Some Were Born To Sing The Blues

酒好き(2017年秋に断酒を宣言)、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

スペイン旅行14 2017/10/18 8日目(最終日) ついに帰国

ついに最終日。14時の便で香港を経由して札幌へ帰るのだ。ここ10年、毎年海外へ行っているのだけれど、いつも思う事は同じだ。
「来るまでは長い時間を待つけど、その国についてしまうと、帰るまではあっという間だ」
子供の頃、学校がある日は放課後になるまでが長かった。しかし、楽しい日曜はあっという間に過ぎた。それと一緒。人間、詰まらない時間は長く感じるし、楽しい時間は高速で過ぎていく。
10歳だろうが、50歳だろうがそれは変わらないのだなあ。

最終日は特筆すべき事は何もない。朝食を終えて、パッキングを済ませ、チェックアウト。
そうそう、ちょっと面白かったのが、チェックアウト時に税金を取られる事だ。それはあらかじめ旅行会社から伝えられていたので準備は出来ていた(ジローナのホテルでも税金は払った)。一人一泊1.5ユーロ程度。大した額じゃない。
バルセロナの街ともお別れだ。楽しかったよ。

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ホテルを出たところで、ドアマンに出くわした。彼とは仲良くなって、カタルーニャ独立に対するスペイン人の心情を吐露して貰ったり、ジローナの観光スポットを教えて貰ったりした。
「俺達、今日日本に帰るんだ。色々親切にしてくれてありがとう」と俺が英語で言うと、彼は「大丈夫。近いうちにバルセロナで再会するか、ボクが日本に行くから又会おう」と言って握手してくれた。
勿論、彼が日本に来る訳もなく、俺達が簡単にバルセロナを再訪出来るはずもない。だが、これはホテルのドアマンとツーリストのお約束の別れの挨拶のようなものだ。短い時間だったし、沢山話せた訳ではないが、彼とは良い親交を結べたと思う。

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ここからはもう何もやる事はない。空港までリムジンバスに乗って、そしてバルセロナから香港までの11時間の長旅が待っているだけだ。出国手続きをそうそうに済ませ、免税店で買い物でもしようと思ったのだが、香港行きのエリアは店の数が少なく何もやる事がなかった。2時間近く時間が余った気がするんだけど、どうやって暇潰したのかな。
この下の写真は別のエリアで俺達はもうそこには行けないのだ。確か空港はWi-Fiが使えたから、スマホでネットでもしてたかなあ。

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帰りの飛行機も当然酒は呑まないので結構映画を観たような気がする。帰りの飛行機ほど、詰まらない時間はないよね(行きはまだこれからスペインに行くんだあという高揚感があるからいいんだけど、帰りはテンションダダ下がりだからね)。
今回の飛行機はキャセイである。そのせいで、UNITED系列のマイレージが全然貯まらない。ま、仕方ない。俺達はマイレージを貯める為に旅行に行ってるんじゃないから。

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お約束のたいして美味くもない機内食も載せておこう。これで酒が呑めればまだ我慢できるんだけどなあ(←しつこい)。

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香港の空港ではトランジットの時間が余りなかったので、精々お手洗いと煙草を吸った程度。そして寒い寒い北海道にまた舞い戻って来た。香港は湿度が高く暑かった(10月中旬なのに空港内ではTシャツ一枚でいられたからね)のに対し、北海道はもう冬。新千歳に到着したら、寒さで慌ててライトダウン着たもんな。全く、嫌になるぜ。

ということで、特に帰りはトラブルもなく無事に帰国し、翌日から俺も相方も仕事に出掛けた。翌日が金曜だから休めば良かったのだけれども、相方は仕事を休めなかったし、俺もここで出勤しておかないと社会復帰出来ないという恐れがあった。
そして翌日出社したら、未読メールが750通あったんだけど…(笑)

以下、自分へ買った土産の写真でも載せておく(一部、既にアップして重複している物もあり)。
ジローナの旧市街の土産物屋で買ったTシャツ。今回の一番のお気に入りかな。

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そして見る事が叶わなかったグエル邸の前の土産物屋で買ったTシャツ。俺はTシャツが好きで(基本、一年中、Tシャツ、ジーンズ、ビーサンで過ごしたい人間なのだ)結構持っているが、持っているものは全て海外旅行の時に買ったものだけだ。

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土産物屋、通りの露天で買ったマグネット。冷蔵庫に海外旅行で買ったマグネットを貼るのがお約束だ。

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相方が買った、塩/胡椒入れと爪楊枝入れ。

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帰国して一ヶ月も経たないうちに相方が言った。
「ねえ、来年はどこ行こうか。今考えてるのがね、メキシコ・シティイスタンブールマドリッドの二つなんだけど、どっちが良い?」
気が早いよ(笑)

来年は海外はどこが良いかな。そして春先に宮古島石垣島に行こう。前に貯めたマイレージで行ける筈だし。
ということで、俺達のスペイン/バルセロナ旅行の記事はこれにてお終い。

スペイン旅行13 2017/10/17 7日目 地中海(タラゴナ)とカタルーニャ独立のデモと壺ケバブ(トルコ料理)

スペイン旅行七日目。実質スペイン旅行最終日だ。帰国は翌日だけれども、翌日は昼には空港に行かなくてはいけない。観光や食事が出来るのも今日が最後だ。
今日は相方のリクエストでタラゴナという都市に行く。
朝食を終え、相方のメイクアップが終わるのを待ち、ジローナに行った時のように駅に向かう(renfeという急行電車に乗る為)。
駅に向かう途中で、ガウディ建築の代表格であるカサ・バトリョの前を通ったので、写真に収める。何度見ても美しいな。

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俺はこの世の中で、仲間由紀恵ちゃんが一番美しいと信じている人間なのだが(世間ではそれを仲間由紀恵オタと言う)、その次くらいにサグラダファミリアが来て、さらにその次くらいがカサ・バトリョかもしれない。
駅に電車が入ってくる。ボディにペイントがしてあるのが見えるだろう。こういった電車のボディにいつ、どこで、どうやってスペインの不良どもはペイントしたのだろうか。不思議で仕方ない。

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バルセロナから、タラゴナまでは一時間程度。今回も座る事が出来た。急行電車なので、俺達の乗った駅の次の停車駅がタラゴナ。海が見える。なんというか、電車から海が見えると、テンション上がるよね。それは伊豆の海でも一緒だ。人は基本的に海が好きなんじゃないかと思う。
お昼の12時にタラゴナ到着。さて、どんな街なんだろう。

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相方は、まずなんとかのテラスに行くのだ!と言う。そこで、坂道を昇る。ここも良い感じの通りだ。

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なんとかのテラス(名称は失念した)に行くと、地中海が見える。おお、これは絶景。地中海は旅行二日目に見たけど、ここのほうが断然眺めがいい。やっぱり海は良いなあ…

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ここは観光スポットになっているらしく、観光客多数。気を効かして相方が写真を撮ってくれた。見て判るようにかなり天気が良く、気分は夏のリゾートである。

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タラゴナもやはり世界遺産が沢山ある。なんでもローマ時代に出来た水道橋が有名なんだとか。ただ、その水道橋に行くにはバスに乗らなくてはいけない。タラゴナの中心地にある広場?からバスが出ているという。ということで、その広場を目指して歩き出す。途中に洒落た建物がいくつもあるので、退屈する事はない。

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タラゴナのメインストリートなのかな? よく判らんけど。相方はサグラダファミリアに行く時は相当詳細にスケジュールも決めて、行き方も調べていたのだけれど、こういった思い付きで行く場所の場合はノー・インフォメーションだ。

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ここもやはり並木道があり、みどりが多くて気分が良い。そういや、俺の初恋の女性の名前が【みどり】だった事を今思い出した。みどり、元気かな?
適当に景色を見ながら歩いていると、おっと日本語に遭遇。和食レストランのようだ。それにしても「桜の海」とはどういう意味なのだろうか。なんかの言葉を日本語に直訳したのか。うーむ、判らん。

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さらに進むと、通りがマーケットに変貌した。蚤の市みたいなもんかな。売っているのは、洋服、靴、スカーフ、フライパンなどのキッチン用品など多岐に渡る。ちなみに、鳩も売ってました(笑)

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洋服とかは、サイズ毎に並べるとか、そういったものとは無縁で、ワゴンセールのように服の山が出来ていた。相方が「下着買おうかなー」とか言っていたが、自分のサイズを探すのに苦労しそうで、早々と断念していた。

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噴水に到着。ガイドブックのるるぶを見ると、バスの出る広場まではまだ距離がある。うーむ、ちょっとトイレに行きたくなってきた。俺が海外にいくとトイレとの闘いである。困ったもんだ。

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と、人間の塔があった。なんでも、そのバスの出る広場で人間の塔の大会みたいなもんが毎年開催されるらしい。ここらの人はその塔作りに命を懸けているのだとか。三社祭とかよさこい祭りの為に生きてる人がいるようなものだな。そういう情熱の費やし方は世界共通なんだな。

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途中で「エル コルテ イングレス」(スペインの有名なデパート)があったのでトイレ休憩に寄る。そこで一息ついたら、相方が「水道橋、見なくてもいいよ。もう行くの疲れたし」と言い出した。俺は水道橋はどうでも良かったし、相方が見なくてもいいというのなら、止めるのは全然やぶさかじゃない。
俺は、ガイドブック見ながら「じゃ、考古学の道いくか。そこから、ローマ遺跡とか見られるみたい」と提案。相方も賛成する。それはいいのだが、結構歩いてきたので、「考古学の道」への行き方が判らない。途中で迷ってしまった。
大学生くらいの美女美男カップルが通りでお喋りしていたので、ガイドブックの地図を見せながら声を掛ける。
「俺達が今どこにいるか教えてくれないか。考古学の道へ行きたいんだけど」
どれどれ、と地図をのぞき込む二人。
「もっと大きな地図はないのか?」
「これしかない」と返事すると、男性が地図を指さしながら、「この地図の先の通りに僕たちはいるんだ。で、この道をずっと歩くと、地図のここに繋がる。だから、ずっと真っ直ぐ行けば考古学の道だよ」
「どのくらい掛かる?」「10分くらいだよ」
「ありがとう。良い一日を!」
道を教えて貰い、スペイン人カップルとは別れた。当然の事ながら、これらの会話を俺がスペイン語でやれる筈がない。最初に「英語話せる?」と確認したのだ。もし彼らが英語を話せなかったら、相方にスペイン語でお願いするところだった。
なんで、最初から相方に(スペイン語で)任せなかったかと言うと、相方は極度の方向音痴だからだ。俺は相方のスペイン語はある程度は信用しているが、地図を読む相方への信頼度はマイナス100%だ。
彼らの説明通りに、道をずっと歩くと、無事に考古学の道の入り口にたどり着いた。結構高さもあり、立派だ。

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かすれた看板が年季を感じさせる。

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この、いかにも「城壁」って感じが良いんだよなあ。

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入ってすぐのところにチケット売り場があり、年配の女性に「ドス(二人)」と言うと、「考古学の道だけ? 他の私設も見られる共通券もあるよ」と言われる。相方と時間、値段を確認する。
せっかく来たのだから、全部見て行こうかと決定。考古学の道以外に三つの施設に入場出来るチケットを購入。窓口のおばさんが地図にチェックを付けて、順路をボールペンで書きこんでくれた。
まずは、考古学の道を散歩。向かって右側に城壁が見える。正直言うと、あんまりたいしたことない。時間とお金を節約したい人はパスしてもいいかと。俺と相方はだらだらと散歩するのが好きなので、こういった道は悪くなかったけれども。

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考古学の道はゆっくり歩いても30分も掛からない。すぐに出口。だが、出ると、そこは旧市街。やはり旧市街は良いなあ。こういった街に住んで、ゆっくりサックスでも吹きながら暮らしたい。

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でも、日本でも有形文化財とかに住んでると現状維持とか大変だもんな。昔の建物だから暮らしにくいのは明白だし。そう考えると、やはり暮らすよりも、こうやって訪れるのが丁度いいのかもしれない。

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時間があったら、この街をゆっくり散策したいところなんだが、いかんせん時間があまりないのが残念である。

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そして共通チケットで入れる二つ目の施設。なんだっけかな、名前は忘れた。この辺り、まるでいい加減である。

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入って、おっと思ったのが下の写真。なんでもシルク・ローマ跡。当時はこれが競技場へ続く道だったらしい。今はデッドエンド(行き止まり)だけど。ここは正直あまり見るべきものがなかった。

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次のチケットで入場出来る競技場へ。各入り口入り口で訊かれるのが「何処から来たの?」という質問。「どこの国から来たか、カウントしてるのかもね」と相方と話す。特に確認はしていなかったけど、今回のタラゴナで相方が一番見たかったのは、この競技場じゃないかと思う。

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競技場の先に地中海が見え、景色が良い。ローマ時代の競技場というと、人と人が実際に殺し合うという恐ろしい世界ですな

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競技場を見終わると、使える共通券はあと一カ所。相方が「海が見たい。海に行きたい!」と言う。最後のチケットが使える場所はこの競技場からちょっと距離がある。
先に海を見に行こうか。海は駅の向うだ。それに今日はバルセロナに戻ってグエル邸を見なくてはいけないから、帰りの電車の時間もチェックする必要がある。
海に行く前に駅で時間を確認。グエル邸は20時で閉まる。つまり、(見学する時間を考えると)19時にはバルセロナに戻る必要有り。タラゴナからバルセロナまでは電車で一時間。ということで逆算して、17時半の電車で帰る事にした。
駅員に海への行き方を訊き、ビーチまで。もう10月半ば。ビーチは閑散としていた。それでも泳いでいる人が数人いる。

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相方は「今日は海へ入るつもりだったから、ストッキング穿いてないんだー」と三度も俺に繰り返した。二日目に海に入れなかったのが、よっぽど悔しかったのだろう。

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暑い日差しの中、歩き回って、俺達はへばっていた。海に素足をつけると冷たくて気持ちが良く、非常にリフレッシュ出来た。この時、時間は16時半くらい。二人ともさすがに歩き疲れたのもあって、最後のチケットが使える場所は行かなくてもいいかという事になった。
チケット代が勿体なかったねと相方が言う。まあ、いいじゃないか。こういった予定をコロコロ変えられるのも、自由な縛りの少ない旅行をしている俺達の特権だ。

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「じゃ、電車の時間ギリギリまで海にいよう!」とむしろ喜んでいる相方。相方と話をしていると、その左後ろの方向の砂浜に座っていた女性(多分、スペイン人)がトップレスになっていた。おっ、と思い、なるべくそちらを見ないようにしていた。
相方に「お前の左後ろのほうにいる女性、トップレスだよ」と伝えると「こっちの人ってそういうの、気にしないみたいだねー」と。相方は地中海に入れたのがよっぽど嬉しかったようだ。

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相方が着ているブラウスはバルセロナで買ったもの。「普段、日本で買わないような服買おう!」と買ったのだ。札幌で着る機会はあるのだろうか?
電車の時間も近づいてきたので、駅へ戻る事にする。タラゴナも良い街だった。基本、海外で詰まらない街というのは存在しない。何故なら見た事がない街や行った事のない場所というのは、全てが俺達にとって新鮮で刺激的だからだ。

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電光掲示板で確認すると、17:30発のバルセロナ方面行は6番線から。6番線で待っていると、電車がやってきた。座りたいので急いで乗り込むが席は空いているし、ホームにいた人はあまり乗り込まなかった。そして嫌な予感がしたのが、電車がバルセロナ方面からやってきたんじゃないかという事だ(この辺りが曖昧だった)。
電車に乗り込み、席を確保すると相方が衝撃的な事を言った。
「この電車で合ってるよね。だってタラゴナ来た時、左側に海が見えて、今も左側に海が見えるもんね」
その言葉を聴いた瞬間、俺は間違った電車に乗った事に気づいた。そして、自分が【間違った電車に乗った】という自覚のない相方にも衝撃を受けた。この人の方向音痴は筋金入りである。
まさか同時刻に、反対方面に行く電車が、同じ6番線に来るとは思わなかったよなあ。海外のトラップだ。
仕方ないので、次の駅で降りて、バルセロナへ戻る電車の時間を確認する。次は18:30。バルセロナ到着は20時過ぎだ(いわゆる急行でなく、各駅停車みたいな奴で、来た時よりも時間が掛かる)。
「グエル邸、間に合わないぜ」と俺が言うと、「まあ仕方ないね。別にどうしても行きたかった訳じゃないし」と相方は負け惜しみを言う。帰りの電車を間違えたのは、俺と相方の共同責任だから、どちらかが片方を責めるという事にはならない。
二人で素直に諦めた。そして名も知らぬ小さな駅のホームで電車が来るのを待つ。
「こんな片田舎の駅で電車を待つのも良い経験だよ」と相方が言う。これも一種の負け惜しみだけど、半分くらいは本音だった。
グエル邸に行った日本人は多いだろう。だが、こんな片田舎の駅でのんびり電車を待つ経験をする羽目になる日本人はそうはいない。

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ここで、煙草を吸っていたら、また若い白人男性に「煙草くれ」とねだられた。たかだか8日間のスペイン旅行で4回も煙草をねだられる羽目になった。アジア人は、たかられ易いのかな?
そして電車がやってくる。おー、なんか【世界の車窓から】みたいな景色だ。こういった経験が出来るのも、無計画旅行の賜物かもしれない。

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電車に乗ると、丁度夕焼けが綺麗に見えるタイミングだった。相方は彼女のスマホで写真を撮りまくっていた。

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今度は無事にバルセロナまで到着。が、あんまり深く考えずに適当に出たら、全然見た事ない場所に出てしまった。さすがにホテルの近辺なのは間違いないのだけれども。

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そうやって歩いていると、やたらと人の通りが多い事に気づく。相方と「いつもより人通りが多くないか」「多いと思う」という遣り取りをする。カタルーニャの旗を肩に掛けている人達もいる。
「あ、もしかして、これ今からデモやるんじゃない?」
「行ってみるか」
人の流れについていっていると、なんと「カタルーニャ独立のデモ」の最中だった。

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とにかく凄い人混みだ。札幌に来て以来、東京の喧騒と無縁だった俺だが、久しぶりに「大量の人」を見た気がした。

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どうやらTVとか新聞社とかの撮影用のヘリが空中を飛んでいるらしく、ヘリが近づくとブーイングが凄い。そして右翼の街宣車のような物の上で演説をする人(何者かは当然判らない)。彼がアジると集まった集団も気勢を上げた。

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これだけの集団近くまで俺達アジア人が行けて、こんな写真を撮れる程度なので、危険な香りはしない。デモも武力的な雰囲気は微塵もなく、どちらかというとイベントに近いかもしれない。
老若男女いたが、「やったるぜー」というよりも「自分達が参加するのは当然の義務である」といった風情だった。

電車を乗り間違え、出口を気にしなかったお蔭で、俺達は「カタルーニャ独立のデモ」を間近で見る事が出来た。グエル邸を見る事は来年でも可能だ。だが、デモはそういう訳にはいかない。
俺達は「グエル邸見学の代りにデモに遭遇する」という得難い経験をする事になった。
一旦ホテルに戻り(荷物を置くのと休憩の為)、部屋へ行こうとすると、エレベーターでホテルスタッフの女性と一緒になった。
「デモやってるみたいだね」
「あんなものはなんでもありません(That's Nothing)」と女性は淡々と言う。興味がないというよりも、観光客に余計な心配を与えない為なのかなと思ったりした。
時間はもう9時を回っている。相方に何を食べたいか問うと特に希望はないらしい。俺はランブラス通り(8月にテロのあった通り。昨日散策したところ)にトルコ料理屋がある事を思い出した。
多分だけど、相方が一番好きな海外の料理はトルコ料理、それも壺ケバブなのだ。ただし、肉はラムでなくてはいけない。
俺達はランブラス通りのトルコ料理屋に行く。

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ここはどちらかというと、トルコ料理のファストフード的な感じの店だった。相方はトルコが大好き人間なので(なんでも小学生の時からイスタンブールに行きたかったのだとか。それが実現するのが、40歳過ぎてからなのだから、人生というのは判らないものだなあ)、内装を見て喜んでいた。

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相方の注文はラムのケバブ(肉料理の意味だな)。俺も別のを頼んだが、撮った写真がピンボケなので写真は割愛。

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料理はまあまあ。良くも悪くもないと言った感じ。トルコ料理に関しては、2010年にカッパドキアで食べた壺ケバブがベストで、残念ながらそれを超えるトルコ料理に遭遇した事がない。
いつかあの味を超えるものに出遭えるのだろうか? ちなみに壺ケバブは以下の写真。

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ラム肉が壺に入って焼かれている。当然蓋が付いているのだが、それを店のスタッフが客の前で割ってくれる。中身はこんな感じ。

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食事を終え、暫く夜のランブラス通りを散歩した。夜もこの通りは元気だった。変わらず警察官が立っていたけど。
スペインの夜も今日で終わりだ。楽しかった。カタルーニャ広場の噴水の前で撮影。相も変わらず、相方の撮影はピンボケだ。夜の撮影は難しいけどね。

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そして、ほぼ毎日通ったカタルーニャ広場近くの交差点。

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なんで撮ったのかよく判らないけど、スペイン最後の夜に撮った風景画なので記念に載せておこう。

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スペイン最後の夜も、ホテルに戻る前の一番最後の作業は、24時間スーパーで炭酸水を買って帰る事だ。

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相方が「あのアジア人毎晩炭酸水買ってるなーって、店の人に顔覚えられちゃったんじゃない?」と言う。それはどうかな。バルセロナなんて日本人多いしな。
でも、ここで炭酸水を買うのが最後というのもやはり寂しいものだな。
ホテルに戻り、風呂に入って就寝した。酒を呑まないと早寝早起きになるね、悲しい事だけれど。

さあ、まだまだスペインにいたいが、明日は日本に帰国だ。

スペイン旅行12 2017/10/16 6日目 バルセロナ、ランブラス通り散策とベトナム料理

スペイン旅行六日目。田舎町、ジローナを後にして、またバルセロナへ戻るのである。
昨日と同じようなトースト、ハムエッグ、珈琲の朝食を終えて、バルセロナへ戻る準備をする。ここジローナではTシャツくらいしか買っていないので、特にスーツケースのパッキングに困る事もなく。
ジローナからバルセロナに戻る電車は大体一時間に一本しかない(ネットで相方が調べた)。ジローナの駅は何もないのが判っているので、駅で待ちぼうけも辛い。昨日、駅まで歩いた。徒歩で10分程度なのだから、タクシーならもっと早い。ということで、適当なタイミングでホテルのフロントにタクシーを呼んで貰う。
時間は午前10時半くらい。
ジローナの駅に到着。

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チケットはいつものように、窓口で相方に買って貰う。それにつけても何もない駅なので暇つぶしに困ってしまう。電車が来るまで20分程余る。駅の構内にはカフェがある。日本で言うと、駅の立ち食い蕎麦みたいな位置づけだな。
相方に珈琲でも飲んで待つかと尋ねたが、要らないとの答え。俺も珈琲はホテルの朝食で大量に飲んだ。今は珈琲って気分でもない。

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ジローナの駅は物凄く変わっていて、改札口がない。窓口でバルセロナ行きのチケットを買った後、そのままホームまでノーチェックで行けるのだ。

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となると、物凄く単純な疑問として、キセルし放題なんじゃないか? 相方と交互にお手洗いに行って戻ってくると、相方が言う。「買ったチケット、ここでチェックするみたい。みんなここに切符入れてた」

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え? 驚いたが、取りあえずチケットを入れてチェックを済ませた。だけど、このマシンにチケットを通す事に何の意味があるのだろう? 俺達は確かにバルセロナまでのチケットを買った。そして後の話になるが、車内で車掌の検札もあった。このマシンでチェックして貰う必然性は何だ?
電車の到着まで五分を切ったので、ホームに向かう。相方が「線路とホームの高さに差がない!」と驚いていた。確かに日本のホームに比べると、段差が少ない。てことは、電車が高さがあるから、荷物とかある時、乗るのが大変という事だ。日本の電車の線路がホームに比べて圧倒的に深い位置になっているのはそういった乗客の利便性とかも考えているからなのかな? だとしたら、日本のホスピタリティの精神は素晴らしいものだと言わざるを得ないが。

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反対側のホームに電車が到着した。それはいいのだが、この落書きは一体なんだ? いつどこでこういった落書きをするのだ。なんというか、お国柄を感じる。さすがに日本では、悪ガキ達も電車のボディに落書きはしない。

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電車はほぼ定刻通りに到着。電車はちょっと混んでいたが、それでも無事座れた。一時間ちょっとでバルセロナへ帰還。スーツケースをゴロゴロ転がしながら、また同じホテルのフロントへ。時間はまだお昼の1時前だ。チェックイン出来るのは3時だろう。ということで、荷物を預かって貰って、3時過ぎにホテルにまた戻る予定。

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この時、このホテルで過ごした部屋の窓の外の景色が非常に残念だった事を思い出した。駄目元で俺はフロントスタッフに言った。
「もし可能なら、通りに面した部屋を準備して欲しい」
スタッフは俺達の予約内容を確認して言った。
「貴方達の予約は【ダブルベッド】となっていますので…(通りに面した部屋は無理)」
俺は頷いた。通りの部屋は大抵全窓で広くて立派。という事は必然的に部屋も広い。スリーベッド以上とかの家族用の部屋なんだよな、通りに面した部屋は。

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チェックインまで時間がある。相方とカタルーニャ広場から先のランブラス通りを歩く事にした。こちらのほうは旧市街があったりして色々楽しめるようだ。また、このランブラス通りは、テロがあった場所でもある。相方が「テロの後どうなったのかな」と非常に気にしていたのだ。
下の写真がランブラス通りのスタート地点。パトカーがある。相方が「やっぱりテロがあったから、パトカーが常駐してんのかな」と気にする。確かに、パトカーの周りに数人警官がいたがあまりピリピリした様子はない。テロが起きたのは8月。既に2ヶ月過ぎた。街には平和が戻ってきているのだろうか。

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通りを歩くと、とにかく土産物を扱う店やオープンカフェ、花屋さんなどが多数。散歩しているだけで楽しめる。ここで相方はスペイン語の先生(メキシコ人)にバッグを買っていた。俺はバンドのメンバーなどにバルセロナのチョコを買ったり。

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こういった建物とか見ると、やはりヨーロッパは歴史があるなあとつくづく感じる。俺が一番好きな国はアメリカなんだけど、アメリカなんてスペインに比べたら、まだまだ小僧っ子だね(歴史の深みが違う)。

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下の写真のような売店が何軒もある。売っているものはどこも似たり寄ったり。都市名がでかく書いてあるセンスの欠片もないTシャツとかバッグ、あとはお約束のマグネットに絵葉書とか。日常雑貨(飲物、ガム、煙草とか)もあるから、コンビニ兼土産屋といった感じだろうか。

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ランブラス通りも、やはり通りに沿って木が植えてあるようで非常に気分が良くなる。木々に囲まれているメインストリートなんて最高だよな。日本だと大都市でこういった整備は見た記憶がない。大抵、コンクリートジャングルというのがお決まりだ。

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CD屋っぽい店を発見したので寄ってみる。海外に行く度に楽器屋があると必ず寄るのだ。だが、今回は楽器屋さんには遭遇しなかった。代りにスペインのCDでも土産に買って帰ろうかな、そんな気分だった。

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入ってみると、楽譜とかを扱っている店だった。日本語で書かれた譜面が何冊も(クラシックギター教本だった)あって驚いた。残念ながら、CDとかは殆ど置いてなかった。
なんとかセンターという建物(詳細は覚えていない)の入り口にあった馬鹿でかい王様?の像。相方の身長が160センチ前後なので、その像の大きさがよく判るかと思う。

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通りには花屋さんも多数。やはり花というのは世界共通で素晴らしい物だな。相方が「花買いたいなぁ」と呟いていた。スペインの花って事で欲しくなるのは判るけど、持って帰れないものね。

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相方が「あ! 市場だよ。寄って行こう!」と素っ頓狂な声を上げた。市場ってなんかそれだけで面白そうだよねえ。

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早速中に入る。肉屋がある。肉が裸でぶら下がっている。凄い迫力だ。市場自体は結構広いけれども、やはり店の種類はそれほど多くない。同じようなものを扱っている店が多い。アメ横みたいなもんだな。市場ってのは世界どこでもそういうものかもしれない。

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ここは、地元の人達の買い物、食事の場であるのは明白なのだが、やはり観光客もターゲットにしているのか、観光客っぽい人も多数いる。驚いたのが、こんな混雑した中、スーツケースを転がして歩いている若い女性が多い。コロコロ転がしているのは中国の人が多い。

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市場の中はレストランともバーともつかない食事処もいくつもある。ここで美味そうな肴を食べながらビールやワインを楽しむ人達を眺める。俺達は朝食でお腹いっぱいだから、食事という選択肢はない。そしてここで酒を呑むという選択肢(というか権利)も俺にはない。悲しい。

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お総菜やさんみたいな店で相方が「これ食べたい!」と買い食い。日本で言うところの肉屋さんがコロッケ、メンチ、鶏唐とか一個単位で売っているだろう、あんな感じ。相方はアボカドの乗ったコロッケ(みたいなもの)を買った。その場で食す。美味い。コロッケに近いなあ、やっぱり。実際は何が入っているのかはよく判らなかった。

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相方が店のおじさんに「写真撮ってもいい?」と訊く。許可を貰ったので写真を撮る。いい笑顔だ。

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当然、魚屋さんもある。が、日本と違って、魚が裸でそのまま置いてある。すげえなあ。今日もバルセロナの気温は高く、Tシャツ一枚で過ごせる気候なんだけど。傷んだりしないのかなぁ。

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そして相方の大好きなフルーツを売っている店。カットフルーツや野菜ジュースが売っている。3ユーロくらいだったかな。相方は苺ジュースを買って飲んでいた。

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アイス屋さんもあったりして。彩りが綺麗で目で楽しめるね。さすがにアイスは買わなかったけれども。店のおばちゃん達も客引きを頑張っていた。

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この市場で、オリーブオイルや胡椒とかを売っていたので、友人への土産としていくつか購入した。オリーブオイルのボトルは表にガウディのデザイン画が描かれていたりして土産としては最適だった。値段も一つ5ユーロくらいだった。写真は撮り忘れた。
下はコンパクトな八百屋さん。ここで野菜を買っている女性がいた。主婦は買い物大変だな。

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この市場で驚いたのは、こんな日常生活感溢れる中でキスして抱擁しているカップルがいた事だ。何もこんなとこでラブシーン演じる必要ねえだろ。呆れた。当然、写真はない。
市場を出ると、何か白いものが視界に入って来た。おっと、マリリン・モンローじゃねえか。

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エロティック博物館とあるから、日本でいうと熱海のほうにある秘宝館みたいな奴かな。入ってみれば良かった。ちなみにこのマリリンのコスプレしてる人、男なので要注意。
時々、近代的な建物の隙間から、歴史の遺物みたいな建造物が見えたりする。こういったのもバルセロナの楽しさの一つかも。

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下の建物は多分だけど「扇子屋」さんだ。スペインはフラメンコ文化があるせいか、扇子がよく売っていた。

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そして、洒落たデザインのこれが「ミロのモザイク画」。人が沢山歩いているので、観光客が誰もいない状態はあり得ない。

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絵も当然売っている。相方は「絵、欲しいけど持って帰るのがなあ…」と残念がっていた。俺達のスーツケースに仕舞って持って帰ると、皺だらけになるのは避けようがない。機内持ち込みにするのも手間である。無念だ。

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さらに散策を進めると、おっとまたもやガウディ建築。「グエル邸」である。なんでもグエルさんがガウディに別宅の建築を依頼したら、気に入ってしまって、こっちが本宅扱いになったのだとか。

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喜び勇んで入り口を探すと、やけに閑散としている。あ、チケット売り場が閉まっていて「月曜休館日」と書かれていた。今日は月曜。しまった、タイミング悪かったなあ。俺達がバルセロナ観光出来るのは実質明日で終わり。明後日はお昼の便で日本に帰らなくてはいけないのだ。相方と「グエル邸は明日来よう」と決める。
下の画像が「グエル邸」の外観だ。立派なものである。

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時間も3時半を回った。ホテルのチェックイン可能だ。ということで、ホテルに戻る。
部屋に入ってみると、明るい。前回泊まった時は窓の外が向かいの部屋に面していて暗かった。カーテンを開けてみる。おお、ちゃんと外の景色が見えるではないか。

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通りに面した大きい部屋と比べたら、最高の景色という訳にはいかないが、それでも前回よりもずっと良い。やはり部屋からの景色は大事だよね。下は窓からの景色。

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ホテルのフロントに通りに面した部屋をリクエストした事が功を奏したようだ。この部屋は勿論二人用の部屋だ。だが、前回よりも部屋のグレードが良い。ということはやはりフロントに要求したのが正解だったのだ。意思表示は大事だ。
「白人とかは色々要求するけど、日本人は文句言わないからね。ホテルからしたら扱い易い客なんだよね」
相方の意見に納得する俺。これからは、ホテルとかでも駄目元で言ってみよう。
バスルームを覗くと、こちらもアップしている。前回はシャワーだけだったのが、今回の部屋はバスタブも付いている。バスタブに湯を張ってゆっくり風呂に入れると疲れが取れるからね。これも良かった。しかし、ジローナのホテルと同じく、硝子の衝立が半分しか付いていないんだが。案の定、夜シャワーを浴びると、洗面所が水浸しになった(笑)

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それから、部屋でちょっと休んだりして晩御飯に行こうとなった。俺達はランチを摂らないので夜の6時過ぎには空腹になってくる。今回はどうしようかとなった。相方が「バルセロナにはフォーが食べられる店があるみたい。そこ行こう」と言う。ガイドブックの地図を確認すると、旧市街の和食レストランの横にベトナム料理店があるようだ。
俺もフォーは大好きなので、これは好都合。

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夜のバルセロナ、そして旧市街。雰囲気が良いのだよなあ。夜のスペインてだけでなんか有難み度合が上がる気がする。

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大して遠くないし、判り易い道のはずなのだが、俺達は迷った。迷った最大の理由が、目印にしていた和食レストランがどうやら潰れていたからだ。まさかバルセロナで和食レストランて流行らないのか?
下の写真はベトナム料理店を探しながら彷徨った時に撮った写真。無論、前を歩いていた女性二人組が素敵だったからシャッターを切ったのは言を待たない。

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と、迷っているとカテドラル(大聖堂)の前に出た。ここも凄い迫力。ただ、バルセロナでは大聖堂よりもガウディ建築に目がいってしまうのでね。どうしたって、こういったものって絶対的な評価よりも相対的な評価になってしまうから。

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無事、ベトナム料理屋に到着。アシュトン・カッチャー似のイケメン店員が席に案内してくれる。

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店内がベトナムチックで楽しい気分になる。スペインでいきなりの東南アジアテイスト。悪くない。

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何故か、人力車みたいなものも置いてある。ベトナムってこんなの走ってたっけ? ベトナムは2013年にカンボジアに行く途中で二泊だけした。そして記憶が道路を疾走する大量の原付バイクしかない。

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相方とそれぞれ麺を頼むにして、サイドメニューで春巻きを頼もうと相談する。メニューを見ると「SPRING ROLL」とある。お、春巻きだ。これはいいね。ん? 「SUMMER ROLL」って何だ? 判らないので、それぞれ一品ずつ頼む事にする。
「大丈夫かな?(SUMMER ROLLって何?)」と相方が心配する。「食えないようなものは出ないだろ」と俺。
相方の好きなバインセオも注文。バインセオはベトナム版お好み焼きみたいなもの。肉ともやしを玉子で包んだもの。

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春巻きが来た。おお、これだよ、これ。

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そして、「SUMMER ROLL」も来た。そういう事ね。揚げ春巻きのことだったのか。判ってみれば、大した謎かけじゃなかった。

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相方が注文したもの。名前は忘れてしまった。

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そして、俺が注文したフォーは写真を撮り忘れてしまった。ここの料理は全て美味しかった。昨日食べたジローナの「UDON」が正直誉められた味じゃないのに比べれば、今日の晩御飯は上出来だった。
ここはトータルで45ユーロくらいだったかな。とにかくバルセロナは晩飯に金が掛かる。
食事が終わったが、時間もまだ遅くないので、夜のバルセロナを散歩する事にした。散歩の良い点は金が掛からないという事だな(笑)

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旧市街では、何故か金属物を叩いているような音がする。何かと思って音の発生場所まで行ってみると、普通のアパートのベランダで男性がフライパンの底をスプーンで叩いていた。すると、それに呼応するかのように他の部屋でも食器を叩く音が追従する。これはカタルーニャ独立をアジテートしているのだという事が雰囲気で判った。
正直、独立騒ぎの最中にスペイン旅行がぶち当たってどうなるかと思ったが、結果としてこのタイミングで来て良かった。

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この下の画像は大聖堂前の大広場。名前があるのかもしれないが、調べていないので判らない。名前なんかなんだっていいじゃないか。この場所が素敵な事にかわりはないのだから。

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通りを歩いていると、凄い電飾の人に遭遇。日本で言うところのチンドン屋さんみたいなもんかな。店の宣伝マンだ。

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ホテルに帰る途中で見つけた窓が赤い建物。ホテルかな? なんでこんな赤いんだろう。ちょっと怖い。

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相方と明日の予定を確認する。相方はスペインに来る前から、モンセラットかタラゴナのどちらかに行きたいと言っていたのだ。モンセラットは山(洞窟)で、タラゴナは海。どちらも相方の大好きな世界遺産がある。
「もう疲れてきちゃったし、モンセラットは辛いなあ。それに地中海見たいから、タラゴナがいいかなあ」
俺は【金は出すけど口出すな】の立場の人間だ。了解した。

明日は実質スペイン最後の観光日。じゃ、タラゴナに行って海に行くか。そして夜には戻ってきてグエル邸を観よう。

スペイン旅行11 2017/10/15 5日目 ジローナのカフェでのんびりし、夜はうどんを食す

スペイン旅行五日目。そして、ジローナ滞在二日目。
酒を呑まないせいか、朝自然と目が覚める(これは非常に良い事である)。7時半くらいに起きて、ホテルの外へ出る。煙草を吸う為だ。このジローナのホテルも部屋に灰皿はない。館内は禁煙だ。
相方のメイクが終わるまで、時間が余って暇なのである。
ホテル内にあるレストランで朝食。勿論、ビュッフェスタイルだ。レストランに入ると、ホール担当のおばちゃんがオレンジジュースを手渡してくれる。
ここのホテルはバルセロナのホテルに比べて、残念ながら朝食メニューにサラダがない。また、珈琲も沸かし立てを注いでくれるのではなく、コーヒーメーカーにポーションを入れるタイプの奴。ま、ホテルの規模が違うからな、これは仕方ない。

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朝食を終えて、相方とジローナ旧市街の散歩に出掛ける。昨日、ほぼ廻ってしまったが、もしかして見逃した場所もあるかもしれない。というか、他に行くところがないのだから、選択肢はないのだ。
朝のジローナの様子。

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そして下は橋から撮った逆側の様子。こちら側はあまりガイドブックとかに乗っていない風景なので、若干珍しいかも。

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カテドラル(大聖堂)は昨日行ったから、あえてカテドラルへ通じる道じゃない別の道を進んでみる。階段が多い。階段がここまで多い旧市街は初めてかもしれない。

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坂道をのんびり進んで行くと、光が見える。お、広い場所へ出るのかな。このジローナの旧市街は狭いから、地図とかも正直要らない。スペインの旧市街はどこも小さいから、あまり迷うという事とは無縁な気がする。

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さらに進むとまた階段。まだ動き出したばかりだから、元気なので好都合。これが夕方とかだと、いい加減疲れてきて、しんどかったかもしれない。

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こういった細い道もあるんだよなあ。石壁に挟まれて歩いていると、何やら女性の叫び声が聞こえてきた。相方と顔を見合わせ、「何か事件かな?」と首を傾げる。

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道を進むと、女性の金切り声はさらに大きくなる。そして男性の叫び返すような声。勿論、スペイン語だから、何を言っているかは判らない。だが、こういったのって、ニュアンスとか雰囲気で判るよね。
そう、夫婦喧嘩だ。
細い路地を抜けると、アパートらしき建物の前に出た。夫婦喧嘩の声はこのアパートからだった。物凄く大きい。普通にアパートの外にいる俺達に筒抜けである。
「スペイン人てさ、こんな人に聴こえるような大声で夫婦喧嘩するんだね」俺と相方は驚いた。俺自身、過去に女性と大声で喧嘩をした事などないから(少なくとも、建物の外に聴こえるようなヴォリュームで)、非常に稀有な経験だった。

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このアパートの2階にチェックの服(パジャマかな?)を着ている女性の姿が見えるだろう。この女性は、夫婦喧嘩の声を聴いて、ベランダから出て来たのであった。さすがにスペインでも外に聴こえるような夫婦喧嘩(痴話喧嘩)は珍しかったのか。
さらに道を進む。相方と適当に「右行く? 左にする?」みたいな感じで。

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道が二股に分かれているところで、石像らしきものに遭遇。なかなか良く出来ている。街にこんな石像が設置してある辺りが旧市街だなあ、と。雰囲気が良いのだよな。

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そしてまた坂だ。坂が多いなあ。やはり坂の景色は他の観光客にも受けるのか、写真を撮っている人が結構いる。

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実際の坂を正面から撮ったのが、こちら。

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この街に住んでいたら、結構良い運動になるかもね。ちなみに相方はこういった坂の上にある旧市街のホテルに泊まろうとしたのだが、旅行会社の人に「スーツケースを運ぶ事を考えたらお薦めしません」と否定されたのだとか。旅行会社、グッジョブである。こんな坂をスーツケース持って運ぶのは自殺行為だ(笑)
この旧市街は本当に「坂の街」と呼びたいくらいだ。

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相方がガイドブックを確認しながら「ユダヤ博物館があるらしいよ」と言ってくる。地図を頼りに博物館を探す。後で知ったが、俺達は無意識のうちに「ユダヤ人街」を歩いていたようだ。
ユダヤ博物館」に到着。このトンネルの向うに人がいるが、あの人達はツアーガイドに連れられている団体客だ。

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正直、ユダヤ文化に特に興味がある訳ではないが、他に見る物もないので「せっかくだから、寄っていくか」程度の気分である。

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入場料は確か8ユーロくらいだったかなあ。ネットで調べれば判る事だが、このBlogはそもそもそういった情報発信のつもりじゃないので、このまま進める。
入るとよく出来た塑像が。

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当然、ユダヤ博物館には音声ガイドもないし、日本語のパンフレットとかの便利なものはない。あるのは大量に羅列されたスペイン語と英語の説明資料のみだ。
下の画像は石板?に掘られた文字を復刻させたものらしい(らしいというのは、あくまでも俺の勘だからだ。ま、間違ってはいないだろう)。問題は復刻されたスペイン語がびた一文理解出来ないという事だが。

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相方は頑張ってスペイン語を読んでいる。そもそも、ユダヤ文化/歴史に関しての基礎知識が俺達は皆無だ。だが、ここのスペイン語解読作業は相方にとって、結構楽しい作業だったようだ。
「うーんと、この単語の意味は***だな。ってことは、『この建物は19**年に???の為に建造され…』???って単語が判らないなあ」相方の知らないスペイン語の単語が出てくる。そこで俺が答えを言ってやる。???は@@@という意味だよ、と。
勿論俺はスペイン語は判らないが、スペイン語の横に英語で同じ内容が書かれている。結果としてこの博物館は相方のスペイン語の勉強に利用したようなものだ。相方の英語力は中学生英語レベル未満なので、彼女の中ではスペイン語>英語なのだ。多分、英語の説明を読むより、スペイン語のそれを読むほうが楽なのかもしれない。
また、せっかくスペイン語を習っているのだから、そこで英語に逃げるのが悔しいという部分もきっとあるだろう。

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博物館を順路通りに進むと、中庭に出た。おっと、こんなところで憩いの場所に遭遇。良いねえ。

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なんかよく判らないオブジェもある。時計かなと思ったが特に確認はせず。この辺りもかなり適当な俺達である。

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ユダヤ博物館を出ると、昨日の大聖堂に続く細い道(しかし、これがジローナ旧市街のメインストリート)へ。相方が土産物屋さんに寄りたがったからだ。
友人や自分自身へのお土産を物色したかったらしい。

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俺と相方は小皿とか見ながら、「これ、トルコの絵皿じゃない?」と思ったが、果たしてスペインでトルコの皿が売っているのかどうか。それに俺達はスペインの小皿の事、知ってる訳じゃない。もしかすると、ヨーロッパで流通している皿とかには共通的なデザインがあるのかも?

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相方は、グエル公園で見たトカゲの小物や塩/胡椒入、爪楊枝入れを買っていた。それぞれ7~8ユーロ前後だったろうか。
日本で塩、胡椒入れがテーブルに常駐している家庭というのはあまりないだろう。うちにはテーブルに、塩/胡椒入れ、爪楊枝入れが置かれている。塩、胡椒は中身は空だ。テーブルの上に置物があるようなものだな。

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この塩と胡椒の入れ物は、抱き合う事が可能(笑) キスしてるみたいだな。

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相方はこれをいたく気に入って、札幌で出来た新しい友人にも同じものを土産としてプレゼントしていた。
ジローナで買えるもの、買うべきものも買い終わったので、土産物屋を出る。俺はジローナとバルセロナのマグネットを二つ購入した。

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道には短いトンネルがあり、そこには洒落た絵が描かれている。こういったものは気付かずに通り過ぎる事もあるのだろうな。

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歩いていると、時々、これは何だろうなと思うものに遭遇する。下のオブジェがそう。何かちゃんとした理由があるのだろうけど、そういったものを一切調べないので、謎は謎のままである。ま、知ったところで人生変わるようなものではないので、特に良いのだ。

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適当に歩いていると、カフェの前に出た。カフェの上に「Si」という文字が見えるだろう。[Si」とは英語のイエスの意味。これは「カタルーニャ、独立イエス」つまり、「独立賛成」の意を表している。

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旧市街からホテルまでが近いので、土産物を置きに一旦ホテルに戻る。相方とどうするか相談する。もう旧市街は行くべきところは行ってしまった。
「じゃ、ものは試しにジローナの駅のほうに行ってみようか」
ホテルのフロントに駅までの道を教えて貰い、ジローナ駅を目指して歩き出す。徒歩で10分程度と言われたので、安心する。ただし、日差しは滅茶苦茶強くて、日本だと夏くらいの感じだろう。

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またまた、駅へ行く途中でスペインのオッサンに煙草をねだられた。相方が「なんで貴方はそんなに煙草ねだられるんだろうね」と不思議がる。やっぱりアジア人は貰い易いと思われてんのかな?
10分も歩くと、駅に到着。荷物さえなければ楽勝の距離だ。ただ、スーツケースがある場合は、やっぱりしんどいよね。

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駅の周りを歩き回ったが、何もない。日本の経験則で駅前は栄えている、というイメージがあったが、それはあくまでも日本での話だ。そしてスペインでもジローナという田舎の市の駅近辺なんてまったくゴーストタウン並だ。殆ど店がない。
「当てが外れたねー」「何にもないねー」
相方と愚痴りながら、駅近辺を歩く。すると、レストランを発見!(と言っても俺達は腹減ってないんだけどね)

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お、日本食レストランではないか。こんな田舎の駅に日本食レストランが。驚きである。

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近寄ってみると、入り口の窓ガラスのところにメニューが貼ってある。どれどれ、俺達は内容を確認。

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これだけの内容で10ユーロだったら、結構安いんではなかろうか。atunとはマグロの意だ。しかし、makiとかsurimiってスペイン人に通じるのかな?
さらに歩いてみると、別の日本食レストラン。凄いなあ。半径300メートル内に二軒もある。バルセロナですら、日本食レストランは見かけなかったのに。

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やっぱり、日本=東京のイメージかね、しかし。

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さらに駅の先へ歩いてみると、林が見える。写真中央にある銀色のオブジェの正体は不明。

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「あの木が沢山あるとこ、公園とかじゃないかな。行ってみよう」
行ってみると、雰囲気の良さげなオープンカフェ発見。相方がお手洗いに行きたいとの事で、ここでカフェタイム。

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正直、ジローナ駅周辺に何もない事は判明したし、特にやる事もない。電車に乗って何処かへ遊びに行く手もあるが、下調べも何もしていない。そして俺達も特に何かしようという意識もなかった。
これは、ここでゆっくり休憩だな。特に相方と確認した訳じゃないけど二人の考えが一致したようだった。

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俺達は気持ちの良い風に吹かれながら、たわいもないお喋りに興じた。話した事は、相方の東京時代の仕事のことなど。何もスペインでわざわざ話すような題材でもない。でも、それがいいのだ。変にあくせく慌てるでもなく、のんびりとゆっくりと珈琲を飲みながら、スペインの片田舎のカフェで時間を過ごす。
ある意味、観光名所を巡るのに優るとも劣らない贅沢な時間だと思う。

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このカフェで俺達は一時間ほど、時間を費やした。旅行前半、バルセロナ観光で色々動いたからな。こういった休憩タイムも必要だ。
そして、またホテルへ戻る。それにしても、ああいった建物に絵を描くとは凄いな。どうやって描いたのだろう。

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ジローナの旧市街まで戻って来たので記念撮影。それにしても、隣に写っているおじさん、ずっと街を眺めていたなあ。

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夜、ホテルで飲む水を求めてスーパーに行く。このスーパーにはアルコールも沢山売っていて、「ああ、ビールだなあ」とビール横目に炭酸水を買う。まだまだ、煩悩は抜けない。

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ホテルに戻って来たのが、夕方の6時くらい。相方と晩御飯の相談。相方は昨日行ったメキシカン・レストラン以外に、パエリアが美味い店も調べていた。だが、さすがに疲れやその他から、もっとあっさりしたものを食べたくなったらしい。
「うどん屋さんあったよね。そこ行きたいな」
ホテルから徒歩3分のところに「UDON」というレストランがある事は昨日のうちに判明していた。この店はバルセロナでも見たので、チェーン店なのだろう。
俺もうどんを喰う事に異論はない。20時になるまで待って(夜の部の開店が20時なのだ)、店に行く。それまで、ホテルでベッドに寝っ転がって、Wi-Fiでネットをして時間を潰す。本当は俺は海外でネットはしたくないのだ。せっかくの海外に来てるのに日本の情報とかあまり見たくないから。だからいつもは文庫本を持参するのだけれども、今回は持ってくるのを忘れてしまったので仕方ない。

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「UDON」はヌードル・バーとある。酒飲みながらうどん喰うのだな。

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メニューを見ると、結構美味そうな雰囲気。それに店名はUDONだが、蕎麦もラーメンもサイドメニューもある。しかし、UDONよりRAMENのほうが海外では有名なのじゃないのかな。スペインでは違うのだろうか。
スペインで見かけた数少ない日本語(笑)

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餃子がメニューにあったので、それも注文する。

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海苔巻き。これ、上に載ってるのはチキンだったかな。天むす的な雰囲気な料理だったかな。

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そして、相方が注文した「鍋焼きうどん」。え? これが鍋焼きうどん? 一瞬びっくりしたが、すぐに俺達はそれを受け入れた。

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次は、俺の注文した「味噌ラーメン」。え? これが味噌ラーメン? 謎だ。だが、俺達はすぐにそれを受け入れた。

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ラーメン、うどん共に13ユーロくらい。1,800円だ、それぞれ。高級料理だな。
ちなみに味は、日本の立ち食い蕎麦屋さんのうどんやラーメンを3割くらい不味くした感じ(笑) うどんの汁は、スーパーで売っている汁の素と水の割合を間違えて濃くした感じ。味噌ラーメンは味噌の味が殆どしなかった。
はっきり言って、高いし不味い。だが、ここはスペイン。日本の味や値段の常識が通用しない。それが海外だ。
「日本の蕎麦やうどんをスペインでやったら流行るんじゃないかなー」と相方。
「いや、そういった本物が受けるとは限らないぞ。アメリカでカリフォルニア・ロールが流行ったり、日本でナポリタンが市民権を得たりしてるんだ。スペインではこういった麺がスタンダードなのかも」
真相は判らないけどね。あと、この店のホール担当の金髪白人の女性が恐ろしく可愛かったので、この店に来て良かった。ただ残念ながら写真は撮っていない。相方の目の前で綺麗で若い女性の写真を撮る事なぞ、言うまでもなく不可能である。

食事を終え、夜の街を歩いていると、「24H MARKET」という表示があったので行ってみると、自動販売機だった。それにしても、なんでこんなに落書きするのだろうか?

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時間がまだ早いので(夜の10時くらい)、夜の旧市街を散歩する事にした。明日はバルセロナに戻るのだから。

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カテドラル(大聖堂)の前に行ってみると、人はまばら。思ったよりも人が少なかった。それでも若者達がたむろっていたり、恋人同士が愛の語らいをしていたり。そこは日本もスペインも同じだ。こんな場所で夜の大聖堂を眺めながら、テキーラのボトルでもラッパ飲み出来たら最高なんだけど。贅沢は言わないようにしよう。

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せっかくなので、旧市街をぐるりと囲んでいる石壁を見に行こうとなった。先日の夕方散歩した場所をまた歩きたいと思ったのだ。

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ジローナの旧市街は夜になると滅法暗い。スペインの旧市街だとコロラドなんかは夜でも煌々と灯りがついているけど、ジローナは灯りが数少ないのだ。

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石壁近くに行くと、そこにいたおじさんに「こっちは閉まってるよ!」と言われる。言葉は判らなかったが、何故か意味は理解出来た。
仕方ないので、ホテルへ戻る事にする。「夜の迷宮」という言葉がこの旧市街にはぴったりだな。

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適当に歩いていたら、カテドラルの裏側に着いた。表の顔と裏の顔が違うんだよな。裏は裏で悪くないのだ。ここでも恋人が暗がりの中で二人の時間と場所を創造していた。

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ここまで来ると、あとはもうホテルまでは近い。何度も渡った新市街と旧市街を繋ぐ赤い橋を渡り、夜の散歩は終了だ。

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相方は「バルセロナは人が多くて疲れるなー。ずっとジローナにいたいなー」と出来もしない事を言っていた。外に出掛けるのが大好きな相方が、こんな田舎の何もないところにいたら、三日で「ここ詰まんない。バルセロナで買い物したいー」と言い出すのは目に見えている。
都会にいれば田舎の静謐さが欲しくなり、田舎にいれば都会の喧騒が懐かしくなる。人間とは矛盾した生き物である。
さあ、明日はまたバルセロナだ。

スペイン旅行10 2017/10/14 4日目 ジローナの旧市街を散策する

本日はスペイン旅行四日目。今日はバルセロナのホテルをチェックアウトし、ジローナへ行く日だ。
ジローナ市はバルセロナから急行電車で一時間半程度の場所にある田舎町。旧市街自体が世界遺産となっている。相方が今回のスペインに来るにあたって、バルセロナ以外にも何処かに滞在したいとして選んだ場所だ。相方から「ジローナに滞在しようと思うんだけど、どう思う?」と訊かれた。
訊かれたところで、ジローナなんて地名、初めて聞いたし答えようがない。ネットでジローナを適当に調べたら、良さそうな感じだったので、「いいんじゃない」と答えた。そうしたら、相方はバルセロナ以外の滞在場所をジローナに決めた。単純な話である。
勿論、移動もあるので一泊だけじゃ大変だという事もあり、二泊する事に。ただ、ジローナの旧市街は小さく、二泊もするような場所ではない。地球の歩き方るるぶなどの旅行ガイドブックを見ても「バルセロナからの半日観光」などと書かれているし、扱いも小さい。
だが、留意しなければいけないのは、俺達が若くないという事だ。どういう事かと言えば、旅行初日から最終日まで観光スケジュールをギッチリ詰め込んだら疲弊してしまう。だから、観光する訳でもなく、のんびりと過ごせる時間が必要だと言う事だ。それがジローナ滞在なのだ。
バルセロナからジローナまではrenfeという急行電車(日本で言えば、JRの急行みたいなもの)を使えば一時間ちょっとで行ける。だから、電車のチケットも取っていない。当日、時間の合う奴に乗ればいいという緩い計画だ。
ホテルをチェックアウトし、スーツケースを転がして駅まで。ホテルから駅まで徒歩五分程度だったのも有難い。券売機でもチケットは買えるらしいのだが、値段がよく判らないし、窓口のほうが楽だ。という事で、相方にチケットを買って貰う。駅の窓口で切符を買う程度のスペイン語なら相方は楽勝なのだ。勉強した甲斐があると言うものだな。

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指定席もあるらしいのだが、今回は日本で言うところの自由席。相方が「最悪、一時間くらいなら立っていても大丈夫だよね」との事だったので。実際は席は空いていて、楽勝だったけど。

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去年、スペインのrenfeには何度も乗ったので、感覚は掴めている。スペインの電車の時間はかなり正確なので、そういった意味での不安はなかった。昔、ヨーロッパの電車は二時間、三時間遅れは当たり前とか言われていたものだが、あれはもう解消されたのだろうか。それともスペインは別なのか。

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電車がやってくる。電車と言うのはある意味、路線バスよりも行先が明確な分、安心である。

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電車は急行みたいなものなので、ジローナまでは数駅しか停まらない。席も空いていたので一人で二席使わせて貰った(スーツケースを置く為である)

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一時間ちょっとで、ジローナに到着。駅のホームも田舎の鄙びた感じで、なかなか悪くない。バルセロナを東京の銀座としたなら、ジローナはさしずめ埼玉県の春日部といった感じか。あんまり適切な喩えではないな。

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駅から俺達が滞在するホテルまでは、徒歩で10分程度だと言う。だが、道がよく判らないし、それにスーツケースも二つある。ここはタクシーだな。ということで、駅前で客待ちしているタクシーにホテルまで行ってもらう。勿論、ここで運転手に「***ホテルまで」と言うのも相方の役目。バルセロナ辺りだったら、タクシー運転手も簡単な英語なら判るだろうけど、ジローナ辺りだとどうなんだろうね。バルセロナではタクシーに乗らなかったので、その辺りは不明だ。

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10分もしないで、無事にホテルに到着。料金は9ユーロ弱。運転手に10ユーロ紙幣を渡すと、お釣りを数えていたので、相方に「お釣りは要らないって伝えて」と頼む。その程度のスペイン語、覚えればいいんだろうけど、俺の中では、せっかくスペイン語を勉強してる相方の役割を邪魔しちゃいかん、という心づもり。この辺りは内政干渉はしないという意識だ。

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ホテルは旧市街の入り口にあり、観光するには絶好のポジションだ。ホテルの横にはオープンカフェ用の椅子とテーブルがあった。ホテル内にレストランがあり、料理や飲み物はそこから外に運んでくる算段だ。

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部屋に入る。部屋自体は特筆すべき点もなく、ごく普通。だが、バルセロナのホテルと違って窓の外が通りに面していて明るいのが有難い。バルセロナのホテルは窓の外が対面の部屋に面していて、明かりも入ってこなくて、天気も判らず暗かったからね。

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とか言っても、窓の外は通り挟んだ隣の建物が見えるんだけど(笑) 向うの建物もホテルだったか、アパートだったか。互いにあんまりプライバシーはない感じだ。

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さて、部屋に入り、バスルームをチェック。実はこの時は気付いていなかったのだが、夜になってとある問題に遭遇した。下の写真が問題のバスルームだ。写真では見切れているが、向かって右側に洗面台があり、左側にトイレの便器がある。

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何が問題か、お判りになるだろうか? シャワールームにバスタブがない? いや、バルセロナのホテルもバスタブはなく、シャワーオンリーだった。問題はそこじゃない。シャワールームに写っている硝子の仕切りをよく見て貰いたい。向かって右半分にしか硝子の衝立がない。壊れていて、左側の硝子が取れているのではない。最初から右半分しか取り付けていないのだ。
夜になって相方が先にシャワーを浴びた時に「洗面所が水浸しになったー」と報告してきた。そりゃそうだ。この仕組みで、普通にシャワーを浴びたら、洗面所まで水が飛び散るのは自明の理。
相方は自分が使ったバスタオルで床を拭いていた。
「そういや、前にもこういったシャワーのホテル、泊まったよね」「うん、どこか忘れたけど、あったね、こういうの」
だから、このジローナのホテルだけがおかしいというのではない。こういった【どう考えてもシャワーを浴びると洗面所が水浸しになる】構造のバスルームを持ったホテルは存在する。
だが、もしかすると俺達が正しい使い方を知らないだけなのかもしれない。日本のシャワーと同じように使ってはいけないのかもしれない。もし、正解を知っている方がいたら、是非とも教えて頂きたい。
そんなささやかな問題に、夜に直面する事をホテルに入ったばかりの俺達はまだ気づいていない。

時刻はまだ午後の一時ちょっと過ぎ。荷物を整理して、早速街に出掛ける。スペインの街は変わらず良い感じである。

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ホテルを出て、徒歩30秒で到達した赤い橋。この橋が新市街(ホテルのある場所)と旧市街(世界遺産)を繋いでいるのだ。

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この橋から見た旧市街の様子が下の写真。大体、ガイドブックでジローナの頁はほぼこの風景である(この写真は勿論、俺が撮影したものだけど)。非常に趣のある良い景色だ。ああ、ガイドブックと同じ景色だなあ(当たり前だが)と俺と相方は橋の上からガンガン写真を撮った。

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橋を渡って旧市街に入る。と、早速オープンカフェ。正直、そんなに多くの海外に行った事がある訳じゃないけど、スペインほどオープンカフェの似合う国はないと思う。或いはヨーロッパはみんなそうなのだろうか? 残念ながら、スペイン以外のヨーロッパの国に行った事がないので、その辺りを確かめる術がない。

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下のカフェは滅茶苦茶混んでいた。多分、殆どが観光客だろう。なんでこの店がこんなに混んでいたのかは判らないけど。

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まずはカテドラル(大聖堂)に行こうと歩き始める。石畳の小道が良い雰囲気だ。

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途中でいくつか土産物屋さんがあり、早速入る。ここで俺は気に入ったTシャツを見つけたので帰りに買う事にした。値段は14ユーロ(≒1,900円)。俺は海外旅行に行くと基本的にTシャツを自分への土産に買う事にしているのだ。

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途中、なんだか判らない階段があり、ちょっと昇ってみる。どうやらどこかへ繋がる道のようだ。旧市街は歩き回っていれば必ず最後は、元の道に戻れる筈なのだが(繋がっているから)、今はカテドラルが目的なので、探求するのはやめておいた。

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可愛らしい小物が多い店で相方が引っ掛かる。ま、このジローナの街は小さいし、慌てる必要もないので、のんびりと土産物を物色。相方はここで北海道で出来た初めての友人のC子さんへ小物の土産を色々買っていた。

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途中にある土産物屋全てに引っ掛かって寄り道をしつつ、大聖堂に到着。普通に歩けば五分程度である。なかなか立派な建物だ。

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相変わらず、窓からカタルーニャの旗を大量に提げている(この旗を出す事は「カタルーニャ独立賛成」を意思表示している)

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大聖堂の前の階段を昇ったところで、汽車を模した形の観光バスに遭遇。これで旧市街をきっと一周するんだろうなあというのは想像がついた。だが、この街は歩いてもすぐに全部回れるだろうし、あえて乗る程でもないと判断して、このバスに乗るのは遠慮しておいた。子供とかお年寄り(俺達も年寄りだが、俺達よりもっとお年寄り)がいれば乗るかもしれないな。

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カテドラルは見学が出来るので、早速中に入る。俺達が入ったのは2時か3時くらいでちゃんと入場料を払ったのだが、5時半になると、礼拝の為、無料で開放される事を後で知った。失敗である(きちんと下調べしていないので、こういった致命的でないミスを俺達は多く犯す)。

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入場料は、12ユーロくらいだったかな。忘れた。受付でお姉さんが「音声ガイド、スペイン語か英語どっち?」と訊かれたので英語を頼む。相方は「英語判らないから要らない」とお姉さんに返却。さすがに相方のスペイン語能力じゃ、歴史説明を話しているスペイン語は理解出来ないからだ。当然俺だって、大聖堂の歴史の説明をした英語のガイドなんか半分くらいしか理解出来ない(見栄張りました。せいぜい理解出来るのは30%程度だ)
中に入って、見物しながら音声ガイドを聴く。相方が「ねえねえ、なんだって?」と訊いてくる。お前、俺の英語能力知ってんだろ、こんな歴史説明が大量の英語のガイドなんか判る訳ねーだろ。
19**年にビショップなんちゃらが、ここで**を興した、とかそんな感じ。固有名詞がまず判らないし、歴史的背景の知識(これは言語関係なく)もない。チンプンカンプンである。

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とりあえず、適当に音声ガイドを聴きながら見学する。やはりサグラダファミリアを見てしまったからか、それに比べると落ちるなあといった感じ(というか、比べる事自体が間違っているし、失礼な話なんだけれども)。

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ステンドグラスがちょっと他の大聖堂にないパターンだったので、それが新鮮だった。こういった具体的な絵が描かれているのは珍しい。

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そして、この下のタイプの奴も初めて見た。これも洒落ている。こんなデザインのランプとかあったら買うのにな。

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順路を歩くと、中庭に出た。この大聖堂は空いていたので、のんびり見学するには非常に良い場所だった。

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資料室的な部屋があったので覗いてみると、衣装が飾ってあった。当時の神官とかが着たのだろうか。俺は相方に「なんか、ドラクエに出てくるモンスターが着てるのに似てね?」と言うと、相方も頷いていた。駄目な二人である。

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そして、これは時間、季節を表すタペストリーなんだとか。描いてある絵は、どこかが四季を表していて、どれかが時間を表現しているのだとか。音声ガイドの説明で、それは理解出来た。だが、今これを書いていながら、どれがどれだかさっぱり思い出せない。ま、素敵なタペストリーだと言うことで。

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大聖堂を出た後は、適当に歩いていると、アラブ人浴場に着いた。お、ここも入ろうか、ガイドブックに記載してある、数少ないジローナの観光スポットだしね。入場料も一人、2ユーロ(2.5だったかもしれない)と安い。

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入ってみると、見所は下の部分だけ。ありゃま、入場料が安い訳である。案の定、こういった水どころにはコインが投げ入れてある。

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ということで、後は適当に歩き回る事にした。ジローナは明日もあるし、慌てる必要がないのだ。相方が「明日もあるから、今日全部回る必要もないしねー」と言う。実際は明日も大して見るものはなかったのだけれどもね。
段々、夕方になってきて、街に西日が差してきた。

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こういった石畳の道を歩いていると、うーん、スペインだねーといった気分に浸れて楽しめる。それにしても、進入禁止の道路標識は雰囲気ぶち壊しなので、なんとかならんのかな?

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ジローナの旧市街は石の壁で囲まれており(敵からの侵入を防ぐ為)、そこに通路がある。通路は普通に散歩出来る。相方とその道を歩きながら、ジローナの景色を楽しんだ。

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日本も、銀座や丸の内なんか歩いても面白くないだろう。それよりも浅草や京都とかを歩いたほうが雰囲気を感じられる。それと一緒なんだよなあ。

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旧市街を歩き回っていたら、トイレに行きたくなったので、通りすがりのカフェで休憩する事にした。

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俺がトイレに行っている間に相方が勝手にカフェを注文していた。うーむ、こんな時去年までの俺なら、間違いなくジョッキのビールなのになあと悲しくなったが仕方ない。

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適当に道を歩き回る。大聖堂というランドマークがあるので、いざとなったら、大聖堂目指せば帰れるねという安心感があるので、呑気に歩ける。旧市街とかは、治安とかを気にする必要が殆どない(安全だ)ので、こういった時余計な気疲れとかがない。

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無事に来る時に来た赤い橋まで戻った。するとちょうどジローナの旧市街が夕陽に染まっていた。この景色も中々悪くない。

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ホテルのレセプションに「煙草はどこで買える?」と尋ねると「広場に入ってすぐにバーがある。そこで買え」との答え。バーで煙草買うってどういう事だろう。とりあえず、ホテルから徒歩3分のところにある広場に行ってみる。広くて良い感じだ。

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バーに入ると、煙草の自動販売機があった。煙草を買えるってそういう事か。とりあえず煙草が買えたので良しとしよう。
時間も遅くなってきたが、まだ陽はあるので、今度は新市街を歩く事にした。

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新市街と言っても、ただのごくごく普通の街なので歩いてもそれほど面白い景色に逢える訳じゃない。どの国でも、やはり新市街よりも面白いのは断然(世界遺産である)旧市街のほうだ。
適当に歩いていると、すっかり陽が落ちてしまった。

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晩御飯の時間だ。ちなみに時間は8時(20時)だ。スペインのディナータイムは20時からが基本。ジローナに来る前から相方は「ジローナには美味しいメキシコ料理屋さんがあるんだって。行ってみたい」と言っていた。
そもそも、相方はスペインよりもメキシコ好きだからな。
俺もメキシコは好きだし、メキシコ料理も好きだ。メキシコ料理をディナーにするのに異論はなし。相方がプリントアウトした店への地図を見ながら歩く。

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迷う事もなく(ジローナが小さい街だから、すぐに判った)、お目当ての店に到着。入ってみると、ホール係の女性に「10時半から予約入ってるから、その時間までならいいけど」と言われる。この遣り取りは英語。やっぱりバルセロナ近辺のレストランのスタッフは、英語を話せるのが仕事をする必須条件なのかもしれない。

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当然、飲み物を訊かれて炭酸水(アグア・コン・ガス)を注文。今回のスペイン旅行で、俺は何度「アグア・コン・ガス」と言った事だろう。ああ、メキシカン・レストランに来てるのに、テキーラのロックを飲めないなんて、こんな悲しい事があるだろうか。いや、ない(反語)

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アボカドとチップスを注文(なんで、日本だと【アボガド】と言うんだろう)。美味い。しかし、これに合うのはビールなんだが。コロナ飲みたいなあ…

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相方の注文したタコス。やはり、メキシコ料理と言えばタコスですな。

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俺の注文したファヒータ。これも美味いんだよなあ。パエリアよりも、ファヒータやタコスのほうが俺は断然好きなのだなあと気づく。

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料理の値段は忘れた。多分、一品12ユーロ前後(≒1,600円)だろう。アボカドはもっと安いと思うけど。料理も美味かったし、非常に満足した。
10時過ぎくらいに店を出る。すると、店の外には女性三人組が。どうやらメニューをチェックしているようだ。ここはお薦めだよ。

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そして、ジローナの街もやはり夜のオープンカフェで食事する人多数。こういった風景が「スペインだなあ」としみじみ思う。

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せっかくなので、夜のジローナの街を散歩。治安的には危険な感じはないのだけれども、いかんせん人が少ない。今まで大都会のバルセロナの夜を見て来たから、ジローナの閑散とした雰囲気に若干怖さを感じたりもする。

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さっき煙草を買ったバーのある広場はレストランが多くあるせいか、人もいて賑わっている。

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そして、ホテルに戻って、順にシャワーを浴びて、前述した悲劇に遭遇した訳だ。やれやれ。酒を呑まない俺達の夜は早い。シャワーを浴び終えた後は、ベッドに潜り込んで、スマホでネットをしているうちに眠りに落ちた。
翌日もここジローナで丸一日過ごす。もうやる事も特にないので、のんびりした一日になるだろう。

スペイン旅行9 2017/10/13 3日目夕方 グエル公園と平打ちパスタと噴水ショー

本日ラストの観光目的であるグエル公園へと。サグラダファミリアサン・パウ病院と二つの世界遺産を既に廻り、このグエル公園がオオトリといったところか。
路線バスに乗って、グエル公園へ。バスは観光客らしき若い人達が沢山いる。相方と「これなら、多分この人達が降りるところで一緒に降りれば大丈夫じゃないかな」と相談し合う。
やはり海外での路線バスというのは難易度が高い。過去、メキシコでとある街に行こうとして、路線バスに6回も乗ってたどり着けなかった過去を持つ俺達だ。だが、この路線バスは市内の賑やかなところを走っているし、人も沢山乗っているので安心。
一応、降りるべきバス停の場所は確認した。車内アナウンスが停留所に近づく度にあったけど、何言ってるのか判らないんだよね。
スペイン語の一般名詞と固有名詞すらも聴き取れないから、アナウンスが意味を持たない。相方はある程度は判っているんだろうけれども。
だいぶに高台まで登ったところでバスが停まる。乗客も大量に降りる。ということで俺達も降りる。無事にグエル公園に到着だ。

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さすがに、世界遺産だけあって人が多い。またこのグエル公園は入り口ですぐにチケットを見せて入場じゃなくて、無料エリアとチケット要エリアに分かれているらしいのだ。なので、無料エリアだけを散歩したりして楽しむ人もきっといるのだろう。
案内図がある。この地図の薄緑の部分がチケット要のエリアだ。無料エリアが相当広い事が判るだろう。

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早速歩き出す。緑が多い。自然公園だなあ。当然、一般的な観光客は世界遺産を見たいからチケットを買うだろう。だが、地元の人達はこの公園にごくごく当たり前に「公園行こうか」みたいな感じで訪問しているのかなと思ったりした。

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歩き出して、とにかく大きい事はすぐに判ったので適当に散策する事にした。上のほうに行くとどうやらカフェとかがあるのが案内板で判ったのだが、相方は食指が動かない。どうも、今日は動き回ったりして(あと暑かったし)、かなり体力が削られたらしい。

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陽の当たらないところで休憩している人達も多数。このバルセロナ滞在期間はとにかく天気が良くて、ずっとTシャツ一枚で過ごせた。日本(東京)の9月後半くらいの感じだろうか、気候的に。尤も、札幌から来た俺達には明らかに「季節外れの夏」といった感じで体力的にはきつかったけれども。

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暫く歩くと、ピンク色の建物に遭遇。これは一体なんだろう?

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近づいて判った。ガウディさんの家である。ガウディはサグラダファミリアを建築中はそこで寝泊まりしていたらしいのだが、そこにあった家をこの公園に運んできたらしい。

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ここもやっぱり入場料を取る。5ユーロくらいだったかな? 相方に「大きさからして、大して期待出来ないけど入ってみるか」と入る事にする。こういうのは一期一会だからな、と自分を納得させる。

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ガウディが暮らしていた家なのだから(多少、中をいじっているにしても)、生活感のある作りだ。しかし謎だ。シャワーがないんだけど。風呂入らない人だったのかな、ガウディは(無論、そんな事はないだろう)。

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あと、ベッドが小さい。スペイン人はそんなに大きくないんだよなあ。日本人と比べてもそれほど体格は変わらないよなあ。

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ガウディの家から見たグエル公園の様子。ちなみにグエルというのは人の名前。なんでもガウディをスポンサードした人らしい。まあ、いつの時代も芸術家に投資する金持ちってのはいるからな。逆に投資家がいないと芸術家なんて好きな物作ってられないし。

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ガウディの家(博物館)は10分もいて飽きたので、すぐに出る。外を歩いているとグエル公園のちょいちょいお洒落な物が目に入ってくるのだ。

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グエル公園の有料エリアの入場は16:30から。時刻はだいたい16時過ぎくらい。スペインなんていい加減だから、行けば入れてくれるんじゃないかなーと相方が楽観的な事を言う。サグラダファミリアで10時半予約のエレベーターに早く乗れたものだから、ここも同じだろうと見越しているのだろう。
実際行ってみたら、「4時半まで待て」とあっさり言われる。場所によって厳密だったりアバウトだったり。この辺りがきっちりしている日本と違うところだな。
仕方ないので、適当に散歩する。ま、それでも楽しいんだけどね。と、またサグラダファミリアが見えた。バルセロナだと、何処からでもサグラダファミリアが見えるような気がする。

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俺は観光地に行く時も行った後も、あまりその場所の勉強というものをしないので、行った場所にあるオブジェとか建築物の事を知らない事が多い。調べれば判るけれども、一言でいえば面倒くさいのだ。だから、下の画像のオブジェも何なのかは判らない。

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やっと時間になったので入場。スタッフが「何処から来た?」と訊くので日本だと答えると英語のパンフレットを呉れた。有難くそれを見ながら、順に歩く。有料ゾーンてそんなに広くないから、普通に見てると一時間もあれば回れるだろう。
まずは「水を汲む女」のオブジェ。名前は俺が勝手に命名しているだけなので、正しい名前じゃない。

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ガウディ建築は町中にある物が多いから、こういった自然と共栄してる構図は珍しいな。もしかすると、ここはガウディの担当じゃなかったかもしれない。

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暫く歩くと、やたらと喧騒が聴こえる。子供の声とかもだ。何かと思ったら、学校だった。学校と世界遺産が隣り合わせってのも凄いな。日本で言うと、清水寺の横に学校があるようなもんか(もしかすると、実際にある?)

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学校を過ぎると、また洒落た物に遭遇する。これは何だろうね。

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順路を歩いていくと、素敵な建物が見えた。何かと思って確認したら、御土産屋さんだった。世界遺産、あざといぜ。

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そして、これがグエル公園の目玉である、トカゲのオブジェ。ここで写真を撮りまくる人多数。が、とにかく写真の順番待ちが半端ない。相方はこういった物の前で自撮りとかをするタイプじゃないので、普通にトカゲだけ撮ろうとしていた。
が、「あ、あの白人の女性が入った」とかやっていた。基本的にオブジェだけを撮るのは不可能だと思う。必ず観光客が紛れ込む。

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俺もこのサングラスの臍出しノースリーブの女性を撮りたかった訳じゃない。この女性が結構長々と写真を撮っていてどかなかったからだ。大抵の観光客は写真を一枚撮ると場所を空けるのだけれども、何枚も撮りまくる人もいる。どこの国の人か言わなくても想像はつくだろう。
下の写真は正直言うと、トカゲのオブジェを撮りたかったんじゃなくて、白いドレスの女性が目当て。盗撮です、お巡りさん、こいつ変態です!

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トカゲは土産物としても売っていて、陶器の置物だったり、マグネットだったりして、至るところで売っていた。相方も6ユーロくらいで置物を自分への土産に買っていた。
目についた可愛い形のものは、片っ端から写真に収めた。そういう事やってるから、一日に300枚も写真を撮る事になるのだ(笑)

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下の写真がさっき遠目から見た土産物屋さんだ。なんか、子供向けのアニメに出てきそうだ。

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そして、こっちはなんだったかな、忘れた。行列が出来ていて、30分待ちと書かれていた。相方が「そんなに待つなら、入らなくてもいいや」と白旗を挙げたので、この建物は中に入らず。確か、内部は青の配色が綺麗とか書かれてたかなあ(曖昧である。有難味のない奴だ)。

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出口近くまで来た時に撮った、辺りの風景。いやあ、いいね。なんか夢の国のようだ。って、いい歳したオッサン(おじいさん)が言うなって。だが、俺みたいなこういったファンタジーに興味のない人間ですら魅了するのがガウディの凄い所なんだろう。

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満足して、グエル公園を後にする。時間は夕方の6時過ぎくらい。さすがに今日は三つの世界遺産を歩き回ったせいでかなり疲れていた。相方も俺も結構、足にきていた。先ほど乗った路線バスの反対方面に行く奴の経路を確認する(バス停には経路がちゃんと書いてあるのだ)。俺達の滞在先ホテルのすぐ近くを通る事が判ったので、それに乗って帰る。
俺達は、昼飯を摂らないから(朝食でお腹いっぱいになって、ランチタイムには腹が減っていない)、夕方になるとかなり空腹状態になる。それに今日は歩き回ったせいか、昨日とかよりも余計にそう感じた。

相方とバルセロナの街を歩きながら、晩御飯どうするか相談。相方が「肉食べたい」と言う。適当に歩いていると、おっと日本語に遭遇。思わぬところで日本語を見たなあ。

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いくつかレストランを見たが、ピンと来ない。相方が「初日に食べたとこでいいよ。ってゆーか、晩御飯はずっとそこでいい」と。昨日のパエリアとかウサギの肉に懲りたので、安パイを選びたいのだな。

ということで、初日と同じレストランに行く。お約束のサラダ。どうしても海外で食事すると野菜不足になるからなあ。サラダは必須なのだ。

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今日は俺が珍しく腹が減っていたので、ピザパンも二人分注文。一人分、2ユーロくらいだったかな。結構美味かった。

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そしてメインの肉。250グラム。今日はペッパーソースを選択。

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初日はピザを頼んだのだけれども、違うものにしようという事で、パスタ。ペペロンチーノ。しかし、平打ち麺で出て来た。相方が「細麺じゃないペペロンチーノ、初めて見たー」と驚いていた。「もしかすると、ペペロンチーノ、本場では平打ちなのかもよ」と言う。真実は判らない。
そして二人で「いつかイタリア行って、本場のパスタ食べてみたいねえ」と。果たしてそんな機会は来るのだろうか?

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近くのカタルーニャ広場で、噴水ショーをやっているという情報を得たので広場に行ってみる(ホテルの部屋でWi-Fi使ってネットで調べたのである)。ちょうどやっていた。へえ、無料としては悪くないんじゃないと噴水ショーを楽しむ。

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噴水ショーを観終わった後は、夜のお約束でコンビニのような店に行って、部屋で飲む水と炭酸水とお菓子を買ってホテルへ戻る。
俺が断酒している影響もあるのだろうけど、今回の旅行では夜遊びに行くということが殆どなかった。まあ、俺達二人とも体力が段々なくなって、夜になると疲れてしまうという悲しい現実もあるのだけれども。

さて。明日はホテルをチェックアウト。そしてバルセロナから電車で1時間半ほどのところにあるジローナという田舎街に行く。そこに二泊するのだ。
一旦、バルセロナにはさよならだ。

スペイン旅行8 2017/10/13 3日目午後 病院が世界遺産(サン・パウ病院を訪れる)

サグラダファミリアを見終わったので、次はサン・パウ病院だ。それにしても、長い人生の中で、病院は診察と見舞い以外で訪れた事がない。そもそも、病院は観光に行く場所じゃない。
多分、人生最初で最後の「病院観光」だ。
サグラダファミリアからサン・パウ病院まで、一直線のガウディ通りを進む。真っ直ぐな通りを作る為にそこにあった家屋を全て排除(いわゆる地上げをしたのだろうな)するというのも凄い発想である。

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ガウディ通りは人が溢れている。時間はお昼の12時くらい。ティータイムといったところだろうか。スペインのランチタイムは14時~15時くらいが一般的なので、ランチにはちょっと早いのだ。

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そして、通りを少し歩いて振り返ると、そこにはサグラダファミリア。ううむ。何度見ても良い景色である。そういえば、札幌に引っ越した時にマンションの下見を何件かしたけど、窓からの眺めが悪いところはすぐに却下したものなあ。やっぱり、景色は大事だ。

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ガウディ通りはオープンカフェが何軒も並び、おまけに木立もあるので、これまた非常に歩いて楽しいところだ。日本(札幌)にも、こんなところが沢山あったら良いのに。

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通りを歩いていると、とある店の前に新聞が貼ってあった。何かと思って近づくと、それはデモの様子を報じたものだった。俺達は呑気に観光しているが、地元カタルーニャの人達にとって、今回の独立騒動はどれだけの意味を持つのだろう。
残念ながら、俺達にはスペイン人の知り合いも友人もいないので、確かめようもないのだが…

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ゆっくりと歩いていたが、5分程度で、サン・パウ病院に到着。ガウディ通りのスタートがサグラダファミリアで終点が病院だ。どちらも世界遺産。ようは世界遺産の通りと言っても良いのだよなあ。

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病院のすぐ横にあった電気屋さん。なんで「KYOTO」なのだろうか。もしかして京都とは違う意味を持つ単語なのだろうか。「KYOTO」という名前で和食レストランとかなら判るけど、なんで電気屋さん?

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病院の真正面で写真を撮る。しかし、俺達観光客はこの正面から入る事は出来ない。ま、そりゃそうだ。病院だからな。本来ここに来る人は病人か怪我人だ。

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病院の向かって右側に入り口がある。ここも当然有料。だが、大して高くなかったような気がする。10ユーロ(≒1,380円)しなかったんじゃないかな。と思ったが、今ネットで調べたら13ユーロだった。結構良い値段取るなあ。

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入り口で空港のような手荷物検査場所がある。病院だからね、変な物持ち込む奴がいたら大変だからなのだろう。俺達は荷物(俺の肩掛けバッグだけだが)をコインロッカーに預けて、病院見学のスタートだ。
入っていきなり、病院内部とは思えない廊下を歩く。柱や天井が洒落てんだよなあ。こんな病院があるかよ。

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機能性よりも、見た目を慮ったと言わんばかりである。

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ここは残念ながら音声ガイドとかはない。入り口で簡単なガイドマップ的なものを貰ったのでそれを頼りに歩く。さすがに下の画像の床からのライトは観光用に取り付けたものだと思うけど、やはり病院らしくない。

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今、撮った写真を見返しながら思ったけど、なんかこれバイオハザード(ゲームね)の舞台みたいだ。ミステリアスな雰囲気が漂う。

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下が病院の全景の模型のようだ。どうも、最初に棟を建ててから、どんどん建て増ししたらしい。病院設備とかが時代の移り変わりと共に進化していって、古い設備じゃ対応出来なくなったからなんだろう。

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下の写真はただの階段である。だが、なんとなくただの階段すらも洒落てるような気がするのは気のせいだろうか。

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壁とか窓枠とかもお洒落なのだ。ここだけ切り取ってみたら、病院というよりもプチ・ホテルとかの趣だ。最初に作ったら思った以上に綺麗になったのか、綺麗な病院だから壁とかもさらに可愛くしたのかは定かではないけど。

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途中、明らかに観光客への説明用エリアみたいなところを通る事になる。その説明が書いてあるオブジェも素敵なのだ。形としてはよく判らないフォルムなんだけど、なんか良い感じである。ちょっと説明が出来ない形なのだなあ。

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最初の棟を出ると、いきなり中庭。おお、広いなあ。ここから見える建物はみな病院の棟である。とても病院には見えない。病院というよりもテーマパークだな、これは。

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俺達がパンフレットを眺めて「順番に一つずつ廻っていこうか」と相談していると、ベンチでサンドイッチを食べようとしている白人中年夫婦(60代前後かな)がいた。スタッフに「飲食禁止!」と怒られていた。世界遺産の中でランチをしようとするそのチャレンジ精神は素晴らしいけど、それやっちゃ駄目だろ(笑)
パンフレットの説明順路通りにまず進むと、窓の大きい建物が。無論、ここにある建物は全て病棟な訳だが、言われないととてもそうは思えない。だが、「じゃ病院じゃなきゃ、この建物なんだ?」と問われたら、答えに窮する。あえて答えを無理矢理出すと学校が近いか?

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この下の画像が最初に到着した正面の病棟を裏から撮ったもの。なんというか、ヨーロッパの建造物だよなあとしみじみ思う。

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中庭から複数の棟を見る事が出来る。相方と歩きながら、「なんかテーマパークみたいだねえ」と二人で感嘆し合う。

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下はまた別の棟。このサン・パウ病院はモンタネールさんというガウディのライバルが作ったものらしい。やっぱりその人の個性というか癖みたいなもんが出るのね。塔一つ一つが何と言うか似たような外見になっている。

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次に行ったのが、面会病棟(勝手に命名。入院患者と面会する為の場所らしい)。昔の結核とかの伝染病患者を隔離する為のものかな。そういった患者は迂闊に外出られないだろうし。

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やっぱり全体的な雰囲気は一つの方向で統一されている気がするけれども、微妙に細部細部が違う。その辺りが建築家のアイディアと言ったところか。

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次の写真もかなり立派だ。この写真だと判り辛いかもしれないが、金網が貼ってあって、この病棟には行く事が出来ない。相方と「この病棟は現役で実際のお医者さんや患者さんがいるんだね」と。さすがにそこは見学は出来ないのは自明の理だ。

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なんか、こういった形のラブホテルとか日本にありそうだね。残念ながら、オッサン(というか、もはやおじいさん)の俺には縁のない建物な訳ですけど…

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俺は今、このブログを書きながらこの写真を見てるから「すげえ病院だなあ」とこの建造物を病院と認識出来ている訳なんだが、果たして知らない人がこれ見て「あ、病院かな?」とすぐに正解が出てくるだろうか。全く予備知識のない人に「これ、なんだと思う?」と訊いてみたいものである。

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で、この塔の中に入ると、天井がまた綺麗である。病院の天井をピンク色にする必要性がどこにもないからなあ。それでも、実用性よりも見た目が大事ということだ。

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下は階段の踊り場部分及び扉の上に作られたレリーフ

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「なんか、階段昇れるよ」という事で階段を昇る。雰囲気がいいよね。

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階段昇って、2階から下のホールを見下ろした図。お洒落過ぎるだろう。

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2階に上がったところで、特徴的な窓が。大きいだけでなく、美しさも兼ね備えている。採光性を考えてあるのか、非常にでかいな。これだと夏場は相当暑そうだけど。

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2階は教会になっていた。病院だから、当然命に係る手術とかもあるだろう。そういった場合に祈る為にあるのかな? などと思った。やはり人が最後に救いを求めるのは神なのだろうか。俺は無神論者だから、こういったのはあまり関係ないんだけれども。

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と、サン・パウ病院の廊下の窓からサグラダファミリアが見える。世界遺産の建物の中から世界遺産を見るという贅沢だ。

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一通り見終わって満足して病院を後にした。時間は午後2時くらい(だったかな?)。今から路線バスに乗ってグエル公園(これはガウディが建築したもの)に行く。
***というナンバーの路線バスに乗ればいいんだよ、と相方は言う(確かN120だったかな)。それはいいのだがその***が走っている路線バスの停留所は確認していないのだ。
なんというか、そこまで調べていたのだったら、バス停も確認しとけばいいのにと思ったのはここだけの秘密だ。
運よく、5分程度探しただけで、すぐに俺達の乗るべきバスの停まるバス停留所を発見した。

次は、本日ラストの目的地、ガウディ公園へ行くぞ。