍵を二つくれる。これが有難い。大抵のホテルだと鍵が一つだから、相方と「どのくらいお風呂入ってる?」と確認しておかないといけない。大抵は俺のほうが風呂は早いが、ごくたまに俺のほうが長く入っている場合があるからだ。鍵が2つなら、互いに相手の出る時間を気にせず好きなだけ入っていられる。
大浴場に行く。入ると、俺以外には、3人程度しかいなかった。時間が早かったせいもあるからだろうか。或はこの時期は温泉はシーズンオフなのか。その辺りはよく判らない。まずは洗い場で頭、顔、身体を洗う。そして備え付けの剃刀で髭を剃る。俺は電気シェーバー派なのだ。見事に剃刀負けした。とほほ。そして内風呂が4種類あるとの事で一つずつ順に入る。今一つ、風呂の質の違いが判らなかった。ただ、檜風呂は入っていて非常に良い気分になった。なんで日本人て、檜風呂が好きなんだろう。
そして露天風呂も二つあるので、順番に入る。露天風呂からは海が見える。が、部屋から見る景色と大して変わらないので、それ程有難味がない。残念。だが、別に景色なんかおまけなのだ。大事なのは、この手足を伸ばしてゆっくりと風呂に入れる空間なのだ。
内と外の風呂全部を楽しんだ後は、お約束のサウナである。実は電車の中、そしてコンビニと結構アルコール摂取しているから、あんまり熱い風呂には入ってはいけないのだ。一歩間違うと温泉内で天国昇天の可能性ありだ。だが、酒呑んで温泉で死ねたら、本望だろう(ってゆーか、ホテルに迷惑かけるから止めなさい)。
サウナ、水風呂のセットを何回も繰り返す。これが楽しい。気分も良くなる。どのくらい風呂に入っていたのかはっきり覚えていないが、さすがに体力の限界を感じたので、またまた檜風呂に入って上がる。と、脱衣所で体を拭いていると、マッサージチェアがある事に気づく。温泉宿のマッサージ機は大抵有料なのだが、ここは太っ腹で無料。有難く全身マッサージのボタンを押下して、無料マッサージを楽しむ。
部屋に戻ると、既に相方は戻っていた。俺、どんだけ入ってたのかな? 風呂上りで喉が渇いたので、冷蔵庫を開けると瓶ビールが入っている。値段を確認すると、750円だった。
「やっぱ部屋のビール高いな。750円だってさ」と俺が相方に言うと「コンビニ行って買ってくれば?」と大阪人のような事を言う(大阪人に対する偏見ですな。すみません)。
「いや、いいよ。これを呑む」と言って、栓を抜き、備え付けのコップにビールを注ぎ、ぐぐっと呑む。うーむ、堪らん。確かに、もし俺が20代だったら、コンビニに行ってビールを買ってきたろう。そうすれば300円程度で買えるから400円の節約になる。だが、俺は今風呂上りで、海を眺めながら、最高の気分なのだ。ここでコンビニに行ってしまったら、その大事な空気が失われてしまう。もう俺も若者じゃない。その大事な時間と400円を比較し、俺は750円のビールを選んだのだ(と別に偉そうに書く程の事じゃない)。
夕食の時間になったので、食事処に出掛ける。部屋番号を伝えるとテーブル席へ案内された。既に御造りとかは置かれている。今回は食事が気合いの入った宿泊プランではないので、あまり食事は期待していない。

まずは前菜的な。こういうの、八寸っていうのか?よく知らない。それと白身魚のカルパッチョ。酒の肴には丁度良いね。

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そして、これは潮鍋の具材。なかなかさっぱりしてい美味かった。

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そして、当然出てくる御造り。まあ、味はそれほどでもなかった(笑)

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飲み物を訊かれたので、俺は日本酒を常温で。相方はお茶。しかし、刺身を食べたりしているうちに、「やっぱりビール呑みたい」と言い出して、ビールを注文。無論、相方はコップ2杯程度しかビールを呑まないので、残りのビールは俺が呑む。そして、日本酒お代わり。

予想していなかったのが、金目の煮つけ。これは美味しかったし、ヴォリュームもあった。これで大分に腹が膨れた。

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この日の晩御飯では、日本酒を2合と相方のビールの残り。俺にしては少ない。というのも、結構食事の量が多かったので、あまり酒を呑んでいる余裕がなかったのだ。

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食事が終わると、さすがに満腹で部屋で休憩。食事スタートが6時半で、終わったのが8時半くらい。日本の食事って結構時間掛かるもんなんだよね。ゆっくり酒を呑みながら摂る夕食は好きだ。

そして、9時くらいになったので、再び手ぬぐいをぶら下げて温泉へ入りに行く。本日2回目。食事前で温泉は満喫したんだけどね。基本、温泉ホテルではやる事が温泉に入る事くらいしかないのだ。というか、それ目的で来てるのだからな。先ほどと同じように、檜風呂に入り、露天風呂に入り、サウナと水風呂繰り返し…とやっているうちにすっかり湯あたりした。部屋に戻ると、丁度相方が風呂に行くところだった。俺はそのまま布団に倒れ込んでダウンした。湯あたりもあるだろうし、アルコールにやられたのもあるだろう。両方だな。

夜中の3時過ぎに目が覚めたので、買っておいた焼酎を水割りで呑む。ちなみに、俺達が食事に行っている間に布団が敷かれ、氷水の入ったポットがテーブルに置かれていた。なかなか良いサービスである。ただ、俺が夜中に起き出して、氷水を全部焼酎に使ってしまったので、相方は朝、自販でミネラルウォーターを買っていた。

そして、朝食。結構酒は呑んだし、朝の5時近くまで起きていたのだが、良い酒や良い空気だったせいか、二日酔いにもならず、元気に起きる。朝食はお約束で干物だな。有難い事に納豆がなかったのが良かった。俺は納豆が嫌いなのだ。ご飯が釜で炊かれているのも中々凄い。

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窯のご飯を全部食べつくしたら、仲居さんがお代わりどうですか?というので、お代わりしてしまった。普段、トースト一枚とヨーグルト、インスタントコーヒーが朝食の俺がである。旅先の朝食って、絶対に普段の3倍は食べるよね。

食事が終わったのが、9時ちょっと前。チェックアウトは10時だ。ということは、朝風呂だな。ということで、またまた風呂に入りに行く。当然最後の入浴だから、内風呂、露天風呂、サウナ全部一通り入る。9時半頃に部屋に戻り、着替えと荷物詰め。とか言っても一晩だけだから、荷物なんか殆どない。まだ土産も買ってないしね。

旅行に来る前から相方が「河津に行って、河津桜を見たい」と言っていたのだ。熱川から5駅程度で河津がある。この季節はちょうど河津桜のシーズンなのだ。が、問題は天候だった。10時のチェックアウトの頃、外はかなりの風と雨。午後からは止むという予報だったが、どうなる事か。とにかく、10:40分の河津行の電車の次は11:30なのだ。田舎は電車が1時間に1本が基本だからな。熱川にいても何もやる事がないのだ。意を決して、駅まで送迎バスに送って貰い、10:40分の河津行に乗る。強風と雨で、波が荒れているのがよく判る。

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30分程度で河津に到着。河津に着いた頃に、雨が殆ど止んでいた。運が良い。ということで、早速河津桜見物に行く。なんでも川沿いに桜並木があるのだとか。というか、俺達の前を歩いているおばちゃん達に着いていくとすぐに桜並木に遭遇した。

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河津桜、なかなか綺麗なものである。ちなみにこの日は気候が非常に良く、俺は午後3時くらいまで、Tシャツ一枚で過ごしていた。そのくらい暖かかった。

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河津桜の観光客目当ての土産物屋さんも並んでいる。わさびの新芽を売っている店があったので購入。わさびの新芽を三杯酢に浸けた試食品を食べさせて貰った。なかなか美味い。また、根っこは焼酎とかに入れておくと、美味いわさび焼酎が出来上がるのだとか。ということで、新芽3本500円で購入。

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ちなみに河津ってのは、珍しいところだな。桜の横に菜の花があって、そのさらに横にはレモンもある。見慣れないバリエーションなんで不思議な気分になる。でも、それぞれに美しい景色だから気分が悪かろう筈もない。温泉大噴湯というのがあるそうなので、そこまで歩く。そこまで徒歩で行く観光客はあまりいないようで、空いていた。今日は朝の天候で観光客の出足が鈍ったというのもあるんだろうけど。

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30分に1回は噴湯があるらしい。要するに人工的な間歇泉みたいなもんだな。天気が悪かったせいもあって、あまり素晴らしいとは言えない出来だった。

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温泉卵が2個で150円との事なので(自分で作れる)、売店で卵を買って、温泉に浸けておく。13分程度で出来る。その近くにいたスタッフらしきおっちゃんと世間話したら「中国人がさあ、勝手に持って行っちゃうんだよ。だから、見張ってないと駄目なんだよねー」と愚痴っていた。うーむ。

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温泉卵は、ここで食べるから美味いんだな。正直、この卵を家で食べたら、大して美味しいとは思えない。その後は、桜並木を鑑賞しながら、土産物屋で土産の煎餅を買ったり(相方が)、店を冷やかしたりして、だらだらと。朝食を摂りすぎたので、昼食は無し。俺は干物屋さんで、アジと金目の干物を1000円で買った。これは自分への土産。

電車の時間が迫ってきたので、駅の改札前の売店で缶ビールと酎ハイを買い込み、ホームへと。そして帰りもアルコールを摂取しながら、東京へと舞い戻った。

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東京に着いたのが6時半ちょっと過ぎ。腹もさすがに減ったので、東京駅のレストラン街にある中華屋さんでラーメンを喰って、今回の旅行は終わり。それにしても、やっぱり東京は人が多すぎるな。熱川や河津の静けさをもう少し味わっていたかった。贅沢言うなら、2泊したいところだった。まあ、仕方ない。

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また、仕事が辛くなったら(というか、正直仕事は毎日辛いんだけどさ)、近場の温泉に行って、リフレッシュしよう。

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