Some Were Born To Sing The Blues

Saxとジャズ、ピアノとブルース、ドラムとロックが好きなオッサンの日々の呟き

ヴィンテージは金がかかるぜ

歳を喰って実感するのが、財布の中がカードだらけになるということだ。

これが、キャッシュカードやクレジットカードならまあ、喜ばしい事かもしれないが、そうではない。増えるのはカードはカードでも病院の診察カードだ。

若い頃は、財布の中がこれだけ診察券だらけになるとは思いもしなかった。

整形外科だけで3病院の診察券がある。

まあ、いくら若いつもりでいても、身体は確実に老化してポンコツへ近づいているのだから、仕方ない。というか既にもうだ。

2年程前に首が唐突に痛くなり、家の近くの整形外科に行って診て貰うと首の骨がずれているとの診断。週に3回、首の牽引と電気マッサージを受けろと言われた。

3か月ほど通ったが、ちっとも症状が緩和しない、それどころか悪化した。ついには首の痛みが顎にまで飛び火し、白いご飯も噛めない有様となった。

整形外科にこれ以上通ってもなあ、と思い悩んでいると、相方が職場近くの鍼灸治療院はどうかと勧めて来た。ダメ元で行ってみて、鍼を打ってもらうと、前日まであった顎の痛みがすっかり消え去っていた。普通に白いご飯も食べられるようになった。

それから月イチで、その鍼に通うようになった。正直月イチではあまり医療的な効果はないだろうと思う。一種のリラクゼーションに近い。が、そもそも1回60分以上(下手すると90分くらいかかる)で、料金6千円の鍼理療。仕事も早退しなくてはいけないし、時間的にも金銭的にも月に何度も通える代物ではない。家からも遠い。

が、最近ここ3ヶ月程、肩凝りが酷くなってきた。腰痛も頻繁に起きる。もう、テツローではないが、サイボーグの身体が欲しい心境である。

月イチの鍼では、肩凝りや腰痛にも劇的な効果がある訳ではない(むろん、鍼に通わないよりは通ったほうがベターなのではあろうと思うが…)。

と、相方が家の近くの整骨院が良いという新たな情報を手に入れて来た。10分の整体治療で千円だという。これなら、週に2回通っても、月で8千円程度となる。それに何より家から近いので通うのが楽だ。

で、物は試しと行って診ると(物は試しが多いな、俺の人生)、これが名医であった。こちらが疑問に思う事に対し、懇切丁寧に説明してくれる。俺が思う名医の絶対条件は患者の疑問に余すことなく答える、だと思う。実際の施術も素晴らしかった。

ということで、肩凝りの解消には、週に2回の通院で、まず半年かけて肩の張りをほぐした後に骨盤矯正に移るとのこと。

「何十年もかけて、身体が歪んできたのを1,2回の施術で治る訳ないでしょう」と先生が言っていたが、その通りであると思う。

時間も金も掛かる。仕方ないじゃないか。

クラシックカーやビンテージギターも維持やメンテナンスに金が掛かるだろ、それと一緒。え? 俺の身体はビンテージというよりも、ポンコツだけどな(笑)

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