先日、相方と出掛けた時の事。相方が見慣れぬバッグを肩に掛けていた。そういや前に買ったとか言って、見せびらかしてたなあと思い出す。
相方はバッグを5つ以上持っている。具体的な数は判らない。その中には俺が買ってやった(買わされた、とも言う)奴もあるはずだ。俺のようなファッション音痴の男には、なんでそんなにバッグがいるのかよく判らない。
「そんなにあっても、しょうがねーだろ」と俺が言うと「もっと欲しいくらい」と返してくる。意味が判らない。
2人で中華屋さんで、汁なし坦々麺と焼豚炒飯を食べながら俺が言う。
「新しいアコースティックギター欲しいんだよねー」
すると相方が冷酷に返す。
「じゃ、今あるギター、どれか1本捨ててね」
「お前が新しいバッグ買う時に古いの捨てろ、なんて俺言わないだろ」
「バッグは場所取らないでしょ。ギターは場所取って邪魔なんだよねー」
ぎゃふん。言い返せない。
知人のSさんは新しいギターを買うと、奥さんに、これ借物だからと誤魔化すそうだ。
サックス教室仲間のHさんは新しいサックスに買い換えた時、ケース買い換えただけだよ、中身は一緒、と奥さんに嘘をついていた。
女性は自分の欲しい物をゲットすると、喜び勇んで見せびらかすのに、男は欲しい物をゲットすると、それをひたすら隠蔽しなくてはいけない。
理不尽だ。
追伸。
オベーション(アコースティックギター)欲しい。