Some Were Born To Sing The Blues

酒好き、音楽好きな中年のおっさんの日々の呟き。趣味はテナーサックスとドラム。2016年冬に50歳目前で札幌に引越し、2017年春にピアノを始めました。

人はパンのみにて生きるにあらず

八時近くまで残業をして、職場を後にした。晩御飯どうすっかなーと考える。昨日、坦々鍋は喰い尽くして、冷蔵庫の中に材料も一切残っていなかったから、今日の晩飯は外食決定。

問題は何を食べるか、だ。
俺は馬鹿舌だ。そして食い物に対する興味も薄い。だから、独りで外食となると、頭に浮かぶのが、ラーメン、蕎麦、スパゲティそのくらいだ。麺ばかりじゃねえか。

たまにはハンバーグライスでも喰おうかなあと考えるが、札幌でそういった店を開拓、探索していないので一切判らない。それに八時回っているから、早く家に帰りたいなあという気分も湧く。
とりあえず最寄り駅まで帰る。この時点でかなり選択肢は狭くなった。俺の住んでいる駅は札幌でも田舎の町なので、食い物屋が滅法少ない。
安心確実なのは、サイゼリアに行く事だ。だがあそこはもう何度も行っているし、味も判っている。蕎麦という気分でもないしねえ。たまにはご飯が食いたいかなという気持ちになってきていた。

そこで駅から徒歩一分のところにある中華屋さんに行く事にした。この町に越してきてすぐに発見していたのだが、駅前だから慌てて行かなくても、機会はいくらでもあると思っていたのだ。
今日みたいに、行くあてもない場合には、ちょうどいい。

店に入る。カウンター席が10席程ある。一番端が空いていたのでそこに座る。隣に20代とおぼしき女性がスマホ片手に野菜炒め定食っぽいものを食べていた。いわゆるラーメン屋さんで定食を一人で食べる女性というのも、なかなかワイルドである。

チャーハン喰いたいなあ、でもラーメンもやっぱり喰いたいな。と考えながらメニューを見たら、「チャーハン、ラーメンセット」というのがあった。900円だ。これは! 半チャーハンとラーメン、チャーハンと半ラーメン、或いは半チャーハンと半ラーメンのどれかだろう。
よし、これにしようと注文。

程なくして、チャーハン、ラーメンセットがやってきた。おっとびっくり。チャーハンもラーメンもレギュラーサイズだ。これは若者や肉体労働に従事してる人用のメニューだなあ。
俺みたいな、小食のデスクワークのおっさんが食う代物じゃない。まあ、いい。

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まずは麺を一口。そしてスープを飲む。次にチャーハンをレンゲですくって一口食べる。

うむ。不味い!

ラーメンも不味いが、チャーハンも不味い。救いがない。

ラーメンのスープは出汁が全く出ておらず化学調味料の味しかしない。麺も茹で過ぎでグダグダだ。叉焼は薄く味が染みておらず、旨味が一切感じられない。
なぜか醤油ラーメンなのに、玉ねぎが入っていた。北海道の醤油ラーメンて玉ねぎ入れるのがデフォルトか?
チャーハンは味付けが全然出来ておらず、中途半端に炒めた焼き飯を喰ってる気分。これで下味がしっかりしてる薄味を狙っているのならともかく、中華屋でそんな味は求められていない。

カウンターに座っていたから、調理人の調理する姿が見えたのだけれど、彼は手を抜いているんじゃなくて、もともとのレシピが良くないのだろう。或は彼の腕が悪いのか。

だが、従業員は全部で3人いたが、無駄話しながら作業している辺りからしても、味は期待しちゃいけない店なんだな。俺はラーメン屋で「なんだ、この味は! 作り直せ!」(海原雄山かよ?)というタイプじゃない。
つまりまあ、あー今日のこの店は失敗だったなと思って、その店には二度と行かないタイプだ。大抵の人がそうだろう。そして俺は貧乏性だから、自分で注文したものを残す事が出来ない。
ラーメンもチャーハンも半分喰ったくらいでもういいやって気分になっていたが、残すのは貧乏人のプライド(なんだ、それ?)が許さない。
後半は一気にペースアップして胃袋にラーメン、チャーハンを収めた。超満腹になった。

良い店だったら、余韻を楽しむところだが、当然ここはそういう店じゃないので、食べ終わったら、速攻で勘定して店を出た。そして家までの約7分間、歩きながら満腹の腹をさすりながら悲しい気分になった。
人間てさ、美味しい物食べると幸せな気分になれるけど、不味い物食べると、凄く悲しい気分になるよね。

まだ、不味い店でも、心置けない人と一緒だったら、その不味さすらも笑い話に昇華出来るけど、独りの晩御飯が不味いと、もうただの不幸話でしかない。

人間が生きていく上で食い物は必須だ。そこに栄養素は必要な要素だが、極論を言えば美味さは関係ない。美味くなくても、必要な栄養さえ摂取出来ていれば、人は生きていける。
いや、必要な栄養のみで生きていけるのは動物だ。人と動物が違う点はそこにある。
やはり、食べる以上、美味しさというポイントは絶対に外せないものなのだ。


これだけ長い間生きてきて、今日俺は初めて、海原雄山山岡士郎の傲慢さが理解出来た。

さよならだけが人生だ

先週の金曜日に中堅若手君と呑んできた。彼と呑むのはこれが三度目。そして最後の機会となる。
なんと彼は来月から東京勤務になるのだ。なんてことだ。せっかく出来た札幌友人一号なのに。たったの三ヶ月でお別れとなってしまった。
(転勤には彼の仕事の希望とか色々な事情があるから、とやかく言える代物じゃない)

彼と前に呑んだ時にも「自分の将来考えると、このままでいいのかなーって思うんですよねー」と悩んでいる様子だった。俺なんか、社会人としてあとせいぜい10年働いて、運が良ければ嘱託でさらに5年程度しか残っていない。彼はまだ35歳である。あと25年、仕事をしていくのだ。そうなると自分のやりたい事や諸々を考えるのは当然の事だ。

「じゃあ、送別会やろう」となった。彼が前から行ってみたい店がすすきのにあるという事で予約を取る。食べログを見ると、どうやら船盛が有名な店らしい。予約を取ろうと電話すると「船盛は人数分でよろしいですか?」と問われる。船盛注文がデフォルトの店なんだな。

この店はお通しが800円、船盛が一人前が1,600円ちょっと。つまり予約した時点で一人2,400円が確定。当然これに酒代が加わる。だが、お通しと船盛だけで充分で、他の肴は一切注文しなかった。というか出来る訳ない。
船盛だって、喰いきれずに残した(ちなみに残した刺身は炒めてお土産でと頼む事が出来る)。下がお通しの蟹、海老、と塩辛。塩辛苦手な俺には辛いお通しだ。ちなみに海老はもっと量があった。食べちゃってから写真撮ったので。

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まあ若手君の送別会なんで船盛の店に行ったけど、正直、生ものが苦手な俺にはしんどい店だった。あと思ったけど、刺身ってさ、大量に喰うもんじゃないね。やっぱり、三切れ、四切れ程度を喰うのが丁度いいと思う。下が船盛の写真。写真下手糞だな、見切れてんじゃん。これで二人前だ。

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この店は予約した時から二時間でお願いしますと言われていたので、9時過ぎには追い出される。俺と若手君は同じ地下鉄の沿線なんで、一緒に帰る。彼と呑むのも最後だしなーと思い「もう一軒いかない?」と誘う。
二軒目はごくごく普通の居酒屋へ。腹は船盛で膨れているので、厚焼き玉子と御新香の盛り合わせを頼み、あとは日本酒を冷でゆっくりとやる。(下の写真は一軒目で呑んでた日本酒だ)

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何を話したっけかなあ。零時近くまで呑んでたので、結構話したと思うのだけれども、忘れてしまった。まあ、酒の席での野郎二人の話なんて、酒の席で流してしまってもいいような事だ。

そういえば、彼と話してたら、自分が昔輸入代理店で働いてた事を思い出して、その話を彼にした。彼はえらく驚いていた。俺はずっとシステムエンジニア一筋だったと思っていたらしい。まあ、確かに、SEやプログラマーという仕事をしている人間が途中で輸入代理店で働いていたってのは、珍しいかも。あ、もう一つ思い出した。
その会社では、名刺にアメリカンネームをつけるのが社内ルールになっていた。
山田(仮名)さんて先輩の名刺には「Alex Yamada」と印刷されてた。社長のニックネームはGregだったな。ちなみに俺のニックネームJodieだ。当時、ジョディ・フォスターが好きだったんだよな。


せっかく出来た友人もあっさりと去ってしまう。これでまた札幌で友人がいなくなってしまった。ピアノ教室で友人を探そう。そもそもピアノ教室に通おうと思ったのも、ピアノ習得がメインだけど、そこで友人を作るというのも狙いの一つだったし。
そして春になって雪が溶けたら、サックス教室にも通おう。そうすれば教室経由でアンサンブルが組めるかもしれない。あと、ブルースバーに行って、セッションにも参加して来よう。

この歳になって、新しく友人を作るのは大変だ。だが、自分から動かなかったら、何も上積みされないからね。
なんかのドラマで主人公が言ってたんだよなあ「愛されたかったら、まず自分から愛せ」だったかな。なんのドラマか忘れたし、台詞も正確じゃないと思うけど、なかなかいい言葉だ。

ヴァレンタインのチョコに関する思い出…最後は脱線しました

去年、フリーランサーだったので、確定申告を自力でやらねばならぬ。だが、そんなもんはやった事がない。運が良い事に相方はその経験がある。よって必要な書類作成は全て相方にお願いした。

2、3日前に相方から「必要な書類出来たから送るね。そっちで申告しないと駄目なんだってさ」とメッセージが来た。そして、今日帰宅して郵便受けを開けてみるとゆうパックが入っていた。部屋に入り、封を開ける。確定申告の書類が入っていた。

そして。おっとびっくり。チョコレートも入っていた。凄いタイミングだなー。図ってたのかなー。

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今更この歳でチョコを貰っても(ましてや相方から)感激したりする訳じゃないけど、まあやっぱり嬉しいもんだよね。俺は典型的な酒飲みなんだけど、甘い物も嫌いじゃないのだ。

そういや、バレンタインのチョコって、俺がガキの頃(中学生くらい)は、女性が好きな男性に告白する為のもの、というのが定説だった。いつの間にか、義理チョコという風習が普通になって、そして友チョコ?になって、自分へ贈るという流れになったんだっけ? 今、バレンタインのチョコの文化ってどうなってんの?

今日仕事が終わってからピアノ教室に行ったのだが、教室の入っているビルの1階にはゴディバがある。普段よりもさすがに混んでいたな。昔ニュースで見たんだけど、バレンタインのチョコの売上だけで年間売上の一割になるんだとか。今はどんなもんなんだろう。昔よりもその割合は落ちている気がする。

相方と一緒になってから、毎年相方はチョコをくれる。ただし、チョコを直接じゃなくて、なんかチョコを溶かしてスポンジケーキみたいな奴(種類はよく判らない)を作ってくれる。さすがに今年はそれを送るのは無理だから、チョコをそのまま送ってくれたんだろう。

そういや、付き合ってる人とかいわゆるパートナー以外からチョコを貰った経験は人生で3回しかない。そのうち2回は中学生の時だ。
一人は、確か互いにチョコ/キャンディ協定を結んで、「3月にお返しするから、2月にチョコくれ」とお願いして貰ったのだ。義理チョコと変わらねーじゃん(笑) もちろん、俺が中学生の頃に「義理チョコ」なんて習慣はなかった。これが人生初のバレンタインチョコだ。

もう一人は、帰りの自転車置場でいきなり「はい、これ」と言ってくれたのだ。あの娘はそれ以外何も言わなかったなあ。その娘が俺に好意を持ってくれているのは、さすがに鈍感な俺でもなんとなく判った。優しい良い子だったんだけど、俺はクラスの別の女の子が好きだったんだよなあ。
人生って、なんで上手くいかないのかね。その子がくれたチョコは大事にとっておいたら、部屋に遊びに来た同級生に喰われた(笑) いよいよもって人生は上手くいかない。

そして多分人生最後のバレンタインチョコは、20代の時に付き合っていた恋人のお姉さんから貰ったのだ(ドラマみたいなエロい関係だったんじゃないよ。健全な関係だ)。当時、恋人の実家によく遊びに行ったのだ。そして、お姉さんの家に泊めて貰う事が多かった。お姉さんが或る日、「はい、バレンタインのチョコあげる」と俺にチョコをくれたのだ。バレンタインのチョコが余ってたのかな。さすがにお姉さんだって妹の恋人にチョコをやろうとは思わないだろう。


当時既にお姉さんは結婚していて子供もいた。旦那さんは地元の土木関係の社長さんだったかな。だから家が滅茶苦茶広くて、俺や恋人が泊まる部屋にも困らなかったという訳だ。地元の名士だな。
当時、お姉さんや旦那さんにも良くして貰った。
ある朝起きてキッチンに行くと、お姉さんがでかい湯呑を俺に寄越した。中には水が入っていた。「はい、呑んで」と言われたのでぐっと呑んだら焼酎のロックだった。朝から俺に焼酎を呑ませてくれた人は後にも先にも彼女だけだ。

俺はお姉さんやその旦那さんをファーストネームで呼んでいた。Kさん(旦那さん)、Mちゃん(お姉さん)て感じで(お姉さんは俺の2つ上だった)。俺は二人からは、Tちゃんとファーストネームで呼ばれていた。
近いうちに、彼らを義兄さん、義姉さんと呼ぶようにしないとなあと思っていた。事実、そのように色々な事が動いていたし。だが、土壇場でそれらは全て白紙に戻った(事情は察してください)。

人生は思ったようには上手くいかない。

バレンタインのチョコの事を思い出すと、連鎖的に朝から焼酎のロックを呑ませてくれた元恋人のお姉さんの事を思い出す(お姉さんに惚れてた訳じゃないよ)。俺に良くしてくれたあの人達全員を思い出し、なんで人生は思った通りに上手くいかないのだろうと苦い思いになるのだ。

だが別に俺だけが特別じゃない。誰だってそういったものを抱えて生きているのだ。だから、人生なんてそんなもんだと思っていればいいのだ。

そして少なくとも、俺にチョコをくれる人間がいるのだから、俺の人生だってそんなに悲惨て事でもないだろう、きっと。

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忘れてはいけない日

特に書くような事がある訳じゃないのだが、今日は書いておく。

朝起きたら8時25分だった。いつも俺は家を8時ちょうどに出るのだ。遅刻じゃんか。どうやら昨日の夜、目覚ましをセットするのを忘れていたらしい。そしてさらにスマホをマナーモードにしていた様子。
目覚ましのセットを忘れていても、スマホが鳴れば相方のモーニングコールで起きる事が出来たのに。タイミングが悪い時は全てが重なるようだ。

慌てて歯を磨き、顔を洗って着替えて家を出た。起きてから出掛けるまでに要した時間は10分程度だ。男だから出来る技ですな、女性には無理だ。
遅刻の連絡どうするかなあと考える。実は普段は8時40分くらいに職場に着いている。だから今日も電車のタイミングとか良ければ10分程度の遅刻で済むなあと。そして10分遅刻なら誤魔化せる(誤魔化すなよ、おい)。

とりあえず電車に乗ってから考えよう。とそこでスマホを確認すると、相方からの不在着信と「今日は休み?」とのラインのメッセージを確認する。で、単に寝坊しただけと返信。

職場に着いたら、9時5分だった。しらばっくれて普通に席に就いた。この程度なら誤差の範疇だ。
仕事は特に書くような事はないし(そもそも、仕事のことなんかblogに書きたくない)、定時過ぎて普通に帰宅。

帰りの電車の中で、ふと更新の途絶えたblogの事を考えた。

俺が去年からずっと読んでいたblogが二つ程あったのだが、どちらも去年の途中で更新がぱったり途絶えた。一つは41歳の男性のblog。アマチュアドラマーで離婚歴があり、恋人募集中(全て彼のblogに書かれていた事だ)。週に2回、定期更新していた。同じような中年男性でドラムを叩く、という共通項があったせいか、よく読んでいた。が、去年の10月の半ばを境に一切更新がなくなった。何があったのだろうか。

もう一つは40歳以上(具体的な年齢は不明)の女性のblog。なんでも30年以上振りにピアノを再開したピアノ練習日記風のblogだった。その女性はクラシックピアノだったので、俺とはジャンルが違うんだけど、同じピアノをやる者同士、なんとなく親近感が湧いていた。ちなみに俺がその女性のblogを読み始めた時は、当然まだピアノは始めていなかった。だが、こっちは「近々ピアノやるからねー。そしたらコメントでも書き込ませて貰おうかなー」と思っていた。

ある日突然に更新がストップし、それ以来更新は途絶えたままだ。その女性のblogは毎日更新されていた。ピアノの練習に関する事中心に書かれていて、もの凄く読むのを楽しみにしていたのだ。

結構、ある日なんの前触れもなく更新が途絶えてしまうblogは多い。「なんか、blog更新するの飽きたなー」という単純な理由で更新を止めるのなら、それは致し方ない。
だが、中には深刻な理由の場合もあるだろう。例えば病気やケガ、最悪当人が亡くなってしまった、とか。
或いは、近しい人や職場の人間に(つまり、知られたくない人間に)blogの存在がばれた、とかね。

そう考えると、ちょっと悲しい気分になってしまう。

その二つのblogが再開される事はないのだろうか。もう三ヶ月以上更新されてないしなあ。うーむ。

帰宅して、昨日作った鍋にもやしを足す。休みの日に鍋を作っておくと楽だね。鶏塩鍋や白湯、味噌、醤油寄席鍋など色々試したが、坦々鍋が一番美味いという事に気づいた。残りの冬は坦々鍋オンリーだな。

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と、晩飯を食い終わった頃に、なんか忘れてるなあと、もやもやする。


あっ! 今日、相方の誕生日だった。

 

あぶねえ、あぶねえ。慌てて「誕生日おめでとう」メッセージを送った。いやあ、気付いて良かったぜ。
そういや、単身赴任してて良かったのは、相方へ誕生日プレゼントを買わなくて済んだ点だな。いや、相方の事だから春に「遅い誕生日プレゼント頂戴」とか言い出しそうだ。

去年の今頃は、熱川温泉に行ってたんだよなあ。一年が過ぎるのは早い。
来年も同じような事言ってそうだけどね。

下の写真は今日の話と一切関係ない、2012年に行ったバリ島のウブドの夕景。またウブド行きたいなあ

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生まれて初めて、「札幌雪祭り」を見た

札幌は今週月曜から雪祭りである。
昔から、テレビのニュースとかで何度も観ていた。まさか、その雪祭りを生で観る機会が起きようとは。まったく驚きである。

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俺の職場は札幌時計台の近くである。札幌雪祭りは「大通り公園」で行われる。時計台から大通り公園は近い。仕事帰りにちょっと覗いてみるか、そんな気分であった。
行ってみると、かなりの人混み。昼間はさすがに混んでいるだろうとは思ったが、夜は多少は空くかなと期待していた。だが、昨今はプロジェクション・マッピングを多用しているせいか、夜も混んでいる。ちなみに下の写真はファイナル・ファンタジー7ね。クラウドがモチーフだ。

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仕方あるまい。去年、部屋の下見に来た時に、車を運転してくれた不動産屋の店長が言っていた。「雪祭りを観に行くのは観光客だけです。地元民は寒いので部屋に籠ってますから」
そういうものなのかもしれない。

店も沢山出ている。土産物を売る店もあれば、食い物を売る店もあり、アルコールやソフトドリンクを提供する店などなど。なるほどなー。まさしく「お祭り」である。

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大通り公園を歩きながら、雪像を写真に収める。ちょっと寒いなあという感じ。ホットワインとか売っている店があったので、「ホットワイン美味そうだなー」と思うが、不思議な事に買って呑む気になれない。
とりあえず雪像を何枚か写真に撮る。

凱旋門は良く出来てるなあ。

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俺の知らない建物の雪像の前ではAKBみたいなアイドルグループがライブをやっていた。ふーむ、今どきはこういったコラボレーションが普通なのかもね。
ただ、そのせいで混んでいたのには閉口したが。

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写真を適当に収めると、俺は地下鉄の駅に向かった。撮った写真はLINEを通じて相方と知り合いに送信した。

思ったよりも面白くなかった。
それは、雪祭りが詰まらないという事じゃない。帰りの電車の中で考えた。なんで初めての「雪祭り」が面白くなかったんだろう。

すぐに答えは出た。簡単な答えだ。独りだからだ。

こういった「お祭り」は気の置けない友人や大切な恋人、夫や妻とかと一緒に来なかったら面白い筈がない。
雪像を見ながら「あれ、すげーなー」と言い合ったり、「なあなあ、これ食べない?」とか言い合ったり。それが「祭り」の醍醐味だし、面白みだろう。

屋台、売店には色々な食い物が売っている。どれを食べるか、それを考えるもの楽しい。当然自分だけの趣味じゃなくて、一緒にいる人の喰いたい物も考えながら店を巡ったり。そういった事が楽しいのだ。

さっき、ホットワインを呑む気になれなかった理由が腑に落ちた。独りでワイン呑んでたこ焼き喰っても面白くもなんともないよね。
世の中には、独りでそういった楽しみを味わえる人もいるのかもしれない。だが、俺はただでさえ食い物に興味のない人間だ。それが独りで雪祭り会場でおでんや天麩羅喰って楽しめる訳がない。
俺にはそこで「これ食べたいー」と我が儘を言ってくる相手が必要なのだ。

LINEで送った雪祭りの景色に、相方が「来年観るのが楽しみだなー」と返信してきた。
俺が雪祭りを本当の意味で楽しめるのは、きっと来年なんだろう、だから楽しみは来年までとっておくさ。

そしてそれは決して悪い事じゃない。

30年振りに何かをやるなんて、それは初めてやるのと変わらないだろう

14、16、17。
この数字は何か? 俺が人生で過去にスキーに行った時の年齢である。

そして一昨日土曜日に職場の人達と一緒にスキーに行って来た。上記数字に49も加わる事になった。ブランクあり過ぎである。20代、30代と何をやっていたのだろうか。
今回スキーをやる場所はルスツ。響きからいって、アイヌ語だろうか。札幌からバスで2時間程。

札幌駅近くのバス停留所に7:45に集合。行ってみると俺以外のメンバー勢ぞろい。俺がラストだった。それでも遅刻ではなかったのだけれども。
取りあえずコンビニで朝食を買ってバスの中で済ませる。実は昨日の夜は3時まで酒を呑んでいたので寝不足だった。スキーの前日に寝不足だわ酒呑んでるわ、スキー舐め過ぎである。途中は爆睡していた。トイレ休憩で目が覚めた。

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ルスツ近くの風景を写真に収める。いやあ、いかにも北海道らしい景色だなあ。

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ルスツに着いたのが10時半くらい。今回は札幌⇔ルスツの往復バス代、レンタルスキーセット(板、シューズ、ストック)で1万700円くらい。これが高いのか安いのか、俺には判らない。下がルスツのホテル前から撮った景色。

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結構混んでいて、ここからスキーを借りるまでに時間が掛かった。観光客は一番多いのが中国の人である。西洋人観光客もそれなりにいたけど。やっぱり、中国人が一番多いね。日本人より多い気がする。

スキーシューズ履いたらあまりのキツさにびっくり。歩くだけでも一苦労。スキーシューズってこんなに大変だっけか? それからゲレンデに出て、適当に歩き回る。板をセットしてちょっと滑ってみるかという感じ。だが、初級者用の傾斜の緩やかな場所が見つからない。うかつに傾斜がキツイところで滑り始めたら危険だ。何しろ止まる術を知らないんだから。二回くらい、殆ど平地で滑っていたら、いきなり右足がこむら返り起こしそうになって、慌てて板を外し、シューズを緩める。やばい、これはまともに滑る前にギブアップか?

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ちょっとこれは戻ろうと板を担いでゲレンデの入り口近辺に行く。するとそこにはリーダーが。他のメンバーもいた。お、みんなここにいたのか。このメンバーはリーダーを除いてほぼ初心者。どうやら初心者用のコースで練習していたらしい。リーダーが言う。「じゃ板担いで、そこまで(傾斜の中段くらい)歩いて行きましょう。そこから滑るんです」と。よし、と板を担いで昇る。これが結構大変。思い出した。スキー初心者ってさ、中級上級者みたいにリフト使えないから、高さのあるとこまで自力で昇るのに体力使って疲れちゃうんだよね。

それでも、こっちは過去3回のスキー経験しかないし(それにもう30年のブランクだから経験なんか無いに等しい、というか無い)、板を担いで昇る。
そして、板をセットして滑る。リーダーからは「ここならそんなにスピード出ないから大丈夫です。最悪、尻もちつけば怪我しません」と言われる。経験者にアドバイス貰えると、結構安心出来るよね。

ということで5回程度、板を担いで昇っては滑り、登っては滑りを繰り返した。いやあ、とにかく板を担いで昇るのは体力を削られる。そして、大したことない傾斜でも調子づくと結構スピードが出る。
「ハの字を描くようにして、足の内側から外に向かって、ぐぐーっと力入れてください。そうすれば止まります」
理屈は頭では判るんだが、なかなかそうは上手く行かない。でも結構楽しんだ。

それにしても、ここスキー場内で動物飼ってるんだが。スキー場ってそういうもんなの?

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リーダーはリフトを使って上から降りて来た。さすがに経験者である。リーダーに言われる。
「さて、リフト乗りましょうか」
え? 俺、過去に3回しかスキーやった事ないし、それにリフト1回も乗った事ないんだけど。そう伝えると「ここは初級者コース用のリフトだから、大丈夫ですよ。さあ、行きましょう!」
うーむ。どうしようかと一瞬迷ったけど、ここで乗らなかったら、きっとスキー場でリフトに乗る事はないだろう。それに最悪、滑るのが不可能だったら、板担いで歩いて降りればいいんだし。

と、そこで大変な事に気づいた。俺、高所恐怖症なんだよね。だから、リフトとか結構厳しいのだ。実際乗ってみたら、やっぱり恐怖心で大変な思いをした。
リフトで上に到着すると、初心者用コースと家族用コースに分かれていた。リーダーに「家族用なら、ゆっくり滑れるから大丈夫です」と導かれる。
で、真っ直ぐ降りるのは無理だから、殆ど横に進むイメージで行けと、そうすれば徐々に下に降りられる。リーダーに止め方とかを教えて貰いながら、ゆっくりゆっくりと降りる。
それでも無事に下まで到着。合計で20回以上転んだ。半分くらいは制御が効かなくなって転んだもので、残り半分は「これ以上スピード出ると危険だから転んじゃったほうがいい」という自己判断によるものだ。

下に着いたら、チームの仲間のRさんがいたので「やあ」みたいに挨拶しようとしたら、左足が攣りそうになった。慌てて、シューズを緩めたら、Rさんが足をマッサージしてくれた。いや本当に攣る一歩手前だった。

一旦、ホテルに戻るとメンバーに伝えてホテルへ。正直もう足が限界だった。ホテルのスタッフに時間を訊くと2時ちょっと前。滑りだしたのが11時半くらいだったから、2時間半くらい滑ったのかな。
普通にスキーやる人なら、「これからが本番でしょ!」っていう時間だと思う。だが先日3時まで酒を呑んでた寝不足+二日酔いの中年のおっさんにはこれが限界である。

ホテル内の自動販売機にコーラが売っていた。スキーって体力使うから、非常に喉が渇いていた。たまにはコーラでも飲もうかな、と自動販売機に近づくと横にビールを売っていた。ああ、これはビールを呑むしかないな。スキーで疲れた身体にサッポロ黒ラベルの美味かった事。もうアルコール飲んじゃったから、これでスキーは終了だ。

そこで板、ストック、シューズをスタッフに返却する。で、シューズ脱ごうとしたら、もう力入らなくて脱げない。スタッフに「すいません。靴脱がして下さい」とお願いする。靴を脱ぎ終わった瞬間に脹脛の辺りが痙攣してこむら返りを起こす手前だった。暫くじっとしていた。

普通のスポーツシューズに履き替えた時、足が気持ちよかった事! 取りあえず、ロッカーから荷物を出してロビーみたいなとこで休憩。そしたらリーダーから電話が来た。今からみんなで別ゲレンデに移動してご飯食べてからまた滑るのだとか。俺はもうスキー返却して休憩してるんで、また後で合流しましょうと伝える。帰りのバスが17時なのだ。で16時半にロビー集合しましょうと最初にリーダーが言っていたのである。

暫く休憩してたら、小腹が減ってきたので、何か軽く食べながらビール飲もう。集合まで二時間半程度あるから、のんびりしようと決めた。で、ホテル内の案内でレストランコーナーを見つけたので、そちらに向かう。すると「大浴場」という文字を発見!
これは。この殆どこむら返り寸前の足を抱えた俺には大浴場ほどありがたいものはない。500円くらいで入れるかな、まあ1500円までなら無条件で入浴だな。
行ってみると、なんと無料だった。ああ、ありがたい。髭剃りもあったので髭を剃ってさっぱりし、身体も洗って大浴場でゆっくりと身体を温める。サウナもあったので、サウナも何度も入り水風呂を浴びてすっきりしたり。

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スキーしにきたのか、温泉に入りに来たのか、どっちだというくらいであった(笑)
と、今ネットで確認したら入浴前にフロントで精算するルールだったらしい。知らずに温泉泥棒しちまった。すいません。風呂は結局一時間くらい入っていた。

そしてチリドッグソースとビール。いやあ、風呂上りのビールは美味いねえ。
それから暫くのんびり土産物屋さんを冷やかしたり、またビール買って呑んだりして、バスの出発時間を待った。

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帰りは2時間で札幌までノンストップ。ところが、札幌まであと30分程度というところで、生理現象発生。そりゃ、トータルで2リットルくらいビール呑んでるからなあ。出発直前もトイレ行ったんだけどさ。ビール呑んじゃうと駄目だよね。
そこでバススタッフに「トイレ行きたくなったから、ここで降ろしてくれ」と。ちょうどコンビニ前だったので、慌ててコンビニでトイレを借りる。まあ、札幌まで30分だから、最悪タクシー使えば帰れるだろう。
店員さんに駅の方向を訊いて、15分程歩いて、なんとか地下鉄まで到着。

最後、ちょっと失敗したけど、まあリフトも乗れたし、それなりに(素人レベルで)滑れたし、スキーを楽しむ事は出来た。ただ翌日の身体全体の筋肉痛が半端なかったけど。

今後、スキーをやるかどうかと問われると非常に微妙なところだ。だが、今このタイミングでスキーを30年振りに経験したのは悪くないと思う。
何事もやってみないと判らないからね。

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この歳にして、初めてやる事

50歳目前にして、札幌に引っ越した。

50歳目前にして、ピアノを弾き始めた。

人生、あと何年あるか判らないが「何かを始めるのに、遅すぎるという事はない」という言葉を今更ながら思い返している。
あと思い出したのが「今日という日は、お前の人生でお前が一番若い日だ」だったかな。あんまりこういう言葉を並べると説教臭くていけない。

因みに、俺が一番好きな言葉は「酒も煙草も女もやらず、百まで生きた馬鹿がいる」である。そりゃ、都都逸だ。

でだ。明後日土曜日なんだが、会社のチームの人達とスキーに行く事にした。

何週間か前、微妙に残業をしていると(まだ時間は18時半くらい。遅くまで働いていた訳じゃない)、チームリーダーが何かパンフレットを手にもって席に戻ってきた。へー、リーダー旅行でもいくのかなとぼんやり見ていると、彼はチームメンバーを集めた。彼が持っていたのはスキーの旅行パンフレットだった。
「実はチームのメンバーでスキーに行こうと思っているんですよ」とはリーダーの弁。随分仲がいいな、このチーム。俺が会社で所属している某チームはリーダー以外に俺、そして4人のメンバー。俺が最年長である。そして俺が一番の新参者なので一番役に立たない。年寄で役立たずって最悪じゃねーか!(笑)
(チームってのは、一般の会社で言う「課」だと思って貰えばいい。実際、「課」なんだけどさ)

リーダーはメンバー達に、金額とコスパから考えて泊まりではなく日帰りがいいんじゃないかと提案する。中にはスキー未経験者もいるようだ。どうやら俺が赴任する前から「スキー旅行」を計画していた模様。
リーダーは俺にどうしますかと訊いてきた。その日は金曜だったので「ちょっと週末考えさせて下さい」と返事を保留した。

俺はスキーは中学の時のスキー教室、そして高校の時のスキー教室が2回。合計3回しかやった事がない。それも30年も前の話だ。大昔やった事あります、というよりも未経験といったほうがいい。
帰宅してから相方にLINEで職場の人からスキーに誘われたのだがとメッセージを送ると、「絶対に参加したほうがいいよ。そういうのって最初に行っておかないと、行かなくなっちゃうよ。それに私が北海道行った時にスキーしたいから、そういうの経験しておいてよ」と。
まあ、確かにそうだな。こういうのって、最初を逃すと結構やらなくなっちゃうからな。それに俺からすると、新参者だからチームメンバーが参加する行事に参加して馴染んでおきたいってのもあるし。
飲みニュケーションみたいなもんだな。

俺は中学時代にバレーボール部に3年所属していた。俺がスポーツで人に誇れるというとそれくらいしかない。高校時代は何もしてなかったし、大学は演劇部だ。社会人になってからも運動らしい運動は一切してない。
音楽と酒と煙草ばっかりだった。
俺は身長177センチ、体重65キロなんで、知らない人からは「なんかスポーツやってたんでしょ?」とよく言われるが全然だ。完璧なインドア派である。

まあでも渡りに船じゃないけど、せっかく誘われたので行ってみる事にした。
きっと30年振りにやってみれば楽しい筈だ。

ちゃんと滑れなくたっていいじゃないか。怪我だけしないように気を付けて楽しんでこようと思う。30年振りのスキーを土曜に経験したら、またBlogにでも報告しよう。

この歳になっても、色々な「初めて」があるものだな。
(今日は特に貼る画像がないので、晩御飯の鶏白湯鍋を。鍋は最高である)

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