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Some Were Born To Sing The Blues

酒好き、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。50歳目前で札幌に引越し、ピアノを始めました。

モロッコ旅行7  6日目 マラケシュに戻る

モロッコ旅行

夜比較的早い時間(と言っても午前零時くらい)に寝たので、目覚ましがなくても7時過ぎに目が覚める。窓の外はエッサウイラの朝焼けが広がっている。美しい景色だなー。毎朝この景色を見て暮らしていたら、さぞや心に余裕が生まれ、穏やかに暮らして行ける事だろう。
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なんて夢想をするのもまあ、俺達がここに2日しかいないからだな。
毎日毎日同じ場所で暮らしていれば、それなりに鬱積したものもあったりするだろうし、それはまあ東京で日々暮らす俺も同じ訳だしね。
ということで、本日も景色の素晴らしいリヤド(モロッコ版民宿)のレストランで朝食。俺達は9時にピックアップが来るので片づけの時間等も考えて8時前に朝食を摂る。ヨーロッパ圏の人達は一様に朝が遅い。8時前に朝食を摂りに来る事はまずない。なので、レストランは殆ど貸切状態。

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食事を終え、スーツケースのパッキングを終えてフロントに降りる。リヤドの唯一の欠点はホテルと違ってエレベーターがない事。俺達の部屋は4階(310号室)だったので、1階(GRAND FLOOR)まで階段でスーツケースを降ろさなくちゃいけない。俺は自分のと相方の二つ運ばなくちゃいかんので大変なのだ(男性スタッフがいればお願いするんだけどさ、日本のホテルみたいにちゃんと常駐してないからね。この辺りがモロッコ・クオリティ)。
ドライバーは既に来ていて、またもや運び屋のおじさんが俺達のスーツケースを運んでくれる。

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またまた、ここから約2時間半かけてマラケシュへ戻るのだなー。
俺達の旅行の日程は
カサブランカ(1)→マラケシュ(2)→エッサウィラ(2)→マラケシュ(2)→カサブランカ(1)
となっている。つまりこのエッサウイラが折り返しなんだよね。ドリフターズ言うところの「後半戦、出発ー」といった感じなのだ。そして旅行って後半になればなるほど、どんどん時間が早く進む。楽しい時間はあっという間に過ぎて苦痛な時間は長く感じるという、あれだね。
途中でモロッコの一般市民の暮らす街を通り過ぎる。うーむ、こういった景色を見ると「アフリカってこんな感じなのかー」といった気分になる。観光地も無論面白いんだけど、市井の人々の暮らしが窺える景色も良い。

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そして、お昼頃にまたまたマラケシュに戻ってきた。最初に泊まったのと同じリヤドだ。今回はチェックインは眼鏡のお姉さんじゃなくて金髪のお姉さん。俺達はマラケシュのリヤドは3人一部屋のスイートを予約していたのだが、金髪お姉さんに衝撃の事実を告げられる。
「申し訳ないけどトラブルが起きたの。貴方達はスイート予約したけど、その部屋が使えないのよ。だから、ダブルの部屋とツインの部屋に泊まってくれないかしら」
俺達は顔を見合わせた。無論、これはリヤド側がやらかしたダブルブッキングだ。別段、この類のトラブルは珍しくないので、俺達は了承する。尤も、相方は帰国後旅行会社にちゃんとクレーム申し入れて2万円、返金して貰った。
日本人はこういった時に文句をあまり言わないだろうから、西洋人とかに比べて平気で不当な扱いを受ける。まあ、一言で言えば「差別」だな。相方もメキシコに旅行した時にカフェでテラス席が空いていたのに、奥のトイレ近くの席に案内されたって言ってたしな(相方はこの差別が相当頭に来ていたのか、俺はこの話を10回以上聴いている(笑))
下の写真はリヤド内の宿泊者を休憩させる為のスペース(?)。俺達はここでダブルブッキングの話を聞かされた。

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そして、準備が出来たと部屋へ通される。ああ、前回はスイートだったのになー、と今回の部屋はとても狭い。お世辞にも良いとは言えない部屋だった。この辺りが海外の洗礼って奴ですなー(笑)
相方は「前回は王様の部屋だったのに、今回は使用人部屋だ!」と憤慨しまくっていた。まあ、どうにか旅行会社に連絡を取ればリヤドを替えて貰ってスイートに泊まる事も可能だろう。だが、俺達はフナ広場で遊びたいからこのリヤドに決めたのだ。ここ以外のアクセスの悪いリヤドに泊まるのでは意味がない。それにこのリヤドのレストランではビールが飲めるしな(そっちのほうが部屋の広さよりも俺には重要だ)。

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今日はマラケシュの宮殿を見て回り、夜はタンジール料理を食べに行こうという話になった。宮殿近くにガイドブックに載っている「タンジーヤ」という店がある。そこならきっと「タンジール料理」を食べられるだろう。「タンジール料理」というのは、ガイドブックに載っていたお薦め料理。相方が一度食べてみたいと所望していたのだ。
まずは昼飯。ということで、この昼飯喰うのに時間と労力を使うのは馬鹿らしいとの事でリヤド近くのカフェで。
旧友は相変わらずナポリタン、俺はボロネーゼ、そして相方はラムのサンドイッチ。飲み物はお約束の炭酸水だ。
だいたい、スパゲティが600円程度。相方の頼んだサンドイッチは400円くらい。麺類はお約束で、茹で過ぎていてアルデンテとはなんぞや?といった食感。もう慣れたけどね。ここも今更書くまでもないが、蠅がぶんぶん飛んでいた。

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ということで、食事を適当に済ませ、俺達はまずはバイア宮殿へ。行く途中でモロッコ市民の暮らしぶりとか交通の雰囲気が見て取れる。やっぱりバイクなんだよなー。とにかく埃っぽい。

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ガイドブックの地図を頼りに歩きながら、「タンジーヤ」というレストランを探す。結構あっさり見つかった。これでミッション一つクリア。晩御飯の心配がなくなったからね。

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ということで、本来の目的である宮殿巡り。まずはバディア宮殿。が、残念ながらこの宮殿はもはや跡地といった感じで宮殿らしさが殆ど残っていなかった。なんでも、盗賊とかにお宝等をごっそり持っていかれてしまったから、だとか。まあ、それでもこの宮殿の広さはたっぷりと感じる事が出来る。

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そして、次はバイア宮殿。名前が先ほどの宮殿に似ている。ちなみにこっちの宮殿は現在の国王も使用するとか。別荘みたいな扱いなのかしらね。
入るとまず緑の多さに驚く。モロッコに来て以来、砂埃ばかり味わっていたので、この緑の感じが堪らなく心地よい。さすがに王様利用の宮殿だから緑多めなんだろうな。

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建物は天井のデザインとかが洒落てる。まあ王様が見るんだから、ショボイのを作る訳にはいかないわな、当然の話として。

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バイア宮殿は多分実際に王様が使っているエリアとかは俺達観光客は立ち入り禁止だろうから、実際に見れたエリアはあまりない。それでも久しぶりに味わった木々の感じは大変気持ちよかった。で、宮殿はどちらも入場料は10DH(130円)。
で、ガイドブックに「スパイシー・スーク(胡椒の市場)」とあったので、相方が行きたいという。そこで歩き回ってみるが、ちょっとこれは日本人観光客にはハードルが高い。観光客用の店ではないのだな、これらが。胡椒が樽にそのまま生で盛られている。で、地元民は必要な種類を必要な量だけ買うのだろう。が、こちらは胡椒の種類がとんと判らないし、樽に盛られた胡椒は袋売りとかなのかな。英語が通じるようにも思えないしなあ…

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ということで、一旦リヤドに戻って休憩したりして、「タンジーヤ・レストラン」へ出掛ける。3階の窓際近い席に。席に着いた時はまだ明るかったのだが、段々と陽が落ちてきた。この頃になると窓際の席はカップルで埋まってくる。
とまあ、びっくりしたのだが、夕焼けの色が凄い。なんかCGみたいだ。

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という訳で、料理は当然まず白ワインを注文。そしてタンジール。正直言うと、タンジールという料理が何のかよく判らないまま、モロッコ旅行は終わってしまった。だが、まあ肉のボリュームがなかなか凄い。この店は結構お高めで、このタンジール料理だけでも5,000円くらいした記憶がある(具体的な値段は忘れた)。なので俺達はボトルワインとタンジーヤのみという注文。無論、タンジールにはパンも付いてくるし、クスクス(小麦粉料理)も付いてきた。俺と相方は結構良い感じでお腹一杯になったが、大食漢な旧友は足りたのだろうか?

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食事を終えて、その後はフナ広場を散歩。さすがにもうお腹は膨れてるので特に何か食おうという発想はなかったが。相変わらず屋台や芸人さんが集まっていて活気がある。毎日のようにこのフナ広場ではお祭り騒ぎだ。
音楽(グナワ・ミュージック)を演奏している芸人達を見ていると、後ろからモロッコ人が声を掛けてくる。
「写真撮りたかったら、20DHな」
まったく、チップばっかりだな!

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明日は旧友とは別行動する事を先ほどの食事の時に決めたので、明日はまたスーク(市場)巡りだな。さあ、どうなる事か。それは神のみぞ知る。